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結婚初夜 11
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「僕、僕……番に、なれ、ない……」
「うん」
サイモンと番になりたい。
サイモンの特別になりたい。
でもサイモンの特別はミカで、僕じゃない。
サイモンが愛しているのは『ミカエル』であって、僕じゃない。
番になりたい、なれない、なりたい、なれない……。
「サイモン、と……番に、なりたい……のに……なれ、ない……」
「うん」
僕自身、何を言っているのかわからないのに、それでもサイモンは話しを聞き「うん」と言ってくれる。
「僕、サイモンのこと……大好き、なのに……番には、なれない……」
「俺もミカエルのこと大好きだけど、ミカエルが番になれないと思うんだったら、ならなくていいよ」
「僕、サイモンのこと、大好き……なんだよ……」
「俺もミカエルのこと、大好きだよ」
「でも……番には……なれないん、だよ」
「うん、いいよ」
「結婚したのに……番に、ならないんだよ」
「いいよ」
「本当に……いいの?」
「ミカエルにプロポーズしたのは、ずっと一緒にいたいからだよ。結婚したからって、絶対に番にならないといけないわけじゃない。ミカエルが俺と番になりたいって心から思えた時に、俺は番になりたい」
「……」
「俺は無理強いさせたくない。いつかミカエルが俺と番になってもいいと思ってくれる日が来るまで、俺は待つよ。愛しているよミカエル。心から」
サイモンは僕の髪をすくい上げ、キスをする。
僕がどうして番になれないのか、理由を問いただすことなく、ただ僕の言葉を聞き入れてくれる。
サイモンはどこまでも優しくて、いつも僕を守ってくるれる。
「サイモン、大好き」
僕はサイモンの胸に顔を埋める。
体温が暖かくて、胸に耳を当てるとトクントクンと心臓の音が聞こえる。
「今日はもうおやすみ」
優しく優しく頭を撫でられる。
「うん、おやすみサイモン」
「おやすみミカエル」
僕とサイモンは裸のまま抱き合いながら、眠った。
「うん」
サイモンと番になりたい。
サイモンの特別になりたい。
でもサイモンの特別はミカで、僕じゃない。
サイモンが愛しているのは『ミカエル』であって、僕じゃない。
番になりたい、なれない、なりたい、なれない……。
「サイモン、と……番に、なりたい……のに……なれ、ない……」
「うん」
僕自身、何を言っているのかわからないのに、それでもサイモンは話しを聞き「うん」と言ってくれる。
「僕、サイモンのこと……大好き、なのに……番には、なれない……」
「俺もミカエルのこと大好きだけど、ミカエルが番になれないと思うんだったら、ならなくていいよ」
「僕、サイモンのこと、大好き……なんだよ……」
「俺もミカエルのこと、大好きだよ」
「でも……番には……なれないん、だよ」
「うん、いいよ」
「結婚したのに……番に、ならないんだよ」
「いいよ」
「本当に……いいの?」
「ミカエルにプロポーズしたのは、ずっと一緒にいたいからだよ。結婚したからって、絶対に番にならないといけないわけじゃない。ミカエルが俺と番になりたいって心から思えた時に、俺は番になりたい」
「……」
「俺は無理強いさせたくない。いつかミカエルが俺と番になってもいいと思ってくれる日が来るまで、俺は待つよ。愛しているよミカエル。心から」
サイモンは僕の髪をすくい上げ、キスをする。
僕がどうして番になれないのか、理由を問いただすことなく、ただ僕の言葉を聞き入れてくれる。
サイモンはどこまでも優しくて、いつも僕を守ってくるれる。
「サイモン、大好き」
僕はサイモンの胸に顔を埋める。
体温が暖かくて、胸に耳を当てるとトクントクンと心臓の音が聞こえる。
「今日はもうおやすみ」
優しく優しく頭を撫でられる。
「うん、おやすみサイモン」
「おやすみミカエル」
僕とサイモンは裸のまま抱き合いながら、眠った。
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