29 / 92
彼女の今世
episode28
しおりを挟む
何故測定は失敗してしまったのか、己の左手首をふと見てみると、くっきりとノルン様のあざが光を放っていた。
いつもはこんなに光っていない。このぐらい光っていたのはノルン様と会って間もないくらいまで。ということは、ま、さ、か……思い浮かんだ一つの事を確かめるためにポケットを漁る。
ポケットから出てきたのはブレスレット。それをすぐに左手首に付けると放たれていた光が収束した。
ここから推測するに、私が元々持っていなかった分の魔力がブレスレットを外したことによって、水晶玉に注がれたのだろう。
(ノルン様、ブレスレットずっと付けてないといけないって言ってくれればよかったのに。だけど、ブレスレットは外してくれと言われたし、先程のことは回避できなかったかも……)
私は行きどころの無いこの感情を発散させる代わりに、軽くブレスレットを睨めつけ、部屋の中に入った。
パタンと閉じられた扉。私は魔術師様に促されて既に座っていたお父様とお母様とは別の場所に腰掛ける。
「申し訳ないのですが公爵令嬢の手を貸してもらってもいいかな?」
「は、はいっ構いません」
魔術師様は私が座った途端すぐに尋ねてきたので驚いてしまった。ほんの少し不安が残るものの手を差し出す。
「──鑑定」
魔術師様が詠唱したが何も起こらない。鑑定魔法ということは……私の魔力を測っているの? それならさっきだって……と疑問に思いながらもされるがままになる。
「……これは。おい、君も一緒に唱えてくれ」
「それ程なのか? 公爵令嬢、私も手首触らせてもらいますね失礼致します」
「それはいいですが、一体何を?」
二人の険しい表情に不安を駆られた私は何をしているのか尋ねる。嫌な予感しかしない。
「貴女の魔力量が水晶玉では計れなかったため、私の魔力を直接注いで計ろうとしたのですが……私一人の魔力では弾かれてしまいました。なので二人分の魔力で計ろうと思います」
早口に捲し上げると返答をする間もなく魔法を再び唱え始める。
「では、失礼致します」
「「鑑定!!!」」
魔術師様が再び唱えると私の周りに風が発生し、髪が上に巻き上げられて周りが見えなくなる。
それはほんの数秒で直ぐに収まったが、辺りを見るとお父様とお母様はソファに座ったままで目を大きく開けながら固まっており、魔術師様は────尻もちをついていた。
恐らくお父様とお母様は驚いているだけだから大丈夫。問題は魔術師様達だ。見たところ目に見えた怪我は無いようだけど……。
怪我がないか不安になっている私を他所に、魔術師様は何やら思案している。加えて髪が上に巻き上げられる程の風が発生したのに周りにある家具や書物は何ひとつ欠けていないようだ。
「この魔力量は……魔法省に欲しいですね」
「魔法省ですか!?」
思わず魔術師様の独り言に聞き返してしまった。
魔法省とはその名の通り魔法を使える魔術師が入職する場所。仕事としては帝国の防衛、宮の警備、そして皇族一人一人に魔術師が配属されているらしい。
何も知らない人からしたら素晴らしいエリートコースまっしぐらなのに、魔法省はいつも人手不足を理由にして魔術師を欲しがっている。
何故なら魔法省としては魔術師はいればいる程その国が強くなるので出来るだけ人材が欲しい。しかし、魔法省に就く魔術師様には激務が多くて、なりたいと思う人が少ないんだとか。
そのため、魔力が多い貴族はあまり行きたがらない。親の爵位を継ぐ嫡男以外の子息達は文官になるか、一人娘しか居ない貴族の所に婿入りしてしまう。
女性は何か曰く付きの理由がない限り嫁いでしまうのでこちらも入職しない。
──魔術師になって魔法省に入る。
そんなことを考えたこともなかったが、その線もいいかもしれない。自分的には魔法を使わずにどこか遠くに行こうかとも思っていたけど、魔力量がバレてしまったならそれを他の人のために使うというのも個人的には好きだ。
「魔術師様、娘の魔力量は一体どれくらいなのでしょうか? それとも何か悪いことでも?」
ようやく復活したお母様は私の魔力量が気になるようで、恐る恐る魔術師様に尋ねている。
「公爵夫人、何も心配することはありません。逆にリーティア様は素晴らしい魔力を保持していらっしゃいます。そうですね私の分かる範囲で例えるならば……この国の筆頭魔術師と同程度、もしくは優に超える量です」
「筆頭魔術師でおられるウィザ様よりもですか……?」
「あくまでも可能性の範疇ですがね」
────筆頭魔術師。
それはこの国一番の魔力量と魔法を駆使する魔術師のこと。普段は皇宮内で仕事をしていて、戦争や防衛のために他の魔術師様のように前線に立つことはない。
なぜなら何処にいても指一本で魔法を飛ばせるし、大量の魔力を消費する転移魔法も簡単に行使出来るからだ。
今代のウィザ様は翁と呼ばれる程お年を召しているが、その地位と実力は確固である。
お母様はまさか自分の娘がそれ程だとは思っていなかったようで、驚きで頭が働いていない。首が横に傾いている。
まあ、お母様自身も一般から見れば魔力量が多い方だが、貴族の中では中間くらいに位置していたはず。
自分が産んだ我が子が、膨大な量の魔力を持っていると思うはずもなかったのだろう。
それにお父様も公爵家であれば普通くらいで、到底筆頭魔術師並の魔力なんて持っていない。
(やってしまったようだわ……どうやって誤魔化そう……)
女神様から聞いていた量は知られていないようだけど、筆頭魔術師並かそれ以上と言われてしまえばそれだけで大事になる。
筆頭魔術師様並みの魔力量は当たり前だがとても珍しいのだ。国に一人、もしくは居ないのが普通。
それがこの国に二人もいるのだ。これが他国に知られれば外交関係にも変化があるだろう。
まだ何も出来ない子どもとはいえ、それ程の魔力を持っている人間が一人増えるだけで他国にはとても大きな影響を与える。
「ええ、これ程の魔力であればウィザ様やあの方と一緒に……。まだ入学もしていない公爵令嬢に言うのもあれですが、卒業と同時に魔法省に入ってもらい、ウィザ様の元で仕事を覚えてもらって」
魔術師様の話を聞きながら考える。その可能性は考えてなかったが、バレてしまえば有り得る話。これほどの魔力量を保持している子供を野放しにするほど魔法省は人材が豊富では無い。
それにウィザ様はまだ健康とは言え、お年を召されている。不謹慎だがウィザ様が御隠れになったら筆頭魔術師が居なくなってしまう。そこに私だ。魔法省から見たら私はまさに金の卵。是非とも欲しいだろう。
「どうですか? 是非とも公爵様、考えて頂きたいというか娘のリーティア様は入るしかありません」
いつの間にか魔術師様はお父様の手を取って、私の価値をつらつらと話していた。私が褒められていることが嬉しいのか、お父様は冷静な判断が出来ず、今にも頷きそうな勢い。
(大丈夫かしらお父様……)
お母様も心配気にお父様のことを見つめている。
このままだとダメだと思った私はお父様に声をかけようとそっと手を出したが、それは必要がなかった。
「ダメだよジョシュア。リーティア嬢は私の一応筆頭婚約者候補だから」
場を圧倒する、何度聴いたか分からない。忘れられない声よりは幾分か幼さが残る声。
この声は──
私はこの場にいた人と一緒に扉に視線を向ける。
そこには肩を扉に預けながら寄りかかり、眉を寄せて腕を組んでいるアルバート殿下がいたのだった。
いつもはこんなに光っていない。このぐらい光っていたのはノルン様と会って間もないくらいまで。ということは、ま、さ、か……思い浮かんだ一つの事を確かめるためにポケットを漁る。
ポケットから出てきたのはブレスレット。それをすぐに左手首に付けると放たれていた光が収束した。
ここから推測するに、私が元々持っていなかった分の魔力がブレスレットを外したことによって、水晶玉に注がれたのだろう。
(ノルン様、ブレスレットずっと付けてないといけないって言ってくれればよかったのに。だけど、ブレスレットは外してくれと言われたし、先程のことは回避できなかったかも……)
私は行きどころの無いこの感情を発散させる代わりに、軽くブレスレットを睨めつけ、部屋の中に入った。
パタンと閉じられた扉。私は魔術師様に促されて既に座っていたお父様とお母様とは別の場所に腰掛ける。
「申し訳ないのですが公爵令嬢の手を貸してもらってもいいかな?」
「は、はいっ構いません」
魔術師様は私が座った途端すぐに尋ねてきたので驚いてしまった。ほんの少し不安が残るものの手を差し出す。
「──鑑定」
魔術師様が詠唱したが何も起こらない。鑑定魔法ということは……私の魔力を測っているの? それならさっきだって……と疑問に思いながらもされるがままになる。
「……これは。おい、君も一緒に唱えてくれ」
「それ程なのか? 公爵令嬢、私も手首触らせてもらいますね失礼致します」
「それはいいですが、一体何を?」
二人の険しい表情に不安を駆られた私は何をしているのか尋ねる。嫌な予感しかしない。
「貴女の魔力量が水晶玉では計れなかったため、私の魔力を直接注いで計ろうとしたのですが……私一人の魔力では弾かれてしまいました。なので二人分の魔力で計ろうと思います」
早口に捲し上げると返答をする間もなく魔法を再び唱え始める。
「では、失礼致します」
「「鑑定!!!」」
魔術師様が再び唱えると私の周りに風が発生し、髪が上に巻き上げられて周りが見えなくなる。
それはほんの数秒で直ぐに収まったが、辺りを見るとお父様とお母様はソファに座ったままで目を大きく開けながら固まっており、魔術師様は────尻もちをついていた。
恐らくお父様とお母様は驚いているだけだから大丈夫。問題は魔術師様達だ。見たところ目に見えた怪我は無いようだけど……。
怪我がないか不安になっている私を他所に、魔術師様は何やら思案している。加えて髪が上に巻き上げられる程の風が発生したのに周りにある家具や書物は何ひとつ欠けていないようだ。
「この魔力量は……魔法省に欲しいですね」
「魔法省ですか!?」
思わず魔術師様の独り言に聞き返してしまった。
魔法省とはその名の通り魔法を使える魔術師が入職する場所。仕事としては帝国の防衛、宮の警備、そして皇族一人一人に魔術師が配属されているらしい。
何も知らない人からしたら素晴らしいエリートコースまっしぐらなのに、魔法省はいつも人手不足を理由にして魔術師を欲しがっている。
何故なら魔法省としては魔術師はいればいる程その国が強くなるので出来るだけ人材が欲しい。しかし、魔法省に就く魔術師様には激務が多くて、なりたいと思う人が少ないんだとか。
そのため、魔力が多い貴族はあまり行きたがらない。親の爵位を継ぐ嫡男以外の子息達は文官になるか、一人娘しか居ない貴族の所に婿入りしてしまう。
女性は何か曰く付きの理由がない限り嫁いでしまうのでこちらも入職しない。
──魔術師になって魔法省に入る。
そんなことを考えたこともなかったが、その線もいいかもしれない。自分的には魔法を使わずにどこか遠くに行こうかとも思っていたけど、魔力量がバレてしまったならそれを他の人のために使うというのも個人的には好きだ。
「魔術師様、娘の魔力量は一体どれくらいなのでしょうか? それとも何か悪いことでも?」
ようやく復活したお母様は私の魔力量が気になるようで、恐る恐る魔術師様に尋ねている。
「公爵夫人、何も心配することはありません。逆にリーティア様は素晴らしい魔力を保持していらっしゃいます。そうですね私の分かる範囲で例えるならば……この国の筆頭魔術師と同程度、もしくは優に超える量です」
「筆頭魔術師でおられるウィザ様よりもですか……?」
「あくまでも可能性の範疇ですがね」
────筆頭魔術師。
それはこの国一番の魔力量と魔法を駆使する魔術師のこと。普段は皇宮内で仕事をしていて、戦争や防衛のために他の魔術師様のように前線に立つことはない。
なぜなら何処にいても指一本で魔法を飛ばせるし、大量の魔力を消費する転移魔法も簡単に行使出来るからだ。
今代のウィザ様は翁と呼ばれる程お年を召しているが、その地位と実力は確固である。
お母様はまさか自分の娘がそれ程だとは思っていなかったようで、驚きで頭が働いていない。首が横に傾いている。
まあ、お母様自身も一般から見れば魔力量が多い方だが、貴族の中では中間くらいに位置していたはず。
自分が産んだ我が子が、膨大な量の魔力を持っていると思うはずもなかったのだろう。
それにお父様も公爵家であれば普通くらいで、到底筆頭魔術師並の魔力なんて持っていない。
(やってしまったようだわ……どうやって誤魔化そう……)
女神様から聞いていた量は知られていないようだけど、筆頭魔術師並かそれ以上と言われてしまえばそれだけで大事になる。
筆頭魔術師様並みの魔力量は当たり前だがとても珍しいのだ。国に一人、もしくは居ないのが普通。
それがこの国に二人もいるのだ。これが他国に知られれば外交関係にも変化があるだろう。
まだ何も出来ない子どもとはいえ、それ程の魔力を持っている人間が一人増えるだけで他国にはとても大きな影響を与える。
「ええ、これ程の魔力であればウィザ様やあの方と一緒に……。まだ入学もしていない公爵令嬢に言うのもあれですが、卒業と同時に魔法省に入ってもらい、ウィザ様の元で仕事を覚えてもらって」
魔術師様の話を聞きながら考える。その可能性は考えてなかったが、バレてしまえば有り得る話。これほどの魔力量を保持している子供を野放しにするほど魔法省は人材が豊富では無い。
それにウィザ様はまだ健康とは言え、お年を召されている。不謹慎だがウィザ様が御隠れになったら筆頭魔術師が居なくなってしまう。そこに私だ。魔法省から見たら私はまさに金の卵。是非とも欲しいだろう。
「どうですか? 是非とも公爵様、考えて頂きたいというか娘のリーティア様は入るしかありません」
いつの間にか魔術師様はお父様の手を取って、私の価値をつらつらと話していた。私が褒められていることが嬉しいのか、お父様は冷静な判断が出来ず、今にも頷きそうな勢い。
(大丈夫かしらお父様……)
お母様も心配気にお父様のことを見つめている。
このままだとダメだと思った私はお父様に声をかけようとそっと手を出したが、それは必要がなかった。
「ダメだよジョシュア。リーティア嬢は私の一応筆頭婚約者候補だから」
場を圧倒する、何度聴いたか分からない。忘れられない声よりは幾分か幼さが残る声。
この声は──
私はこの場にいた人と一緒に扉に視線を向ける。
そこには肩を扉に預けながら寄りかかり、眉を寄せて腕を組んでいるアルバート殿下がいたのだった。
37
お気に入りに追加
4,060
あなたにおすすめの小説
よくある婚約破棄なので
おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。
その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。
言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。
「よくある婚約破棄なので」
・すれ違う二人をめぐる短い話
・前編は各自の証言になります
・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド
・全25話完結
悪意か、善意か、破滅か
野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。
婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、
悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。
その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
【完結】突然婚約破棄され、国のためだと追放までされた聖女は、移動した国先の王族達から溺愛される
よどら文鳥
恋愛
平和なザザーレンド王国に突如届いた、他国からの手紙。
この手紙に書かれていたことがきっかけで、聖女であり絶大な人気まであった私=エルシラの生活が一変してしまった。
手紙の二枚目には、絶大な力を持つ聖女をよこせという脅迫まがいの文章が書かれていた。
何よりも国を最優先するオルトレス陛下が下した決断は、私との婚約を破棄し、多額の慰謝料を支払うことと引き換えに、国から追放するというものだった。
陛下の発言力は絶対的な力を持っていたので、あっという間に民衆たちからも私の存在は危険だと思われてしまう。
仕方なく提案を受け入れ、手紙を送ってきたプランタン女王国へ向かうことにした。
なんとかプランタン王国で女王陛下と会えたものの、とても脅迫をするような人柄ではなかった。
それどころか、女王陛下とその御子息たちから気に入られてしまい……。
そのおかげもあって、あの手紙にはとんでもない秘密があることを知ってしまった。
※当作品の舞台は異世界ですが、一部の国に近代文化を取り入れています。(電気を使った冷蔵庫とか風呂、自動ドアなどなど)
※色々とご都合主義な部分が混じっています。
※進行の都合上、複数キャラの一人称エピソードが入ります。(混乱してしまったら申し訳ございません)
※今まで私が書いてきたざまぁ系作品とは少々違う流れになります。(ざまぁ?と明記しておきます)
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
信濃の大空
ypaaaaaaa
歴史・時代
空母信濃、それは大和型3番艦として建造されたものの戦術の変化により空母に改装され、一度も戦わず沈んだ巨艦である。
そんな信濃がもし、マリアナ沖海戦に間に合っていたらその後はどうなっていただろう。
この小説はそんな妄想を書き綴ったものです!
前作同じく、こんなことがあったらいいなと思いながら読んでいただけると幸いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる