上 下
264 / 269

お願い〇〇サプライズパーティー ④

しおりを挟む
「優斗、まだダメだ。もう少し、もう少しの我慢だよ」
 後孔を撫で続けながら、時折指を中に挿れるように力を入れるが、中には入れない。

「健…、もっ…ヤダ……」
 目隠し越しにも、優斗が潤んだ瞳で健を見つめているのがわかる。

優斗…、もうコレが媚薬っだと信じきってるな…。

 健は飲み干された瓶を見る。
 優斗に『媚薬』だと言った茶色の瓶に入った液体。
 実はたまたま健の鞄の中に入っていた、ただのドリンク剤だ。
 そもそも、健が得体の知れない『媚薬』なんてものを、優斗に飲ませるはずがない。
 だが目隠しをされ、健の濃厚なキスで朦朧としていた優斗は、健が『媚薬』だと言ったドリンク剤を、本当の『媚薬』だと思い込み、身体がどんどん反応していっているのだ。

そろそろかな?

 健は後孔を撫でる指を止める。

「やだっ…」
 後孔から去って行こうとする健の腕を、優斗は掴んだ。

「入れて…くれないの…?」
 掴んだ健の手を、後孔に優斗はあてがう。

「!!」
 健の指が後孔に当たった途端、優斗の後孔はピクっとし、健の指に力が入る。

入れたい。
入れて、優斗のいいところを押し続けたい…。
でも…。

「入れたいよ。でも今は…」
 ゆっくりと優斗をベッドに押し倒す。
「優斗の可愛い乳首《ここ》、舐めたい…」
 乳首を軽く弾くと、優斗の身体が跳ね上がる。
 首筋にキスをすると、啄むようにキスを続ける。
 鎖骨を通り、脇腹を通り……。
 焦らすようにキスをする。
 徐々に健のキスが乳首に近づくにつれ、まだ触られていない優斗の乳首や楔が反応した。

「優斗のピンク色の乳首…。食べてしまいたい…」
 健の心の声が漏れた。

「……、健…、食べて…」
 優斗は健の口元に乳首を突き出す。

「!優斗は甘えただな」

「ふぁぁ…あン……」

 ぷっくりと膨らんだピンク色の乳首を、下から押し舐められると、優斗はより乳首を健に突き出す。

「もっと…して…」

 見えない健の顔を手で探り、健の頬に手が触れると、優斗はそのまま自分の乳首に健の唇をつけた。

「気持ちいいの…、もっとして…」

 官能的な誘いに、健は身震いした。

いつもの優斗なら、こんなことは言わない。

 健は乳首を含み、キュッと吸い上げた。
 尖らせた舌先で乳輪だけを円を描くように舐めたかと思うと、乳首の先端を下で押しこむ。
 反対の乳首は人差し指と親指でつまみ、捏ね回す。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

無垢の愛

葉月
BL
可哀想な受けがどんどん攻めに愛されて幸せになっていく話です!まだよく決まってません、、、ですが必ずハッピーエンドです‼︎R-18と付いてますが、かなり後になります、、、R-18の際には☆を付けさせて頂きます‼︎ 気長に待てて、優しい方はお気に入り登録よろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ色々試行錯誤しながら、進めていきます‼︎小説ど素人なので、誤字や変な文になってる所があると思います。

【R18】父と息子のイケナイ関係

如月 永
BL
<あらすじ> 父:「息子を好きすぎて辛い。いつか私から離れてしまうのなんて耐えられない。だから……一生愛して支配したい」 息子:「僕がドMで変態なんて父さん知ったら嫌われちゃうよね。でも僕は母さんにしてたみたいにドSな父さんに虐めて欲しい」 父子家庭で仲良く暮らす二人は、実は長年両片思いだった。 拗らせ過ぎた愛情はやっと成就し、ご主人様と奴隷の生活が始まった。 <説明&注意点> 父×息子。近親相姦。ストーリー性0。エロ中心。ソフトSM傾向。 設定も深くありませんので、血の繋がりもそれほど気にせずとも読めるかも。 素人作品のため、作者の気分次第で視点が急に変わったり、文体が変わる傾向があります。特にエロ文章を試行錯誤中。 誤字脱字、話中の矛盾、変態プレイなど気になら方はどうぞ頭からっぽにして読んでください。 <キャラクター覚書> ●父:御主人様。40代。Sっ気あり。年齢に見合わず絶倫。妻(母)を亡くしてから息子が生きがい。歪んだ愛が蓄積し、息子を奴隷とする。 息子を育てるために、在宅で出来る仕事をし、家事全般にも優秀。 ●息子:大学生。20代。快感に弱く流されやすい。父限定で淫乱ビッチ奴隷。物心がついた頃からドMだと自覚あり。母似で、幼少は女の子とからかわれるのが嫌で、今は適度に身体を鍛えて身長も高い。通常時は父を「オヤジ」、自分を「俺」と呼ぶが、えっちな状況や気分になると「父さん」「僕」と無意識に呼び方が変わる。 ●母(故人):作中にはほぼ出ませんが、息子が小学生の頃、病気で亡くなる。父とは性癖が合い長年のセフレを経て妻になる。息子にとっては母。

キミといるしあわせ

ゆあ
BL
大好きな彼との甘〜い日々 たまに来るお邪魔虫が居るけれど、ボクのしあわせな生活 *・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・* まきたんに捧げるにゃんこネタです。

厄災の青い鳥はしあわせな夢を見る

ゆあ
BL
黒い鳥族の村で1人色が異なり予知夢を見ることから、気味悪がられ、奴隷商に売られる 買い取ってくれた買主から酷い仕打ちを受けるも、そこから出してくれた狼族の青年に徐々に心惹かれていく

貧乏Ωの憧れの人

ゆあ
BL
妊娠・出産に特化したΩの男性である大学1年の幸太には耐えられないほどの発情期が周期的に訪れる。そんな彼を救ってくれたのは生物的にも社会的にも恵まれたαである拓也だった。定期的に体の関係をもつようになった2人だが、なんと幸太は妊娠してしまう。中絶するには番の同意書と10万円が必要だが、貧乏学生であり、拓也の番になる気がない彼にはどちらの選択もハードルが高すぎて……。すれ違い拗らせオメガバースBL。 エブリスタにて紹介して頂いた時に書いて貰ったもの

魔物のお嫁さん

東雲
BL
美人系触手魔物(人型)×腹筋シックスパック割れな逞しい冒険者のファンタジーエロ。 金髪美人攻め。やや粗暴筋肉受け。♡喘ぎ、濁点喘ぎ、尿道責め、乳首責め等々、逞しい男が美人お兄さん(魔物)に理不尽に犯されて雌堕ち甘々えっちするお話です。 ※作中で魔物さんが受けちゃんのことを「可愛い」と称しますが、間違っても『可憐』という意味ではないです。 己の欲望と性癖詰め合わせハッピーセット!一応ハッピーエンドのつもりです。

【完結】キミの記憶が戻るまで

ゆあ
BL
付き合って2年、新店オープンの準備が終われば一緒に住もうって約束していた彼が、階段から転落したと連絡を受けた 慌てて戻って来て、病院に駆け付けたものの、彼から言われたのは「あの、どなた様ですか?」という他人行儀な言葉で… しかも、彼の恋人は自分ではない知らない可愛い人だと言われてしまい… ※side-朝陽とside-琥太郎はどちらから読んで頂いても大丈夫です。 朝陽-1→琥太郎-1→朝陽-2 朝陽-1→2→3 など、お好きに読んでください。 おすすめは相互に読む方です

僕は超絶可愛いオメガだから

ぴの
BL
オメガとして生まれた春人は、小さい頃から可愛い可愛いと周りに言われて育ったため、めちゃめちゃ自覚ありの容姿端麗オメガに成長した。 αのためのエリート学校にオメガ特別枠で入学した春人の目的は、将来、悠々自適に暮らすためにαの中でも特に優秀な者を伴侶にすること。  オメガの中でも特に優れている自分の容姿を武器に打算で目ぼしい者に近づくつもりが、学校一の優秀αの城之内 直哉はそういう訳にはいかなくて…。  説明が長くなるので、本編で、オメガバースの説明をしていません。すみません!

処理中です...