83 / 101
騎士団編
83.きしだんのれきし
しおりを挟む
ダスティンさんにこれまでのアリスとの経緯を夜まで洗いざらい話させられた入団式の翌日......。
俺とアリスはそのダスティンさんに連れられ、座学ということで机へと向かわされていた。
昨日のことがあったから気まずすぎるけど、こういうのは大事だからちゃんとプライベートとは分けないとな。仕事だし。
「さて、今日から君たち2人を将来の総司令官にするべく、騎士団についての授業を行うよ。心して聞くんだぞ?」
授業って言い方をされると学生に戻ったみたいでちょっと抵抗があるな。
まあ仕方ない。これも俺とアリスの英才教育の為だ。ダスティンさんの言う通り、心して聞くことにしよう。
「ではまず、騎士団の歴史についてだ。私たちが所属する王国騎士団がいつ頃出来たのか、知っているかね?」
「確か約130年前でしたっけ。身分制度の走りがこの辺りだから、この時代にはもう騎士団があったんですよね?」
俺が即答すると、ダスティンさんは満足そうに頷く。良かった、正解みたいだ。
「その通りだ。高校でよく勉強してきたようだね。騎士団が出来たきっかけは、約200年前に現れたとされる人間の魔獣だ。この魔獣を倒した「暁の剣士」が村の人間に武術を伝え、戦えるようにした。その後何度か各地で魔獣の襲撃があったが、その村の人々が武術を使って倒していった。これが、後に騎士団となるんだ」
うん、この話知ってるな。ていうか身をもって体験したわ。てことは、俺がいなかったら王国騎士団は生まれなかったのか。知らない間にとんでもねえ重責背負わされてんな俺。
「そして、騎士団の走りとなった武術を使う人々のいる村の村長が今の王族の祖先とされている。この村長は村人たちに慕われ、予言の力を持っていたそうだ」
うんこれも知ってる。ていうか会ったことある。今のカーロス国王もあの婆さんの子孫なのか。そこだけは知らなかったな。
「この村長は自分の村を中心に王国を作り、騎士団を設立した。このときはまだ正式に騎士団とは言われていなかったがね。人々が魔獣の襲撃に遭った際対応する戦闘集団という感じだったそうだ」
「それで、その戦闘集団が騎士団になったのは何故ですの?そのままでも問題は無いように思えますわ」
今まで黙々とノートを取っていたアリスが手を挙げて質問する。まあこれも大方予想はつくが、2番目に現れた人間の魔獣がきっかけだろう。
「その通りだルーシャスくん。えらく人間の魔獣について詳しいようだが、特別な補習でもしてもらったのかね?」
「あんたも心読むのかよ!親子揃って気が抜けねえな!まあ、補習はしてもらってましたね。ブラウン先生って人に」
「何、ブラウンか!あいつは何度も騎士団に勧誘したのだが、魔獣の研究をするの一点張りで取り合ってくれなくてね.......。最後の方には勧誘の話をしても筋肉を見せつけて誤魔化されてしまったんだよ」
それ誤魔化せてんのか!?どちらかと言うと勢いで押し切られただけの気がするぞ。
まああのブラウン先生のことだ。騎士団には入らないだろうな。
「ブラウンが教えたのならそこまで詳しいのも納得だ。それはいいが、話を戻そう」
ここからダスティンさんによる騎士団設立の話が始まった。
ざっくり説明するとこんな感じだ。
まず最初の人間の魔獣、レオンの話は代々王族と貴族に伝えられていた。でもレオンの時点では他の魔獣を操るぐらいしか能力が伝わっていなかったので、具体的に対策を取ることがされていなかったらしい。
だが約130年前、再び人間の魔獣が現れた際は闇魔法で作られた偽金で米を買い占められ、人々の生活から米が消えた。まあこの国はパンやパスタも主食として食べるからそんなに大きな問題ではないんだけど。
しかしこの事件がきっかけで闇魔法というものの存在が知れ渡ることになった。
今までは動物の魔獣が闇雲に襲ってくるのに対処するのが仕事だった貴族は、闇魔法の応用性を案じていざという時に連携を取りやすくする目的で「王国騎士団」を設立した。
という感じだ。
ブラウン先生のおかげである程度知ってはいたが、俺が知っていたのは人間の魔獣から見た歴史だ。騎士団側の歴史を教えられるとなんだか少し新鮮に感じるな。
「ここまでが騎士団設立の歴史だ。ではここで2人に問題だ。3番目に人間の魔獣が現れた際、騎士団はどう対処したと思う?」
ここで不意に俺たちへの質問が投げかけられた。そういや3番目の人間の魔獣は危険性が薄そうだから放っておいたんだよな。だから実はあまりよく知らない。
「ルーシャス様、その人間の魔獣は何をしたんですの?」
「ああ、アリスは知らないんだっけ。簡単に言うと、人を笑い死にさせたんだよ」
「......はい?どういうことですの......?」
まあそうなるよなあ。俺もブラウン先生から聞いた時はそうなった。
だって意味が分かんないもん。こういうと不謹慎だけど、もっと悪いことしろよな。
「うーん、飲み込めないのですけれど、対処するとしたらお笑いで勝つことが思いつきましたわ」
「ファニーすぎるだろ!もうただのお笑いバトルじゃねえか!」
「おおアリス、やるじゃないか。正解だ」
ええ正解なの!?それもう騎士団が対処することじゃないよね!?
「その時は人間の魔獣と騎士団の代表2人がお笑いで戦ったんだ。無作為に選ばれた5人の一般市民を、5つのステージで笑わせていく。最後のステージ以外は3人笑ったらクリアで、最後のステージは全員笑わせないとクリアにならないルールだったそうだ」
うんもう完全にイ〇モネアだろ!!そもそも笑い死にさせるのがその魔獣の攻撃なのに、騎士団側も人を笑わせてどうすんだよ!加担してんじゃねえか!!
「このように、人間の魔獣は様々な方法で我々人間を脅かしてくる。4番目に現れた人間の魔獣のことも知っているかね?」
もちろんこれは知っている。なんてったって俺が直々に手を下したからな。まああのタケシはそこまで悪いやつには見えなかったけど。心の友とか言ってきそうな雰囲気があったな。
「約60年前に現れたその人間の魔獣は、貴族と一般市民の間に戦争を巻き起こした。これは200年前の人間の魔獣を倒した「暁の剣士」が現れて倒してくれたとされているんだ。年齢的に辻褄が合わないから、彼は転移魔法陣を使って未来からやって来たとも言われている。これについては私も真相がわからないがね」
「ああ、それならルーシャス様のことですわよ。高校の転移魔法陣を使って人間の魔獣を倒しに行きましたの。200年前には私も同行しましたわよ?」
「ちょっとアリス、それを言うと話がややこしく......」
「なんだって!?君は何かと規格外だと思っていたが、まさかあの「暁の剣士」本人だとは思っていなかったよ!ちょっと詳しく話を聞かせてくれるかね?」
「ほらーこうなっちゃうじゃんー」
こうしてダスティンさんから歴史を学びに来たはずの俺は、何故かダスティンさんに歴史を教えることになったのだった。
まさか2日連続でダスティンさんと夜まで話すことになるとは......。
俺とアリスはそのダスティンさんに連れられ、座学ということで机へと向かわされていた。
昨日のことがあったから気まずすぎるけど、こういうのは大事だからちゃんとプライベートとは分けないとな。仕事だし。
「さて、今日から君たち2人を将来の総司令官にするべく、騎士団についての授業を行うよ。心して聞くんだぞ?」
授業って言い方をされると学生に戻ったみたいでちょっと抵抗があるな。
まあ仕方ない。これも俺とアリスの英才教育の為だ。ダスティンさんの言う通り、心して聞くことにしよう。
「ではまず、騎士団の歴史についてだ。私たちが所属する王国騎士団がいつ頃出来たのか、知っているかね?」
「確か約130年前でしたっけ。身分制度の走りがこの辺りだから、この時代にはもう騎士団があったんですよね?」
俺が即答すると、ダスティンさんは満足そうに頷く。良かった、正解みたいだ。
「その通りだ。高校でよく勉強してきたようだね。騎士団が出来たきっかけは、約200年前に現れたとされる人間の魔獣だ。この魔獣を倒した「暁の剣士」が村の人間に武術を伝え、戦えるようにした。その後何度か各地で魔獣の襲撃があったが、その村の人々が武術を使って倒していった。これが、後に騎士団となるんだ」
うん、この話知ってるな。ていうか身をもって体験したわ。てことは、俺がいなかったら王国騎士団は生まれなかったのか。知らない間にとんでもねえ重責背負わされてんな俺。
「そして、騎士団の走りとなった武術を使う人々のいる村の村長が今の王族の祖先とされている。この村長は村人たちに慕われ、予言の力を持っていたそうだ」
うんこれも知ってる。ていうか会ったことある。今のカーロス国王もあの婆さんの子孫なのか。そこだけは知らなかったな。
「この村長は自分の村を中心に王国を作り、騎士団を設立した。このときはまだ正式に騎士団とは言われていなかったがね。人々が魔獣の襲撃に遭った際対応する戦闘集団という感じだったそうだ」
「それで、その戦闘集団が騎士団になったのは何故ですの?そのままでも問題は無いように思えますわ」
今まで黙々とノートを取っていたアリスが手を挙げて質問する。まあこれも大方予想はつくが、2番目に現れた人間の魔獣がきっかけだろう。
「その通りだルーシャスくん。えらく人間の魔獣について詳しいようだが、特別な補習でもしてもらったのかね?」
「あんたも心読むのかよ!親子揃って気が抜けねえな!まあ、補習はしてもらってましたね。ブラウン先生って人に」
「何、ブラウンか!あいつは何度も騎士団に勧誘したのだが、魔獣の研究をするの一点張りで取り合ってくれなくてね.......。最後の方には勧誘の話をしても筋肉を見せつけて誤魔化されてしまったんだよ」
それ誤魔化せてんのか!?どちらかと言うと勢いで押し切られただけの気がするぞ。
まああのブラウン先生のことだ。騎士団には入らないだろうな。
「ブラウンが教えたのならそこまで詳しいのも納得だ。それはいいが、話を戻そう」
ここからダスティンさんによる騎士団設立の話が始まった。
ざっくり説明するとこんな感じだ。
まず最初の人間の魔獣、レオンの話は代々王族と貴族に伝えられていた。でもレオンの時点では他の魔獣を操るぐらいしか能力が伝わっていなかったので、具体的に対策を取ることがされていなかったらしい。
だが約130年前、再び人間の魔獣が現れた際は闇魔法で作られた偽金で米を買い占められ、人々の生活から米が消えた。まあこの国はパンやパスタも主食として食べるからそんなに大きな問題ではないんだけど。
しかしこの事件がきっかけで闇魔法というものの存在が知れ渡ることになった。
今までは動物の魔獣が闇雲に襲ってくるのに対処するのが仕事だった貴族は、闇魔法の応用性を案じていざという時に連携を取りやすくする目的で「王国騎士団」を設立した。
という感じだ。
ブラウン先生のおかげである程度知ってはいたが、俺が知っていたのは人間の魔獣から見た歴史だ。騎士団側の歴史を教えられるとなんだか少し新鮮に感じるな。
「ここまでが騎士団設立の歴史だ。ではここで2人に問題だ。3番目に人間の魔獣が現れた際、騎士団はどう対処したと思う?」
ここで不意に俺たちへの質問が投げかけられた。そういや3番目の人間の魔獣は危険性が薄そうだから放っておいたんだよな。だから実はあまりよく知らない。
「ルーシャス様、その人間の魔獣は何をしたんですの?」
「ああ、アリスは知らないんだっけ。簡単に言うと、人を笑い死にさせたんだよ」
「......はい?どういうことですの......?」
まあそうなるよなあ。俺もブラウン先生から聞いた時はそうなった。
だって意味が分かんないもん。こういうと不謹慎だけど、もっと悪いことしろよな。
「うーん、飲み込めないのですけれど、対処するとしたらお笑いで勝つことが思いつきましたわ」
「ファニーすぎるだろ!もうただのお笑いバトルじゃねえか!」
「おおアリス、やるじゃないか。正解だ」
ええ正解なの!?それもう騎士団が対処することじゃないよね!?
「その時は人間の魔獣と騎士団の代表2人がお笑いで戦ったんだ。無作為に選ばれた5人の一般市民を、5つのステージで笑わせていく。最後のステージ以外は3人笑ったらクリアで、最後のステージは全員笑わせないとクリアにならないルールだったそうだ」
うんもう完全にイ〇モネアだろ!!そもそも笑い死にさせるのがその魔獣の攻撃なのに、騎士団側も人を笑わせてどうすんだよ!加担してんじゃねえか!!
「このように、人間の魔獣は様々な方法で我々人間を脅かしてくる。4番目に現れた人間の魔獣のことも知っているかね?」
もちろんこれは知っている。なんてったって俺が直々に手を下したからな。まああのタケシはそこまで悪いやつには見えなかったけど。心の友とか言ってきそうな雰囲気があったな。
「約60年前に現れたその人間の魔獣は、貴族と一般市民の間に戦争を巻き起こした。これは200年前の人間の魔獣を倒した「暁の剣士」が現れて倒してくれたとされているんだ。年齢的に辻褄が合わないから、彼は転移魔法陣を使って未来からやって来たとも言われている。これについては私も真相がわからないがね」
「ああ、それならルーシャス様のことですわよ。高校の転移魔法陣を使って人間の魔獣を倒しに行きましたの。200年前には私も同行しましたわよ?」
「ちょっとアリス、それを言うと話がややこしく......」
「なんだって!?君は何かと規格外だと思っていたが、まさかあの「暁の剣士」本人だとは思っていなかったよ!ちょっと詳しく話を聞かせてくれるかね?」
「ほらーこうなっちゃうじゃんー」
こうしてダスティンさんから歴史を学びに来たはずの俺は、何故かダスティンさんに歴史を教えることになったのだった。
まさか2日連続でダスティンさんと夜まで話すことになるとは......。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
やり直し令嬢の備忘録
西藤島 みや
ファンタジー
レイノルズの悪魔、アイリス・マリアンナ・レイノルズは、皇太子クロードの婚約者レミを拐かし、暴漢に襲わせた罪で塔に幽閉され、呪詛を吐いて死んだ……しかし、その呪詛が余りに強かったのか、10年前へと再び蘇ってしまう。
これを好機に、今度こそレミを追い落とそうと誓うアイリスだが、前とはずいぶん違ってしまい……
王道悪役令嬢もの、どこかで見たようなテンプレ展開です。ちょこちょこ過去アイリスの残酷描写があります。
また、外伝は、ざまあされたレミ嬢視点となりますので、お好みにならないかたは、ご注意のほど、お願いします。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる