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第ニ章
十四話 悪魔大戦
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夜風が心地よい。
「私のことを話してもいい?」
歩きながらアレサが口にする。
悪魔のことだろうか。
レフトが知っておくべきことをアレサはきっと知っている。
「うん…でも話せる範囲でいいよ」
「ふふっ、優しいのね。私、自分のことを話すのは苦ではないわ」
レフトはアレサが自身のこと、つまり悪魔のことを話したくないと思い込んでいるようだ。
思い込みはだんだんと不信へとなり、やがてお互いの気持ちがすれ違い、結果価値観の不一致…となる可能性があるようだ。
思い込むような時もあるだろうが、過度な思い込みは気をつけよう。
「昔、大きな戦いがあったの。その時の私は文字通りの戦闘マシーンだったわ。争いがあると聞けばすぐそこへ向かったわ」
「…」
目の前に休憩できそうな小さなベンチがある。
「座ろうか」
レフトが休憩をすすめ、それに笑顔で応えるアレサ。
「うん、座りましょう」
静かな星空の下、二人は語らう。
「大陸を巻き込むほどの戦いだったのかな」
「そうね…大きな戦いだったわ。人も悪魔も多くの者が亡くなったの」
「…文明が滅んだのは…その戦いが原因?」
「いいえ、文明が滅んだのは確かに悪魔が関係しているのだけど、今話している戦いは文明が滅ぶ前のことなのよ」
「文明が滅ぶ…前…」
「悪魔大戦」
「…」
「資料は機械墓地を探せば見つかるかもしれないわ」
「アレサ…悪魔とは一体…」
「前に少し話したけれども悪魔には二つのタイプがいるのよ」
「技術者とかだね」
「戦いに特化したタイプと知略に特化したタイプがいるの。それぞれ能力が異なりどちらにも共通しているのは長寿であることよ」
「長寿…とは思ったわ。女性に歳を聞くのは失礼だから…」
「うふふ、紳士ね。ショックだろうけど…聞いて…少なくとも私やアンドロイド化したオメガは百年以上生きているわ。」
「…大丈夫、年上が好き…だから…」
「ふっ」
レフト、痛恨のギャグが炸裂した。
やや表情が固かったアレサだが思わず吹き出した。
「ごめん…つまらんギャグで話の腰をおってしまったね」
「ううん、よくわかったわ、私はあなたが好き…」
「えっ」
直球勝負のアレサらしい、素直な気持ちをレフトに伝えた。
「気持ちを伝えてスッキリしたわ」
「機関にいた時は誰かを好きになるとは思ってもいなかったよ」
「ふ~ん、あなた結構モテるわよ」
「えっ…モテるって…」
「シーキヨの機関にいる聖剣士の女性や、最近、リムルって女戦士もあなたを訪ねてきてたわよ」
「ああ、リムルか。元気そうだったかな」
「知らないわよっ。元気だからシーキヨに来たんでしょ」
不機嫌になるアレサ。
先ほどの真剣な話から一転し急に会話が止まる。
二人だとのんびりした空気となり、その時の気分で会話の方向性が大きく変わるのだ。アレサは身の上話をするつもりだったが、いつの間にかレフトの女性関係へと話題が変わっている。
「レンやリムルは機関の仕事で世話をした女性で、個人的な付き合いはないよ」
「ごめんなさいね、私が悪かった…仕事絡みだと思ったわ…だけどちょっと気になっちゃったのよ…」
少し言い過ぎたと反省するアレサ。
気分の浮き沈みが激しく感情のまま生きているようだが、冷静な部分もある。
間違いや話の方向性が異なって進んでいく時は一旦考えて、事態が悪化するのを回避し素直に反省し詫びる姿勢はある。
「話を戻そう…えっと…」
「悪魔のタイプね、人もそうだけど、性格などにより得意不得意があると思うわ。悪魔はそれがより強いのよ」
「つまり役割がはっきりしているということかな」
「そうね、さっきも言ったけど戦闘タイプと知略タイプね」
「わかった。アレサは戦闘タイプということで、悪魔大戦に参加したということだね」
「うん、当時この大陸はカイト国とエンデ国しか存在していなかったわ」
「カイト国…?」
「順番に説明するわね」
未知の国やらで情報を整理しつつもやや混乱しているレフト。
「そもそも悪魔がこの大陸に侵略したことが始まりなのよ」
「侵略…じゃあ悪魔はこの大陸とは別のところからきたのか…」
「ええ、侵略されたカイトは武力を持たない国だったからあっけなく陥落したわ」
「陥落…」
「ただ悪魔は人に知恵と魔力を与えたの。カイトは確かに堕ちたのだけど、再び力をつけて強国になったの。高度な文明に人は悪魔を崇拝し洗脳される者もいたわ」
「…」
「力をつけたカイト国はある国へと進軍を始めるの。それが悪魔大戦」
「…エンデ国だね」
「うん、当時エンデの戦力は謎で、悪魔は進行しようにもある理由でできなかったの。そこで人間やアンドロイドで兵を構成した部隊を突撃させた」
「なるほどね、オメガはそれに参加したんだね」
「そうよ、当時は人間だったのよ。とても荒れた性格だけど確かな実力者だったわ」
「人間ねえ、想像できないけどなあ」
「オメガは大怪我をして人間の限界を悟ったらしいわ。そしてアンドロイド化という選択をしたみたいよ」
「…大怪我をするほどエンデ国は強いということなのかな」
「いいえ、カイトの部隊はエンデまでたどり着く前に敗走したわ」
「えっ…」
「悪魔はね植物に弱いの。森に入ったら命の危険こそないけど、とても戦いなどできる状態ではないわ。だからまず人やアンドロイドが出撃して悪魔にとって邪魔な原生林を焼き払ったの」
「…アレサ…それなのに腕の治療でエンデへと…」
「いいのよ。あの時は冷静ではなかったし、今こうして私の話を聞いてくれているし、二人で生活している。私はとても幸せよ」
アレサは身体をレフトに傾ける。
レフトは一瞬戸惑ったが優しく抱きしめる。
「森を焼き払ったら…幻獣が…」
話を戻すレフト。
「ええ、その通りよ。森を焼かれ激昂した幻獣たちにより部隊は壊滅したわ。後方支援していた悪魔たちも大打撃を受けてカイト国からの撤退を決断したわ」
「…」
「この大敗で悪魔は真っ二つに分断したわ。これからは人と共存すべきとする者と、一時撤退して再び戦力増強後、エンデに復讐する者にね」
「撤退って…一体どこに…」
「それはまた今度話すわ。とにかくこの大戦の敗走は多くの悪魔に人との共存を選択させたわ。だけど少数とはいえ人をそそのかしエンデと幻獣への復讐を計画する者もいたわ」
「怖いな…」
「悪魔たちは基本的に仲が良くないのよ。だからこの大戦の後は同士討ち続発したわ。特にタイプが違うだけでも争いになったわ」
「なるほどね、悪魔と言っても友好的な者が多いけど、一部狡猾で邪悪な思想をもつ危険な者もいるって事だね」
「うん、戦うことが生き甲斐な私のような戦闘タイプは人間の強者との戦いを強く望み他をかえりみないなど問題もあるけど、支配や虐殺、復讐など危険な思想とは無縁よ。正当化するつもりはないけど私を信じてほしい…としか言えないわ」
「だいたいわかったのだけれど一つ教えてほしい」
「え、何?」
「カイト国とは…」
「ああ、カイト国は現在のシーキヨ、つまり機械墓地の墓地になる前の国よ」
「シーキヨの…」
「広大な領土に温厚な人たちが暮らしていた大都市よ」
「大都市…」
「ねえレフト」
「ん」
「この話を聞いても私と一緒にいてくれるかしら?」
「もちろん一緒にいるよ、どうしたの?急に」
「戦いばかりだった私はあなたの自分を犠牲にしてまでも相手を助ける行為が理解できなかったわ。そんな人間がいるはずはないと思っていたし」
「ニナも言ってたけど、その時の記憶はうっすらとしかないんだ。先生が危ないと、とっさに身体が動いたというか…」
「らしいけど…結果、あなたは悪魔を打ち負かしたという事実があるわ」
「それは…」
「その時私の運命が変わったの」
「えっ」
「昔、私はカイト国の技師と婚約していたの」
次回へ続く
「私のことを話してもいい?」
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「…」
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「…文明が滅んだのは…その戦いが原因?」
「いいえ、文明が滅んだのは確かに悪魔が関係しているのだけど、今話している戦いは文明が滅ぶ前のことなのよ」
「文明が滅ぶ…前…」
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「…」
「資料は機械墓地を探せば見つかるかもしれないわ」
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「前に少し話したけれども悪魔には二つのタイプがいるのよ」
「技術者とかだね」
「戦いに特化したタイプと知略に特化したタイプがいるの。それぞれ能力が異なりどちらにも共通しているのは長寿であることよ」
「長寿…とは思ったわ。女性に歳を聞くのは失礼だから…」
「うふふ、紳士ね。ショックだろうけど…聞いて…少なくとも私やアンドロイド化したオメガは百年以上生きているわ。」
「…大丈夫、年上が好き…だから…」
「ふっ」
レフト、痛恨のギャグが炸裂した。
やや表情が固かったアレサだが思わず吹き出した。
「ごめん…つまらんギャグで話の腰をおってしまったね」
「ううん、よくわかったわ、私はあなたが好き…」
「えっ」
直球勝負のアレサらしい、素直な気持ちをレフトに伝えた。
「気持ちを伝えてスッキリしたわ」
「機関にいた時は誰かを好きになるとは思ってもいなかったよ」
「ふ~ん、あなた結構モテるわよ」
「えっ…モテるって…」
「シーキヨの機関にいる聖剣士の女性や、最近、リムルって女戦士もあなたを訪ねてきてたわよ」
「ああ、リムルか。元気そうだったかな」
「知らないわよっ。元気だからシーキヨに来たんでしょ」
不機嫌になるアレサ。
先ほどの真剣な話から一転し急に会話が止まる。
二人だとのんびりした空気となり、その時の気分で会話の方向性が大きく変わるのだ。アレサは身の上話をするつもりだったが、いつの間にかレフトの女性関係へと話題が変わっている。
「レンやリムルは機関の仕事で世話をした女性で、個人的な付き合いはないよ」
「ごめんなさいね、私が悪かった…仕事絡みだと思ったわ…だけどちょっと気になっちゃったのよ…」
少し言い過ぎたと反省するアレサ。
気分の浮き沈みが激しく感情のまま生きているようだが、冷静な部分もある。
間違いや話の方向性が異なって進んでいく時は一旦考えて、事態が悪化するのを回避し素直に反省し詫びる姿勢はある。
「話を戻そう…えっと…」
「悪魔のタイプね、人もそうだけど、性格などにより得意不得意があると思うわ。悪魔はそれがより強いのよ」
「つまり役割がはっきりしているということかな」
「そうね、さっきも言ったけど戦闘タイプと知略タイプね」
「わかった。アレサは戦闘タイプということで、悪魔大戦に参加したということだね」
「うん、当時この大陸はカイト国とエンデ国しか存在していなかったわ」
「カイト国…?」
「順番に説明するわね」
未知の国やらで情報を整理しつつもやや混乱しているレフト。
「そもそも悪魔がこの大陸に侵略したことが始まりなのよ」
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「ええ、侵略されたカイトは武力を持たない国だったからあっけなく陥落したわ」
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「…」
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「えっ…」
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