上 下
10 / 171

フェロモンにあてられて… ① 伊吹sideー <エロス>

しおりを挟む
タクシーの運転手の機転によって、いつもより早くマンションに着いた。
伊吹は急いでエレベーターに乗り、部屋の前まで来た時には、蒼の理性も限界にきていた。


「いぶ…き……。もう、、無理かも…」
蒼の手が、伊吹の服の下に滑り込みそうになる。
「待って‼︎」

伊吹が勢いよく玄関に入った途端、蒼は伊吹を抱き抱え、ベットの上に押し倒した。

「伊吹…ごめん…」
「‼︎…ひぁゃ…ぁぁ…」
伊吹が驚く間もなく、蒼は伊吹のシャツをボタンごと引きちぎりピンク色の乳首に貪りついた。

いつもは優しくゆっくりと舐める蒼だが、今日は人が変わったかのように、きつく吸い上げ舌の先で乳首の先端を何度も弾くように舐める。

「っや……あぁぁ、…ぁぁっ……」

伊吹は一気に快楽へと突き落とされ、体をビクンッと反らせ、その口からは喘ぎ声が漏れる。
蒼の口の中で、伊吹の乳首は弄ばれ、腰が砕けそうになる程感じていく。

蕩けた伊吹を目の当たりにした蒼は、伊吹のズボンに手を回し、下着ごと脱がす。

「伊吹…ごめん…。優しくできないかも……」
「‼︎」

蒼は伊吹をグルンとうつ伏せにし、腰をぐいっと持ち上げた。
そして淡い桜色の後孔に中指を挿れ、激しく掻き回し始める。

「や、ああぁぁ……っ」

伊吹の腰が跳ね上がり、蒼の指を締め付ける。
蒼の指は伊吹の弱いところを強く押したり、優しく撫でたり…
出し入れしながら指を奥へと進めていく。
そうされるたびに伊吹の後孔や中は快楽から痺れだす。

「あお…い…。はげし…い…」

ちょっと待って…
身体が気持ち良さに、ついていけない…

伊吹が蒼の指を止めようと、片腕を伸ばすと、

!!

「ダメ、伊吹…よがって見せて…」
「っや…はぁぁ……っ」

伊吹が伸ばした腕を蒼が掴み、そのまま伊吹の背中に押さえ込んだ。
そして、伊吹の後孔に人差し指と薬指、二本同時に差し込んだ。

伊吹の中に入った3本の指は、不規則に動きつつ、だが伊吹の弱いところを掠めていく。
後孔からは中の液体が流れ出し、中をぐちゅぐちゅと掻き回す蒼の掌へと伝っていった。

「あお…い…っあぁぁ…」

止まる事を知らない蒼の指は、指が届く限界まで押し込まれる。
中をかき乱し大きく広げ、後孔も柔らかく大きく広げられ…
指がぬるりと引き抜かれたかと思うと

「っやぁぁ……」

伊吹の後孔が蒼の指によって広げられ、

「っダメ…あおい…っ」

蒼は舌を伊吹の後孔の中に入れた。

「ひゃぁぁぁ……」

後孔の入り口近くを、柔らかく暖かな蒼の舌が内壁を舐め回すと、指とは違う刺激が伊吹の体の中をかき巡る。
尖らせた舌で内壁を、グッと押されると腰の奥底まで響き、伊吹の体液と蒼の口から溢れ出す液体と混ざれば、いやらしい音をかなで、
その度に伊吹の背中に電気が走り、後孔に蒼が息を吹きかければ、伊吹の腰が浮く。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

幼馴染から離れたい。

June
BL
アルファの朔に俺はとってただの幼馴染であって、それ以上もそれ以下でもない。 だけどベータの俺にとって朔は幼馴染で、それ以上に大切な存在だと、そう気づいてしまったんだ。 βの谷口優希がある日Ωになってしまった。幼馴染でいられないとそう思った優希は幼馴染のα、伊賀崎朔から離れようとする。 誤字脱字あるかも。 最後らへんグダグダ。下手だ。 ちんぷんかんぷんかも。 パッと思いつき設定でさっと書いたから・・・ すいません。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません

八神紫音
BL
 やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。  そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。

伸ばしたこの手を掴むのは〜愛されない俺は番の道具〜

にゃーつ
BL
大きなお屋敷の蔵の中。 そこが俺の全て。 聞こえてくる子供の声、楽しそうな家族の音。 そんな音を聞きながら、今日も一日中をこのベッドの上で過ごすんだろう。 11年前、進路の決まっていなかった俺はこの柊家本家の長男である柊結弦さんから縁談の話が来た。由緒正しい家からの縁談に驚いたが、俺が18年を過ごした児童養護施設ひまわり園への寄付の話もあったので高校卒業してすぐに柊さんの家へと足を踏み入れた。 だが実際は縁談なんて話は嘘で、不妊の奥さんの代わりに子どもを産むためにΩである俺が連れてこられたのだった。 逃げないように番契約をされ、3人の子供を産んだ俺は番欠乏で1人で起き上がることもできなくなっていた。そんなある日、見たこともない人が蔵を訪ねてきた。 彼は、柊さんの弟だという。俺をここから救い出したいとそう言ってくれたが俺は・・・・・・

森の中の華 (オメガバース、α✕Ω、完結)

Oj
BL
オメガバースBLです。 受けが妊娠しますので、ご注意下さい。 コンセプトは『受けを妊娠させて吐くほど悩む攻め』です。 ちょっとヤンチャなアルファ攻め✕大人しく不憫なオメガ受けです。 アルファ兄弟のどちらが攻めになるかは作中お楽しみいただけたらと思いますが、第一話でわかってしまうと思います。 ハッピーエンドですが、そこまで受けが辛い目に合い続けます。 菊島 華 (きくしま はな)   受 両親がオメガのという珍しい出生。幼い頃から森之宮家で次期当主の妻となるべく育てられる。囲われています。 森之宮 健司 (もりのみや けんじ) 兄  森之宮家時期当主。品行方正、成績優秀。生徒会長をしていて学校内での信頼も厚いです。 森之宮 裕司 (もりのみや ゆうじ) 弟 森之宮家次期当主。兄ができすぎていたり、他にも色々あって腐っています。 健司と裕司は二卵性の双子です。 オメガバースという第二の性別がある世界でのお話です。 男女の他にアルファ、ベータ、オメガと性別があり、オメガは男性でも妊娠が可能です。 アルファとオメガは数が少なく、ほとんどの人がベータです。アルファは能力が高い人間が多く、オメガは妊娠に特化していて誘惑するためのフェロモンを出すため恐れられ卑下されています。 その地方で有名な企業の子息であるアルファの兄弟と、どちらかの妻となるため育てられたオメガの少年のお話です。 この作品では第二の性別は17歳頃を目安に判定されていきます。それまでは検査しても確定されないことが多い、という設定です。 また、第二の性別は親の性別が反映されます。アルファ同士の親からはアルファが、オメガ同士の親からはオメガが生まれます。 独自解釈している設定があります。 第二部にて息子達とその恋人達です。 長男 咲也 (さくや) 次男 伊吹 (いぶき) 三男 開斗 (かいと) 咲也の恋人 朝陽 (あさひ) 伊吹の恋人 幸四郎 (こうしろう) 開斗の恋人 アイ・ミイ 本編完結しています。 今後は短編を更新する予定です。

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

浮気な彼氏

月夜の晩に
BL
同棲する年下彼氏が別の女に気持ちが行ってるみたい…。それでも健気に奮闘する受け。なのに攻めが裏切って…?

処理中です...