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「んぁあ……⁉ あっ、いや、あ゙うぅ……」
なんだ、今のは。男がある一点を、ごりゅ、と強く抉った瞬間、目の前で火花が散った。自分のものとは思えない、上ずった、それもなんだか甘さを含んだような嬌声が飛び出し、亨は狼狽した。咄嗟に唇を噛んだが、一度緩んでしまった唇を閉ざすことは難しく、耳を塞ぎたくなる浅ましい声に、涙がいっそう溢れてくる。子供のように泣きじゃくる亨に、男がニタリと笑う。
「やっと見つけた」
「ンっ、あぁっ、あァっ、嫌だ、そこっ、やだ、アッ、うあ゙、ぁ、んぅぅ……!」
「イヤ? 亨さん嘘は駄目だよ。ここをカリで引っ掻くとナカが喜んでオレのチンポぎゅうぎゅう締め付けてるのに」
そう云いながら男が執拗にソコをえらの張ったカリでごりゅごりゅと押しつぶしてくる。それをされると、自分が自分でなくなるような、悍ましい熱が腹の奥からじわじわと生まれてくる。
何だよ、これ。こんなの知らない。
悍ましさから逃げたくて、亨は身を捩った。そんな亨を嘲るように男がさらに笑う。左肩を引っ張られ、繋がったまま体を反転させられる。内壁が引き攣る痛みに、亨は目を見開いた。
「あ゙がっ、あ゙、い゙たぁ……ッ、ん……っ」
浮いた肩がフローリングに叩きつけられる。白熱灯で視界が眩んだ。足を大きく開かされ、男を受け入れているような屈辱的な格好は、自らすべてを晒しているみたいで亨の羞恥心をよりいっそう煽った。
「勃ってますよ」
ピンッ、と性器を指先で弾かれる。
「ひぅ……ッ、あ、うそ、なんでぇ……?」
「ここが亨さんのメススイッチだからだよ。カリでいっぱい擦ってあげるね」
「ン゙お゙っ、ほ、ぉ……、あ゙ぅ、いやだ、はっ、うあっ、そこ、やだ……っ、うあぁ、あ゙ぁっ」
「うんうん、気持ちいいねぇ」
「よくないっ、ぜんぜん、よくな……ああっ!」
「素直じゃないなあ。亨さんのここは気持ちいいって云ってるよ」
男が亨の性器に手を伸ばしてくる。
ああ、いやだ。今そこを触られたら可笑しくなってしまう。
阻止したいのに、アルコールが回った肢体にはろくろく力を込めることも出来ず、ネクタイを解くことすらできない。今の亨に許されたのは髪を振り乱し、のたうち回ることだけだった。性器を握り込まれ、上下に擦られる。
「アぁぁあ……! いやだっ、やめ……っ」
「はっ、あはは……ッ、可愛いね、亨さん。俺もそろそろ出そうだからさ、一緒にイこうか、恋人みたいに」
「いやだ、やめてくれ……、おねがいだ……」
「ああ、本当に最高だよ」
やけに甘ったるい声が耳元で聞こえ、ぞわり、と肌が粟立った。血の気が引いて行く。カタカタと震えが止まらない。男を見上げると、見下ろしてくる男の目が据わっていた。
男の、性器を擦る手の動きが早くなる。それと呼応するかのように、腰の動きも激しいものになっていく。同じ男だ、その動きが射精をするための動きであることはよく理解できた。
「ゔあ、アっ、い……やだ、イキたくないッ、ン゙ぐぅっゔッはっ、やだ、ぁ……う、あ゙ァァ!」
気持ちとは裏腹に、体は男から与えられる強烈な快感に、限界を迎えた。ちかちかと目の前に星々が散って、弾けて、明滅を繰り返す。意図しない痙攣に、訳も分からず涙が溢れだす。男も腰を尻に押し付けて奥へ奥へと精を放った。ドクドクと注がれる熱は、亨の男としての尊厳を悉く蹂躙していく。
「ぁ……ぁぁ……」
情けなく泣く亨を妻が呆然と見つめている。
なんだ、今のは。男がある一点を、ごりゅ、と強く抉った瞬間、目の前で火花が散った。自分のものとは思えない、上ずった、それもなんだか甘さを含んだような嬌声が飛び出し、亨は狼狽した。咄嗟に唇を噛んだが、一度緩んでしまった唇を閉ざすことは難しく、耳を塞ぎたくなる浅ましい声に、涙がいっそう溢れてくる。子供のように泣きじゃくる亨に、男がニタリと笑う。
「やっと見つけた」
「ンっ、あぁっ、あァっ、嫌だ、そこっ、やだ、アッ、うあ゙、ぁ、んぅぅ……!」
「イヤ? 亨さん嘘は駄目だよ。ここをカリで引っ掻くとナカが喜んでオレのチンポぎゅうぎゅう締め付けてるのに」
そう云いながら男が執拗にソコをえらの張ったカリでごりゅごりゅと押しつぶしてくる。それをされると、自分が自分でなくなるような、悍ましい熱が腹の奥からじわじわと生まれてくる。
何だよ、これ。こんなの知らない。
悍ましさから逃げたくて、亨は身を捩った。そんな亨を嘲るように男がさらに笑う。左肩を引っ張られ、繋がったまま体を反転させられる。内壁が引き攣る痛みに、亨は目を見開いた。
「あ゙がっ、あ゙、い゙たぁ……ッ、ん……っ」
浮いた肩がフローリングに叩きつけられる。白熱灯で視界が眩んだ。足を大きく開かされ、男を受け入れているような屈辱的な格好は、自らすべてを晒しているみたいで亨の羞恥心をよりいっそう煽った。
「勃ってますよ」
ピンッ、と性器を指先で弾かれる。
「ひぅ……ッ、あ、うそ、なんでぇ……?」
「ここが亨さんのメススイッチだからだよ。カリでいっぱい擦ってあげるね」
「ン゙お゙っ、ほ、ぉ……、あ゙ぅ、いやだ、はっ、うあっ、そこ、やだ……っ、うあぁ、あ゙ぁっ」
「うんうん、気持ちいいねぇ」
「よくないっ、ぜんぜん、よくな……ああっ!」
「素直じゃないなあ。亨さんのここは気持ちいいって云ってるよ」
男が亨の性器に手を伸ばしてくる。
ああ、いやだ。今そこを触られたら可笑しくなってしまう。
阻止したいのに、アルコールが回った肢体にはろくろく力を込めることも出来ず、ネクタイを解くことすらできない。今の亨に許されたのは髪を振り乱し、のたうち回ることだけだった。性器を握り込まれ、上下に擦られる。
「アぁぁあ……! いやだっ、やめ……っ」
「はっ、あはは……ッ、可愛いね、亨さん。俺もそろそろ出そうだからさ、一緒にイこうか、恋人みたいに」
「いやだ、やめてくれ……、おねがいだ……」
「ああ、本当に最高だよ」
やけに甘ったるい声が耳元で聞こえ、ぞわり、と肌が粟立った。血の気が引いて行く。カタカタと震えが止まらない。男を見上げると、見下ろしてくる男の目が据わっていた。
男の、性器を擦る手の動きが早くなる。それと呼応するかのように、腰の動きも激しいものになっていく。同じ男だ、その動きが射精をするための動きであることはよく理解できた。
「ゔあ、アっ、い……やだ、イキたくないッ、ン゙ぐぅっゔッはっ、やだ、ぁ……う、あ゙ァァ!」
気持ちとは裏腹に、体は男から与えられる強烈な快感に、限界を迎えた。ちかちかと目の前に星々が散って、弾けて、明滅を繰り返す。意図しない痙攣に、訳も分からず涙が溢れだす。男も腰を尻に押し付けて奥へ奥へと精を放った。ドクドクと注がれる熱は、亨の男としての尊厳を悉く蹂躙していく。
「ぁ……ぁぁ……」
情けなく泣く亨を妻が呆然と見つめている。
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