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クレイグ視点
6 幸せのじゅんばんこ
しおりを挟む「あわあわ…」
「今日は泡風呂だな。」
沢山走り回ったので、ぬるめになっていると言われた通り。そして泡風呂になっている。
あの侍女三人はスミレが笑えばタカギも笑顔になる事を身を持って知り、このようにスミレに沢山の初めてをくれる。
「あわあわ…」
眠気も飛んだのか、片手で泡を取るとジッと見つめている。その間に身体を流し、柔らかい布を泡立て洗っていく。
「クレイグ、あわ、すごいね。」
「凄いな?」
「何で身体を泡で洗って、流して、また泡のお風呂入るの?」
「…何でだろうな」
「でも、あわ、すごいね!」
「凄いな。今日はかなり汗をかいたし土が沢山ついているから先に洗っているが、今度は朝に用意してもらって寝起きに遊ぶか。」
キラキラと瞳が輝く。
「このお風呂、どうやって作るのかなあ。」
「入浴剤か何かだと思うが、後で聞いてみるか。」
「うん。あ、クレイグ、僕自分で洗えるよ?」
「それは知っているが、洗わせてくれ。」
首筋をタオルでなぞれば、首を竦めてくすくすと笑うから可愛くて、ある程度洗ってからは手でなぞる。
「んぁッ、」
途端に色気のある声を出すものだから、こちらも滾ってしまう。髪も身体も泡を流し、抱き上げて湯に浸かる。途端に泡に瞳が釘付けになるスミレを後ろから抱き締めて、ほっそりとした首に柔く噛みついた。
びくりと身体を一度跳ねさせ、力を抜いて身体を預けてくるその様に愛おしさが込み上げる。
「んんッ…何で獣人さんはみんな噛むの?」
「皆?」
「ん、タカギもね?いつも首のとこに痕があるよ。」
「あぁ。首筋が一番、つがいの匂いが強いんだ。噛むのは…本能か?痛くするつもりはないが、嫌だったら言ってくれ。」
獣人同士では血がでる程噛んでもすぐに治るだろうが、相手が人ではそうもいかない。
「ん。クレイグに優しくあぐあぐされると、気持ち良くてふわふわする。」
「だから、あぐってされるの好きだよ」と、振り返りふにゃりと笑みを浮かべるスミレを見て思わずもう一度甘噛みし、強く抱き締めた。
「アッ、ふあッ」
真っ白な泡の中で一際目立つ小さな乳首は果実のようにぷくりと色づく。
たっぷりの泡の中で擽るように触れていたがキュッと摘まめば高くなる声。
「や、ぁあ!」
「嫌か?」
摘まんだまま、グリグリと少し強めに潰して、揉みこむ。
「っひゃあ!ん、や、じゃないぃ、」
涙目で、嫌じゃないと訴えるスミレの性器もしっかりと勃ち上がっているようで少し触れただけでふるりと震わせている。
「泡風呂に浸かるスミレは可愛いが、舐めれないのと見えないのが難点だな。」
泡だらけの乳首も性器も舐め回したいが、いかんせん、泡が多すぎる。無理矢理口に含めばスミレも真似してしまうだろう。
「ん、じゃあ、ぎゅってして、ちゅうして?」
この状態でこんなに可愛い要求をされて我慢出来る奴はいるのだろうか?いや、いるわけがない。
スミレを反転させて、俺を跨ぐようにして座らせて、その唇に食らいついた。
「んむぅッ、あ、んあッ、」
飲み込みきれない唾液が首を伝う。ぺろりと舐めとればハフハフと息を整える。
色白のスミレの胸が、頬が、赤く染まり、ざっくりと纏めた濡れた後れ毛が張り付いて…伏せた長い睫毛さえ艶めいて見える。
そんなスミレに恥ずかしながら見惚れていると腹につく程そそり立っているモノにしなやかなものが触れる。
「わ、あ。クレイグのおちんちんも、大きくなって大変だから…さわっていい?」
「…あぁ。一緒にしよう」
密着した二人の性器がスミレの両手で包み込まれて、泡の中で擦れて、強い快感の為に時折手が止まってしまうスミレに翻弄される。
「スミレ、手が止まってる」
「んんッ、だって、きもち、よくて…」
「俺も一緒にしていいか?」
「だ、めぇ。ぼくが、する」
ちゅこちゅこと小刻みなその動きは生殺し以外の何者でもないのだが、頑張るスミレが可愛くて、可愛過ぎて手が出せない。
「んアッ、あんッ」
スミレの可愛い蕾を優しく擦ってつついていたが、つぷりと第一関節まで埋め込む。タカギから、「入らないかもって不安がってたから、ちゃんと解せ!時間かけろ!」と報告され、毎晩拡張するようにしている。俺のはかなりデカいだろうから細身のスミレでは受け入れるだけで負担がかかるだろう。毎晩のように少しずつ解し、そろそろお互いに我慢が出来なくなってきているところである。
スミレの両腕を取って首に回させる。
スミレの中は狭くて熱い。指の付け根まで埋めて、ゆっくりと引き抜く。一度、二度、と繰り返す度に速度をあげ、最早性器にかろうじて手を乗せているだけの手に、片手を添えてスミレの小さな手ごと強く擦りあげた。
「アッアッ、いアッ、やアーッあ、ああッ」
同時にグチュグチュ音をあげる蕾も指を二本に増やし中で指を曲げて、しこりを強めに押しつぶせば溜まらずぴゅくりと精を吐き出す。脱力しているところ申し訳ないのだが、そのまま俺が射精するまでスミレの喘ぎ声が止まる事はなかった。
くったりとしたスミレを抱いてベッドへ降ろし、髪を乾かすのにかけただけのバスローブを開く。
「んッ、また、する?」
「風呂では泡があって舐めれなかったからな。もう少し触れたい。良いか?」
「ん。ぼくも、クレイグのぺろぺろしたい…」
「順番にしよう。」
「…じゅんばんこね?」
果たして今日のうちにスミレに順番が回るだろうか。
こんなに可愛いつがいと一緒に居て、一度の射精だけで落ち着く訳がない。
鎖骨に華を散らして、ぽってりとした赤い果実に舌を這わす。
スミレと過ごす夜は甘くて、淫らで、とても幸せだ。
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