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それからしばらくして、ようやく全ての種の植え付けが終わった。これでしばらくは安心だろう。後は、芽が出るのを待つだけだな。そして、昼食の時間になったので、私はリリィールと一緒に食事を摂ることにしたのだ。今日のメニューはサンドイッチだ。卵サンドにハムサンド、ツナサンドなど色々あるぞ!勿論飲み物は牛乳さ!私はコーヒー牛乳派だけどね!
「美味しい!」
相変わらずリリィールは美味しそうに食べてくれるなぁ~作った甲斐があったというものだね!それにしてもこの子を見ていると心が和むわぁ~なんだか妹ができたみたい!なんて思いながら見ていると不意に目が合ったので微笑みかけてみたのだが、なぜか目を逸らされてしまったよ……あれれ?もしかして嫌われちゃったのかな?だとしたらショックだなぁ……まあいっか!そのうち心を開いてくれるでしょう!というわけで気を取り直して私も食べることにするわ。
お腹いっぱいになったら眠くなってきちゃいましたわzZZ……はっ!?いけないいけない寝ちゃうところでしたわ。
畑仕事を再開しましょうかね……おや?あれは何でしょうか?何やら黒い塊のようなものがありますけれど……近づいてみるとそれが何なのか分かりましたわ……これは……スライムですの?まさかこんなところにもいるとは思いませんでしたわ……でもおかしいですわね?普通はもっと深いところに生息しているはずなのですが……?
「ん?このスライムを使って畑のレベルをあげてたんだよ」
と言ってリリィールが指差したのは耕された土の上でピョンピョンと跳ね回る無数のスライム達だった。
「どうしてこんなことをしているの?」
すると、彼女は得意げな顔でこう言ったのです。
「それはね、作物の成長を促進するためだよ」
「そうなの?」
「うん、そうだよ~」
よく分かりませんがきっと私のためにしてくれてる事は分かりました。
「ありがとうリリィール」
お礼を言うと彼女は照れくさそうに笑っていましたわ。可愛いですわね本当に……このままずっと一緒に暮らしたいくらいですわ。そうして私たちは楽しくお喋りしながら過ごしましたの。そして夜になると寝床に入り眠りにつきましたわ。翌日からはいつものようにお仕事が始まります。私とリリィールは協力して畑仕事を頑張りましたわ。そんなある日の事でしたわ。突然、彼女がこんな事を言い出したのです。
「ねえ、セリア?ボクと一緒に旅に出ない?」
いきなりの提案に私は驚きましたが、冷静に考えてみましたところ悪くはないかもしれませんわね。旅をする事で色々な場所を訪れる事ができるでしょうし、新たな出会いもあるかもしれないのですから……そう思うとワクワクしてきたのでOKを出すことにしましたの。
「いいわよ!一緒に行きましょう!」
こうして私達は旅に出ることになりましたのよ!先ずは近くの町に向かう事になりましたわ。馬車に揺られながら進んでいくこと数時間後、ようやく目的地に到着いたしましたわ。そこは小さな町でしたが中々賑わっている様子でしたわ。早速中に入ってみましょうか。お店が立ち並ぶ通りを歩いていると果物屋さんを見つけましたの。そこで新鮮な果実を購入することにしましたわ。お金を払って品物を受け取るとそのまま別の場所に向かいましたわ。次に立ち寄った場所は武器屋です。ここで短剣を購入しようと思ったのですが値段が高くて手が出ませんわね……なので諦めようとした時、店主の方が声をかけてくれましたの。何でも半額にしてくださるとのことだったのでお言葉に甘え
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