199 / 304
第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
大人の時間
しおりを挟むメアリーはソファーから立ち上がると、ご隠居様もビシッと背筋を伸ばしメアリーよりも早く立ち上がった。
「スケさん、カクさんは私とご隠居様が戻ってくるまで、その報告書に目を通しておいてください」
「「おう」」
と二人はスッキリした顔でソファーに座ると手を上げた。
「グロリア。ソアラを呼んできて。
私はソアラに相手をしてもらうわ。
私たちもご隠居様と一緒の部屋でいいわ!」
「メアリー様、部屋なら用意します!!」
「あら~だって、部屋の清掃も大変でしょ。
ご隠居様も大丈夫ですよね。 相部屋で!」
「お、おう~~、いいぞ!いいぞ!!」
とご隠居様のスケベ心はMAXになりテンションが上がった。
「では、こちらの部屋へ」
とグロリアはしぶしぶと案内するのであった。
そしてセリカにソアラを呼びに行かせた。
ご隠居様は部屋に入るなり服を脱ぎ臨戦態勢を整え、ベッドにうつぶせに寝た。
ほどなくしてソアラが部屋にやってきた。
「メアリー様、私で宜しいのでしょうか?」
「私が実地で試験をしてあげるわ。
グロリアのように甘くは無いわよ」
「は、はい!!」
とソアラは裏返りそうな声で返事をした。
するする
とメアリーが服を脱ぐ音が聞こえる。
ご隠居様がうつぶせになりながら、おメアのほうを見ようとした瞬間、グロリアが「ううん」と咳払いをしながらご隠居様の頭の向きを元の位置に戻す。
おメアもベッドの上にうつぶせに寝るとソアラはおメアのふくらはぎにオイルを垂らし丹念に揉み始めた。
グロリアもご隠居様のふくらはぎにオイルを垂らし強く強く押し始めた。
「メアリー様、歩き旅でふくらはぎパンパンに張っていますね。
メアリー様こそ、お体を労わってくださいね」
「あ~~ソアラ、上手いわね~~ 程良い力加減ですよ」
「ありがとうございます。メアリー様」
隣では
「いた、痛い、痛い!! グロリア、もう少し優しく!!」
「ご隠居様もカチカチですね~
張りをグイグイとほぐして差し上げますわ!」
ご隠居様の体は80過ぎとは思えないほど筋肉が発達している。
ふくらはぎはもちろんのこと太もも、大胸筋、肩など・・・・
いや、男の体の話なんかどうでもいいのでこの辺にしておこう。
「痛い、痛い、痛い!もっと優しくしてくれんかの~~」
「メアリー様の裸体を見ようとした罰ですよ!」
「男なら誰でもおメアの裸体を見たいと思うじゃろうが!」
「もう、ご隠居様は枯れている年齢だと思うのですけど!?」
「何を言う!グロリア!ワシはまだまだ現役じゃ!!」
「ご隠居様ももう少し体を労わってくださいね」
「グロリア、ありがとう~
お前からも言ってくれ
『老人に長時間歩かせるのは酷』だと
おメアは空を飛んでいかせてくれんのじゃ~」
と毒づくと
「ご隠居様、それはダメに決まっているではないですか。
ほとんどの人間は空を飛びませんよ。
4人もいっぺんに飛んでいたら怪しまれるではないですか!」
そして、グロリアとソアラはふくらはぎから膝の裏のツボを押し始めた。
「あ~~いいわ~ ソアラ!
そこそこ。良い塩梅の押し加減!
さすが、グロリアね! 教え方が上手いのね~」
「メアリー様、ありがとうございます。
ご隠居様、ここですね~~」
グイ!
とグロリアがご隠居様のツボを強く押す。
「ウギャーーーー!
痛い! 痛い!!
グロリア、教え方が上手いのになぜそんなに力を入れる!」
「サービスですよ!ご隠居様。 サービス!!」
「グ、グ、グロリア!そんなサービスはいらん!」
ソアラはふくらはぎから太ももを揉みだした。
堅さと柔らかさを備えたモデルのようなセクシーな足をしていた。
一通り太ももを揉んだ後、ふくらはぎから太ももへ下から押し上げた。
「あ~~~効く効く! ソアラ、上手いわね~
力加減が絶妙ね~」
「あ~~~グロリア、痛い、痛い!
もう少し優しく!」
「何言っているんですか!
ちょっと強いくらいの方が気持ちいいんですよ!!」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て! グロリア!
ワシはスケさん、カクさんのような『M』じゃないんじゃぞ!
ノーマルじゃ!」
「あ~ら悪魔族の男は全員、『ドM』だと思っておりましたわ」
と、なおもグロリアはグイグイと力を入れて揉みまくりご隠居様の悲鳴が館に響き渡るのであった。
「あ~~スッキリしたわ!
ソアラ、合格ね!
これならお店に出ても問題ないわね」
とメアリーはソアラに合格点を与えた。
「メアリー様、ありがとうございます」
とソアラは可愛いお辞儀をした。
「ううう、もう、グロリアを指名するのは止めておこう」
「何言っているんですか! ご隠居様!
ナミラーに来れば私がご隠居様専属ですよ」
とグロリアは悪魔の微笑をご隠居様に向けた。
マッサージを初める前と異なりご隠居様の目は死んだ魚のようだった。
0
お気に入りに追加
781
あなたにおすすめの小説
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる