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「ロンメル様、今日もたくさん愛してくれるのですか???」

「君は、どこかで会った顔だなあ」

この日、ロンメル公爵が選んだ女は、彼の言う通り、少なからず顔なじみだった。

「ひょっとして、忘れちゃったんですか???もう、ロンメル様ったらひどいです!!!」

「そんなことを言われたって、忘れたものは仕方ないだろう。まあ、それだけ魅力のない女ってことになるのかな???」

ロンメル公爵はいつも、こんなテンションだった。まあ、彼を取り巻く女たちは、このテンションに慣れているわけなので、こんなことを言われたくらいでは何とも思わなかったのだ。

「それでね、今日はどんな感じにしましょうか???」

「どんな感じって、君ができるだけのことを全てすればいいさ。私はもう正直疲れ切った。人生に。どんな婚約をしたって、結局はめちゃくちゃ。最初から婚約なんてするものじゃないね。なあ、君もそう思わないか???まあ、最も君みたいな女に婚約なんて無関係か」

ロンメル公爵がこう言うと、女は、

「まあ、そうかもしれませんね」

と答えるだけだった。

「私はもう何もしない。何をしなくても心地よさを感じられる、君たちにはそれだけの能力があるはずだからな。金が欲しいんだろ???だったら、精一杯奉仕することだな!!!」

そう言って、ロンメル公爵はベッドに横たわった。女は、

「かしこまりました」

と言って、そのままロンメル公爵の横に近づいた。

「全てお任せでよろしいのですか???」

「ああ、君の提案する奉仕を全力で頼むよ」

「わかりました。それでは、これからご奉仕させていただきます!!!!!」

女は精一杯、ロンメル公爵の機嫌を損なわないよう努力した。確かにロンメル公爵はお疲れのようだったので、彼にはなるべく負担のかからない形で、つまり、自分が積極的にリードする形をとった。だがしかし、女の弱点を知り尽くした彼にとって、やはりこの女もまた、取るに足らなかったのだ。

「はあああっ…………」

一度のため息で十分だった。女は余計に緊張して力が入りすぎた。ロンメル公爵のため息が増える一方だった。

「何とかならないかね……こっちは金を払っているんだ……」

女が努力してもダメ……次の代わりが後ろに待ち構えていた。
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