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50 そしてお茶会

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とりあえず準備万端でお茶会の日に臨む所まで持ってきた。

フォーセリア公爵とエルディラント伯爵夫人が用意してくれたVIPお茶会室の調度品などが運ばれて設置までしてあって

俺達は料理やお菓子お茶を運べばいいだけになっている。

「ここも変わったなぁ」

ミスルトウVIP大広間である

絨毯やシャンデリア、丸テーブルや椅子も超高級品で一目でわかるほどのエレガントさを醸し出している。

「円卓かぁ、貴族はこういうの好きだよね」
「そうですね、上座がわかんなくなっちゃいそうです」
「一番偉い人を中心に考えるだけだから悩む事なんて無いよ」


そう言いながらテーブルセッティングをしていく

ミスルトウのスタッフも手伝いに来てる。女性目線での飾りつけなんかは俺の手に負えないからなぁ

そんなわけで手分けをして準備していく

アーリア様と会うのも久しぶりだな、って呟きながら好きだって言ってたお菓子を盛り付ける

着々と準備が進んでいく中に報告が入る、

「ハル様、ハイドアウェイの方に家具が届いたそうで、各部屋に配置していいかとの確認が」
「了解!」

そう言って下に降りる

新人スタッフ用の家具だな・・・用意が早いじゃないか中々やるなエドランド商会

「えっと搬入してもらって大丈夫、全部の部屋に入れちゃって」
「配置の方は私どもでやってしまっても?」
「頼めるか?物さえあれば何でもいいと思ってたが、見る目がある人がやった方がいいだろ」
「かしこまりました後はお任せくださいませ」と、そう言って出て行った

VIP広間の音響設備としてコンポを導入する。

さすがに生演奏する人員に余裕はない。

曲は・・・ジュークボックスに入れた物を再購入する。我ながら結構投げやりである。

コンポと音楽データーをセットしてサラウンドスピーカーを増設する

・・・とりあえずこんなもんかな。

後は明日の本番で下手をうたなきゃいい、そう思って準備を終えた。



エドランド商会は人海戦術で40部屋に家具を搬入している

見ているのはハンティとフィリアン、そしてメアリーだ

「私もあっちに部屋が貰えるんでしょうか?」
「多分今使ってる部屋をそのまま使う事になると思うよ」
「メアリーもかぞくわく~?」
「それはハル様次第かな?」
「私はどっちでもいいわ、ただ、奴隷にここまでの待遇をするって良いご主人様なんでしょうね」
「それは私が断言しますよ、私も1人の奴隷ですがお部屋もある程度の自由も頂いております。不満なんて無いですよ」
「ふふふっ、幸せそうね」
「えぇ」

そんな話をしながら搬入が終わるのを眺めていた。


搬入が終わった報告を受け、俺は一旦ハイドアウェイに戻って来る。

部屋に入れられた家具を一部屋一部屋確認し用紙にチェックを入れる。

窓にカーテン、ミニキッチンに調理道具が少し置いてある

「これなら余裕で一人暮らしできるね」

そう感想を述べて全室見終わると完全受領のサインをする。

これで奴隷っ子ちゃん達の受け入れ準備はOKだな

やらなきゃいけない事が1つ終わってホッとする俺、後は明日のお茶会とレベリングか?

言っておくが今日は朝から働いてるがハイドアウェイの営業日だからな・・・



そしてハイドアウェイいつもの営業開始である。

来てくれる常連さんも安定してきていい感じ・・・ではなく!

今日のハイドアウェイは尖った雰囲気を醸し出していた。

「テメェ!次は俺の番だろ!」
「うるさい!お前みたいな下手糞を見てたら俺が当たらなくなるわ」

なんて喧嘩モードのお二人さん

片やピンボールで熱くなってるお兄ちゃん

いや~、これもバーの醍醐味かなぁ・・・

「お客さん、喧嘩はやめてもらえませんか??順番守らないなら次から矢は貸しませんよ」

俺がそう言うと大人しく引き下がる

このくらいならまだ可愛い。

本気で剣を抜く馬鹿もいたりする

「なんだ?今日は満月か?」

やたらお客様の気が立っているんだが?なんかあったのか?

「今日はどうしたんだ?みんなおかしいぞ?」

そう常連のドワーフに聞く

「あぁ、まぁ半年に一度の奴らが来るからのう」

「奴らとは?」

「税務官じゃよ、そのせいで素材の買取も渋くなって冒険者共は気が立っておるんじゃよ」

「ヤレヤレですね」

「ホントにのう、まっとうな商売しとったら普通通りにしとればええんじゃよ」

「まったくです、俺は税務官なんて怖くないですよ?」

「そりゃそうだろうて、下手をすればその税務官の首が飛ぶわ」

がっはっはと大声で笑う

「まぁ、こんな日は」

そういってカクテルを作り始める

まずホワイトラムからハバナクラブのライトとゴールド
知ってる人も多いと思う有名なマイヤーズのダークラム
アプリコットブランデーとオレンジジュースとグレナデンシロップ
これをシェークしてコリンズグラス(その名の通りゾンビーともいわれる)に注ぎ

最後にレモンハート デメララ 151プルーフをフローとさせて完成だ

「御来店の皆様、気が滅入ってる状況を吹き飛ばすべく私が一杯奢りましょう、このカクテルを飲んでください」

そう言って次々と配っていく

「カクテル名はゾンビー、死体が動き回るくらい元気になるってカクテルです、今の皆様の気持ちにはピッタリじゃないですか?」

「ちょっと我慢すれば過ぐに終わるさ!そうだろみんな!」

そんな感じで盛り上げてくれるダンテさん

ふぅ、少しは雰囲気良くなったかなと目が合ったフィリアンに微笑むと笑顔で返してくれた

お客様もみんな喜んでくれた。こんな日は店が盛り上げなきゃ!




そしていよいよお茶会当日である

俺達4人は朝からミスルトウに向かう、4人ってのは俺、フィリアン、ハンティ、メアリーである

やたら付き合わせて働かせてるのが申し訳ない、今日は無理にでもついてきて欲しい

相手が相手なんで・・・

ちょっとハードスケジュールだが、このお茶会が終わったら少しばかり臨時休業で休ませてもらう予定だ

メアリーのレベリングとみんなの休養って事で高級リゾート地ワイロアーナに行く予定だ。

俺が釣りをしたいだけとかそんな理由ではない、そんな理由ではないのだ(説得力皆無でしょうか?)

またセイレーンを意図せずに釣り上げるんだろ?って思われるだろうから、目的は最初からセイレーンのアクレシア様を吊り上げる事だ!

そして言ってやるんだ「馬鹿め、引っかかったな」ってな

どうだろ?これでフラグも折れただろ?

そんな愉快な事を考えながら

エルディラント伯爵夫人ミルシャ様や アーリア様を待つ

約束の時間まではまだあるんだが、「楽しみで寝れなかったから早く来ちゃった」とか言い出すに決まってる

脳内のアナウンスで『先手、サカナバハルヒト、5六歩』って感じだ


そんなタイミングでミルシャ様とアーリア様がご来店されました

大方の予想通りです

「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」といって会場ではなく店内のテーブルにご案内する

「冷たいお茶でいいですか?」と聞いてみる

「レモンサワーで」
「果物のジュースが頂きたいですわ」

飲む気満々なミルシャ様
アーリア様も便乗か?

注文を聞いたフィリアンがすかさず持って来る

「他のお客様方はまだのようです」

まぁ当然だろう、予定より2時間も前だ。


軽くつまめるお菓子なんかを出し

「2階の大広間の方ですがおかげさまで貴族の皆様をお呼びするのにふさわしい形になりました、心より感謝いたします。」

贈ってくれた品物に対する礼はきっちりとしておく


「あら、いいのよ、ここでのお茶会は私達が優位に話を進められるから用意した品物以上の価値があるのよ」
と裏話まで披露してくれるミルシャ様

いいのか?言っちゃってって思ったが、本音で話す相手に選ばれたって事だろ、そういう事にしておく

「今回は途中で一回軽食メニューも入れてもらえるかしら」

「かしこまりました、どんな物がよろしいでしょう?」

「お母さま、サンドイッチがよろしいのではなくて?」

「そうね、手軽だし量も丁度いいわね」

サンドイッチの注文いただきました!

そうこうしてるうちにポツポツとお茶会の参加者たちが集まって来る。

何度も来てくれてるお嬢様に加え初めて見るご婦人やその従者、なぜかしれっと参加してるハインデル様と婚約者のヴェリーネ様

まぁ・・・いいか

予定して人数が全員到着してる事を確認するとテーブルの方にお茶を出しに向かう

今日の紅茶は好評だったダージリン プレミアム ファーストフラッシュだ。

専用のジャンピングティーポットを使って紅茶を入れて回る俺

さぁ、ここからが正念場だ!

そう気合を入れなおして仕事に戻る。

お菓子やお茶の追加はフィリアン達に任せ俺はサンドイッチを作り始める。

ツナサンド、ハムサンド、卵サンド、カツサンドを作っていく。フルーツサンドは今回はパス

普段作ってる物の半分のサイズに切る

これなら軽くつまめるし量の調整もしやすくなる。

フィリアン経由でサンドイッチの要請が入ると作ったばかりのサンドイッチを運んでもらう。

ついでにアイスミルクティーを勧めてもらってる。

予想通りアイスミルクティーのオーダーが入ったので冷やしておいた紅茶とミルクを合わせてグラスに注ぐ

フィリアンとハンティに運ぶよう指示を出し、俺はそのままパスタとサラダを作り始める。

「今日はひっさしぶりにナポリタンにしよう!」

ベーコン玉ねぎピーマン、マッシュルームを適当なサイズに切って炒めて、

ケチャップをメインにソース、コーヒー牛乳、塩で味を決めていく

俺のナポリタンはコーヒー牛乳を使うのがミソだ、コンビニやスーパーでも売ってる紙パックの奴だ

砂糖を使う所も多いがこのコーヒー牛乳の甘さで十分である。

従業員全員分を一気に作るフライパンがいくつも並んで一斉に作られるナポリタン

まぁ、中々見れる光景じゃないなとフッと笑う俺が居ました


火を止めて近くにいたスタッフの子に今日の賄いを作っておいたからって伝えておく

このタイミングで一旦VIPホールにご機嫌うかがいに向かう

「失礼します、今日のお菓子はいかがだったでしょうか?」

一礼してから話しかける。

とても嬉しそうにニコニコしてるミルシャ様を見ると、このお茶会も自分主導でいい感じに話が進んだんだろうと想像できる。

他のお嬢様方も満足そうだ。

初めて俺の店でのお茶会に参加したお嬢様方からは当然のように紅茶の茶葉をご注文いただきました。

「こちらのお茶会は素晴らしかったですが、前のお店も雰囲気が素敵でまたあちらでもお茶会がしたいですわ」
「あぁ、わかりますわフランジェ様、あの庶民感というか手作り感は心が温まりますもの」
「そうですわね、あの時始めて頂いたちょこれーとの味は忘れられませんわ」
などと前の店での評判も悪くない

「こちらでこのような規模のお茶会ができるのも有難いですわ」
「それは言えてますわね、さすがに前のお店では招待できる人数が少なすぎて」
「その点こちらは素晴らしいですわ、素敵な調度品に素敵な音楽と文句なしですし」

こっちの店も褒められてるがあえて心の中でツッコませてもらおう

俺の店はBARであって社交ホールではない!

そんな気持ちを押し殺して一礼して降りていく

「オーナー、いただいてま~す」
「ハル様のりょうりおいひいれす」

せめて飲み込んでから喋ろ!

「フィリアン達と交代でお茶出しだけ頼むわ、あいつらにも飯食わせないと」

俺も自分の分とフィリアンハンティの分を盛り付けて他のスタッフに上の階のお茶出しを頼む

「りょうかいで~す」

食べ終わった者から2名が上の階に上がっていき代わりにフィリアンとハンティが下りてくる

「二人ともお疲れ、ご飯にしよう」

そう言ってナポリタンとアイスコーヒーを出す

そして俺も食い始めた。


上の話はもう少しかかりそうだったから放置気味でいいわ

多分それを見越してのサンドイッチだったのだろう。

それでも俺達は早めに食い終わらせて配置に戻る。


別段事故も不備も無く無事にお茶会が終わる。

袋で白金貨を数枚渡されるのはいつもの事だ、そして皆様に手土産でお茶とお菓子を持たせるのもいつもの事だ

その後、今日はじめてミスルトウでのお茶会に参加した家からはお茶の注文が入るようになった。

ちなみに、お茶の方はアマゾンから出してる兼ね合いからハイドアウェイで受付をしていることを伝える。


お嬢様方が無事にお帰りになった後・・・

お疲れさまって感じの打ち上げムードで

「一段落ついたし、明日からお休みなんだからハル様一曲演ってよぉ~」

というリクエストから俺達3人は演奏者に・・・それを唖然と見ているメアリー

俺の指名でアラシャとエミリアも壇上に

「相変わらずアラシャ特攻服が凛々しいですよ」と言ってやると顔を真っ赤にして照れてますが

こいつのキャラじゃねー!と心の中でツッコミ100万回

久しぶりのステージのような気がするなぁ・・・

そう言って俺のインパルスを取り出す


最初は盛り上げていきましょか

BABYMETALから 紅月アカツキを一曲目に持って来る

まぁフィリアンのボーカルに合ってるかは別にして・・・

そして俺がマイクを奪ってT-BOLAN「離したくはない」をカラオケ感覚でベース弾きながら熱唱

その後フィリアンにマイクを戻し、レベッカからvirginityとフレンズを立て続けに

最後に LINDBERG からBelieve in Love で締める

さくっと4曲遊ばせてもらうと壇上から降りて俺も一杯

「クラリス、エメラルド・クーラーを」と注文する


エメラルド・クーラー
ジン30ml
グリーン・ペパーミント15ml
レモンジュース20ml
シュガーシロップ1tsp
炭酸水

ジンベースの清涼感のあるロングカクテルでサッパリと飲みやすい
夏場にお勧めしたいカクテルです


クラリスは迷いの無い手つきでジン、ペパーミント、レモンジュース、シロップをシェイク

シェイカーからグラスに注ぎ炭酸水で満たす

このカクテルもグラスはゾンビーがいいんだよな・・・なんかの偶然か?


出てきたエメラルド・クーラーを味わうように一口、その後続けてゴクゴクと喉を鳴らす

「うん、美味かった流石クラリス、勉強もしてるね」

そう褒めて閉店準備をする。


閉店後

「みんな!明日から社員研修の為って名目で1週間お休みだけど、俺の方でワイロアーナのコテージを予約してるから来たい者は来てもいいぞ」

みんなが総立ちになって「「「「絶対行きます」」」」との事なので、明日の朝ハイドアウェイに集合という事になった。


そういえば、カズキ達に教えてなかったな・・・まぁ・・・いいか

こうして夜は更けていく
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