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第一章
六話 集落の危機
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レフトたちは新たに依頼を受けていた。
シーキヨから少し離れた集落から緊急の依頼があったのだ。
略奪、強奪を繰り返す暴徒を止めてほしいとのことだ。いちょう集落は応戦しているが戦える者たちは大怪我や病により戦力は日に日に低下。このままでは全てを奪われてしまう。
説明を聞くとレフトたちは即、行動を開始した。
「国家から少し離れた小さな集落なんかは、無法者によく狙われるんだ」
レフトはそういう状況を多くみてきた。
無秩序な地域の被害者は力なき者たちだ。
復興機関はそういう事態を救うことを最優先にすべきなのだ。
「私もここで働く前は各地を転々としていました。怖い人たちに追われていて…」
モモは悲しい過去を話す。
「…追われていたのはモモさんが毎回密猟者から貴重な物を盗んだからだと…」
「なっ!」
ミツキは密猟の取り締まりをやったことが多々あり、捕らえた密猟者はよくモモにやられたと嘆いていたそうだ。
「…モモさん、過去は過去ですから」
ミツキはモモに笑顔をみせた。
モモは具合が悪そうな感じだが、
そうこうしているうちに集落へ到着する。
すぐに見張りがきて問う
「復興機関の方々でしょうか?」
「はい、状況を説明できる者のところへご案内ください」
レフトはそういうと復興機関の証のバッチをみせる。
ミツキやモモも続く。
大きな門が開き集会所なるところに案内される。内部には小さいが貯水池があり、暴徒がここを狙う理由がわかった気がした。
整理された広い部屋に案内され、やがて明らかに長老であろうという人物と、武骨な鎧を身につけた男女が入ってくる。
「復興機関の方々、遠方へわざわざ足を運んでもらいありがとうございます」
長老らしき人物は相当な人格者とすぐにわかった。この地を愛し救いたい、そんな気持ちが伝わる。
「いえ、私はレフト、こちらがモモ、それにミツキです。復興機関により詳細をお伝えください」
レフトは相変わらず依頼中はムダな事を言わない。
淡々とし事務的だ。
「ここで長をしておるグルと申します。この二人は護衛のグレイ、リムルです。ここに残った最後にして最大の戦力です」
…そんなとこだろう。どちらもパワータイプっぽい感じだが、このグルって老体もあなどれない気がする。ミツキはレフトにそう伝えた。
「まず確認したいのは暴徒の戦力です。状況によっては私たちだけでは対象できないかもしれないから、ある程度教えてください」
「うむ、およそ十人ほどが一般的な賊徒のようなもので他に危険な人物が四人います」
「なるほど、やはり複数のリーダーがいますか」
冷静に分析するミツキ。
「この地にあの巨大な貯水池は貴重かと思うので、奪おうと狙う輩が多そうに思えます」
「はい、どういうわけか砂漠から水が確保できたので小さいながらひっそりと皆で生活しておったのですが、噂が広がると危険地方からやシーキヨから物騒な連中が襲ってきました。そのため大きな門をつくり防衛をしているのです」
侵略と防衛の集落か…
「シーキヨよりやや東にあるこの地帯はもともとが砂漠地帯であり、太古の生物がいたと記録がありました」
モモはこの地に伝わる神話のような話をする。
「以前読んだ書物に、きびしい環境のこの地域を救おうとどこからか亀のような生物が現れて水源を見つけたと…」
その伝説をモモは半信半疑だったが、目の前にある不自然な貯水池をみると、人知を超えたものが存在するとも思えなくもないように感じる。モモに限らず、この光景は誰もがイメージする砂漠のオアシスだ。
「その亀のようなと言われた生物はこの地では水神と伝わり、あの貯水池は水がめと言われております」
神による奇跡だか科学的による工事だろうが、
今ここは危機で暴徒に蹂躙されようとしてる。
その事実だけで十分だ。
レフトは拳を握り、暴徒について詳しく聞く。
「先ほどおっしゃった危険な四人について教えてください」
「はい、丸坊主と、長髪、目つきの悪い女性に、それらをまとめるリーダーみたいのがいます」
…ざっくりすぎる説明だわ。
「な、なるほど」
「個々の能力はそれほどでもないが、統率がとれて連携をする。それがやっかいなのだ」
突然武装したグレイが話す。
渋めの声が心地よく、ダンディな装いをすれば別の道がありそうだ。
モモはニヤニヤしながらそんな想像をしていた。
「ただの暴徒ではないということですね」
「ええ、動ける男に狙いを定めているなど、策謀に長けているようです」
しばらく会話は続き、三人はしばらくここに滞在することを決めた。
その晩、ミツキは周囲を調べる諜報活動につき、モモは女性や子供の体調チェックなど住民の健康管理を開始した。
レフトは護衛のグレイとリムルに呼び出されていた。
「何かあるなら先ほどおっしゃってくれればよかったのに」
レフトはそう言うが二人はただならぬ雰囲気だ。先ほどとは違う。
「長はあなたを信用しているが、我々が信用できるのは力のみ」
すると二人は抜刀して戦闘体制になる。
「おいおいおーい、まてまて」
突然の出来事でさすがに焦るレフト。
「その武人みたいな精神は危ないです。今すぐ武器をしまってください」
「そうはいかない、あなたが信用できる者か試すにはこれが一番だ。さあ、お相手願おう」
リムルも戦闘体制になる。
二人の武器は剣であり、刀身は鋭さというより、力で押しきるタイプでとても剣術とはいえないだろう。レフトは初見で相手の実力を殺気から感知し分析していた。
この二人は弱くはないが強くもない。
ここで腕試しをして貴重な戦力を消耗させたくない。
なんとか説得するレフト。
「ここで戦う意味がない。敵は別にいるでしょう。長もこんなことは望んでいないでしょう。独断はよくない」
「承知のうえ。罰は受けます。お相手願う、復興機関のレフトよ」
「…」
ちっ、アレサといい、この武人っぽい二人といい、いい加減にしてほしいわ。
そして舌打ちしながら剣を構えるレフト。
「抜かないか、レフト殿?」
「はい、これはこういう武器なので…」
「失礼であろう、手抜きは死より恥ずべきこと。我々の真剣を受けれぬというか」
レフトは聞く耳をもたず、剣を地面に突き刺し、魔力を凝縮させる。
そして右手をリムルへ向ける。
すると魔法の光弾がリムルの右手を直撃する。驚いてよろけるリムルはすぐ剣を左手で拾おうとするが、高速移動魔法でレフトはリムルの後ろへ回り込み、首を軽く打ち気絶させる。
グレイは何が起こったのか全く理解できずにいた。恐怖を感じているのか、屈強な身体が震えており、鎧がガチガチと音を立てている。
「リムルさんを休ませてください。水を飲めばすぐ意識が戻ります」
レフトはこれ以上は無意味と判断してグレイを説得する。怪我をさせないように最小限の注意をしつつ実力を披露する。グレイはあまりにも強大なレフトの力に怯えており、動けないでいた。
「グレイさん、リムルさんをお願いいたします」
再び伝えるがグレイは動けない。
やれやれと思いつつもレフトはリムルを連れて、住民に休めるところへ案内してもらう。
グレイは思った。
世界は広い、人間みたいな化け物がこの世には存在するのだと。
そして、魔法をみたことはあるのだが魔法剣士をみるのは初めてだった。
ショックを受けて心が乱れたグレイの精神。そんな状態でこの集落を救うことができるのか。
次回へ続く
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略奪、強奪を繰り返す暴徒を止めてほしいとのことだ。いちょう集落は応戦しているが戦える者たちは大怪我や病により戦力は日に日に低下。このままでは全てを奪われてしまう。
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「なっ!」
ミツキは密猟の取り締まりをやったことが多々あり、捕らえた密猟者はよくモモにやられたと嘆いていたそうだ。
「…モモさん、過去は過去ですから」
ミツキはモモに笑顔をみせた。
モモは具合が悪そうな感じだが、
そうこうしているうちに集落へ到着する。
すぐに見張りがきて問う
「復興機関の方々でしょうか?」
「はい、状況を説明できる者のところへご案内ください」
レフトはそういうと復興機関の証のバッチをみせる。
ミツキやモモも続く。
大きな門が開き集会所なるところに案内される。内部には小さいが貯水池があり、暴徒がここを狙う理由がわかった気がした。
整理された広い部屋に案内され、やがて明らかに長老であろうという人物と、武骨な鎧を身につけた男女が入ってくる。
「復興機関の方々、遠方へわざわざ足を運んでもらいありがとうございます」
長老らしき人物は相当な人格者とすぐにわかった。この地を愛し救いたい、そんな気持ちが伝わる。
「いえ、私はレフト、こちらがモモ、それにミツキです。復興機関により詳細をお伝えください」
レフトは相変わらず依頼中はムダな事を言わない。
淡々とし事務的だ。
「ここで長をしておるグルと申します。この二人は護衛のグレイ、リムルです。ここに残った最後にして最大の戦力です」
…そんなとこだろう。どちらもパワータイプっぽい感じだが、このグルって老体もあなどれない気がする。ミツキはレフトにそう伝えた。
「まず確認したいのは暴徒の戦力です。状況によっては私たちだけでは対象できないかもしれないから、ある程度教えてください」
「うむ、およそ十人ほどが一般的な賊徒のようなもので他に危険な人物が四人います」
「なるほど、やはり複数のリーダーがいますか」
冷静に分析するミツキ。
「この地にあの巨大な貯水池は貴重かと思うので、奪おうと狙う輩が多そうに思えます」
「はい、どういうわけか砂漠から水が確保できたので小さいながらひっそりと皆で生活しておったのですが、噂が広がると危険地方からやシーキヨから物騒な連中が襲ってきました。そのため大きな門をつくり防衛をしているのです」
侵略と防衛の集落か…
「シーキヨよりやや東にあるこの地帯はもともとが砂漠地帯であり、太古の生物がいたと記録がありました」
モモはこの地に伝わる神話のような話をする。
「以前読んだ書物に、きびしい環境のこの地域を救おうとどこからか亀のような生物が現れて水源を見つけたと…」
その伝説をモモは半信半疑だったが、目の前にある不自然な貯水池をみると、人知を超えたものが存在するとも思えなくもないように感じる。モモに限らず、この光景は誰もがイメージする砂漠のオアシスだ。
「その亀のようなと言われた生物はこの地では水神と伝わり、あの貯水池は水がめと言われております」
神による奇跡だか科学的による工事だろうが、
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レフトは拳を握り、暴徒について詳しく聞く。
「先ほどおっしゃった危険な四人について教えてください」
「はい、丸坊主と、長髪、目つきの悪い女性に、それらをまとめるリーダーみたいのがいます」
…ざっくりすぎる説明だわ。
「な、なるほど」
「個々の能力はそれほどでもないが、統率がとれて連携をする。それがやっかいなのだ」
突然武装したグレイが話す。
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レフトは護衛のグレイとリムルに呼び出されていた。
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レフトはそう言うが二人はただならぬ雰囲気だ。先ほどとは違う。
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すると二人は抜刀して戦闘体制になる。
「おいおいおーい、まてまて」
突然の出来事でさすがに焦るレフト。
「その武人みたいな精神は危ないです。今すぐ武器をしまってください」
「そうはいかない、あなたが信用できる者か試すにはこれが一番だ。さあ、お相手願おう」
リムルも戦闘体制になる。
二人の武器は剣であり、刀身は鋭さというより、力で押しきるタイプでとても剣術とはいえないだろう。レフトは初見で相手の実力を殺気から感知し分析していた。
この二人は弱くはないが強くもない。
ここで腕試しをして貴重な戦力を消耗させたくない。
なんとか説得するレフト。
「ここで戦う意味がない。敵は別にいるでしょう。長もこんなことは望んでいないでしょう。独断はよくない」
「承知のうえ。罰は受けます。お相手願う、復興機関のレフトよ」
「…」
ちっ、アレサといい、この武人っぽい二人といい、いい加減にしてほしいわ。
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やれやれと思いつつもレフトはリムルを連れて、住民に休めるところへ案内してもらう。
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