隣国の王子様が好き？

王子様

「婚約破棄だ！！！！！！！」

「ええ、結構ですわよ」

「なんだって？？？？」

「だって、私は最初からあなたのこと、好きじゃなかったのですから」

「貴様……ふざけるな！！！！！！」


「あらあら、私のことを殴るんですか？？？？？まあ、好きにして頂いて結構ですが……ああ、でもね、あんまりひどいことをされますと、こちらとしても、黙ってはいられませんわよ？？？？？？」


私は突如、隣国の王子様を召喚しました。

「そいつは誰だ？？？？？？」

「あの……隣国の王子様です。私の新しい婚約者ですの！！！！」

「何だって？？？？？？」

「だって、婚約破棄なのだから、私が誰と婚約したって、文句を言われる筋合いはないでしょう？？？？？じゃあ、さようなら！！！！！！ああ、そうそう。この国の情報は全部持っていきますから……じゃあ、そういうことで！！！！！！！！」


「おいおい、待ってくれ！！！！！！」

「だって、あなたが私のことを待ってくれたことなんてないでしょう？？？？さようなら！！！！！！」

いい気分……まあ、そんなところでしょうか。

本当に愛してくれる人のところに行けるのならば、それは、私にとっては非常にいいことだと思うわけでございます。

めでたしめでたし。