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3.はじめまして鈴木です

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後日、週末に泊まって
部屋の掃除等をする
だけならとの条件で
鍵を預かった。

(タワマンの部屋)
美咲とこの間一緒に
来た時は、気にして
なかったが……

窓から見える夜景は、
ホテルのスイート並に
美しい景色で心が和む

<携帯の着信音>
「誰だろ?!美咲からの
LINE」
(LINE画面)
『タワマンの夜景を
お楽しみ中にゴメン
今晩、人が訪ねて
くるからよろしく』
 
美咲からLINEに動揺
しながらも既読なって
しまったので、返事を
と思ったら……

『麗ちゃん!あと5分
ぐらいで着くて』
『エッ!なにそれ』
『着いたて、じゃ!
よろしくね』

インタホーンのなる音
「ちょっと、早すぎ
どうしよう。そ、そ
インタホーンに……」

インタホーンの画面に
エメラルドグリーンの
瞳の栗毛色をした男性の
姿が映し出された。

「いないのかな」
<日本語しゃべった!>
「良し!これなら大丈夫!
がんばれ、私」

「はい!どちら様でしょうか?」
「クリストファから紹介で
来ました。」
「クリス……あぁ美咲の
ご主人様の」
「そうです。どうぞ」

(リビング)
「あのすみません。
その袋なんですか」
「あぁあ、これで
お願いします。」
「クリスから聞いて
ませんか?」
「はい!何も聞いてません
けど」

「その前にお名前を
伺ってもよろしい
でしょか?」
「これは、失礼しました。
鈴木星那です。」
<なんて、鈴木て言った。
ファーストネームは、
セナだから……>
「私は、鈴木麗美です。」

「困りましたね!名字が
一緒なので……お互いに
鈴木さんと呼び合うのも
ぎこちないので……」
「名前で呼んでも
良いですか?」
「僕は、星那で構いません。」
「私も、麗美で良いです。」

「あの~麗華さん、
座っても……」
「すみません!ごめんなさい。
星那さんどうぞ
お掛けください。」

「あと……ちょっとお願いが、
グラスをお借りしても……」
「そうですよね!お飲み物を
お出してなくて……
直ぐに、ご用意します。」
「いや、飲み物は持参しました。」
「クリスから麗華さんが、
お好きな飲み物もきいたので、
お持ちしました。」

星那は,グラスを用意すると、
ワインを注ぐようなスマートな
所作でソフトドリンクを
グラスに注ぎ入れてくれた。

「僕の日本語、大丈夫ですか?」
「はい!流暢で聞き取り
易いですけど」
「それなら良かったです。」

「あの!星那さんがココに
来たのは……」
「そうでした。僕は、人と
会話するのが苦手なので、
今日は、スゴく会話が出来た
自分に驚いて……」
「私もそうです。人とこんなに
話したのて、それも初対面で
始めてなので……」
二人は、笑い合う。

「麗美さんの質問された答え
になってない事ばかりで……」
「いえ!私も少し緊張してるので」
互いにうつむいて、照れる。

「袋の中身をクリスが、
見せれば解ると言って
ました。」
麗美が袋を受け取ると、
思わず!
「これて……」
大声を出してしまった。
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