虚空太鼓の季節

山口県の周防大島の県立大島病院に入院しているまゆ。
生まれつき脚が悪く、おまけに心まで病んでしまったのだ。
梅雨どき、窓の向こうで太鼓が叩かれる音を聞いたような気がした。
車椅子に乗り、母、千郷に押され、防波堤めざして散歩することにした。
そこで虚空太鼓を耳にすることになる……。


※本作は『小説家になろう』様でも公開しております。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,657 位 / 193,657件 恋愛 58,461 位 / 58,461件

あなたにおすすめの小説

孤独の旅路に伴侶をもとめて

spell breaker!
ミステリー
気づいたとき、玲也(れいや)は見知らぬ山を登っていた。山頂に光が瞬いているので、それをめざして登るしかない。 生命の息吹を感じさせない山だった。そのうち濃い霧が発生しはじめる。 と、上から誰かがくだってきた。霧のなかから姿を現したのは萌(もえ)と名のる女だった。 玲也は萌とともに行動をともにするのだが、歩くにしたがい二人はなぜここにいるのか思い出していく……。 ※本作は『小説家になろう』さまでも公開しております。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

1月24日の夜は海を見てはいけない!

spell breaker!
児童書・童話
ここは伊豆大島。 1月24日に関してだけは、小学校は放課後、すみやかに帰宅を命じている。 学校どころか、商店は営業を早々切りあげ、民間企業や、町役場でさえ定時退社を勧められるのだ。 その夜は外出を控えるようにしなくてはならない。とくに海だけは見てはならない決まりごとがある。 約束を破ると、日忌様(ひいみさま)の死の災いを受けるというのだ。 昨年の晩秋、埼玉県から大島に引っ越してきた蓮(れん)はふしぎに思うのだった。 ※本作は『小説家になろう』様でも公開しております。

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

魔法少女~春夏秋冬

めけめけ
キャラ文芸
不思議な力を持つ女性ミサのエピソード集です。彼女は少女のようでもあり、大人の女性のようでもある。その容姿は見る者の心によってさまざまに変化する。『黒き望みをかなえる者。悲しき想いを見つめる者。深き闇をさ迷う魂の叫びに、耳を傾ける者』ミサの春夏秋冬の物語と『新しい顔』というエピソードを収録。

怪談の備忘録

Tempp
エッセイ・ノンフィクション
【本編未読OK】この本は民俗学とか歴史とか、宗教とか哲学とか、雑に取り混ぜて【君と歩いた、僕らの怪談】に出て来た事柄等について、備忘を兼ねて解説をする予定です。 内容は無関係なので【本編未読OK】です。 ↓本編 https://www.alphapolis.co.jp/novel/220897787/990578553 各章に合わせて1~5程度色々フラフラ書いていく予定です。

絶海の孤島! 猿の群れに遺体を食べさせる葬儀島【猿噛み島】

spell breaker!
ホラー
交野 直哉(かたの なおや)の恋人、咲希(さき)の父親が不慮の事故死を遂げた。 急きょ、彼女の故郷である鹿児島のトカラ列島のひとつ、『悉平島(しっぺいとう)』に二人してかけつけることになった。 実は悉平島での葬送儀礼は、特殊な自然葬がおこなわれているのだという。 その方法とは、悉平島から沖合3キロのところに浮かぶ無人島『猿噛み島(さるがみじま)』に遺体を運び、そこで野ざらしにし、驚くべきことに島に棲息するニホンザルの群れに食べさせるという野蛮なやり方なのだ。ちょうどチベットの鳥葬の猿版といったところだ。 島で咲希の父親の遺体を食べさせ、事の成り行きを見守る交野。あまりの凄惨な現場に言葉を失う。 やがて猿噛み島にはニホンザル以外のモノが住んでいることに気がつく。 日をあらため再度、島に上陸し、猿葬を取り仕切る職人、平泉(ひらいずみ)に真相を聞き出すため迫った。 いったい島にどんな秘密を隠しているのかと――。 猿噛み島は恐るべきタブーを隠した場所だったのだ。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...