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螺旋の記憶
⑦物色
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旦那様の目的は、生け贄の物色。
・・・・・・・・・・・・・・・・
旦那様に寄り添い、店を出ました。
…ボンデージコスチューム?…
振り替えった店の看板に書いてあった。
『ボンデージってのは、拘束って意味だよ。』
お腹のコルセットがキツイ。
『随分、姿勢がいいな。
顔を上げて、颯爽と歩きなさい。』
…このハイヒールは、少し練習させて下さいませ。…。
旦那様は、ゲーセンが好き。
夜、
アミューズメントビルでデート。
軽く食事。
…う~旦那様。飲み込めないです。…
コルセットが締め付けるウエストが、食べ物を拒否。
『タコヤキ、あ~ん。』
御機嫌の旦那様。
タコヤキを2つ。
やっとゴックン。
今夜は、ただのゲーセンがいつもと違う…
男達の…視線。
街を歩く時も、ずっと。
旦那様曰く、
『いいか?
頭を切り替えろ。
今日のお前は、峰不二子だ。』
…旦那様は、ルパン?…
『私は、私。
裕希の所有者。
でも、ルパンのモノマネは出来るよ。』
旦那様は、この上なく御機嫌。
クレーンゲーム。
いっぱいの景品。
格闘ゲーム。
初めてガンダムを操縦。
湯水のような100円玉。
口には出して言えないけど。
…旦那様。楽しいです。
楽しいよぉ。旦那様。…
『休憩。ダバコ吸ってくるよ。』
…裕希は、一回り、見学してきて宜しいですか?…
『あぁ、行っておいで。
脚は痛くないか?』
…はい。だいぶ慣れてきました。…
『行っておいで。』
旦那様の手には、スイッチ。
ホットパンツの中のモノが震えだす。
…ダメ‼ダメです。…
ガクリとヒザが落ちそうな裕希を旦那様は、背中から支えて…。
『さあ、行きなさい。』
震えるところが熱い。
染み出るモノを感じながら歩きました。
いろいろなゲームを物色物しに行きました。
知らなかったなぁ。
最近のゲーセン。
メダルのコーナーや、対戦型や、なんかボックスに入ってやるガンダムのとか。
画面がみんな綺麗です。
ドライブゲーム…
…
裕希、知ってる。
ゲームの中のこの景色。
ガレージの夜が頭を過(ヨギ)りました。
暫く、見ていてしまった。
いきなり後ろから抱かれて…
ビクッ‼
旦那様でしたか。
『やっぱり、ここか。』
…え?別に………
ミンナが見てるのに、キス。
『これ、やるぞ。裕希。
乱入対戦だな。』
…乱入?…
『そうだ。いまやってる、コイツらとレース。』
旦那様は、四台ある内の、空いた一台のシートに座って裕希を手招き。
旦那様は、さっき一位だった彼女連れの男に声をかけました。
『乱入ってしてもいいですか?』
「あぁ、いいけど、オレ、強いけどいいのかい?」
『たかが、ガキのゲームだろう。
ただじゃつまらんから…
裕希。三万円。』
旦那様は、三万円をゲーム機に挟むと、
『私に勝った方には一万円を進呈しよう。』
…ザワッ…
「おい、オッサン。
辞めときなって。
オレ、強いんだって。」
『いいんだ。
その代わり、私が勝ったら、貴方の彼女を一晩お借りする。』
…ザワッ…
「バカなオヤジだな。
いいよ。その代わり、2人だけの勝負だ。
三万円は頂くよ。」
『いいとも。
彼女さんも、それでいいかな?』
「関係ねぇよ。オレ負けねぇから‼」
『おいおい、ゲームの操作、少しは教えてくれよ。
ゲームが始まったら、どうすればいい?』
男は、ニヤニヤしなが旦那様に教えてあげてました。
「いいな。
オレが始めたら、金入れて、乱入するで勝負開始だ。
忘れんな。真剣勝負だ。」
『あぁ、あの設定画面のとき、ブレーキを踏むと真剣勝負なんだな。
いいよ。始めよう。』
旦那様は、小声で耳打ちしてくれた。
『いいか、裕希。
これが、人生の縮図だ。
女を捕まえてろ。』
チラッと、そのレースゲームの旦那様の印刷が擦り落ちたカードを見せてくれた。
裕希、知ってるもん。
旦那様が、ずいぶん前から、このゲームにハマってること…
旦那様が、乱入。
二台の車が画面に。
旦那様の車を見た周りが騒がしい。
「汚ねぇぞ。アンタ‼」
『ほら、始まっちまうぞ。真剣勝負なんだろ?』
何が起きているのかわからない。
ただ、始まってすぐ、男の車は、旦那様に離されて…
その距離は、広がれど、一度も縮まらなかった。
『裕希。金をしまいなさい。
アンタは、トットと一人で帰りなさい。
男の恥は、女が払ってくれますよ。』
男が、慌ててゲーム機から立ち上がり、彼女を連れて逃げて行っちゃった。
ゲラゲラと笑う旦那様。
『ダメじゃないか、裕希。女を捕まえてなきゃ。
ほら、座りなさい。』
…あれ?カード忘れてます。…
『アイツのだよ。没収だな。』
…それと、これ、彼女のバッグ…
『さすがっ!』
楽しそうな旦那様。
誰も座ろうとしなくなったゲーム機。
旦那様は、裕希を後ろから抱くように座らせて、コンピューター相手に、裕希に運転させるんです。
皆の目の前で、後ろから身体を触るんです。
震える中のモノ…
上半身をマサぐる手…
虚ろに見える、モニターの夜の湾岸線。
あぁ~っ‼
旦那様…裕希、イキます‼。
・・・・・・・・・・・・・・・・
旦那様…
恐い…
裕希は、楽しそうに笑う旦那様の眼が…怖い。
鬼畜…
逃げていった二人は?
・・・・・・・・・・・・・・・・
旦那様に寄り添い、店を出ました。
…ボンデージコスチューム?…
振り替えった店の看板に書いてあった。
『ボンデージってのは、拘束って意味だよ。』
お腹のコルセットがキツイ。
『随分、姿勢がいいな。
顔を上げて、颯爽と歩きなさい。』
…このハイヒールは、少し練習させて下さいませ。…。
旦那様は、ゲーセンが好き。
夜、
アミューズメントビルでデート。
軽く食事。
…う~旦那様。飲み込めないです。…
コルセットが締め付けるウエストが、食べ物を拒否。
『タコヤキ、あ~ん。』
御機嫌の旦那様。
タコヤキを2つ。
やっとゴックン。
今夜は、ただのゲーセンがいつもと違う…
男達の…視線。
街を歩く時も、ずっと。
旦那様曰く、
『いいか?
頭を切り替えろ。
今日のお前は、峰不二子だ。』
…旦那様は、ルパン?…
『私は、私。
裕希の所有者。
でも、ルパンのモノマネは出来るよ。』
旦那様は、この上なく御機嫌。
クレーンゲーム。
いっぱいの景品。
格闘ゲーム。
初めてガンダムを操縦。
湯水のような100円玉。
口には出して言えないけど。
…旦那様。楽しいです。
楽しいよぉ。旦那様。…
『休憩。ダバコ吸ってくるよ。』
…裕希は、一回り、見学してきて宜しいですか?…
『あぁ、行っておいで。
脚は痛くないか?』
…はい。だいぶ慣れてきました。…
『行っておいで。』
旦那様の手には、スイッチ。
ホットパンツの中のモノが震えだす。
…ダメ‼ダメです。…
ガクリとヒザが落ちそうな裕希を旦那様は、背中から支えて…。
『さあ、行きなさい。』
震えるところが熱い。
染み出るモノを感じながら歩きました。
いろいろなゲームを物色物しに行きました。
知らなかったなぁ。
最近のゲーセン。
メダルのコーナーや、対戦型や、なんかボックスに入ってやるガンダムのとか。
画面がみんな綺麗です。
ドライブゲーム…
…
裕希、知ってる。
ゲームの中のこの景色。
ガレージの夜が頭を過(ヨギ)りました。
暫く、見ていてしまった。
いきなり後ろから抱かれて…
ビクッ‼
旦那様でしたか。
『やっぱり、ここか。』
…え?別に………
ミンナが見てるのに、キス。
『これ、やるぞ。裕希。
乱入対戦だな。』
…乱入?…
『そうだ。いまやってる、コイツらとレース。』
旦那様は、四台ある内の、空いた一台のシートに座って裕希を手招き。
旦那様は、さっき一位だった彼女連れの男に声をかけました。
『乱入ってしてもいいですか?』
「あぁ、いいけど、オレ、強いけどいいのかい?」
『たかが、ガキのゲームだろう。
ただじゃつまらんから…
裕希。三万円。』
旦那様は、三万円をゲーム機に挟むと、
『私に勝った方には一万円を進呈しよう。』
…ザワッ…
「おい、オッサン。
辞めときなって。
オレ、強いんだって。」
『いいんだ。
その代わり、私が勝ったら、貴方の彼女を一晩お借りする。』
…ザワッ…
「バカなオヤジだな。
いいよ。その代わり、2人だけの勝負だ。
三万円は頂くよ。」
『いいとも。
彼女さんも、それでいいかな?』
「関係ねぇよ。オレ負けねぇから‼」
『おいおい、ゲームの操作、少しは教えてくれよ。
ゲームが始まったら、どうすればいい?』
男は、ニヤニヤしなが旦那様に教えてあげてました。
「いいな。
オレが始めたら、金入れて、乱入するで勝負開始だ。
忘れんな。真剣勝負だ。」
『あぁ、あの設定画面のとき、ブレーキを踏むと真剣勝負なんだな。
いいよ。始めよう。』
旦那様は、小声で耳打ちしてくれた。
『いいか、裕希。
これが、人生の縮図だ。
女を捕まえてろ。』
チラッと、そのレースゲームの旦那様の印刷が擦り落ちたカードを見せてくれた。
裕希、知ってるもん。
旦那様が、ずいぶん前から、このゲームにハマってること…
旦那様が、乱入。
二台の車が画面に。
旦那様の車を見た周りが騒がしい。
「汚ねぇぞ。アンタ‼」
『ほら、始まっちまうぞ。真剣勝負なんだろ?』
何が起きているのかわからない。
ただ、始まってすぐ、男の車は、旦那様に離されて…
その距離は、広がれど、一度も縮まらなかった。
『裕希。金をしまいなさい。
アンタは、トットと一人で帰りなさい。
男の恥は、女が払ってくれますよ。』
男が、慌ててゲーム機から立ち上がり、彼女を連れて逃げて行っちゃった。
ゲラゲラと笑う旦那様。
『ダメじゃないか、裕希。女を捕まえてなきゃ。
ほら、座りなさい。』
…あれ?カード忘れてます。…
『アイツのだよ。没収だな。』
…それと、これ、彼女のバッグ…
『さすがっ!』
楽しそうな旦那様。
誰も座ろうとしなくなったゲーム機。
旦那様は、裕希を後ろから抱くように座らせて、コンピューター相手に、裕希に運転させるんです。
皆の目の前で、後ろから身体を触るんです。
震える中のモノ…
上半身をマサぐる手…
虚ろに見える、モニターの夜の湾岸線。
あぁ~っ‼
旦那様…裕希、イキます‼。
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旦那様…
恐い…
裕希は、楽しそうに笑う旦那様の眼が…怖い。
鬼畜…
逃げていった二人は?
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