[完結]地味なブチャかわ女で失礼します

41.ミイラ軍団

アイバンクから連絡が
あり、目の緊急手術を
受ける事になった。

術後の経過も良好で
仕事復帰も問題が
無いとの医師から
言われホッとしていた。

LINEの着信音

「これからお見舞いに
伺います。」

「渋谷さん、

直ぐ退院するから
お見舞いは…」

LINEの返事を
打ち込み中に

部屋をノックする
音がした。

「どうぞ！」

扉が開くと

目出し帽の男性２人と
女性1人が入ってくるなり

「サプライズ」
全員で叫ぶと

片目だけ見える状態で
顔に包帯が巻かれてた。

あまり衝撃的な出来事に
私が呆然としていると

「社長、どうですか」

「杉下さん…」

「僕て判るんだ」

「女性は、渋谷さんでしょ」

「あのぉー、すみません。

どなたかしら」

「社長、星那さんですよ」

「う、うそでしょ。

星那さんも…」

「鈴木さんと同じよに
顔に包帯巻いてれば

お互いに違和感が無い
かもて……」

「うっふふふ！

ミイラ軍団だよね。渋谷さん」

「星那さんと僕で企画した。

ミイラお見舞い。

ウケるでしょ」

「ありがとう。

気づかってくれて

嬉しいよ。ごめん泣いて」

「麗美さん、やっぱり
ふざけん過ぎでしたか」

「そうじゃないの、
嬉し涙だよ。

でも……おかしいよ
うっふふふ」

「麗美さんに二人が
会いたいて僕に毎日
LINEくるので……」

「そうなの杉下さん、
渋谷さん」

「はい！」

「オンライン会議で
会ってるじゃない。」

「社長、あれはアバター
でしょ。リアルで会いたい
ですよ。僕達は……」

「鈴木さんが順調に回復
してるて、
代表から聞いても
会ってみないと……」

「あぁー、本当にありがとう」

杉下も渋谷も会って
安心したようだった。

三人が帰った後、

玄関ロービーの自販機で
飲み物を買ってると、

携帯にニュース速報の
表示がされた。

『ニュース速報

JアルファCEOが死去』