22 / 37
第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.22 私は、貴方とは見てきた屍の数が違うのよ!?
しおりを挟む
※ここまでの道筋(~ep.21)
地下は石造りのスロープを抜けた先、広く温かい空間が広がっていた。
壁や天井には、まばらに文字が刻まれている。
だがそれは、少し前に礼治の解読によって判明した速記符号ではなく、エジプトの象形文字やローマ字と思しきもの。もう少し時間があれば、僕でも簡単に解読できそうだ。
それにしてもこの辺りは地熱があるのだろう、温かい。いっそ、あの一軒家じゃなくてこっちで暮らした方が良いんじゃないかと思えるくらいである。なにせ、
「みて! これ… お湯だよ。加減もちょうどいい。入浴はここで良さそうだね~」
なんてマリアの言う通り、温泉まであるのだ。これにはアニリンも興味津々で、マリアと一緒に手を突っ込んでは暖を取る様子が見られた。
王都の地下渓谷にも一応温かい帯水層はあるけど、こっちはにごり湯の源泉かけ流し。確かに入浴するだけで色んな病気を治してくれそう。
「…」
と、ここで礼治がとある方向へと無言で見つめ続けた。
目線の先は、少し不気味なL字角。その奥には何があるんだろう…?
「何か、感じるものでも?」
「あぁ。暗い夜の中に放り出されたような、もの寂しげな感じがする。いってみよう」
そういって、僕達は恐る恐るそのL字角の奥へと進んでいった。
曲がってすぐ目の前には長い長い下り階段があり、下りていくにつれて嫌に鼻をつく臭いが襲いかかってくる。本能が嫌な予感を覚えた。
「うげっ…!」
僕は苦い顔をした。
階段を下りきった先、広い部屋へ出たのだが、予想通り気軽に出入りしていい所ではなかったのだ。
というか、こんなのがあるなんて知ったら温泉気分になれないって!
「なにこれ…」
「アニリン、見ちゃダメ!」
「おいおい、なんだよここ、気味が悪りぃな!」
と、マリアもジョンも怯えた表情で、アニリンの視界を手で遮る始末。
そう。そこは部屋一面が石レンガで囲まれた、白骨死体の山が積まれている場所なのだ。
中にはまだ骨と化していないものもあるため、腐臭は強烈で、そこからウジが湧いている。
しかもそれだけじゃない。光っているのだ。
それも、礼治が近づくたびに死体の山の中から、ほんのりと。
僕は叫んだ。
「えぇぇ!? ねぇ~嘘でしょう!? ま、まさかその中にチ、チャ、チャームが…」
「あぁ。その『まさか』だな。アキラ、取り出してくれ」
「はぁ!? ねぇ勘弁してよ~! 俺、その中手突っ込むのすっごい嫌なんだけど!」
「素手じゃなくて魔法で、だ」
と、礼治に白けた目でいわれ、僕は「あ、そうか」と安心… て、安心できねぇわ!
一応、遠隔魔法で取り出す事自体には同意だけど、ホント嫌だ洒落にならないって。
とにかく新たなチャームが手に入るのなら、ここはさっさと山の中から出してやらないとだ。僕は嫌々「にんにん」のポーズを取った。
死体の山の下から、魔法で発現したカサブランカを芽吹かせ、その力でチャームを押し出すという荒業である。すると、
にょきにょきにょき~
クリスタルチャームが、花の上に乗せられた状態で顔を出したのだ。少し汚れてるのが嫌だ。
感染症等の心配から、そのまま触るわけにはいかないので
「このままツルの波に乗せて転がし、水で洗える所まで持っていきます!」
といい、僕は戻りの階段からもなお魔法でチャームを移動させたのであった。
こうして皆、あの気味の悪い部屋を出て、温泉前まで戻ったところ。
手に入れたチャームをよく洗い、キレイになったので、礼治が静かに手を翳した。
どんどん発光が強まってきた、おなじみの展開。
しかし、あんな不吉な所にチャームが落ちていたなんて、封印されてもなお外の様子が“魅える”持ち主からすれば相当嫌だろうなぁ。ホント可哀想。
ドーン!!
クリスタルから、勢いよく光が放たれた。
この不思議な地下の天井ギリギリの高さを飛び、降りた先は英文字ブロックが幾つもはめられている壁画前。そこで、光のスライムが人型を成し、実体化したのは…
「よっと。はぁー、もう一生あのままかと思ったぁー」
ティファニー。小柄なピンク髪の女性。
小宇宙の鈍化を司る仲間の解放である。彼女は安堵のため息をついたのであった。
…。
「イエティの住処なの? ここ。イエティって、あのUMAの?」
「うん。さっき、あなたがうるさく叫んだあの腐乱死体がそれなの。あとは全部、富沢商会で処刑された遺体をイエティが食べて残った骨で… あ、富沢商会って知ってる?」
「知ってる! ということはティファ、もしかしてその… フェデュートって組織に、割と近い所でチャームごと捕まってた?」
おっと、初っ端からかなり重要な情報ではないか。
この様子だと、今日までこの世界で起きている人災について、アレコレ説明する手間が省けそうだ。ともかく、僕は真剣な上目遣いでティファニーへと質問した。
これには礼治たちも静かに見据える。
「私は、その富沢商会に雇われたダークエルフに、お守り感覚で握られていたのよ。
とにかく酷い現場だったわ。そこのヤクザみたいなボスの思い通りにいかなければ、雇われ達はどんどん殺されていってね。もちろん、私を握っていた彼も殺された」
ボス。富沢伊右衛郎のことか。ティファニーの説明は続く。
「で、殺された遺体は海路で長い長い遠回りをして、この地下に放り込まれたってわけ。ここに住まうイエティの『餌』としてね。暫くはそんなサイクルが繰り返されていたみたいなんだけど、ある日運び屋の一人が『運送費が底を尽きた』なんて呟いていた日を境に、遺体がピタリと来なくなっちゃって」
「…」
「最期はイエティも、あの部屋で餓死した。それからの変化は、まったく」
その時、アニリンが何かを思い出し、おもむろに自分の服のポケットを探り始めた。
マリアが「どうしたの?」ときくと、
「ない… ない! 僕がお守りにしてた、クリスタルを2つ入れた巾着が、ないんです」
という答えが。
そうか、奴隷時代からの記憶がないから、まだ自分はそれらをお守りとしてもっているのだと思ったんだろうな。
すると、ティファニーがアニリンの姿を見てハッとなり、ゆっくり近づきながらこうきく。
「あれ? …私、この子を集落で見かけた気が」
「「え!?」」
まさかの! 僕達は揃ってティファニーを見た。
彼女が周りを一瞥する様にこう続ける。
「当時持ち主だったダークエルフの仕事の一環で、集落がその… アレコレあった時に、彼によく似た子を見かけたのよ。確か、ツインテールのエルフの女の子と一緒だったわ」
「エルフの女の子?」
「…それって、ランのことかな?」
と、アニリンがぼんやりとした表情で呟く。その名前、どこかで聞いたような?
「ラン・クライオ。僕の幼馴染です。でもその子は、僕の家族が悪い奴らに襲われた時に捕まって、どこかへ連れ去られてしまって。確か『吸血鬼に改造する』とか、奴らがそんな酷い事を呟いているのを耳にして」
「…それ、チアノーゼのことじゃない!?」
それだ! 僕はマリアに指さしで同感を示した。
通りでおかしいと思った。アニリンがマゼンタの力を暴発し、チアノーゼがそれを見て恐れを成した。そう考えれば、マニーがあの暗黒城で謎に呟かれた件も納得が…
いや、まて。
僕達が知るチアノーゼは、少女の顔つきとはいえ、明らかに“大人”だった。
子供のアニリンが幼馴染と呼ぶには、少し無理のある対格差である。そんな偶然があるのか?
いや、それとも――
アニリン・ソルフェリーノ。君、本当は何歳なんだ?
(つづく)
地下は石造りのスロープを抜けた先、広く温かい空間が広がっていた。
壁や天井には、まばらに文字が刻まれている。
だがそれは、少し前に礼治の解読によって判明した速記符号ではなく、エジプトの象形文字やローマ字と思しきもの。もう少し時間があれば、僕でも簡単に解読できそうだ。
それにしてもこの辺りは地熱があるのだろう、温かい。いっそ、あの一軒家じゃなくてこっちで暮らした方が良いんじゃないかと思えるくらいである。なにせ、
「みて! これ… お湯だよ。加減もちょうどいい。入浴はここで良さそうだね~」
なんてマリアの言う通り、温泉まであるのだ。これにはアニリンも興味津々で、マリアと一緒に手を突っ込んでは暖を取る様子が見られた。
王都の地下渓谷にも一応温かい帯水層はあるけど、こっちはにごり湯の源泉かけ流し。確かに入浴するだけで色んな病気を治してくれそう。
「…」
と、ここで礼治がとある方向へと無言で見つめ続けた。
目線の先は、少し不気味なL字角。その奥には何があるんだろう…?
「何か、感じるものでも?」
「あぁ。暗い夜の中に放り出されたような、もの寂しげな感じがする。いってみよう」
そういって、僕達は恐る恐るそのL字角の奥へと進んでいった。
曲がってすぐ目の前には長い長い下り階段があり、下りていくにつれて嫌に鼻をつく臭いが襲いかかってくる。本能が嫌な予感を覚えた。
「うげっ…!」
僕は苦い顔をした。
階段を下りきった先、広い部屋へ出たのだが、予想通り気軽に出入りしていい所ではなかったのだ。
というか、こんなのがあるなんて知ったら温泉気分になれないって!
「なにこれ…」
「アニリン、見ちゃダメ!」
「おいおい、なんだよここ、気味が悪りぃな!」
と、マリアもジョンも怯えた表情で、アニリンの視界を手で遮る始末。
そう。そこは部屋一面が石レンガで囲まれた、白骨死体の山が積まれている場所なのだ。
中にはまだ骨と化していないものもあるため、腐臭は強烈で、そこからウジが湧いている。
しかもそれだけじゃない。光っているのだ。
それも、礼治が近づくたびに死体の山の中から、ほんのりと。
僕は叫んだ。
「えぇぇ!? ねぇ~嘘でしょう!? ま、まさかその中にチ、チャ、チャームが…」
「あぁ。その『まさか』だな。アキラ、取り出してくれ」
「はぁ!? ねぇ勘弁してよ~! 俺、その中手突っ込むのすっごい嫌なんだけど!」
「素手じゃなくて魔法で、だ」
と、礼治に白けた目でいわれ、僕は「あ、そうか」と安心… て、安心できねぇわ!
一応、遠隔魔法で取り出す事自体には同意だけど、ホント嫌だ洒落にならないって。
とにかく新たなチャームが手に入るのなら、ここはさっさと山の中から出してやらないとだ。僕は嫌々「にんにん」のポーズを取った。
死体の山の下から、魔法で発現したカサブランカを芽吹かせ、その力でチャームを押し出すという荒業である。すると、
にょきにょきにょき~
クリスタルチャームが、花の上に乗せられた状態で顔を出したのだ。少し汚れてるのが嫌だ。
感染症等の心配から、そのまま触るわけにはいかないので
「このままツルの波に乗せて転がし、水で洗える所まで持っていきます!」
といい、僕は戻りの階段からもなお魔法でチャームを移動させたのであった。
こうして皆、あの気味の悪い部屋を出て、温泉前まで戻ったところ。
手に入れたチャームをよく洗い、キレイになったので、礼治が静かに手を翳した。
どんどん発光が強まってきた、おなじみの展開。
しかし、あんな不吉な所にチャームが落ちていたなんて、封印されてもなお外の様子が“魅える”持ち主からすれば相当嫌だろうなぁ。ホント可哀想。
ドーン!!
クリスタルから、勢いよく光が放たれた。
この不思議な地下の天井ギリギリの高さを飛び、降りた先は英文字ブロックが幾つもはめられている壁画前。そこで、光のスライムが人型を成し、実体化したのは…
「よっと。はぁー、もう一生あのままかと思ったぁー」
ティファニー。小柄なピンク髪の女性。
小宇宙の鈍化を司る仲間の解放である。彼女は安堵のため息をついたのであった。
…。
「イエティの住処なの? ここ。イエティって、あのUMAの?」
「うん。さっき、あなたがうるさく叫んだあの腐乱死体がそれなの。あとは全部、富沢商会で処刑された遺体をイエティが食べて残った骨で… あ、富沢商会って知ってる?」
「知ってる! ということはティファ、もしかしてその… フェデュートって組織に、割と近い所でチャームごと捕まってた?」
おっと、初っ端からかなり重要な情報ではないか。
この様子だと、今日までこの世界で起きている人災について、アレコレ説明する手間が省けそうだ。ともかく、僕は真剣な上目遣いでティファニーへと質問した。
これには礼治たちも静かに見据える。
「私は、その富沢商会に雇われたダークエルフに、お守り感覚で握られていたのよ。
とにかく酷い現場だったわ。そこのヤクザみたいなボスの思い通りにいかなければ、雇われ達はどんどん殺されていってね。もちろん、私を握っていた彼も殺された」
ボス。富沢伊右衛郎のことか。ティファニーの説明は続く。
「で、殺された遺体は海路で長い長い遠回りをして、この地下に放り込まれたってわけ。ここに住まうイエティの『餌』としてね。暫くはそんなサイクルが繰り返されていたみたいなんだけど、ある日運び屋の一人が『運送費が底を尽きた』なんて呟いていた日を境に、遺体がピタリと来なくなっちゃって」
「…」
「最期はイエティも、あの部屋で餓死した。それからの変化は、まったく」
その時、アニリンが何かを思い出し、おもむろに自分の服のポケットを探り始めた。
マリアが「どうしたの?」ときくと、
「ない… ない! 僕がお守りにしてた、クリスタルを2つ入れた巾着が、ないんです」
という答えが。
そうか、奴隷時代からの記憶がないから、まだ自分はそれらをお守りとしてもっているのだと思ったんだろうな。
すると、ティファニーがアニリンの姿を見てハッとなり、ゆっくり近づきながらこうきく。
「あれ? …私、この子を集落で見かけた気が」
「「え!?」」
まさかの! 僕達は揃ってティファニーを見た。
彼女が周りを一瞥する様にこう続ける。
「当時持ち主だったダークエルフの仕事の一環で、集落がその… アレコレあった時に、彼によく似た子を見かけたのよ。確か、ツインテールのエルフの女の子と一緒だったわ」
「エルフの女の子?」
「…それって、ランのことかな?」
と、アニリンがぼんやりとした表情で呟く。その名前、どこかで聞いたような?
「ラン・クライオ。僕の幼馴染です。でもその子は、僕の家族が悪い奴らに襲われた時に捕まって、どこかへ連れ去られてしまって。確か『吸血鬼に改造する』とか、奴らがそんな酷い事を呟いているのを耳にして」
「…それ、チアノーゼのことじゃない!?」
それだ! 僕はマリアに指さしで同感を示した。
通りでおかしいと思った。アニリンがマゼンタの力を暴発し、チアノーゼがそれを見て恐れを成した。そう考えれば、マニーがあの暗黒城で謎に呟かれた件も納得が…
いや、まて。
僕達が知るチアノーゼは、少女の顔つきとはいえ、明らかに“大人”だった。
子供のアニリンが幼馴染と呼ぶには、少し無理のある対格差である。そんな偶然があるのか?
いや、それとも――
アニリン・ソルフェリーノ。君、本当は何歳なんだ?
(つづく)
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
最弱職と村を追い出されましたが、突然勇者の能力が上書きされたのでスローライフを始めます
渡琉兎
ファンタジー
十五歳になりその者の能力指標となる職業ランクを確認した少年、スウェイン。
彼の職業ランクは最底辺のN、その中でもさらに最弱職と言われる荷物持ちだったことで、村人からも、友人からも、そして家族からも見放されてしまい、職業が判明してから三日後――村から追い出されてしまった。
職業ランクNは、ここラクスラインでは奴隷にも似た扱いを受けてしまうこともあり、何処かで一人のんびり暮らしたいと思っていたのだが、空腹に負けて森の中で倒れてしまう。
そんな時――突然の頭痛からスウェインの知り得ないスキルの情報や見たことのない映像が頭の中に流れ込んでくる。
目覚めたスウェインが自分の職業を確認すると――何故か最高の職業ランクXRの勇者になっていた!
勇者になってもスローライフを願うスウェインの、自由気ままな生活がスタートした!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる