【完結】それでも僕は貴方だけを愛してる 〜大手企業副社長秘書α×不憫訳あり美人子持ちΩの純愛ー

愛おしいということは、愛しているということは 〜内藤昴 スピンオフ〜

重なる ④

「本当に可愛いな」

　乳首にちゅっとキスをすると、またとぷっと蜜が出る。
　またキスをすると

「あ…っ！」

　と声が溢れでながら蜜が出る。
　何度も繰り返すと圭太の息が上がり、身体がベッドに沈み込むように力が抜けていっている。


「今度はドライでイッたな。偉いぞ圭太」

　耳元で囁くが、ドライでイッた余韻で圭太には何も聞こえてなさそうだ。

「もっとたくさんイこうな」

　圭太の楔の先端に下着を擦り合わせると、ビクビクと腰を揺らしたり、腰を引いたりしているが、脚をガッチリ固定されていて圭太は身動きがとれない。

「あっ、あっ、それ…、だめっ…、あくぅぅ……」

　圭太の蕾がからはトロトロと液が流れ出て、俺の脚を伝う。

「蜜蕾ここからも蜜が出て……。そんなに、気持ちいい？」

「気持ち、いい……」

　蕩け口角からも液が流れ出てながら、圭太は振り返り下から俺を見上げる。

「キス…して…」

　圭太が口を開け、舌を突き出す。

「圭太は甘え上手だな」

　そういいながら、俺の唇を待ち侘びている圭太の唇にキスをする。
　キスをされながら先端をいじめられるのは、相当のものだったのだろう。
　布越しにでもわかるぐらい、びゅくびゅくと白い蜜が弾けている。
　口から漏れる聞こえる声は愛おしい。
　もう何度もイっている圭太はの意識は遠のいていっているように見えた。
　俺もそろそろ限界だ。
　圭太の先端をいじめていた布を放り出し、圭太をうつ伏せにすると蕾の中に指を入れる。
　圭太の弱いところは、もうぷっくりと膨れていてすぐにわかり、指で美肉に押し込む。

「…、はっ、ああ……ッ」

　ビクンと圭太の身体が跳ねた。

「ここが圭太の弱いところだよ」

　身体に教え込むように、何度も何度も弱いところだけを押し上げる。

「あっ、ぁっ……あく、ぅぅ……。おかしく、な、っちゃう……ぁぁ…ッ！」

　圭太が啜り泣く。

「イキ、たい……、イか、せて…ぇぇ…」

　泣いて訴えるが圭太の美肉は収集し続けている。

「圭太は出さずにずっとイってるよ」

「だ…したい…、ださ、せて……」

　圭太は泣きながら訴える。

「いいよ」

　弱いところを責めるスピードを上げようとすと、

「昴、さんので……イキ…たい……」

　意識的なのか、無意識なのか蕾がヒクヒクと卑屈いている。
　ただでさえ我慢してるって言うのに！

「そんな可愛くお願いされたら……手加減できないよ。いい？」

「俺の、初めて……、全部、昴さんで…満たして……」

　俺の初めて？
　どう言うことだ？
　
「俺、あの時、挿れられて…、ない……」
「！！」

　圭太はあの時、挿入されていなかったのか？

「女の子…とも、したこと……ない」
「！！」

　それじゃあ本番は、俺が初めてってことなのか？
　誰も知らない圭太を俺だけが知っていると思うと、胸が高鳴り優越感まで湧いてくる。
　もう絶対に、俺には圭太しかいないと思った。
　うつ伏せで倒れこむ圭太を起こし、抱きしめた。

「圭太、俺と結婚してくれないか？番になってくれないか？」
　圭太のの気持ちが落ち着いてから、プロポーズして番になってほしいと言うつもりだったのに、愛おしいが俺の全身から溢れ出し、言葉になっていた。
　お願いだ、頷いてくれ。
　すがる思いで圭太の答えを待っていると、圭太は俺の首に腕を回し抱きついてきて、
「俺を昴さんの、番にしてください」
　と、小さな声で答えた。
　涙が溢れた。
　自然と涙が溢れた。
　こんなに自然に気持ちが溢れて涙が流れ出したことは、今まであっただろうか？