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第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・あぁ! そんなものねぇーよ!!
大浴場で大開脚
しおりを挟むボコン!
「茜!!」
「いた~~い」
加奈のゲンコツで正気に戻ったということにしよう。
「茜、おかしいぞ! 調子に乗りすぎだ!」
「女神様の呪いで巨乳を見ると揉みたくなってしまうのだ!」
「茜、何言っているんだ!」
「安心しろ、加奈の胸は揉むことは無いから!」
「カチーーーーン!!
あ~~~~、そういうこと言うのね。
さっきから気になっていたのだけど茜の胸と下半身を隠す変な光は何?
他のみんなは見えているのに茜だけ白い光で隠されているのよね」
「え?そうなの?私には自分のが見えるのだけど、みんなは見えないの?」
他の女子たちが見えないと言ったり首を振ったりしている。
「それ、『パンチラが見えないようにして』と言っていたやつが関係あるの?」
「え?私には分からない」
「私、興味あるのよね・・・・・それ、大開脚させたら中身が見えちゃうのか・・・・・」
と言いつつ加奈は胸を揉むような指の動かし方をして私に近寄ってくるではないか。
「ねぇ~、みんなも興味ない? 見えるのか見えないのか?」
「見たい、見たい、興味あるわ」
理沙のヤツが喰いついた。
「そうだな。私も足を広げたらどうなるのか見てみたい」
千代も近づいてきた。
「そうね。私も白い不自然な光がどうなるのか興味ある」
あぁ~詩織まで裏切った。
「私は見学しています」
と、桃花、桃花、お前だけは止めてくれると思っていたぞ。
私は全員に取り押さえられ強制的に足を広げられるのだっだ。
千代に羽交い絞めにされ、右足を加奈が左足を理沙が引っ張る。
詩織と桃花が検分役だ。
「や、や、止めろ~~」
なぜか力が入らない。
「お嫁にいけなくなる」
や、や、止めて~~
それ以上は・・・・・
「お兄ちゃん、助けて~~~~」
少しずつ少しずつ足が開かれていく。
「や、や、止めて~ お嫁にいけない」
なぜか抵抗できない。
少しずつ確実に・・・・・・
「あ~~~~~~」
私は盛大におっぴろげてしまった。
穢されてしまった。
私は穢されてしまった。
「あっ、やっぱり変な光が差し込んだままなのね」
詩織が残念そうに言う。
「ラッキースケベは無しなのね」
桃花が言う。
「なんだ~つまらない。ちょっとは期待したのに」
理沙が言う。
「女神様の力は凄いね」
千代が言う。
「これ、誰かとエッチするときもこうなのかな?」
加奈が言う。
「う~~~~ん」
とみんなで唸っている。
「お、お、お前ら、覚えていろよな~~~」
私の叫び声は大浴場に響いた。
^-^-^-^-^-^-^-^-^-^
この後、王さまたちに食事に招かれたのだが茜だけは参加しなかった。
食事会が終わって与えられた部屋の戻ると一人シクシク泣いていた。
「茜、ごめん。ちょっと調子に乗りすぎた。すまん」
と拝むように茜に頭を下げた。
「茜ちゃん、ごめんね。私も少し調子に乗りすぎました。ごめんなさい」
詩織も丁寧に頭を下げた。
「いいの、いいの。私はもういいの・・・・・・穢されてしまったわ」
「そ、そ、そんな事は無い、茜。お前は、綺麗なままだ!何も見えなかったんだから」
「そ、そうよ、茜ちゃん、何も見えなかったから穢れてなんか無いわよ」
「いいのいいの、一人にして」
と、言われても私、茜、詩織の3人で一部屋宛がわれているのよね・・・・・
私と詩織は静かにベッドに入った。
そして、翌朝。
「加奈、詩織、おはよ~~~今日も気合入れてレベル上げして魔王を討伐に行くわよ!!
他のみんなを叩き起こしにいってくる」
と言って部屋を飛び出て行った。
夕べの落ち込み方は何だったのだろうか?
「茜ちゃんは昔からこうなのよね。一晩寝れば何もかも忘れてリセットしちゃうのよね」
「根に持ったりしないからな~ 理沙以外のことは」
まさしく『竹を割ったような性格』いや、『竹を叩き割ったような性格』なのだ。
嫌なことは引きずらない性格。
細かいことは気にしない大らかな性格・・・・・・
ごめん、やっぱり雑な性格だと思う。
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