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27:ダンジョンの生態
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薬の材料を仕入れ、ポーションを造るというのが、現在の薬学ギルトの現状。そして調薬に限定すれば錬金ギルドもきっと同じだろう。
正直これではポーションの質が上がるわけがない。
だってねぇ。
その材料、本当に品質は確かなの? と声を大にして聞きたい。
もちろんそれ専門の信頼できる相手がいるならば、それでいい。
でもそういう相手がいないのならば、品質を上げるには、自らが採り、自らで加工したものを使うべきだ。
「はーい。じゃあ薬の材料を採取しにいきまーす」
「目的は理解しましたが、ここまでの準備が本当に必要なのですの?」
下ろし立ての白を基調にしたピカピカの革鎧、同じく白系統の鞘に収まった新品のやや細身のショートソード、そして真新しい灰色の外套。
マーシャのいで立ちは見習い狩猟者そのものだった。
本当はわたしやセリィと同じく、鎧と外套はドラゴンの皮を、武器は人工オリハルコン製にしたかった。まあわたしのは人工じゃなくてマジモンの方だが……
しかしあれから約三〇〇年。それらを加工できる技術を持つものは街にはおらず、最高品質の素材が死蔵と化した。
しかし普段から『ご主人が常識がぶっ壊れてますからにゃー』というセリィが、『貰っても困るでしょうね』と言っていたので、死蔵になったのは逆に良かったのかも?
まあそんな訳で別の素材でそれらを作成。
鎧と外套には、ドラゴンもどきと名高い水棲の大蜥蜴を。水の耐性が高いのは当然、撥水性があるから雨にも強い!
火? 耐火魔法の出番です。
続いて武器。
またもセリィから『聖銀もダメですよ』と念を押され、じゃあ銀と鋼の合金『白鋼』はどうでしょうと伺いを立て、OK。
そしてマーシャに得意もしくは使える武器を聞き、レイピアと回答を貰った。
なんか貴族の嗜みとか言ってた。
嗜み、まさにその通り。対人やら競技ならレイピアで何の問題もない。しかし狩猟でくそ硬ったい魔物相手に使うにはレイピアは脆すぎる。
さてそう言っておきながらここからは鍛冶屋の仕事だ。『レイピアっぽい感じでよろ~』と伝えて丸投げ。
そして完成したのがやや細身のショートソードだった。
やや細身なのはよりレイピアに近づけるためだが、細くした分短くしたので強度に問題はなし。ついでに短いことで取り回し面が上がり、初心者でも安心。
どうやら腕の良い鍛冶屋を引き当てたらしい。
セリィの紹介だけど……
希少素材の加工費は技術料が乗る分高かったが、命を預ける装備に妥協はなし。
で、その値段を察したマーシャのセリフが、最初のアレ。
わたしは「当然だよ」と真顔で返しておいた。
さてマーシャには伝えていないが、今回の目的はモチのロン、サモレンファンガスだ。あれから三週間ほど経ち、ついにヤツが発見されたのだった。
灯台下暗しとは言いたくないが、この街から馬で二日ほど行ったところにある洞窟型ダンジョンの中だ。
なおそのダンジョンは、早速侯爵の私兵がやってきて封鎖したらしい。環境保全の依頼はしたが、まさかダンジョンを封鎖するとは、侯爵はちょっとアタオカだと思う。
なぜその行動がアタオカなのかを理解して貰うために、少しダンジョンの話をしようと思う。まずこの世界のダンジョンは生きている。
積極的に動き、獲物を狩るタイプではなくて、エサの興味を惹くモノを使って、獲物を誘いこみ殺すタイプで食虫植物にやや似ているだろうか?
具体的に言うと、エサは人間、人間が興味を惹くモノは魔石だ。
魔石は魔道具のエネルギーとして使われている。魔道具は人々の生活にすっかり入り込んでいて、いまや切っても切れない存在になっている。
その魔石を魔石を創り出せるのはダンジョンだけで、他の方法は発見されていない。
数多の錬金術師が一攫千金を目論んで、魔石を創り出す研究をしてきたが、わたしを含め、誰も成功したことはない。
ダンジョンはまず体内に魔物を生み出す。
ここで生まれた魔物が、魔石の保有者でもあり、人間を殺す殺人者でもある。
人間は魔石を得るためにダンジョンに入り、魔物を狩る。
失敗すれば命を失い、ダンジョンのエサとなる。
さきに述べた通り、ダンジョンは己が成長するために、常に人間を誘っている。しかしそれでも人間が来なければ、ダンジョンは枯れる寸前の植物のような状態をみせることが解っている。
例えば実が多くなるし、大きな実が生るのだ。
封鎖したってことは、人が入っていかないということで、中にいる魔物はいまもどんどんと強化されていっている。
だからアタオカ。
そういう側面もあって、この旅は急ぐ必要があった。
さてダンジョンまでは馬で二日だ。馬車だと二倍で四日。お値段は馬三頭よりも馬車一台の方が高く、こちらも二倍。
普段なら遅くて高いってなんでや!? と叫ぶところだが、今回すべての支払いは侯爵持ちなので何の問題もない。
「ご主人ー、馬を借りてきましたよ」
「ねえ、なんで馬なん?」
「速いからですね」
「でもさー乗り心地は馬車の方がいいじゃん」
「なに言ってるんです。ダンジョンを封鎖しているんですよ。早くいかないと大変なことになるでしょう」
そういう側面もあって……、急ぎの……
くそう、馬車の中で踏ん反り返って寝たかったなー
なぜここまでしてわたしが出向かなければならないのか?
冒頭のこともあるが、もっと単純にして明快なことで、無垢な胞子が毒性を帯びる期限は二日、そして街まで馬で二日。つまりどう採取しようが、わたしの元へ届く頃にはタイムリミットを超えているからだ。
護衛は縁故採用でセリィ。費用はもちろん侯爵持ち!
完璧縁故だけど、彼女は護衛だけではなく案内も兼ねている。
日帰り専のセリィが、馬で二日も掛かるダンジョンの場所をなぜ知っているのかと言えば、彼女が馬より速いから。
ふふん。わたし謹製のオートマタだもん、馬で二日なんて余裕で日帰りですよ!
と、まぁ自慢はひとまず置いておく。
素直にセリィが応じてくれたのは、ご主人さまが心配、ノンノン。
彼女が心配しているのはマーシャの方だろう。
お仕事中は接点がないけれど、半年も一緒に暮らしていれば普通は仲良くなる。さらに共通の話題でもあれば、より親密度アップだ。
よくあるパターンだと、共通の敵を創り出して叩くと仲間意識が生まれやすいってのがある。学校の先生なんかがいい例で、悪口を言うと途端に仲良くなるもんだ。
今回の場合はわたしだ。
だからわたしは今日も聞こえないフリをする。
寝室くらい掃除しろ?
あーあー聞こえないー
正直これではポーションの質が上がるわけがない。
だってねぇ。
その材料、本当に品質は確かなの? と声を大にして聞きたい。
もちろんそれ専門の信頼できる相手がいるならば、それでいい。
でもそういう相手がいないのならば、品質を上げるには、自らが採り、自らで加工したものを使うべきだ。
「はーい。じゃあ薬の材料を採取しにいきまーす」
「目的は理解しましたが、ここまでの準備が本当に必要なのですの?」
下ろし立ての白を基調にしたピカピカの革鎧、同じく白系統の鞘に収まった新品のやや細身のショートソード、そして真新しい灰色の外套。
マーシャのいで立ちは見習い狩猟者そのものだった。
本当はわたしやセリィと同じく、鎧と外套はドラゴンの皮を、武器は人工オリハルコン製にしたかった。まあわたしのは人工じゃなくてマジモンの方だが……
しかしあれから約三〇〇年。それらを加工できる技術を持つものは街にはおらず、最高品質の素材が死蔵と化した。
しかし普段から『ご主人が常識がぶっ壊れてますからにゃー』というセリィが、『貰っても困るでしょうね』と言っていたので、死蔵になったのは逆に良かったのかも?
まあそんな訳で別の素材でそれらを作成。
鎧と外套には、ドラゴンもどきと名高い水棲の大蜥蜴を。水の耐性が高いのは当然、撥水性があるから雨にも強い!
火? 耐火魔法の出番です。
続いて武器。
またもセリィから『聖銀もダメですよ』と念を押され、じゃあ銀と鋼の合金『白鋼』はどうでしょうと伺いを立て、OK。
そしてマーシャに得意もしくは使える武器を聞き、レイピアと回答を貰った。
なんか貴族の嗜みとか言ってた。
嗜み、まさにその通り。対人やら競技ならレイピアで何の問題もない。しかし狩猟でくそ硬ったい魔物相手に使うにはレイピアは脆すぎる。
さてそう言っておきながらここからは鍛冶屋の仕事だ。『レイピアっぽい感じでよろ~』と伝えて丸投げ。
そして完成したのがやや細身のショートソードだった。
やや細身なのはよりレイピアに近づけるためだが、細くした分短くしたので強度に問題はなし。ついでに短いことで取り回し面が上がり、初心者でも安心。
どうやら腕の良い鍛冶屋を引き当てたらしい。
セリィの紹介だけど……
希少素材の加工費は技術料が乗る分高かったが、命を預ける装備に妥協はなし。
で、その値段を察したマーシャのセリフが、最初のアレ。
わたしは「当然だよ」と真顔で返しておいた。
さてマーシャには伝えていないが、今回の目的はモチのロン、サモレンファンガスだ。あれから三週間ほど経ち、ついにヤツが発見されたのだった。
灯台下暗しとは言いたくないが、この街から馬で二日ほど行ったところにある洞窟型ダンジョンの中だ。
なおそのダンジョンは、早速侯爵の私兵がやってきて封鎖したらしい。環境保全の依頼はしたが、まさかダンジョンを封鎖するとは、侯爵はちょっとアタオカだと思う。
なぜその行動がアタオカなのかを理解して貰うために、少しダンジョンの話をしようと思う。まずこの世界のダンジョンは生きている。
積極的に動き、獲物を狩るタイプではなくて、エサの興味を惹くモノを使って、獲物を誘いこみ殺すタイプで食虫植物にやや似ているだろうか?
具体的に言うと、エサは人間、人間が興味を惹くモノは魔石だ。
魔石は魔道具のエネルギーとして使われている。魔道具は人々の生活にすっかり入り込んでいて、いまや切っても切れない存在になっている。
その魔石を魔石を創り出せるのはダンジョンだけで、他の方法は発見されていない。
数多の錬金術師が一攫千金を目論んで、魔石を創り出す研究をしてきたが、わたしを含め、誰も成功したことはない。
ダンジョンはまず体内に魔物を生み出す。
ここで生まれた魔物が、魔石の保有者でもあり、人間を殺す殺人者でもある。
人間は魔石を得るためにダンジョンに入り、魔物を狩る。
失敗すれば命を失い、ダンジョンのエサとなる。
さきに述べた通り、ダンジョンは己が成長するために、常に人間を誘っている。しかしそれでも人間が来なければ、ダンジョンは枯れる寸前の植物のような状態をみせることが解っている。
例えば実が多くなるし、大きな実が生るのだ。
封鎖したってことは、人が入っていかないということで、中にいる魔物はいまもどんどんと強化されていっている。
だからアタオカ。
そういう側面もあって、この旅は急ぐ必要があった。
さてダンジョンまでは馬で二日だ。馬車だと二倍で四日。お値段は馬三頭よりも馬車一台の方が高く、こちらも二倍。
普段なら遅くて高いってなんでや!? と叫ぶところだが、今回すべての支払いは侯爵持ちなので何の問題もない。
「ご主人ー、馬を借りてきましたよ」
「ねえ、なんで馬なん?」
「速いからですね」
「でもさー乗り心地は馬車の方がいいじゃん」
「なに言ってるんです。ダンジョンを封鎖しているんですよ。早くいかないと大変なことになるでしょう」
そういう側面もあって……、急ぎの……
くそう、馬車の中で踏ん反り返って寝たかったなー
なぜここまでしてわたしが出向かなければならないのか?
冒頭のこともあるが、もっと単純にして明快なことで、無垢な胞子が毒性を帯びる期限は二日、そして街まで馬で二日。つまりどう採取しようが、わたしの元へ届く頃にはタイムリミットを超えているからだ。
護衛は縁故採用でセリィ。費用はもちろん侯爵持ち!
完璧縁故だけど、彼女は護衛だけではなく案内も兼ねている。
日帰り専のセリィが、馬で二日も掛かるダンジョンの場所をなぜ知っているのかと言えば、彼女が馬より速いから。
ふふん。わたし謹製のオートマタだもん、馬で二日なんて余裕で日帰りですよ!
と、まぁ自慢はひとまず置いておく。
素直にセリィが応じてくれたのは、ご主人さまが心配、ノンノン。
彼女が心配しているのはマーシャの方だろう。
お仕事中は接点がないけれど、半年も一緒に暮らしていれば普通は仲良くなる。さらに共通の話題でもあれば、より親密度アップだ。
よくあるパターンだと、共通の敵を創り出して叩くと仲間意識が生まれやすいってのがある。学校の先生なんかがいい例で、悪口を言うと途端に仲良くなるもんだ。
今回の場合はわたしだ。
だからわたしは今日も聞こえないフリをする。
寝室くらい掃除しろ?
あーあー聞こえないー
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