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その3

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「学校の治安を乱した責任は非常に重いと判断せざるを得ないだろう。だから、婚約破棄と言う事態になったとしても、それは仕方のないことだとは思わないのか???」

「えっと、その件につきまして、私は全く何も知らないわけでございますが。王子様は一体、誰からそのようなことをお聞きになったのでございましょうか」

「そんなことをいちいち、君に言う必要ないだろう」

「私の話は全く信じてくれないわけでございますか???」

「別にそういうわけでは無いのだが。実際、数名から証言は得ているんだ。まさか、彼らが嘘をついているとも思えないだろうさ」

「そうなのですか。それだったら、仕方ないかもしれませんね」

でも、当然のことながら私は、自分がそんなことをした訳はなかったので、認めようとは思えませんでした。その結果、本当に王子様から婚約破棄されることになってしまいました。
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