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1.転生したら悪役令嬢でした!
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少女は、鏡に映る自分の姿に驚愕していたのであった。
その日、少女は原因不明の高熱から奇跡的に復活し、ふと側にあった姿見を見て己の姿に驚愕したのだった。
――え?なに?これが……わたし?
少女は、何故か鏡に映った自分の姿に驚いていた。
それもその筈、彼女はついさき程まで全く違う姿で違う人生を送っていたのだ。
そして気が付いたら、この姿になっていたというわけだった。
――そ、そういえば私……寝不足で駅で倒れて……それでそれで、流行り病で高熱が出てって、ああああああ記憶がごっちゃになってるうぅぅぅぅぅぅぅ!!
二つの人間の記憶がごっちゃになり、軽くパニックを起こす少女。
そしてこの時、少女はある事に気が付いたのであった。
――私……私……もしかして、転生しちゃった!?
と――
――私の名前はイザベラ。
歳は12歳で侯爵家の娘……それでそれで……つい最近、流行り病で高熱が出て、すっごく苦しい思いをして昨日やっと熱が下がって復活した、のよね……。
うん大丈夫、ここまでの記憶はちゃんとあるわね。
問題は、前世の記憶があるってことよ……。
しかも、この記憶が正しいなら私が今生きている世界は、そう、あれよ!
「ゲームの中の世界って事になるのよ!!」
少女は興奮気味に叫んだのだった。
「お嬢様、どうされました?」
その途端、隣の部屋からメイドが心配して扉をノックしてきのだった。
「な、なんでもないわ。」
少女は慌てて口を手で覆い、平静を装い済ました声で返事をする。
その後、メイドは納得したのか部屋へ入って来る事は無かった。
――危ない、危ない……。
今はゲームの世界の住人なのだ、変な事を言って怪しまれたら大変だと、少女は冷や汗を流した。
そして深呼吸を繰り返し、自分を落ち着かせると改めて先程の思考を振り返った。
先程、己が結論付けたように、ここは生前自分が嵌っていた乙女ゲームの世界のようだった。
イザベラというのは、その乙女ゲームに出てくるキャラの名前だ。
この世界での12歳までの記憶を辿って考えてみても、その悪役令嬢と今の自分の立場が恐ろしい程一致していた。
しかもあろう事か、このイザベラという少女は、ゲームのヒロインを苛める悪役令嬢なのである。
そしてストーリー通り進んで行くと、王子と婚約していたイザベラは、その悪行を王子に暴かれ婚約破棄を言い渡されるのだ。
そして王子とヒロインは結ばれ、婚約破棄された悪役令嬢は追放され、一般市民へと没落するという設定なのであった。
「という事は……この後、私は王子のお茶会に参加させられるはずなのよねぇ……。」
イザベラは腕を組みながら、前世の記憶を思い出しながら呟くのであった。
やっぱりキターーーー!!
前世の記憶を思い出してから、早一ヶ月。
イザベラの思惑通り、王妃主催のお茶会に王子の友人として招待されていたのであった。
「本当に、ゲームの世界なのね……。」
イザベラは、見た事のあるお茶会に参加している同世代の令嬢たちを見ながら、やっぱりここはゲームの世界だったのだと確信したのだった。
「ま、ここがゲームの世界なら話は早いわ。」
イザベラは、人混みから少し離れた場所で独り言を呟きながらフッと笑みを零す。
そして――
「ふふふ……それなら、この私が立派に悪役令嬢を見事に演じて、ヒロインと王子をくっ付けてあげなきゃだわ~~♪」
と、嬉しそうに拳を握るのだった。
イザベラは何を隠そう前世でやっていたゲームの一番の推しは、ヒロイン×王子だったのだ。
――あの二人が結ばれる姿を現実で見られるなんて、何て幸せなのかしらぁ~♪ま、前世では元々一般市民だったし、追放されても痛くも痒くもないのよね~♪
とイザベラは気楽に呟き、こうなったら立派に役目を全うして、王子とヒロインの全てのイベントをコンプリートしてやるわ!と意気込むのであった。
さて、推しを応援すると決めたイザベラであったが、とりあえず今回の茶会では何もする事が無かった。
――はぁ……本領発揮するのは学園に上がってからなのよねぇ。今は、ただみんなと仲良くお茶飲む位しかないのよね……。
イザベラがそんな事を考えながら、ぶらぶらとその辺を適当に歩いていると、誰かが背中にぶつかってきたのだった。
驚いて振り返ると、そこには推しであり、この世界では幼馴染でもある王子のエリオットが居たのであった。
「エ、エリオット、ど、どうしたの?」
イザベラが王子の名を呼ぶと、王子は泣きそうな顔をしながらイザベラに助けを求めてきたのであった。
「イザベラぁ、助けてぇ~。」
「え、ええ?なに?どうしたのよ!?」
イザベラは慣れているのか、王子の情けない姿に驚くどころか心配そうに訊ねてきた。
「ううう、女の子に囲まれて……怖くて逃げてきちゃった……。」
「はぁ?またなの?」
イザベラは、王子の言葉に呆れた顔をする。
そして、腰に手を当て説教してきたのだった。
「今日のお茶会は、あなたの為に、あなたのお母様である王妃様が開いてくださったんでしょう?誰か気に入った子はいなかったの?それよりも、王子なんだから逃げてないで、しゃんとしなさいな!」
そう言って、まるで王子の教育係のように怒ってくるイザベラに王子は小さくなってしまった。
「ううう、イザベラまで乳母のマーサみたいな事を言わないでよぉ~。」
そんな王子の情けない姿に、イザベラは「はぁ」と溜息を吐くのであった。
王子とは、宰相である父のお陰で物心つく頃から知っている幼馴染であった。
その為、王子の事は嫌という程良く知っていた。
引っ込み思案で、怖がりな性格は相変わらずらしい。
今日はお茶会という名目であるが、実際は王子の花嫁候補探しが目的であった。
なかなかに奥手な王子の為に、王妃様が身分の釣り合う貴族の令嬢を片っ端から集めてきてくれたのだ。
――それなのにエリオットときたら、相変わらず情けないんだから……。
イザベラは、そんなエリオットの姿を見ながら溜息を吐いていたのであった。
――はぁ、こんな子でもあと五年もすれば、めちゃくちゃイケメンになるのよね~。そして、ヒロインと並ぶと絵になるったら……今の姿からは、ほんっと信じられないんだけど……。
と、胸中で残念そうに呟いていると、王子がイザベラのスカートの裾を引っ張ってきた。
「なによ?」
イザベラは、余りの王子のヘタレっぷりにイライラしていたため、素っ気ない態度になってしまう。
そんなイザベラに、王子は肩を竦めながら恐る恐る訊ねてきた。
「イ、イザベラこそ、なんで居なくなっちゃったのさ……。」
責める様な視線に、ムッとする。
「なんでって、私があそこにいても意味無いでしょう?新しいお友達を作るのに、元々友達の私がいても邪魔なだけよ。」
「そ、そんな事ないよ!そ、それに、僕は新しい友達なんていらないのに……。」
「また、そんな事言って……!!」
王子の言葉に反論しようとしたイザベラは、そこでふと思い留まった。
考えてみれば、今ここで王子がどこかの令嬢と良い雰囲気になってしまっては元も子もないのだ。
将来、出会うべくして出会う筈のヒロインがいるのに、ここで無理に花嫁候補を見つけられてしまっては後々面倒になってしまう。
さてどうしたものか、とイザベラは首を傾げて良い解決方法は無いか考えていたが、ある事に気づいてぱっと顔を明るくしたのであった。
――あ、なるほど、そういうことか!!ここで私が王子と婚約しちゃえば、他の子達に邪魔されないで済むんだわ!
元々、王子と婚約する気が無かった自分が、何故未来で王子の婚約者になっているのか不思議だったのだが、こういう事だったのかと納得したのであった。
理由が分かれば善は急げだ。
イザベラは、良い案がある!と王子にこの日一番の笑顔で振り返ったのであった。
「ほ、本当に良いの?」
「ええ、もちろんよ!」
「イザベラが良いっていうなら、お母様に話してくるよ。」
「ええ、お願いね。」
あの後、女の子が怖いと嘆く王子に「じゃあ、私が偽の婚約者になってあげるわ。もし将来あなたが素敵だと思う子に出会えたら、その時は遠慮なく婚約破棄してくれていいから」と提案したのだった。
その申し出に案の定、王子は目を丸くしていた。
しかし、その提案に魅力を感じたのか、王子はその話に乗ってきたのであった。
何度も念を押され、大丈夫だというイザベラに王子は納得し、その後正式に婚約することになったのであった。
「よお~し、まずは第一関門突破ね!これでヒロイン登場まで、余計な心配はしなくて済むわ♪」
と、イザベラはほくそ笑むのであった。
その日、少女は原因不明の高熱から奇跡的に復活し、ふと側にあった姿見を見て己の姿に驚愕したのだった。
――え?なに?これが……わたし?
少女は、何故か鏡に映った自分の姿に驚いていた。
それもその筈、彼女はついさき程まで全く違う姿で違う人生を送っていたのだ。
そして気が付いたら、この姿になっていたというわけだった。
――そ、そういえば私……寝不足で駅で倒れて……それでそれで、流行り病で高熱が出てって、ああああああ記憶がごっちゃになってるうぅぅぅぅぅぅぅ!!
二つの人間の記憶がごっちゃになり、軽くパニックを起こす少女。
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――私……私……もしかして、転生しちゃった!?
と――
――私の名前はイザベラ。
歳は12歳で侯爵家の娘……それでそれで……つい最近、流行り病で高熱が出て、すっごく苦しい思いをして昨日やっと熱が下がって復活した、のよね……。
うん大丈夫、ここまでの記憶はちゃんとあるわね。
問題は、前世の記憶があるってことよ……。
しかも、この記憶が正しいなら私が今生きている世界は、そう、あれよ!
「ゲームの中の世界って事になるのよ!!」
少女は興奮気味に叫んだのだった。
「お嬢様、どうされました?」
その途端、隣の部屋からメイドが心配して扉をノックしてきのだった。
「な、なんでもないわ。」
少女は慌てて口を手で覆い、平静を装い済ました声で返事をする。
その後、メイドは納得したのか部屋へ入って来る事は無かった。
――危ない、危ない……。
今はゲームの世界の住人なのだ、変な事を言って怪しまれたら大変だと、少女は冷や汗を流した。
そして深呼吸を繰り返し、自分を落ち着かせると改めて先程の思考を振り返った。
先程、己が結論付けたように、ここは生前自分が嵌っていた乙女ゲームの世界のようだった。
イザベラというのは、その乙女ゲームに出てくるキャラの名前だ。
この世界での12歳までの記憶を辿って考えてみても、その悪役令嬢と今の自分の立場が恐ろしい程一致していた。
しかもあろう事か、このイザベラという少女は、ゲームのヒロインを苛める悪役令嬢なのである。
そしてストーリー通り進んで行くと、王子と婚約していたイザベラは、その悪行を王子に暴かれ婚約破棄を言い渡されるのだ。
そして王子とヒロインは結ばれ、婚約破棄された悪役令嬢は追放され、一般市民へと没落するという設定なのであった。
「という事は……この後、私は王子のお茶会に参加させられるはずなのよねぇ……。」
イザベラは腕を組みながら、前世の記憶を思い出しながら呟くのであった。
やっぱりキターーーー!!
前世の記憶を思い出してから、早一ヶ月。
イザベラの思惑通り、王妃主催のお茶会に王子の友人として招待されていたのであった。
「本当に、ゲームの世界なのね……。」
イザベラは、見た事のあるお茶会に参加している同世代の令嬢たちを見ながら、やっぱりここはゲームの世界だったのだと確信したのだった。
「ま、ここがゲームの世界なら話は早いわ。」
イザベラは、人混みから少し離れた場所で独り言を呟きながらフッと笑みを零す。
そして――
「ふふふ……それなら、この私が立派に悪役令嬢を見事に演じて、ヒロインと王子をくっ付けてあげなきゃだわ~~♪」
と、嬉しそうに拳を握るのだった。
イザベラは何を隠そう前世でやっていたゲームの一番の推しは、ヒロイン×王子だったのだ。
――あの二人が結ばれる姿を現実で見られるなんて、何て幸せなのかしらぁ~♪ま、前世では元々一般市民だったし、追放されても痛くも痒くもないのよね~♪
とイザベラは気楽に呟き、こうなったら立派に役目を全うして、王子とヒロインの全てのイベントをコンプリートしてやるわ!と意気込むのであった。
さて、推しを応援すると決めたイザベラであったが、とりあえず今回の茶会では何もする事が無かった。
――はぁ……本領発揮するのは学園に上がってからなのよねぇ。今は、ただみんなと仲良くお茶飲む位しかないのよね……。
イザベラがそんな事を考えながら、ぶらぶらとその辺を適当に歩いていると、誰かが背中にぶつかってきたのだった。
驚いて振り返ると、そこには推しであり、この世界では幼馴染でもある王子のエリオットが居たのであった。
「エ、エリオット、ど、どうしたの?」
イザベラが王子の名を呼ぶと、王子は泣きそうな顔をしながらイザベラに助けを求めてきたのであった。
「イザベラぁ、助けてぇ~。」
「え、ええ?なに?どうしたのよ!?」
イザベラは慣れているのか、王子の情けない姿に驚くどころか心配そうに訊ねてきた。
「ううう、女の子に囲まれて……怖くて逃げてきちゃった……。」
「はぁ?またなの?」
イザベラは、王子の言葉に呆れた顔をする。
そして、腰に手を当て説教してきたのだった。
「今日のお茶会は、あなたの為に、あなたのお母様である王妃様が開いてくださったんでしょう?誰か気に入った子はいなかったの?それよりも、王子なんだから逃げてないで、しゃんとしなさいな!」
そう言って、まるで王子の教育係のように怒ってくるイザベラに王子は小さくなってしまった。
「ううう、イザベラまで乳母のマーサみたいな事を言わないでよぉ~。」
そんな王子の情けない姿に、イザベラは「はぁ」と溜息を吐くのであった。
王子とは、宰相である父のお陰で物心つく頃から知っている幼馴染であった。
その為、王子の事は嫌という程良く知っていた。
引っ込み思案で、怖がりな性格は相変わらずらしい。
今日はお茶会という名目であるが、実際は王子の花嫁候補探しが目的であった。
なかなかに奥手な王子の為に、王妃様が身分の釣り合う貴族の令嬢を片っ端から集めてきてくれたのだ。
――それなのにエリオットときたら、相変わらず情けないんだから……。
イザベラは、そんなエリオットの姿を見ながら溜息を吐いていたのであった。
――はぁ、こんな子でもあと五年もすれば、めちゃくちゃイケメンになるのよね~。そして、ヒロインと並ぶと絵になるったら……今の姿からは、ほんっと信じられないんだけど……。
と、胸中で残念そうに呟いていると、王子がイザベラのスカートの裾を引っ張ってきた。
「なによ?」
イザベラは、余りの王子のヘタレっぷりにイライラしていたため、素っ気ない態度になってしまう。
そんなイザベラに、王子は肩を竦めながら恐る恐る訊ねてきた。
「イ、イザベラこそ、なんで居なくなっちゃったのさ……。」
責める様な視線に、ムッとする。
「なんでって、私があそこにいても意味無いでしょう?新しいお友達を作るのに、元々友達の私がいても邪魔なだけよ。」
「そ、そんな事ないよ!そ、それに、僕は新しい友達なんていらないのに……。」
「また、そんな事言って……!!」
王子の言葉に反論しようとしたイザベラは、そこでふと思い留まった。
考えてみれば、今ここで王子がどこかの令嬢と良い雰囲気になってしまっては元も子もないのだ。
将来、出会うべくして出会う筈のヒロインがいるのに、ここで無理に花嫁候補を見つけられてしまっては後々面倒になってしまう。
さてどうしたものか、とイザベラは首を傾げて良い解決方法は無いか考えていたが、ある事に気づいてぱっと顔を明るくしたのであった。
――あ、なるほど、そういうことか!!ここで私が王子と婚約しちゃえば、他の子達に邪魔されないで済むんだわ!
元々、王子と婚約する気が無かった自分が、何故未来で王子の婚約者になっているのか不思議だったのだが、こういう事だったのかと納得したのであった。
理由が分かれば善は急げだ。
イザベラは、良い案がある!と王子にこの日一番の笑顔で振り返ったのであった。
「ほ、本当に良いの?」
「ええ、もちろんよ!」
「イザベラが良いっていうなら、お母様に話してくるよ。」
「ええ、お願いね。」
あの後、女の子が怖いと嘆く王子に「じゃあ、私が偽の婚約者になってあげるわ。もし将来あなたが素敵だと思う子に出会えたら、その時は遠慮なく婚約破棄してくれていいから」と提案したのだった。
その申し出に案の定、王子は目を丸くしていた。
しかし、その提案に魅力を感じたのか、王子はその話に乗ってきたのであった。
何度も念を押され、大丈夫だというイザベラに王子は納得し、その後正式に婚約することになったのであった。
「よお~し、まずは第一関門突破ね!これでヒロイン登場まで、余計な心配はしなくて済むわ♪」
と、イザベラはほくそ笑むのであった。
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