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幼年編
19.てあわせ
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「ジェームズ様、今度こそは練習の成果を見せましょう!」
「ルーシャス様~、頑張って~!」
対照的な2人のメイドさんの応援をよそに、俺とジェームズは木剣を構えて向かい合う。
俺の得物は大人でも使う人の少ない大きな剣。決してベルセ○クではない。
対してジェームズの得物は普通に子供でも片手で扱える剣。モン○ンでいう大剣と片手剣だ。ただし、片手剣の方に盾はない。
モン○ンで片手剣に盾がなかったら使う人はほとんどいないだろう。俺ならまず使わない。それなら双剣使うっつーの。
懐に潜り込まれさえしなければ圧倒的に俺が有利だ。
ということで、俺はジェームズに負けたことがない。セシリアさんの応援にも力が入る訳だ。
まあ今日も気持ち良く勝って帰るか。
俺が余裕をぶっこいていると、ジェームズはにやりと笑ってもう一本同じ剣を取り出し、両手に一本ずつ剣を持った。
おっと、モン○ンの例えはフラグだったか。
でも今回は面白くなりそうだ。
俺もにやりと笑い返すと、俺とジェームズの間にピリリとした緊張感が走る。
お互いに武器を構えて睨み合ったまま数秒が過ぎた。
「せいはー!!!」
先に動いたのはジェームズだ。
某フルーツ戦国武将のような掛け声をかけて俺に連撃を浴びせにかかる。
俺は横に移動しつつ45°回転してジェームズの攻撃を避ける。
「ウェーイ!!!」
俺もライダーネタで返す。
ロイヤルスト○ートフラッシュは心の中で呟いておく。
「おおっと!」
ジェームズは後ろに跳んで躱し、二本の剣を平行に同時に斬りつけてきた。知らないはずのライダーネタを忠実に再現している。オレンジの斬撃が見えるようだ。
「はっ!」
俺は剣で受け、ジェームズの攻撃が止まった隙に大剣を思いっきり振り下ろす。
ジェームズは転がって躱すが、これは予想済み。
「せいやー!!!」
俺は大剣を横に大きくスイングし、ジェームズの首ギリギリで止めた。メダルを入れてからスキャニ○グチャージしてる暇はなかった。
「うっし、今日も俺の勝ちだな」
「双剣でもダメかー、やっぱりルーシャスは強いな」
「ジェームズも大きくなれば色んな武器が使えるようになるさ。今はその剣しか無いけどな」
「そうか。でも俺は双剣がしっくりくる。しばらくはこのスタイルでいってみるよ」
手元の二本の剣を見つめながら言うジェームズ。相当気に入ったようだ。
でも確かに今まではあの短い剣一本で中途半端な戦い方だったから、今回の双剣はかなり成長が感じられた。
ジェームズのお父さんも双剣使いだったはずだ。やっぱり親子なんだなー。
その後も何度かジェームズと手合わせをしたけど、全部俺の勝ち。
でもジェームズの動きが片手剣のときに比べて格段に良くなっていて、少し危ないところはあった。
俺ももっと稽古しないとな。
「うう…今日も負けてしまわれました…」
「ルーシャス様、強いです~♪」
嬉しそうに駆け寄ってくるミーナちゃん。
後ろで自分のことみたいに落ち込んでるセシリアさんが可哀想になってくる。
「ミーナちゃん、セシリアさんのことも考えような…」
「あ、はい~、気をつけます~」
本当に分かってんのか…?まあいいや。
ミーナちゃんってこういう子だもん。
「ジェームズ様、ルーシャス様、中におやつを用意致しております。お疲れでしょうし、少し休んでいってください」
「おお!ありがとうセシリアさん」
「セシリア、今日のおやつは?」
「ジェームズ様のお好きなチョコチップクッキーですよ」
「よしルーシャス、15分くらい待っていてくれ」
「全部食べる気だろう⁉︎」
ちゃんと2人で分けて食べました。
「ルーシャス様~、頑張って~!」
対照的な2人のメイドさんの応援をよそに、俺とジェームズは木剣を構えて向かい合う。
俺の得物は大人でも使う人の少ない大きな剣。決してベルセ○クではない。
対してジェームズの得物は普通に子供でも片手で扱える剣。モン○ンでいう大剣と片手剣だ。ただし、片手剣の方に盾はない。
モン○ンで片手剣に盾がなかったら使う人はほとんどいないだろう。俺ならまず使わない。それなら双剣使うっつーの。
懐に潜り込まれさえしなければ圧倒的に俺が有利だ。
ということで、俺はジェームズに負けたことがない。セシリアさんの応援にも力が入る訳だ。
まあ今日も気持ち良く勝って帰るか。
俺が余裕をぶっこいていると、ジェームズはにやりと笑ってもう一本同じ剣を取り出し、両手に一本ずつ剣を持った。
おっと、モン○ンの例えはフラグだったか。
でも今回は面白くなりそうだ。
俺もにやりと笑い返すと、俺とジェームズの間にピリリとした緊張感が走る。
お互いに武器を構えて睨み合ったまま数秒が過ぎた。
「せいはー!!!」
先に動いたのはジェームズだ。
某フルーツ戦国武将のような掛け声をかけて俺に連撃を浴びせにかかる。
俺は横に移動しつつ45°回転してジェームズの攻撃を避ける。
「ウェーイ!!!」
俺もライダーネタで返す。
ロイヤルスト○ートフラッシュは心の中で呟いておく。
「おおっと!」
ジェームズは後ろに跳んで躱し、二本の剣を平行に同時に斬りつけてきた。知らないはずのライダーネタを忠実に再現している。オレンジの斬撃が見えるようだ。
「はっ!」
俺は剣で受け、ジェームズの攻撃が止まった隙に大剣を思いっきり振り下ろす。
ジェームズは転がって躱すが、これは予想済み。
「せいやー!!!」
俺は大剣を横に大きくスイングし、ジェームズの首ギリギリで止めた。メダルを入れてからスキャニ○グチャージしてる暇はなかった。
「うっし、今日も俺の勝ちだな」
「双剣でもダメかー、やっぱりルーシャスは強いな」
「ジェームズも大きくなれば色んな武器が使えるようになるさ。今はその剣しか無いけどな」
「そうか。でも俺は双剣がしっくりくる。しばらくはこのスタイルでいってみるよ」
手元の二本の剣を見つめながら言うジェームズ。相当気に入ったようだ。
でも確かに今まではあの短い剣一本で中途半端な戦い方だったから、今回の双剣はかなり成長が感じられた。
ジェームズのお父さんも双剣使いだったはずだ。やっぱり親子なんだなー。
その後も何度かジェームズと手合わせをしたけど、全部俺の勝ち。
でもジェームズの動きが片手剣のときに比べて格段に良くなっていて、少し危ないところはあった。
俺ももっと稽古しないとな。
「うう…今日も負けてしまわれました…」
「ルーシャス様、強いです~♪」
嬉しそうに駆け寄ってくるミーナちゃん。
後ろで自分のことみたいに落ち込んでるセシリアさんが可哀想になってくる。
「ミーナちゃん、セシリアさんのことも考えような…」
「あ、はい~、気をつけます~」
本当に分かってんのか…?まあいいや。
ミーナちゃんってこういう子だもん。
「ジェームズ様、ルーシャス様、中におやつを用意致しております。お疲れでしょうし、少し休んでいってください」
「おお!ありがとうセシリアさん」
「セシリア、今日のおやつは?」
「ジェームズ様のお好きなチョコチップクッキーですよ」
「よしルーシャス、15分くらい待っていてくれ」
「全部食べる気だろう⁉︎」
ちゃんと2人で分けて食べました。
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