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第一部―カナリアイエローの下剋上―
ep.16 ピンク色の涙を背負う蝶
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※ここまでの道筋(~ep.18)
クリスタルも今日まで3つ見つかり、仲間を3人解放した。
王宮や、サリイシュの自宅前も、少しずつ活気に溢れてきた様な気がする。
その日の夜――。
僕は王宮手前の、四阿が等間隔に設置されている噴水前にて、ルカとリリーから分け与えられた魔法を“お披露目”した。
取り戻した力とはいえ、一度は試し打ちみたいに発散しておきたいものだ。
「はっ!」
シュルシュルシュル~!
地面から、ガラス状に鋭い黒百合と、甘い香りがする白百合の2種類を生み出す。
それは“にんにん”のポーズ無しでも、簡単に僕の身長くらいまで伸ばす事ができた。
「「おー!」」
それぞれの四阿で拍手を送っているのは、この夜の時間帯になると活動する小さな種族。
深い森の地下で暮らす、建築特化の屈強なドワーフ族。
さらには、農業上がりに酒を飲みに集まったハーフリングが、僕のお披露目を見物した。
見物というか、正確には「招待」といった方がいいのかな?
「この国、いや、この世界には、我々の知らない人間がまだまだいるという事か!」
「えぇ。しかもみんな、それぞれ凄い魔法を持っているんでしょう? これはチャーム集めがますます楽しみね。サリバとイシュタも、素晴らしい仕事をしてくれるわぁ」
なんてハーフリングの夫婦が話しながら、僕の生み出した百合の輝きをうっとり見つめた。
ルカから授かったカサブランカは香り以外にも仄かな光源にもなるし、リリーから授かった黒百合ガラスは光に反射するから、そりゃキラキラしていて綺麗だと思うさ。
そんな中、1人耳のイヤリングを触りながら考え事をしているアゲハの元へ、マリアが神妙な面持ちでこう話しかけた。
「どうだった?」
アゲハは、静かに首を横に振った。
まだ、イヤリングを触っている。明らかにそのピンクの宝石を気にしている様子だ。
「…こうして一通り、近辺の種族たちを呼び集めたけど、見つからなかった。あのブーブさん以外に、クリスタルチャームを持っている人はいないみたいだよ」
「そうか。ここにいる人たちで、国民は全員?」
「いや。平地の南寄りにある少数民族コロニーには、まだ行けていない。
あと、ここから少し離れた場所にポツンと建てられているログハウスには『ケイオス』って名前のお爺さんが住んでいるんだけど、その人にも会って事情を話したら『そんなものはもっておらん!』って追い払われちゃった」
「あらら」
ふむ。いくら女王陛下とはいえ、中にはそれでもコミュニケーションを取るのは断固お断り! という住民は少なからずいるようだ。
まぁ、前にアゲハ本人が言っていたもんな。
「最初は、私みたいな部外者はものすごく警戒された」と。
「おつかれー。アゲハ、こんな時にマジな事を訊くのもなんだけど」
僕は気になったので、百合のお披露目と管理をルカとリリーに任せ、アゲハの元へ歩いた。
マリアは空気を読んだのか、ばいばいと手を振って、笑顔で去る。
「アゲハが身に着けている、そのイヤリングってさ」
僕は言葉を選ぶように、アゲハの目を見ながらきいた。
こういうとき、下手にナヨナヨした態度を取ると、女性は不審がるっていうからね。
「最近、凄く気にしているみたいだけど、もしかして相当レアなものなのか? ホラ、その両手首に嵌めている腕輪にも同じ宝石があしらわれているし、セットなのかなって」
「ん… たぶんね。領土内では他に見かけない宝石というか、預かりものなんだ」
「預かりもの?」
「うん。元はサリバとイシュタのご両親が、建国時に私にくれたものなんだよ。だけど、いずれ時期が来たら手離す事になってる」
「え!? そうなの!!?」
驚きの経緯だった。
なんと、アゲハが身に着けているそのアクセサリーは、サリイシュの家に恐らく代々あった、家宝だったのである。
僕は更にこうきいた。
「時期って? 手離すって、なんで!?」
すると、アゲハがここで漸くイヤリングを触るのをやめ、フフっと微笑んだ。
「残念だけど、それはナイショ。
でもホラ、前にも話したじゃないか。私がここへ来たばかりの当初は、サリバとイシュタは『まだ子供だった』って。当時は子供の2人がこのアクセサリーを持つのは、きっとご両親としては気が引けたんだよ。『どこかで失くすんじゃないか』って」
なるほど。
つまり、サリイシュのご両親は自分達の代わりに、家宝であるそれを女王であるアゲハに預けたというわけか。
そして問題の「時期」ってのが何なのかは不明だけど、恐らくその時になったら、サリイシュの手元に返す、という意味なんだろうな。
「だから、凄く気にしていたんだな。常に肌身離さず持っていると」
僕はそう解釈し、アゲハに問うた。
ただ、アゲハとしては、それだけが悩みの理由ではないそうで…
「それもあるけど、何か変なんだよ。
私、この前ひまわり組がいる上界に、寝ている間の『夢』としてトリップしたって話をしなかったっけ? その時に、どうも納得のいかない事象が発生してね」
「事象?」
「その上界では、なぜかこれらアクセサリーだけが、転送されなかった。
ださい寝巻き姿の私だけが転送されて、肝心のアクセサリーは、行方知れず――。
も、もちろん、寝る前に自分で外したはずなのに実は忘れているだけの可能性も考慮したよ!? でも、朝起きてすぐ確認しても、両耳と両腕にアクセサリーはついたままだった。
…だから、変だって思うかもだけど、どうしてそんな事が起こったんだろう? って」
確かにアゲハは就寝時、簡易的なピアスやイヤリングなら、それをつけたまま眠る人だ。
…まぁ、僕もそうなんだけど。
一部の人は、それを「ズボラな性格」なんていうかもしれない。
でも、僕がここへ来る前からサリイシュを可愛がっている(?)アゲハなら、ご両親から預かっているそれらアクセサリーを、つけたまま眠るのは分からなくもない。生前の彼らと約束を交わしている以上、絶対に失くすわけにはいかないという、責任を負っているからだ。
そして、確かに僕がアゲハと隣どうし寝て、起きた頃には、アゲハの両耳両手首にはピンクの宝石があしらわれたアクセサリーが、身につけられていた。
…なっ!
もちろん、変な意味じゃないぞ!? ただ一緒に寝ただけ! 本当だよ!!
(つづく)
クリスタルも今日まで3つ見つかり、仲間を3人解放した。
王宮や、サリイシュの自宅前も、少しずつ活気に溢れてきた様な気がする。
その日の夜――。
僕は王宮手前の、四阿が等間隔に設置されている噴水前にて、ルカとリリーから分け与えられた魔法を“お披露目”した。
取り戻した力とはいえ、一度は試し打ちみたいに発散しておきたいものだ。
「はっ!」
シュルシュルシュル~!
地面から、ガラス状に鋭い黒百合と、甘い香りがする白百合の2種類を生み出す。
それは“にんにん”のポーズ無しでも、簡単に僕の身長くらいまで伸ばす事ができた。
「「おー!」」
それぞれの四阿で拍手を送っているのは、この夜の時間帯になると活動する小さな種族。
深い森の地下で暮らす、建築特化の屈強なドワーフ族。
さらには、農業上がりに酒を飲みに集まったハーフリングが、僕のお披露目を見物した。
見物というか、正確には「招待」といった方がいいのかな?
「この国、いや、この世界には、我々の知らない人間がまだまだいるという事か!」
「えぇ。しかもみんな、それぞれ凄い魔法を持っているんでしょう? これはチャーム集めがますます楽しみね。サリバとイシュタも、素晴らしい仕事をしてくれるわぁ」
なんてハーフリングの夫婦が話しながら、僕の生み出した百合の輝きをうっとり見つめた。
ルカから授かったカサブランカは香り以外にも仄かな光源にもなるし、リリーから授かった黒百合ガラスは光に反射するから、そりゃキラキラしていて綺麗だと思うさ。
そんな中、1人耳のイヤリングを触りながら考え事をしているアゲハの元へ、マリアが神妙な面持ちでこう話しかけた。
「どうだった?」
アゲハは、静かに首を横に振った。
まだ、イヤリングを触っている。明らかにそのピンクの宝石を気にしている様子だ。
「…こうして一通り、近辺の種族たちを呼び集めたけど、見つからなかった。あのブーブさん以外に、クリスタルチャームを持っている人はいないみたいだよ」
「そうか。ここにいる人たちで、国民は全員?」
「いや。平地の南寄りにある少数民族コロニーには、まだ行けていない。
あと、ここから少し離れた場所にポツンと建てられているログハウスには『ケイオス』って名前のお爺さんが住んでいるんだけど、その人にも会って事情を話したら『そんなものはもっておらん!』って追い払われちゃった」
「あらら」
ふむ。いくら女王陛下とはいえ、中にはそれでもコミュニケーションを取るのは断固お断り! という住民は少なからずいるようだ。
まぁ、前にアゲハ本人が言っていたもんな。
「最初は、私みたいな部外者はものすごく警戒された」と。
「おつかれー。アゲハ、こんな時にマジな事を訊くのもなんだけど」
僕は気になったので、百合のお披露目と管理をルカとリリーに任せ、アゲハの元へ歩いた。
マリアは空気を読んだのか、ばいばいと手を振って、笑顔で去る。
「アゲハが身に着けている、そのイヤリングってさ」
僕は言葉を選ぶように、アゲハの目を見ながらきいた。
こういうとき、下手にナヨナヨした態度を取ると、女性は不審がるっていうからね。
「最近、凄く気にしているみたいだけど、もしかして相当レアなものなのか? ホラ、その両手首に嵌めている腕輪にも同じ宝石があしらわれているし、セットなのかなって」
「ん… たぶんね。領土内では他に見かけない宝石というか、預かりものなんだ」
「預かりもの?」
「うん。元はサリバとイシュタのご両親が、建国時に私にくれたものなんだよ。だけど、いずれ時期が来たら手離す事になってる」
「え!? そうなの!!?」
驚きの経緯だった。
なんと、アゲハが身に着けているそのアクセサリーは、サリイシュの家に恐らく代々あった、家宝だったのである。
僕は更にこうきいた。
「時期って? 手離すって、なんで!?」
すると、アゲハがここで漸くイヤリングを触るのをやめ、フフっと微笑んだ。
「残念だけど、それはナイショ。
でもホラ、前にも話したじゃないか。私がここへ来たばかりの当初は、サリバとイシュタは『まだ子供だった』って。当時は子供の2人がこのアクセサリーを持つのは、きっとご両親としては気が引けたんだよ。『どこかで失くすんじゃないか』って」
なるほど。
つまり、サリイシュのご両親は自分達の代わりに、家宝であるそれを女王であるアゲハに預けたというわけか。
そして問題の「時期」ってのが何なのかは不明だけど、恐らくその時になったら、サリイシュの手元に返す、という意味なんだろうな。
「だから、凄く気にしていたんだな。常に肌身離さず持っていると」
僕はそう解釈し、アゲハに問うた。
ただ、アゲハとしては、それだけが悩みの理由ではないそうで…
「それもあるけど、何か変なんだよ。
私、この前ひまわり組がいる上界に、寝ている間の『夢』としてトリップしたって話をしなかったっけ? その時に、どうも納得のいかない事象が発生してね」
「事象?」
「その上界では、なぜかこれらアクセサリーだけが、転送されなかった。
ださい寝巻き姿の私だけが転送されて、肝心のアクセサリーは、行方知れず――。
も、もちろん、寝る前に自分で外したはずなのに実は忘れているだけの可能性も考慮したよ!? でも、朝起きてすぐ確認しても、両耳と両腕にアクセサリーはついたままだった。
…だから、変だって思うかもだけど、どうしてそんな事が起こったんだろう? って」
確かにアゲハは就寝時、簡易的なピアスやイヤリングなら、それをつけたまま眠る人だ。
…まぁ、僕もそうなんだけど。
一部の人は、それを「ズボラな性格」なんていうかもしれない。
でも、僕がここへ来る前からサリイシュを可愛がっている(?)アゲハなら、ご両親から預かっているそれらアクセサリーを、つけたまま眠るのは分からなくもない。生前の彼らと約束を交わしている以上、絶対に失くすわけにはいかないという、責任を負っているからだ。
そして、確かに僕がアゲハと隣どうし寝て、起きた頃には、アゲハの両耳両手首にはピンクの宝石があしらわれたアクセサリーが、身につけられていた。
…なっ!
もちろん、変な意味じゃないぞ!? ただ一緒に寝ただけ! 本当だよ!!
(つづく)
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