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第三章 王立学校
『無敵』の攻略法
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「な……なにがどうなった?」
徐々に晴れていく砂埃を凝視していると、倒れている影が二つ真っ先に目に入る。果敢に立ち向かった少女達は結局のところ、王に傷をつけるには至らず、敗北の二文字を刻まれた。
そして、無情にもアルエルに加算されるポイント。それはもはや、この最終局面でアルエルの独走を許すようなものだった。
「ふぅ……焦ったぁ。まさか魔法で相殺してくるなんてね」
依然としてピンピンしているアルエル。
『無敵』で衝撃による影響が見られないホフマン。
雷鳴鬼で難を逃れた俺。
多極化した戦いが、ここにきて三つ巴へと変化する。
煙が完全になくなり、俺の真横に立つ白髪の少女にホフマンが反応を示す。
「おヤ、そちらのレディは君の使い魔かイ?」
「ああ、そうだ」
「ほほウ。可愛らしいお嬢さんじゃないカ」
割れた顎を触りながら、ホフマンは品定めするように雷鳴鬼を見る。
「うわぁ、なんか気持ち悪い視線感じるんだけど……」
ねっとりと舐め回すように見られ、流石の雷鳴鬼にドン引きのようだ。心底嫌悪している表情をしている。こんな顔初めて見た。
「すごいね! 人型の使い魔を連れているのか!」
一方、あちらはキラキラと目を輝かせている。心を奪われている主人に嫉妬の気持ちをぶつけるように、蜥蜴は体を揺らしアルエルを振り落とす。
「ご、ごめんって。いつだって僕の相棒は君だよ」
その怒りを鎮めようと必死になってすり寄り、宥める。なんというか、カップルのような関係だな。
蜥蜴の機嫌が直ったところでアルエルが切り出す。
「ええと、多分僕が一位ってことは変わらないと思うから、どうする? 君たち二人で戦う?」
元々トップだったアルエルが一気に三ポイントを獲得したことにより、もはや誰もが追い付くことは不可能だろう。
だが、素直に「はい」とは答え難い。個人的には、ホフマンよりもアルエルと戦った方が勝ち目があると思っているからだ。
得体のしれない『無敵』、それに比べて単純な強さのアルエル。
無論、どちらも超えるには高すぎる壁だが、天井が見えるのはアルエルの方なのだ。
なのだが、
「そうさせてもらうとありがたいネ」
「ちょっ、俺は何も―――」
「うんうん。じゃあ、僕は暇だしここで見てるよ」
俺の意見など関係なしに、淡々と事が進んで行く。
とここでアルエルが、否、アルエルの使い魔がふと何かに気が付く。
「え……うん……うん……ほんとかい?」
唸る蜥蜴に相槌をしながら、アルエルは何かぶつぶつと呟く。
どうやって意思疎通を図っているのかわからないやり取りの後、アルエルが後ろを向き、何もない空間へ魔法を放った。
「きゃっ!」
すると、何かに着弾し爆発する魔法と、女の子の悲鳴が響き、緑髪の少女がその場に倒れる。
「レインっ!」
恐らく、こっそり背後から剣で攻撃をしようとしたのだろう。魔力も完璧に隠れていたし、見つかる要素はどこにもなさそうなのだが。
「危ない危ない。危うくこのまま刺されるとこだったよ」
「あ……うぅ……」
どうやら、咄嗟に魔法で防いだおかげで脱落とはなっていない。しかし、ボロボロになった木人形がこれ以上の行動が不可能ということを示唆している。
「僕の相棒はある程度鼻が利くからね。とはいえ、すごい隠密能力だ」
蜥蜴を撫でながら、そうレインを高評価する。そして、倒れ込むレインに無情にも再度魔法を放って、ポイントがさらに追加される。
あまりにも堂々と、それでいて弱っているものに一切の慈悲も与えず冷徹に魔法を使うその姿に、何かドス黒いものを垣間見た気がして、息を飲む。
そんな俺の反応をよそに、こちらへと向かい直し、
「さ、始めなよ。もう三分しかないよ」
そのひどく不気味な双眸でこちらをじっと見て催促してくる。慣れているのか、ホフマンは鼻を鳴らし俺の方に視線を送ってきた。
荒れる心を鎮め、静かに息を吐く。
「……行くぞ、雷鳴鬼」
「はいはい、仰せのままに~」
軽く答える雷鳴鬼と呼吸を合わせ、世界にその反撃の言葉を吐き捨てる。
「———雷装」
「———纏雷」
「「——————龍虎雷帝」」
重なる詠唱と共に極光が俺達を包み、雷の極致へと到達する。
「イイ……イイゾ! ワタシも全力で相手しよウ!」
対抗するようにホフマンも赤黒いオーラに覆われ、前傾の姿勢でこちらを威嚇してくる。
双方の力の奔流が大気を渦巻き、地面を鳴らす。
合図などはない。
互いの視線が交差した刹那、同時に走り出す。
手が届く距離に到達するまでわずか二秒足らず。ホフマンは怪力にものをいわせ、真っすぐ俺の顔面に拳を貫く。が、それを読んだカウンターを一撃。胴体に打ち込まれたホフマンは衝撃で飛ぶが、その顔に焦りはない。
減速した俺を飛び越え、雷鳴鬼がホフマンの顔を刀で振りぬく。
「ムゥッ!」
足腰に力を入れ、ホフマンは両手で近くの影を掴もうと手を伸ばすが、
「よっと」
着物姿で華麗に回る雷鳴鬼にひらりと躱され、逆に殴打の返礼を浴びる。発勁を主体にした雷鳴鬼の攻撃に思わずホフマンの攻撃の手が緩む。
しゃがんだ雷鳴鬼の上を今度は俺が通り、空いた顔に蹴りを叩きこむ。すぐさま雷鳴鬼はその影を追い、真正面から打ち合いを始める。
ホフマンに体勢を立て直す時間を与えてはいけない。これが俺と雷鳴鬼の共通認識だ。数の利があるとはいえ、『無敵』がある以上、無茶な作戦に出ることも想像できる。
だから、思考の隙を与えてはいけない。動く暇を見つけさせてはいけないのだ。
俺が一撃を入れ、その後雷鳴鬼が数発を入れる。その間も変わらずホフマンは笑顔で虎視眈々と反撃のチャンスを狙う。
しかし、一瞬。ほんの一瞬だけ、ホフマンの表情が歪んだタイミングを俺と雷鳴鬼は見逃さなかった。
その変化に気づかれたことを察したのか、はたまた他の理由からか、ホフマンは周囲の地面を隆起させ、猛攻から逃れる。
「気づいたかい?」
「ああ。一瞬だが、確かにダメージが入ったように見えた」
「その前にも何度か入ったように見えたときがあったよ」
「ほんとか?」
「うん。多分、インターバルがあるんだと思う」
わずかに雷鳴鬼が掴んだ攻略の糸口。絶対の防御を誇る『無敵』の弱点。
「インターバルか……ちなみに、何秒か分かるか?」
「うーんとね、まず前提として、無敵でいられる時間は5から10秒程度なんじゃないかな」
「え、でもそれ以上長く攻撃してるだろ?」
「だからきっと、攻撃を受けるタイミングだけ発動させてるんだと思う」
「なるほどな……」
それならば、これまで一切のダメージを許さなかったことにも合点がいく。俺達の攻撃が加速するにつれ、常時発動していないほどに追い詰められていたのだろう。
「瞬間的な発動だと、その発動時間と同じインターバルなんじゃないかな」
「つまり、一秒使ったら一秒休憩とかか?」
「うん、だと思う。実際に検証したから、可能性は高いね」
さらっとすごい事を言ってのける雷鳴鬼に、思わず尊敬の気持ちが湧いてくる。戦いながらそこまで考えれるのか。
「カラクリに気づいたこと、向こうも分かったっぽいな」
ホフマンにさっきの勢いはなくなり、むしろ受けて打ち倒すという姿勢に入っている。前までの脳筋さは微塵も感じさせない、賢明かつ堅実な戦い方だ。
「で、作戦はどうする?」
「うーん……別に、普通に殴り続ければいんじゃない?」
もはやどっちが脳筋か分からないな。
とはいえ、それが正攻法に思える。
もし、最大で10秒しか『無敵』になれないのだとしたら、その後の10秒は完全に生身だ。
「じゃ、やっちゃおっか」
「あ、おい!」
打ち合わせもなしに、雷鳴鬼は一目散に駆けていく。
動く右腕に刀を握り、俺はその後ろ姿に続いていく。
勝利の二文字が頭に描けるようになったところで、第二フェーズが始まる。
徐々に晴れていく砂埃を凝視していると、倒れている影が二つ真っ先に目に入る。果敢に立ち向かった少女達は結局のところ、王に傷をつけるには至らず、敗北の二文字を刻まれた。
そして、無情にもアルエルに加算されるポイント。それはもはや、この最終局面でアルエルの独走を許すようなものだった。
「ふぅ……焦ったぁ。まさか魔法で相殺してくるなんてね」
依然としてピンピンしているアルエル。
『無敵』で衝撃による影響が見られないホフマン。
雷鳴鬼で難を逃れた俺。
多極化した戦いが、ここにきて三つ巴へと変化する。
煙が完全になくなり、俺の真横に立つ白髪の少女にホフマンが反応を示す。
「おヤ、そちらのレディは君の使い魔かイ?」
「ああ、そうだ」
「ほほウ。可愛らしいお嬢さんじゃないカ」
割れた顎を触りながら、ホフマンは品定めするように雷鳴鬼を見る。
「うわぁ、なんか気持ち悪い視線感じるんだけど……」
ねっとりと舐め回すように見られ、流石の雷鳴鬼にドン引きのようだ。心底嫌悪している表情をしている。こんな顔初めて見た。
「すごいね! 人型の使い魔を連れているのか!」
一方、あちらはキラキラと目を輝かせている。心を奪われている主人に嫉妬の気持ちをぶつけるように、蜥蜴は体を揺らしアルエルを振り落とす。
「ご、ごめんって。いつだって僕の相棒は君だよ」
その怒りを鎮めようと必死になってすり寄り、宥める。なんというか、カップルのような関係だな。
蜥蜴の機嫌が直ったところでアルエルが切り出す。
「ええと、多分僕が一位ってことは変わらないと思うから、どうする? 君たち二人で戦う?」
元々トップだったアルエルが一気に三ポイントを獲得したことにより、もはや誰もが追い付くことは不可能だろう。
だが、素直に「はい」とは答え難い。個人的には、ホフマンよりもアルエルと戦った方が勝ち目があると思っているからだ。
得体のしれない『無敵』、それに比べて単純な強さのアルエル。
無論、どちらも超えるには高すぎる壁だが、天井が見えるのはアルエルの方なのだ。
なのだが、
「そうさせてもらうとありがたいネ」
「ちょっ、俺は何も―――」
「うんうん。じゃあ、僕は暇だしここで見てるよ」
俺の意見など関係なしに、淡々と事が進んで行く。
とここでアルエルが、否、アルエルの使い魔がふと何かに気が付く。
「え……うん……うん……ほんとかい?」
唸る蜥蜴に相槌をしながら、アルエルは何かぶつぶつと呟く。
どうやって意思疎通を図っているのかわからないやり取りの後、アルエルが後ろを向き、何もない空間へ魔法を放った。
「きゃっ!」
すると、何かに着弾し爆発する魔法と、女の子の悲鳴が響き、緑髪の少女がその場に倒れる。
「レインっ!」
恐らく、こっそり背後から剣で攻撃をしようとしたのだろう。魔力も完璧に隠れていたし、見つかる要素はどこにもなさそうなのだが。
「危ない危ない。危うくこのまま刺されるとこだったよ」
「あ……うぅ……」
どうやら、咄嗟に魔法で防いだおかげで脱落とはなっていない。しかし、ボロボロになった木人形がこれ以上の行動が不可能ということを示唆している。
「僕の相棒はある程度鼻が利くからね。とはいえ、すごい隠密能力だ」
蜥蜴を撫でながら、そうレインを高評価する。そして、倒れ込むレインに無情にも再度魔法を放って、ポイントがさらに追加される。
あまりにも堂々と、それでいて弱っているものに一切の慈悲も与えず冷徹に魔法を使うその姿に、何かドス黒いものを垣間見た気がして、息を飲む。
そんな俺の反応をよそに、こちらへと向かい直し、
「さ、始めなよ。もう三分しかないよ」
そのひどく不気味な双眸でこちらをじっと見て催促してくる。慣れているのか、ホフマンは鼻を鳴らし俺の方に視線を送ってきた。
荒れる心を鎮め、静かに息を吐く。
「……行くぞ、雷鳴鬼」
「はいはい、仰せのままに~」
軽く答える雷鳴鬼と呼吸を合わせ、世界にその反撃の言葉を吐き捨てる。
「———雷装」
「———纏雷」
「「——————龍虎雷帝」」
重なる詠唱と共に極光が俺達を包み、雷の極致へと到達する。
「イイ……イイゾ! ワタシも全力で相手しよウ!」
対抗するようにホフマンも赤黒いオーラに覆われ、前傾の姿勢でこちらを威嚇してくる。
双方の力の奔流が大気を渦巻き、地面を鳴らす。
合図などはない。
互いの視線が交差した刹那、同時に走り出す。
手が届く距離に到達するまでわずか二秒足らず。ホフマンは怪力にものをいわせ、真っすぐ俺の顔面に拳を貫く。が、それを読んだカウンターを一撃。胴体に打ち込まれたホフマンは衝撃で飛ぶが、その顔に焦りはない。
減速した俺を飛び越え、雷鳴鬼がホフマンの顔を刀で振りぬく。
「ムゥッ!」
足腰に力を入れ、ホフマンは両手で近くの影を掴もうと手を伸ばすが、
「よっと」
着物姿で華麗に回る雷鳴鬼にひらりと躱され、逆に殴打の返礼を浴びる。発勁を主体にした雷鳴鬼の攻撃に思わずホフマンの攻撃の手が緩む。
しゃがんだ雷鳴鬼の上を今度は俺が通り、空いた顔に蹴りを叩きこむ。すぐさま雷鳴鬼はその影を追い、真正面から打ち合いを始める。
ホフマンに体勢を立て直す時間を与えてはいけない。これが俺と雷鳴鬼の共通認識だ。数の利があるとはいえ、『無敵』がある以上、無茶な作戦に出ることも想像できる。
だから、思考の隙を与えてはいけない。動く暇を見つけさせてはいけないのだ。
俺が一撃を入れ、その後雷鳴鬼が数発を入れる。その間も変わらずホフマンは笑顔で虎視眈々と反撃のチャンスを狙う。
しかし、一瞬。ほんの一瞬だけ、ホフマンの表情が歪んだタイミングを俺と雷鳴鬼は見逃さなかった。
その変化に気づかれたことを察したのか、はたまた他の理由からか、ホフマンは周囲の地面を隆起させ、猛攻から逃れる。
「気づいたかい?」
「ああ。一瞬だが、確かにダメージが入ったように見えた」
「その前にも何度か入ったように見えたときがあったよ」
「ほんとか?」
「うん。多分、インターバルがあるんだと思う」
わずかに雷鳴鬼が掴んだ攻略の糸口。絶対の防御を誇る『無敵』の弱点。
「インターバルか……ちなみに、何秒か分かるか?」
「うーんとね、まず前提として、無敵でいられる時間は5から10秒程度なんじゃないかな」
「え、でもそれ以上長く攻撃してるだろ?」
「だからきっと、攻撃を受けるタイミングだけ発動させてるんだと思う」
「なるほどな……」
それならば、これまで一切のダメージを許さなかったことにも合点がいく。俺達の攻撃が加速するにつれ、常時発動していないほどに追い詰められていたのだろう。
「瞬間的な発動だと、その発動時間と同じインターバルなんじゃないかな」
「つまり、一秒使ったら一秒休憩とかか?」
「うん、だと思う。実際に検証したから、可能性は高いね」
さらっとすごい事を言ってのける雷鳴鬼に、思わず尊敬の気持ちが湧いてくる。戦いながらそこまで考えれるのか。
「カラクリに気づいたこと、向こうも分かったっぽいな」
ホフマンにさっきの勢いはなくなり、むしろ受けて打ち倒すという姿勢に入っている。前までの脳筋さは微塵も感じさせない、賢明かつ堅実な戦い方だ。
「で、作戦はどうする?」
「うーん……別に、普通に殴り続ければいんじゃない?」
もはやどっちが脳筋か分からないな。
とはいえ、それが正攻法に思える。
もし、最大で10秒しか『無敵』になれないのだとしたら、その後の10秒は完全に生身だ。
「じゃ、やっちゃおっか」
「あ、おい!」
打ち合わせもなしに、雷鳴鬼は一目散に駆けていく。
動く右腕に刀を握り、俺はその後ろ姿に続いていく。
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