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リオンとユキトの日常
お付き合い数ヵ月目頃
しおりを挟む無事にリオンと結ばれて数ヶ月…
甘々なリオンと甘々な生活を送っている。小さな衝突は勿論あるけど、それはお互いにヤキモチをやいたり、俺が拗ねたりがほとんどで。
恋人となっていくつかルールを決めた。
その中でもリオンが決めてくれた
「喧嘩は次の日に持ち越さない」
というルールがあるおかげで火種が小さいうちに話し合って解決することが出来ている。
隣同士といってもお互いが家賃を払っているのだから、もったいない。そう言ったのは俺だ。解約して広いところに一緒に住もうと言ったのはリオン。でも、俺は引っ越してきたばかりだし、実は、独り暮らしが憧れでもあったのだ。そう言えばリオンが引き下がってくれて、店の定休日の前日とリオンの公休日である日曜日の前日はリオンの部屋に泊まる。という事で話がついた。
俺の休みは定休日である水曜日とニコさんたちの計らいで隔週の日曜日。
リオンは隔週の土曜日と日曜日が休みだ。
月曜日
自分の部屋で目覚めた。リオンの家だったら朝から二人でキッチンに立つか、無茶苦茶に抱かれてギリギリまで寝て、起きたら朝食ができているパターンのどちらかである。
今朝はひとりのベッド。ひとりでパンをかじって身支度を整えて、歩いて出勤する。
リオンは今日は早いって言っていたからもういないな。
出勤時間が合うときは「おはよう」と「いってきます」は言うことにしている。
カランコロン
「おはようございまーす。」
「はよー。」
「おはよう~。今日もよろしくね。」
ニコさんたちの朝は早い。朝早くに買い付けに行って沢山の切り花を仕入れてくる。帰宅後は朝食を食べて、俺と入れ違いで今度は自社栽培している花たちのお世話に少し離れた農園へ行く。
二人を見送って開店の準備や今日の予約の確認をして、オープンの札を扉にかけたら準備完了!
そこからは合間をみて昼食を食べたり、予約の時間に合わせて花束やアレンジメントを作ったりと割と忙しい。
でも、お客様の笑顔をみると素直に嬉しくて。
今までこんなに笑顔を向けてもらえる事なんてあったかなって感慨深くなる。
19時には仕事は終わり!夕食は適当で良いやとテイクアウトもできるカフェでコーヒーとサンドイッチを買ってコーヒーを飲みながら歩く。
帰宅して、まず風呂に入って、サンドイッチ食べて。
ぽけーっと本を眺めながら、隣のリオンのことを考える。うん、すき。リオンの事を考えると、下っ腹がきゅんとするんだ。
「ピンポン」とチャイムの音。思わず小走りでドアへ駆け寄る。
「リオン、おかえり!」
「こら。きちんと相手を確認してからドアを開けるように言ったでしょう?」
「だってリオンくらいしかこの時間に訪ねてこないよ?下に守衛さんもいるし。」
セキュリティは万全だ。
「それでも、です。もし私がユキトだと思って確認せずにドアを開けたら知らない人で刺されでもしたらどう思いますか?もしストーカーで抱きつかれでもしたら?」
え…そんなの…
「嫌だよ…これからはちゃんと気を付ける。」
「はい。私も同じ気持ちです。絶対に確認せずにドアを開けたら駄目ですよ?ユキト、ただいま。角のケーキ屋でシュークリームを買ってきたのですが、上がってもいいですか?」
「うん。どーぞ。」
こうやって、平日でも気軽に会えるのは隣同士の良いところだ。昨日の夜まではリオンの部屋にいたんだけどなぁ。やっぱり会えると嬉しい。
シュークリームを一緒に並んで食べて、そろそろ、と立ち上がるリオンを見つめる俺はそんなに淋しそうな顔をしていたのだろうか。
「入浴してから戻ってきて此方で寝ても良いですか?今夜は何もしないので。」
「ん。ここの風呂入ったら?着替えもあるし。」
「ふふ。ありがとうございます。嬉しいです。」
「…俺も。」
俺と同じ匂いになったリオンと一緒にベッドに入る。
「腕枕はしても?」
「リオンの腕が痛くなっちゃうからだめ。」
「じゃあ胸枕はどうです?」
「ドキドキするからだめ。」
「あぁ、もう。可愛いが過ぎますね。じゃあキスしても良いですか?」
「…ん。」
顔中に軽いキスを沢山降らせて、次第に深くなっていく。
「ん、ンッ、もう、だめ。」
「ここが、反応しちゃうからですか?」
「ひぁッ」
ここ、と撫でられればもう、芯を持ち始めているのに気づいただろう。最近変で。リオンとくっついていたりキスされると直ぐに反応してしまうのだ。
「このままじゃあ寝られないから、出しちゃいましょうね?」
「だい、じょぶッ、やあッ触っちゃ、だめっ。」
「もうガチガチで涙を溢してますよ?ハァ、一緒に…」
色っぽく息を吐いて、リオンの大きくなったおちんちんと一緒に握られたら、もう我慢できない…
「私が二本纏めて擦るので、ユキトは先っぽ触って…?」
ぬるぬるとどちらから出ているのかわからない液体を伸ばすように、たまに先っぽの穴に爪を軽く引っかけながらくるくると回すように刺激する。
リオンの上下する手からは、グチ、グチュとえっちな音がして…たまらず射精した。
息を整えているのに、構わず擦られ、リオンが高まるまで喘ぎ続けるハメになった。
「なにもしないっていったのにぃ…ふぁ…」
「挿入はしていません。それにユキトが可愛すぎるのも悪いんです。ほら、寝ましょう?可愛いあくびが出てますよ?胸枕、させてください。」
「おれがねるまでぎゅってしてて。きょうも、だいすき…」
「あぁ、もう。煽りやがって…寝るまでじゃなくて朝まで抱きしめます。私も、愛してますよ。お休みなさい、良い夢を。」
__________________
日曜日 二人とも休み
昼間はイチャイチャ夜もイチャイチャ 寝る前に帰宅
月曜日 二人とも仕事
何かと理由をつけてリオンさんが仕事帰りに突撃
泊まれたらラッキー
火曜日 二人とも仕事
ユキトが定休日の前日なのでリオンさんちにお泊まり
水曜日 ユキト休み リオン仕事
実がこの日が一番好きなリオンさん。抱き潰したユキトがベッドの中からふんにゃりしながら行ってらっしゃい言ってくれるから。 腰が立たなければそのまま寝こけて帰宅後もいてくれる可能性もあり。
木曜日
月曜日と一緒
金曜日
月曜日と一緒
土曜日
夜は敬語抜けがち
独り暮らしって何だっけ?
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