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繋がりたかった ①

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雅樹が甘えるように舌を出すと、智樹がそれに応える。
口内で絡め合った舌は暖かく、それまであったぐちゃぐちゃしてた気持ちが解けていく。

啄むように智樹が雅樹の唇に、耳の後ろに、首筋にキスを落とすと、その度に雅樹がピクリと反応する。

「智樹…」
「ん?」
「抱きしめたい…」
「えー、どうしよっかな」
「抱きしめたい。な、お願い…」

チラッと雅樹の顔を見上げると、今にも泣きそうになっている。
でもそれは悲しさからではなく、胸がいっぱいで泣きそうな表情。

可愛くて仕方ない。
愛しくて仕方ない。
俺の方が抱きしめたいんだよ。

「仕方ないな、ちょっとだけな。あんまり力入れんなよ。俺、雅樹の力に勝てないんだから」
智樹が雅樹の耳たぶを甘噛みすると、そのまま雅樹に抱きしめられた。
いつもは気持ちをぶつけるように力強く抱きしめるのに、今の雅樹は小鳥を包み込むようにそっと智樹を抱きしめる。

俺の前立腺ここ、擦ってくれるかな?
突いてくれる?

「ンッ……はぁぁ……んっ……」

雅樹に擦られ突かれることを想像しながら、智樹は弱いところに指を伸ばすと、ぐちゅりと中から液が流れ出す。

「我慢の限界なんだけど…」

「ンっ……」

雅樹に耳を甘噛みされ、智樹は腰を反り返らせた。

「キス…して…」

中を弄る指を止めず、智樹が雅樹の方見て口を開けると、ゴクリと生唾を飲んだ雅樹が智樹が貪るように智樹に濃厚なキスをする。

楔を舐めるように雅樹は智樹の舌や口内を舐め、吸い上げ、下唇を甘噛みし引っ張る。

「ふぁぁ…ぁン…」

「智樹。挿れたい」

蕩けきり身体を雅樹に預けきっている智樹が頷くと、智樹を抱きしめたまま雅樹はベッドの縁に座った。

「俺の挿れられる?智樹」

コクコクと智樹は頷き、全身の力を使って腰を浮かせると、雅樹の楔の上に後孔をあてると、

「う、んん…くぅ…っ」

ずぶりと奥まで押し込む。
広げたはずの中なのに、雅樹の楔が入り込むたび、より中が広げられる。
雅樹の楔が内壁と密着し、そこからじんじんと熱いものが込み上げてくる。

「智樹ん中、あったか…」

「ぁっ……」

雅樹が智樹の首筋をペロリと舐めると、それだけで智樹の中がキュッと締まる。

「智樹、俺にしがみついて」

返事の代わりに智樹が雅樹の首にしがみつくと、雅樹は智樹の髪にキスをし、
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