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09:愛人の頼みごと
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翌日、執事がやってきて来客を告げた。
来客の予定は入っていないので、はてなと首を傾げると、彼は「旦那様がいらっしゃっております」と言う。
「旦那様?」
「(奥様、ルーカス様のことですよ)」
イルマの耳打ちで「ああ」と合点がいった。土曜日でもないのにわざわざ訪ねてくるから分からないのだ。
決まりごとはちゃんと守って欲しいわ。
昨日の今日で何の用だろうと彼の待っている所に向かった。
「やあエーデラ」
「結婚する前にも伝えたはずだけど、先触れくらいちゃんと出しなさいよ」
「言わせて貰うがここは俺の家でもあるんだが……?」
「貴方の家は裏庭の隅にある別邸、ここはわたしの家よ」
その証拠に、本邸の執事の第一声は『お客様がいらしています』だったもの。
「……」
「どうかした?」
「いや別に何も……
そうだ、これ昨日の」
そう言ってルーカスは昨夜渡した一覧を差し出してきた。
見た所チェックが無いようなので、
「問題なしと言う事かしら?」
「いや、それなんだが……」
わたしがそう言えば、ルーカスは何とも言い辛そうに言葉を濁した。
「まさかまったくダメだとでも!?」
イルマの仕事にケチがつけられたように聞こえてわたしは憤った。
「いやそうじゃない。あのなエーデラ、落ち着いて聞いて欲しい」
「……何よ」
「家で夜会を開かないか?」
「へえ珍しいこともあるものね。本気で言ってるのかしら」
わたしはルーカスらしからぬ提案に素直に驚いた。
個々でお付き合いはしたくないが、少しばかりの繋がりは持っておきたい相手に対して、お断りの手紙を返す代わりに夜会の招待状を送る案は悪くない。
しかし夜会をここで開くということは自らホストを務めるという事だ。ホストともなれば参加者だった今までとは比べ物にならないほど忙しく、そして金が必要だろう。
それをこの男が提案してきたことが驚きだった。
「いや大したことじゃない。
マルグリットからな、『あたしも夜会に出てみたいわ』とお願いされたんだ」
「あっそ」
まさかの愛人絡みとか……
少しは見直したというのに、やっぱりルーカスはどこまで行ってもルーカスだったわ。
「駄目かな?」
「別に良いんじゃない。
でもお金はあるの?」
唯一不満なのは、折角書いた返事が無駄になることだが、それも十割すべての話ではないし、招待状は印刷のはずなので新たな仕事が増える訳でもない。
それよりもお金だ。
屋敷で夜会を開くには、ドレスを準備するだけで良い参加者の時とは比べ物にならないほどの額が必要だ。
先に言った招待状の印刷に始まり、会場の飾りや休憩所に置くテーブルやソファのレンタル。皆が食べる食事にお酒、果物などの仕入れ。
そして当日は料理人や使用人を臨時で雇い、さらに楽団まで臨時で呼ばなければならない。
ぶっちゃけこれだけの額を払うならば、高価な首飾りの一つを贈る方が、あとあと形に残る分、マシなんじゃないかしらね?
いまいちピンと来ていないルーカスに、「先ずは商人を呼べば」と言っておいた。
翌日。
ルーカスは商人が提示してきた金額を見て言葉を詰まらせた。
見積もりから視線が上がりこっちに、予想の範疇だったのでわたしがコクリと頷くと、再び視線は見積もりに戻った。
ゴクリと喉が鳴り、額にツゥと汗が流れた。
本当に彼がわたしの旦那だったのならば、『動揺しすぎですよ』とそれとなく注意しただろう。だが現実は違う、いくらでも動揺すればいい。
フフフッ愛人の頼みにどこまで払えるのか実に見物よね。
ルーカスは見積もりをテーブルに置き、続いて詳細の書かれた紙を手に取った。
その視線が中々下に行かないことから、ざっと見ているのではなく、食い入るように見ているに違いない。
「な、なあエーデラ?」
「はい、どうかなさいましたか」
すっかり目を泳がせているルーカスを尻目に、わたしは貞淑な妻を演じて返した。
「お前にも意見が聞きたいのだが、これを見てどう思う?」
未来の公爵閣下ともあろう人が、商人を前に『これ高くないか?』とは流石に聞けなかったのだろう。彼は濁しに濁した言葉でわたしに問い掛けてきた。
わたしは詳細を受け取ってざっと目を通した。
夜会を開くにあたり注意すべき点は、事前にイルマ経由でレーダに教えて貰っている。詳細にそう言った項目が無いか、それを中心に確認した。
答えは無し。
うんこの商人はきっと誠実ね。
否、誠実過ぎた。
もしもルーカスがお義父様から家督を正式に継いで、『公爵閣下』と呼ばれていたのならば、大した額には思わなかっただろう。しかし今の彼はまだ見習いで、お義父様のお仕事を手伝ってお給金を得ているに過ぎない。
それなのに商人が提示して来たのは、いわゆる『公爵家』として恥ずかしくないほどの規模だから、その費用は必然と高くなる。
従ってルーカスが金額を見て絶句したのは当たり前だろう。
まっ今回は愛人相手にどこまでやるか見たいことだし、伝えるのは野暮よね?
「そうですね。わたしは妥当な額だと思いますわ」
わたしの台詞を聞いて商人はホッと安堵の息を吐いた。
「……そうだな、俺もそう思う」
絶対思ってない系の絞り出す様な声色が返ってきた。
その芝居の大根っぷりに思わず笑いそうになり、舌を噛んで何とか我慢した。
その後ルーカスは『まだ正式には決めていないのでな』と言って商人を帰した。
即決するような額の話でもないから、それはそれでいいのだが……
「なあエーデラ」
「先に言っておくわ、これは公私の公よ」
「そこを何とか! 頼む!!」
いつも通りわたしへのお給金を値切り始めたルーカス。
毎度毎度ふざけんなってのよ!
「嫌よ。そもそも貴方が軽い気持ちで夜会を開こうと思うからこうなるのでしょう?」
「だがマルグリットがどうしてもと……」
「だったら話は簡単だわ。彼女の愛のために、四の五言わずにお金を出しなさい」
「そうだよな……」
ルーカスは諦めたかのように項垂れた。
「ハァ……可哀そうだから一つ教えてあげるわ。
見積もりを別の商人からも取りなさいな。それで少しはマシになるかもね」
「エーデラ! ありが……熱ッ!?」
感極まって飛びかかって来たので、勘違いするなと紅茶で頭を冷やしてやった。
ただし熱い紅茶を浴びて頭が冷えたかどうかは、わたしの知った事じゃないけどね。
あーもう。らしくも無い助言をしてしまったわ。
でもこの馬鹿が破産すると、わたしも困るのよ!
来客の予定は入っていないので、はてなと首を傾げると、彼は「旦那様がいらっしゃっております」と言う。
「旦那様?」
「(奥様、ルーカス様のことですよ)」
イルマの耳打ちで「ああ」と合点がいった。土曜日でもないのにわざわざ訪ねてくるから分からないのだ。
決まりごとはちゃんと守って欲しいわ。
昨日の今日で何の用だろうと彼の待っている所に向かった。
「やあエーデラ」
「結婚する前にも伝えたはずだけど、先触れくらいちゃんと出しなさいよ」
「言わせて貰うがここは俺の家でもあるんだが……?」
「貴方の家は裏庭の隅にある別邸、ここはわたしの家よ」
その証拠に、本邸の執事の第一声は『お客様がいらしています』だったもの。
「……」
「どうかした?」
「いや別に何も……
そうだ、これ昨日の」
そう言ってルーカスは昨夜渡した一覧を差し出してきた。
見た所チェックが無いようなので、
「問題なしと言う事かしら?」
「いや、それなんだが……」
わたしがそう言えば、ルーカスは何とも言い辛そうに言葉を濁した。
「まさかまったくダメだとでも!?」
イルマの仕事にケチがつけられたように聞こえてわたしは憤った。
「いやそうじゃない。あのなエーデラ、落ち着いて聞いて欲しい」
「……何よ」
「家で夜会を開かないか?」
「へえ珍しいこともあるものね。本気で言ってるのかしら」
わたしはルーカスらしからぬ提案に素直に驚いた。
個々でお付き合いはしたくないが、少しばかりの繋がりは持っておきたい相手に対して、お断りの手紙を返す代わりに夜会の招待状を送る案は悪くない。
しかし夜会をここで開くということは自らホストを務めるという事だ。ホストともなれば参加者だった今までとは比べ物にならないほど忙しく、そして金が必要だろう。
それをこの男が提案してきたことが驚きだった。
「いや大したことじゃない。
マルグリットからな、『あたしも夜会に出てみたいわ』とお願いされたんだ」
「あっそ」
まさかの愛人絡みとか……
少しは見直したというのに、やっぱりルーカスはどこまで行ってもルーカスだったわ。
「駄目かな?」
「別に良いんじゃない。
でもお金はあるの?」
唯一不満なのは、折角書いた返事が無駄になることだが、それも十割すべての話ではないし、招待状は印刷のはずなので新たな仕事が増える訳でもない。
それよりもお金だ。
屋敷で夜会を開くには、ドレスを準備するだけで良い参加者の時とは比べ物にならないほどの額が必要だ。
先に言った招待状の印刷に始まり、会場の飾りや休憩所に置くテーブルやソファのレンタル。皆が食べる食事にお酒、果物などの仕入れ。
そして当日は料理人や使用人を臨時で雇い、さらに楽団まで臨時で呼ばなければならない。
ぶっちゃけこれだけの額を払うならば、高価な首飾りの一つを贈る方が、あとあと形に残る分、マシなんじゃないかしらね?
いまいちピンと来ていないルーカスに、「先ずは商人を呼べば」と言っておいた。
翌日。
ルーカスは商人が提示してきた金額を見て言葉を詰まらせた。
見積もりから視線が上がりこっちに、予想の範疇だったのでわたしがコクリと頷くと、再び視線は見積もりに戻った。
ゴクリと喉が鳴り、額にツゥと汗が流れた。
本当に彼がわたしの旦那だったのならば、『動揺しすぎですよ』とそれとなく注意しただろう。だが現実は違う、いくらでも動揺すればいい。
フフフッ愛人の頼みにどこまで払えるのか実に見物よね。
ルーカスは見積もりをテーブルに置き、続いて詳細の書かれた紙を手に取った。
その視線が中々下に行かないことから、ざっと見ているのではなく、食い入るように見ているに違いない。
「な、なあエーデラ?」
「はい、どうかなさいましたか」
すっかり目を泳がせているルーカスを尻目に、わたしは貞淑な妻を演じて返した。
「お前にも意見が聞きたいのだが、これを見てどう思う?」
未来の公爵閣下ともあろう人が、商人を前に『これ高くないか?』とは流石に聞けなかったのだろう。彼は濁しに濁した言葉でわたしに問い掛けてきた。
わたしは詳細を受け取ってざっと目を通した。
夜会を開くにあたり注意すべき点は、事前にイルマ経由でレーダに教えて貰っている。詳細にそう言った項目が無いか、それを中心に確認した。
答えは無し。
うんこの商人はきっと誠実ね。
否、誠実過ぎた。
もしもルーカスがお義父様から家督を正式に継いで、『公爵閣下』と呼ばれていたのならば、大した額には思わなかっただろう。しかし今の彼はまだ見習いで、お義父様のお仕事を手伝ってお給金を得ているに過ぎない。
それなのに商人が提示して来たのは、いわゆる『公爵家』として恥ずかしくないほどの規模だから、その費用は必然と高くなる。
従ってルーカスが金額を見て絶句したのは当たり前だろう。
まっ今回は愛人相手にどこまでやるか見たいことだし、伝えるのは野暮よね?
「そうですね。わたしは妥当な額だと思いますわ」
わたしの台詞を聞いて商人はホッと安堵の息を吐いた。
「……そうだな、俺もそう思う」
絶対思ってない系の絞り出す様な声色が返ってきた。
その芝居の大根っぷりに思わず笑いそうになり、舌を噛んで何とか我慢した。
その後ルーカスは『まだ正式には決めていないのでな』と言って商人を帰した。
即決するような額の話でもないから、それはそれでいいのだが……
「なあエーデラ」
「先に言っておくわ、これは公私の公よ」
「そこを何とか! 頼む!!」
いつも通りわたしへのお給金を値切り始めたルーカス。
毎度毎度ふざけんなってのよ!
「嫌よ。そもそも貴方が軽い気持ちで夜会を開こうと思うからこうなるのでしょう?」
「だがマルグリットがどうしてもと……」
「だったら話は簡単だわ。彼女の愛のために、四の五言わずにお金を出しなさい」
「そうだよな……」
ルーカスは諦めたかのように項垂れた。
「ハァ……可哀そうだから一つ教えてあげるわ。
見積もりを別の商人からも取りなさいな。それで少しはマシになるかもね」
「エーデラ! ありが……熱ッ!?」
感極まって飛びかかって来たので、勘違いするなと紅茶で頭を冷やしてやった。
ただし熱い紅茶を浴びて頭が冷えたかどうかは、わたしの知った事じゃないけどね。
あーもう。らしくも無い助言をしてしまったわ。
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