[完結]星空の下の図書館

第5話: 新たな仲間

森を抜けると、
広がる草原の中に
一軒の小さな家が見えた。
リナとルナはその家に近づき、
扉をノックした。

「こんにちは、どなたか
いらっしゃいますか？」

扉が開くと、
そこには優しい目をした
少年が立っていた。
彼の名はカイル。
彼もまた、
この世界で冒険を
続ける者だった。

「こんにちは。僕はカイル。
この家で休んでいきませんか？」

リナとルナはカイルの
優しさに心を打たれ、
彼の家に招かれることにした。
家の中は暖かく、
心地よい香りが漂っていた。

「ここには他にも
冒険者が集まることが
あるんです。
みんなで助け合って、
困難を乗り越えてきました」

カイルの言葉に、
リナは胸を高鳴らせた。
彼女は新たな仲間と
出会えることに喜びを
感じていた。

その晩、
リナ、ルナ、カイルの三人は
暖炉の前で語り合った。
リナは自分のこれまでの冒険や
試練について話し、
カイルは
自分の経験をシェアした。

「僕も同じように
闇の森で試練を受けました。
その時、
僕は友達と助け合いながら
乗り越えたんです」

カイルの話を聞いて、
リナは自分が
一人ではないことに
気づいた。
仲間がいることで、
どんな困難も
乗り越えられるという
自信が湧いてきた。

「これからも
一緒に冒険しよう、カイル。
あなたとなら、
どんな試練も怖くないわ」

リナは微笑みながら
カイルに手を差し出した。
カイルもまた、
その手をしっかりと
握り返した。

「もちろんだよ、リナ。
僕たちなら、
どんな困難も
乗り越えられるさ」

その夜、
三人は星空の下で
未来への希望を胸に、
深い眠りについた。