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女神の試練と出逢い ①
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嶺塚雅成、21歳。
彼は闇のオークション『mysterious goddess』(神秘の女神)での特殊な力を持った女神。
美貌や妖艶さだけでも人を虜にするのに、能力に関わった者は雅成の信者となり、最終的には僕となっていった。
その能力は雅成の蜜にある。
射精した時、真珠のように輝き、蜜は桜のはちみつでできたような濃厚な甘さと、嚥下した時、体の隅々まで力をみなぎらせる。
精というより、女神の蜜。
だがその蜜はさらに不思議な力を持っている。
それは『雅成の蜜を堪能した者は、必ず幸運に恵まれる』だ。
今、この世界で成功し、財を成した者の中に、雅成の蜜を堪能した者は少なくはなかった。
雅成が女神の力の片鱗を見せ始めたのは、18歳の時。
看護師をしていた母親が売れないデザイナーと再婚した頃だった。
再婚後、交通事故で下半身付随になった義父は母親が夜勤の日、睡眠薬で眠らせた雅成を襲いおぞまじい行為を動画として撮っていた。
義父は動画で雅成を脅し、母親が夜勤のたびに雅成の全身を舐り、乳首が腫れるほどいじり、媚肉を玩具で犯し、楔からの蜜を吸い上げ、雅成の身体を穢していった。
同時に、無名で売れないデザイナーだった義父の作品を有名な評論家が絶賛すると、階段を一気に駆け上がるように義父の作品は有名になり、息つく間もなく日本有数のデザイナーとなった。
そして雅成が19歳の春。義父が手がけるファッションショーにモデルとして登場すると、瞬く間に世間の注目を浴びた。
そこで車椅子の老人『嶺塚一』と出会う。
嶺塚は日本有数の茶道家。だが裏の顔は闇を牛耳るボスであり、闇オークションの会長だ。
嶺塚は言葉巧みに雅成に近づき、心を開かせ義父の行為を聞き出すと、義父を脅し雅成を自分の養子として引き取った。
そしてそこで、雅成は嶺塚の孫である拓海と出逢った。
二人は初めて出逢った時から互いに惹かれ合った。
お互い気持ちを告白していなかったが、将来、拓海が独り立ちできた時、一緒に暮らそうと約束をし、それまでは清い仲でいようと二人は淡い恋を育てていた。
雅成は拓海との未来に希望を膨らませ、幸せに暮らしていく……はずだった。
(……ん……?)
ズキズキ痛む頭のこめかみを抑えながら雅成が目を開いた時、一番はじめに視界に映ったのは見知ら天井だった。
(ここは……?)
上半身を起き上がらせ、あたりを見回すと、そこは部屋の扉が一枚と一台のキングサイズ。
そしてベッドの隣にサイドテーブルが置かれていて、部屋の角にはスピカーが一つ置かれ、ベッドの真向かいには大きな鏡が壁の中に組み込まれていた見知らぬ部屋だった。
雅成は今日、嶺塚に呼び出され、部屋に向かっていたことまでは覚えているが、その後のことは何度思い返そうとしても記憶がない。
そんな時、ートントントンーとドアをノックする音がする。
「はい……」
咄嗟に雅成は返事をした。
紺色の仕立てのいいスーツの男が一人、雅成がいる部屋に入ってきた。
「お目覚めですか?」
男の声に、雅成は聞き覚えのある男の声があった。
確かこの声の主は嶺塚の第一秘書、森本だ。
彼は闇のオークション『mysterious goddess』(神秘の女神)での特殊な力を持った女神。
美貌や妖艶さだけでも人を虜にするのに、能力に関わった者は雅成の信者となり、最終的には僕となっていった。
その能力は雅成の蜜にある。
射精した時、真珠のように輝き、蜜は桜のはちみつでできたような濃厚な甘さと、嚥下した時、体の隅々まで力をみなぎらせる。
精というより、女神の蜜。
だがその蜜はさらに不思議な力を持っている。
それは『雅成の蜜を堪能した者は、必ず幸運に恵まれる』だ。
今、この世界で成功し、財を成した者の中に、雅成の蜜を堪能した者は少なくはなかった。
雅成が女神の力の片鱗を見せ始めたのは、18歳の時。
看護師をしていた母親が売れないデザイナーと再婚した頃だった。
再婚後、交通事故で下半身付随になった義父は母親が夜勤の日、睡眠薬で眠らせた雅成を襲いおぞまじい行為を動画として撮っていた。
義父は動画で雅成を脅し、母親が夜勤のたびに雅成の全身を舐り、乳首が腫れるほどいじり、媚肉を玩具で犯し、楔からの蜜を吸い上げ、雅成の身体を穢していった。
同時に、無名で売れないデザイナーだった義父の作品を有名な評論家が絶賛すると、階段を一気に駆け上がるように義父の作品は有名になり、息つく間もなく日本有数のデザイナーとなった。
そして雅成が19歳の春。義父が手がけるファッションショーにモデルとして登場すると、瞬く間に世間の注目を浴びた。
そこで車椅子の老人『嶺塚一』と出会う。
嶺塚は日本有数の茶道家。だが裏の顔は闇を牛耳るボスであり、闇オークションの会長だ。
嶺塚は言葉巧みに雅成に近づき、心を開かせ義父の行為を聞き出すと、義父を脅し雅成を自分の養子として引き取った。
そしてそこで、雅成は嶺塚の孫である拓海と出逢った。
二人は初めて出逢った時から互いに惹かれ合った。
お互い気持ちを告白していなかったが、将来、拓海が独り立ちできた時、一緒に暮らそうと約束をし、それまでは清い仲でいようと二人は淡い恋を育てていた。
雅成は拓海との未来に希望を膨らませ、幸せに暮らしていく……はずだった。
(……ん……?)
ズキズキ痛む頭のこめかみを抑えながら雅成が目を開いた時、一番はじめに視界に映ったのは見知ら天井だった。
(ここは……?)
上半身を起き上がらせ、あたりを見回すと、そこは部屋の扉が一枚と一台のキングサイズ。
そしてベッドの隣にサイドテーブルが置かれていて、部屋の角にはスピカーが一つ置かれ、ベッドの真向かいには大きな鏡が壁の中に組み込まれていた見知らぬ部屋だった。
雅成は今日、嶺塚に呼び出され、部屋に向かっていたことまでは覚えているが、その後のことは何度思い返そうとしても記憶がない。
そんな時、ートントントンーとドアをノックする音がする。
「はい……」
咄嗟に雅成は返事をした。
紺色の仕立てのいいスーツの男が一人、雅成がいる部屋に入ってきた。
「お目覚めですか?」
男の声に、雅成は聞き覚えのある男の声があった。
確かこの声の主は嶺塚の第一秘書、森本だ。
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