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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.27 “糸”と“引き金”は、もう既にこの手に――
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「あの…!」
こうして医療施設を出たイシュタが、キャミに声をかけた。
キャミは「なんだ?」といい、足を止める気配がない。イシュタは内心、怖いのだろうけど、ここは勇気を振り絞ってこう続けた。
「僕も、連れていって下さい!」
「…!?」
これにはキャミも耳を疑ったか。足を止め、イシュタへと振り向く。
イシュタの目は、真剣であった。
「雪原、ですよね? これから行く場所って。ローズさんから事情は聞いてます」
「くっ、あの男…!」
「それに、前に話したオペレーションのこと… きっと、向こうとも深く関係している気がするんです。だから、僕にとって他人事とは思えません! どうか、お願いします!」
そういって、イシュタは深々と頭を下げた。
その姿を、通りすがりの住民達が不思議そうにチラチラ見つめる。
キャミにとっては、まるで若者をこの場で謝罪させている様で、なんとも気まずい。
「あら! ここで何してるの?」
更に、そこへティファニーが通りかかった。
一応新参なので、道や建物等を覚えるべく散歩していた序でか。
このまま人々に注目され続けては、かえって怪しまれる。キャミが下した決断は――。
――――――――――
「ここなら、見つからないかな」
その頃。地下隠し扉から無事脱出したマリアが最北部、タイガの森に入り、その中で見つけた洞窟へアニリンとともに身を潜めた。
タイガの森というよりは、すぐ横がグロウバイオームの境目で、あの凶暴な食虫植物たちの手(?)が届く場所。今でさえマリア達を「仲間」だとサンドラに教え込まれているので、植物達は襲ってこないが、敵には容赦なく攻撃する。それを利用する作戦だ。
「大丈夫だよ、アニリン。奴らがあの植物達の脅威を知っていれば、ここまで足を運んでくる事はないはず。火で焼き払うなんて、バカなことをしない限りはね」
ポンッ
「!?」
「しっ」
マリアの肩に人の手が触れた。彼女は驚き顔で後ろへ振り向く。
呼びかけたのは、僕だ。あれから森を駆け抜け、途中でサンドラと合流し、ここまで走ってきたのである。僕の後ろからは、サンドラもひょこっと顔を覗かせた。
「驚かせてごめんなさいね。良かった、2人とも無事で」
「サンドラさん。それにセリナも。どうして、私達がここへ来るって分かったの?」
「それがな? キャミから借りていた、このサソリの召喚獣でメスの匂いを嗅いできた」
「うぅ! 発想がスケベおやじッ!!」
そういってマリアが赤面がてら肩を縮こませたその目線の先には、僕の隣でカサコソと歩き回る大きい蠍、ラックス。
…アニリンがちょっと怖がっているな。ゴメン。
そんなラックスは七つの大罪「色欲」を司る召喚獣で、女の匂いや気配を感じ取るのが得意である。すっごい変態な発言かもしれないけど、マリアほど乳がデカい女の子は、フェロモンが強いらしい。そして、
「はぁ、はぁ、やっと見つけた」
「まって走るの早い…!」
「いたいた~♪ 寒いでしょ? カイロ持ってきたわよ」
キャミ、イシュタ、ティファニーの3人も到着だ。というか、なんでイシュタまで!? と、僕達は驚いたものである。
こうして狭い洞窟、皆で身を寄せ合って温まっている中、マリアが落ち込んでしまった。
「みんな… ごめんなさい。私がもう少し上手く、一軒家で隠れていれば、こんな事には」
「気に病まなくていい。しかしここまでくれば、もう奴らの目的は1つしかない。マニュエル達が予言した『戦争の引き金』は、既に俺達の手に渡っているようだな」
て、おいちょっとキャミ、子供の前でそういう怖い話はよせって。
僕も正直、何となくそんな気はしているけどさぁ。まず例のチャームがない以上、ベルスカのゴールがアニリンとはまだ断言できないだろうに。
「あれ?」
その時、イシュタが大きく目を開け、ゆっくり洞窟の奥へと歩き始めたではないか。僕達が振り向いたその時、奥からふんわりと光が上がった。
「まさか…!」
イシュタがそういって「感じる」方へと駆け寄り、山のように積み上がった石や岩を手でどかしはじめた。いつぞやの地下でも見た様なこの光景、ここは僕達も手伝う。
すると僅か30秒ほどで、
「あった!」
両手煤だらけで、イシュタが岩の中から新たなチャームを発見したのだ。
チャームのロゴは散弾銃。つまり、中身はあの髭を生やしたダンディなお兄さん。
あら? これ、イシュタ連れてきて良かったんじゃね? なんて疑問はともかく、追われている中でまた1人仲間を発見とは、随分アッサリとした展開である。
「解放するなら、まだ敵に見つかっていない今がチャンスだけど… イシュタできそう?」
あれから、皆がその意見に同意したのを確認し、僕の方からきいてみた。というのも、
「どうだろう? サリバは確か、既に覚醒しているから1人で出来たとはきいたけど… 僕はまだだし、上手くいくのかな?」
とのこと。それ以前に、仮に覚醒したらその能力は一体どんなものか、まだ誰も予想がつかないのだ。
僕はイシュタを励ますようにこういった。
「とりあえず、やってみようか。もしここで失敗しても、まだ時間や戦力には余裕がある」
「…うん」
イシュタは緊張した面持ちで頷いた。
片手の平に乗せた、仄かに光るチャームを、ふうと深呼吸をし目を瞑りながら念ずる。
さて、チャームは更に光るか…? 光った。光が増した!
そしてそれは虹色へと変化していき… と、ここでキャミが何かまずい事に気が付いた。
「まて!」
ドーン! ピュン! ピュピュピュピュピューン!!
「うわぁ! あわわわわ…!」
「みんな伏せてー!!」「きゃあー!!」
そうだった、ここ洞窟!
光が、狭い壁や天井にぶつかるたびにポンポンと反射し、変な方向へ飛んでくるではないか! 今までみたいに光がドーン! と弧を描くように移動できるスペースがないのに、そこ考慮していなかった。
キャミがそれでさっき止めようとしたんだけど、時は既に遅し。ほんとバカすぎる。
とはいえ、イシュタのソロまじないは無事(?)成功だ。僕達は身を伏せ、光のスライムが着地、そして実体化していくのを待った。
ヒュー、ストッ。
「嗚呼… 目が回るかと。皆さん、久しぶりですね」
光が実体化し、膝をついた状態で姿を現したのは、ブロンドの顎髭とソフトモヒカンが特徴の紳士キャラ。物理では銃の扱いに長け、魔法は念力を用いて戦う。
そんな「バリー」こと、ブライアン・グラハムの解放であった。
――――――――――
「そんなことが」
僕達はあのあと、今日まで自分達の身に何が起こったのか、バリーに一通り説明した。
とはいえスタートからもう随分経っているので、今や僕一人で全部説明するのは大変だけど、仲間がいればそれもあっという間。バリーは納得した様子だ。
「わかりました。ここは子供の安全が優先ですね。敵が来たら受けて立ちましょう」
「ありがとう… みんな、君の味方だからね? アニリン」
と、マリアが不安げな表情のアニリンを撫でた。その時。
「いたぞ! あそこだ!」
「「!?」」
洞窟入口から奴らの声が。
しまった、僕達がここにいる事がバレた! 奴らの姿は間違いない、あの一軒家周辺を吹っ飛ばした男達である。
もう、こうなったら仕方がない。
マリアがアニリンを守り、イシュタが後ろへ隠れている間、僕達は戦闘態勢に入った。相手もそれに対抗すべく、武器を構える。
アニリンの命と、ベルスカの未来を巡る、戦いの火蓋が切って落とされた。
【クリスタルの魂を全解放まで、残り 6 個】
こうして医療施設を出たイシュタが、キャミに声をかけた。
キャミは「なんだ?」といい、足を止める気配がない。イシュタは内心、怖いのだろうけど、ここは勇気を振り絞ってこう続けた。
「僕も、連れていって下さい!」
「…!?」
これにはキャミも耳を疑ったか。足を止め、イシュタへと振り向く。
イシュタの目は、真剣であった。
「雪原、ですよね? これから行く場所って。ローズさんから事情は聞いてます」
「くっ、あの男…!」
「それに、前に話したオペレーションのこと… きっと、向こうとも深く関係している気がするんです。だから、僕にとって他人事とは思えません! どうか、お願いします!」
そういって、イシュタは深々と頭を下げた。
その姿を、通りすがりの住民達が不思議そうにチラチラ見つめる。
キャミにとっては、まるで若者をこの場で謝罪させている様で、なんとも気まずい。
「あら! ここで何してるの?」
更に、そこへティファニーが通りかかった。
一応新参なので、道や建物等を覚えるべく散歩していた序でか。
このまま人々に注目され続けては、かえって怪しまれる。キャミが下した決断は――。
――――――――――
「ここなら、見つからないかな」
その頃。地下隠し扉から無事脱出したマリアが最北部、タイガの森に入り、その中で見つけた洞窟へアニリンとともに身を潜めた。
タイガの森というよりは、すぐ横がグロウバイオームの境目で、あの凶暴な食虫植物たちの手(?)が届く場所。今でさえマリア達を「仲間」だとサンドラに教え込まれているので、植物達は襲ってこないが、敵には容赦なく攻撃する。それを利用する作戦だ。
「大丈夫だよ、アニリン。奴らがあの植物達の脅威を知っていれば、ここまで足を運んでくる事はないはず。火で焼き払うなんて、バカなことをしない限りはね」
ポンッ
「!?」
「しっ」
マリアの肩に人の手が触れた。彼女は驚き顔で後ろへ振り向く。
呼びかけたのは、僕だ。あれから森を駆け抜け、途中でサンドラと合流し、ここまで走ってきたのである。僕の後ろからは、サンドラもひょこっと顔を覗かせた。
「驚かせてごめんなさいね。良かった、2人とも無事で」
「サンドラさん。それにセリナも。どうして、私達がここへ来るって分かったの?」
「それがな? キャミから借りていた、このサソリの召喚獣でメスの匂いを嗅いできた」
「うぅ! 発想がスケベおやじッ!!」
そういってマリアが赤面がてら肩を縮こませたその目線の先には、僕の隣でカサコソと歩き回る大きい蠍、ラックス。
…アニリンがちょっと怖がっているな。ゴメン。
そんなラックスは七つの大罪「色欲」を司る召喚獣で、女の匂いや気配を感じ取るのが得意である。すっごい変態な発言かもしれないけど、マリアほど乳がデカい女の子は、フェロモンが強いらしい。そして、
「はぁ、はぁ、やっと見つけた」
「まって走るの早い…!」
「いたいた~♪ 寒いでしょ? カイロ持ってきたわよ」
キャミ、イシュタ、ティファニーの3人も到着だ。というか、なんでイシュタまで!? と、僕達は驚いたものである。
こうして狭い洞窟、皆で身を寄せ合って温まっている中、マリアが落ち込んでしまった。
「みんな… ごめんなさい。私がもう少し上手く、一軒家で隠れていれば、こんな事には」
「気に病まなくていい。しかしここまでくれば、もう奴らの目的は1つしかない。マニュエル達が予言した『戦争の引き金』は、既に俺達の手に渡っているようだな」
て、おいちょっとキャミ、子供の前でそういう怖い話はよせって。
僕も正直、何となくそんな気はしているけどさぁ。まず例のチャームがない以上、ベルスカのゴールがアニリンとはまだ断言できないだろうに。
「あれ?」
その時、イシュタが大きく目を開け、ゆっくり洞窟の奥へと歩き始めたではないか。僕達が振り向いたその時、奥からふんわりと光が上がった。
「まさか…!」
イシュタがそういって「感じる」方へと駆け寄り、山のように積み上がった石や岩を手でどかしはじめた。いつぞやの地下でも見た様なこの光景、ここは僕達も手伝う。
すると僅か30秒ほどで、
「あった!」
両手煤だらけで、イシュタが岩の中から新たなチャームを発見したのだ。
チャームのロゴは散弾銃。つまり、中身はあの髭を生やしたダンディなお兄さん。
あら? これ、イシュタ連れてきて良かったんじゃね? なんて疑問はともかく、追われている中でまた1人仲間を発見とは、随分アッサリとした展開である。
「解放するなら、まだ敵に見つかっていない今がチャンスだけど… イシュタできそう?」
あれから、皆がその意見に同意したのを確認し、僕の方からきいてみた。というのも、
「どうだろう? サリバは確か、既に覚醒しているから1人で出来たとはきいたけど… 僕はまだだし、上手くいくのかな?」
とのこと。それ以前に、仮に覚醒したらその能力は一体どんなものか、まだ誰も予想がつかないのだ。
僕はイシュタを励ますようにこういった。
「とりあえず、やってみようか。もしここで失敗しても、まだ時間や戦力には余裕がある」
「…うん」
イシュタは緊張した面持ちで頷いた。
片手の平に乗せた、仄かに光るチャームを、ふうと深呼吸をし目を瞑りながら念ずる。
さて、チャームは更に光るか…? 光った。光が増した!
そしてそれは虹色へと変化していき… と、ここでキャミが何かまずい事に気が付いた。
「まて!」
ドーン! ピュン! ピュピュピュピュピューン!!
「うわぁ! あわわわわ…!」
「みんな伏せてー!!」「きゃあー!!」
そうだった、ここ洞窟!
光が、狭い壁や天井にぶつかるたびにポンポンと反射し、変な方向へ飛んでくるではないか! 今までみたいに光がドーン! と弧を描くように移動できるスペースがないのに、そこ考慮していなかった。
キャミがそれでさっき止めようとしたんだけど、時は既に遅し。ほんとバカすぎる。
とはいえ、イシュタのソロまじないは無事(?)成功だ。僕達は身を伏せ、光のスライムが着地、そして実体化していくのを待った。
ヒュー、ストッ。
「嗚呼… 目が回るかと。皆さん、久しぶりですね」
光が実体化し、膝をついた状態で姿を現したのは、ブロンドの顎髭とソフトモヒカンが特徴の紳士キャラ。物理では銃の扱いに長け、魔法は念力を用いて戦う。
そんな「バリー」こと、ブライアン・グラハムの解放であった。
――――――――――
「そんなことが」
僕達はあのあと、今日まで自分達の身に何が起こったのか、バリーに一通り説明した。
とはいえスタートからもう随分経っているので、今や僕一人で全部説明するのは大変だけど、仲間がいればそれもあっという間。バリーは納得した様子だ。
「わかりました。ここは子供の安全が優先ですね。敵が来たら受けて立ちましょう」
「ありがとう… みんな、君の味方だからね? アニリン」
と、マリアが不安げな表情のアニリンを撫でた。その時。
「いたぞ! あそこだ!」
「「!?」」
洞窟入口から奴らの声が。
しまった、僕達がここにいる事がバレた! 奴らの姿は間違いない、あの一軒家周辺を吹っ飛ばした男達である。
もう、こうなったら仕方がない。
マリアがアニリンを守り、イシュタが後ろへ隠れている間、僕達は戦闘態勢に入った。相手もそれに対抗すべく、武器を構える。
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