31 / 304
第一部 俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?
カレーライスと女神様
しおりを挟むコボルトを討伐した後、少し開けた空き地があったので少し早いが昼食の用意を始めた。
ついに、ついに俺のスキルで日本人の国民食!!カレーライスを作るのであった。
石で釜戸を組み上げ白米を炊きカレーの具材を切る。
さてさて、カレーなのだがこの世界にはカレーのルーは無いので一からスパイスを調合して作らないといけないのだ。
が、ふふふふ。そこで俺のスキルが火を噴わけ訳ですよ。お客さん!!
カレーは基本的に6のスパイスで作られる。
クミン、コリアンダー、カルダモン、オールスパイスで香りをつけ、ターメリックで色をつける。
そして、チリペッパーなどの唐辛子で辛さを調節する。
今日はオークを使ったカレーにするのでオールスパイスを多めにいれることにした。
クミン、コリアンダーなどをベストな味になるように配合して・・・・・・・
最後に隠し味としてブラックペッパーの粒を包丁で叩き潰して入れた。
煮込むと良い香りがしてきた。
これはカレーのルーで作られるような香りでは無い。
高級なカレー屋さんの前を通ると漂ってくる匂いだ!!
みんなが周りでソワソワしている。
そうだろう、そうだろう!!
カレーの暴力的香りにも勝るものはない!!
唯一対抗できるものがあるとすれば、屋台のソース焼きそばだけだ!!
辛さはあまり辛くはしていないので唐辛子を細かく切って自分で適量入れてもらうことにした。
ご飯も炊き上がり、皿に装って、いざ実食!!
「あぁ~~~食べる前からヨダレが出そうだ」
「リッチの私もヨダレが出てきそう」
「早く食べるでゴザルよ!!」
「アオ君、早く食べようよ」
「では、みなさん」
俺はみんなに目配せしみんな一斉に
「いただきまーーーす」
と唱和した。
「かーーーーーー!!! うめーーーーーこれは死ねる味だ!!」
「凄い、こんな美味しいカレー始めてた。高級カレー屋さんより美味しいと思う」
「これはたまらないでゴザルな」
「白田君、このカレーは信じられないくらい美味しいよ」
「ふふふ、そうだろそうだろ」
俺は空に向かって笑いを上げた。
まぁ、俺が凄いのではなくスキルが凄いだけなのだが。
「このカレーで戦争がが起こったりしてな」
「智弘、無い無い、カレーごときで戦争は無い」
「白田君は出店をすると良いかもね。このカレーは大人気になると思う」
「イゼリアで食べたカレーとはレベルが違うでゴザル」
「カレー屋さんを開くべきだと思う」
「なら、でかい寸胴でも買っておくか、ハハハ」
と話しているとレベルが上がった。
「レベルが上がった! ステーキ5枚追加されたぞ!!」
「なにーー 松坂牛か!! 碧、早く出してみろ」
ランドセルからステーキを出すとパック入れられていた!!
取り出すと赤身が多い。
パックの上に紙が張ってあった。
「女神の安月給では松坂牛は無理です。OZビーフで我慢してください」
と読み上げた。
え?女神様って月給制なの? 誰からお金貰ってるんですか?
みんな顔を見合わせて爆笑した。
「おいおい、マジか、あの女神様、月給制なのかよ」
智弘が笑いながら話した。
「ユーモアのある女神様でゴザルな」
俺は一計を案じた。
「女神様、女神様、何卒、松坂牛をお願いします。夕食のときに焼いて女神様へお供えさせていただきます。
いえ、これからは常に女神様のお食事をご用意させていただきます」
と、手を合わせお祈りをした。
すると、松坂牛が6枚ランドセルに入ったのが分かった。
フフフ、女神様、ちょろいぜ!!
そして、肉を仕入れることができるようになった。
「やったぞ!みんな松坂牛が来た。6枚来たぞ。夜は松坂牛にしよう」
「えええええ」
「え!!」
「えっ!!」
「うそーーーー」
とみんな一様に驚きの声を上げるのであった。
そして、松坂牛を取り出すと
「今回は特別ね。私の夕飯もよろしくね」
とパックの上にメッセージが貼ってあった。
「シャレの分かる女神様でゴザルな~」
「女神様、日本に戻れば智弘たちは男に戻れるのでしょうか? このまま人間化が完了すれば七海は元に戻れるのでしょうか?」
女神様に問うたが答えは返ってこなかった。
0
お気に入りに追加
781
あなたにおすすめの小説
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる