[完結]地味なブチャかわ女で失礼します

30.シークレットアルファ

パーティー当日の朝食に
メッセージカードが……

『本日迎えの者が伺います。』

パーティー開始の1時前に
代理人(弁護士)が部屋に
訪れた。

３人にそれぞれに1個づつ、
タブレットとゴーグルを
手渡されて、

タブレットを起動して
自由に自分がなりたい姿の
アバター作成をするように
指示をされた。

個々にアバター作成が
終わると、ゴーグルを
着用すると

(メタバース)
仮想現実の
世界が広がっていた。

ようこそ 𝕎𝕖𝕝𝕔𝕠𝕞𝕖
文字を３人見つめて
呆然していると

ココで練習、お試しの
文字が流れた。

代理人からココでの
注意事項とルール説明を
レクチャーさて、実際に
動いたりしてみると
楽しくなってきた。

３0分程のレクチャーで
VRを使いこなせた。

パーティー会場までは、
近いので、少し休んで
から案内するのでと
代理人は、退室した。

迎えの車が来たとの
連絡で３人は、ホテルを
出て代理人に誘導され
パーティー会場の
受付を済ませた。


（パーティー会場）

「鈴木社長、こちらに」

「はい！」

５0名ほどが収容出来る
立食でウエルカムドリンク
を３人は受け取り
暫くすると……

舞台のスクリーンに
CEOが現れ、ゴーグルを
着用の指示をした。

「ようこそ 𝕎𝕖𝕝𝕔𝕠𝕞𝕖
シークレットアルファに
おいでくださり
ありがとうございます。

今日は、第1回 新会社設立報告
及び株主総会となります。

新会社の社名は、通称ＪＲＳです。
株式保有権については、
個々に分配をしました。
今ご覧の端末に表記
させて頂きました。

ＪＲＳのコンサルを
紹介します。」

スクリーンの画面が
切り替わり、

ロングのブロンド髪
にサングラスとマスク
で変装した魔導師風の
衣装を身にまとった人物が、
現れて一礼すると
ボカロ声で話し始めた。

簡単な今までのコンサル歴
と今後事業展開等の話
だった。

その後は、
アバターのままでしばらく
歓談時間となり……

個性的なアバターの人が
多い印象だが、会話は
フランクでフレンドリー
な話題が多かった。

進行役に指名されて
麗美も新社長として
挨拶をした。

再度 、スクリーンに
CEOが現れて

「いかがでしたか？
シークレットアルファ
での体感は、ご自身の
好きな性別、国籍、人物、
動物の姿になる事で
新たなアイデアや築きや
発見や社会的立場でなく
お話ができたのでは
ないかと思います。

この新規事業は、
人類の未来に貢献できる
愛のあるプロジェクト
なので、発言や提言は
自由です。

皆様とアバターで交流も
楽しかったです。
ありがとうございました。」

進行役からゴーグルを
外すようにとの
アナウンスがされれて
散開となった。

(ホテルに帰る車中)

「鈴木さん、株主て
すごくないですか」

「私もぼんやりと
代表か、杉下さんと
渋谷さんには、
株式譲渡する話しは
聞いてたけど……

プロジェクト関係者
に譲渡は、驚いたよ」

「麗美さん、アバター
等身大過ぎて……
（ほほえむ）

スゴく新鮮に感じたわ」

「そうですか。
私的には、かなり変えた
ですけど……」

「いや～！渋谷さんの
アバターの桃太郎は、
インパクトあり過ぎて
大人気でしたね」

車中では、パーティーの
話しで盛り上がった。