28 / 28
28
しおりを挟む
カーテンから差し込む朝日に照らされて、目覚ましのアラームが鳴る前に、私は自然と目を覚ました。
「うーん……もう朝か……」
朝食を食べて身支度を整え、家を出る。いつも通りの日常の始まりだ。通学路を歩いていると後ろから声をかけられる。
「おはよう! クロエ」
振り返るとそこにはエミリーがいた。彼女は私の親友で、いつも一緒にいることが多い。今日もこうして一緒に学校に向かっているところだ。
「おはよー! 今日のテスト自信ある?」と私が聞くと、彼女は笑顔で答えた。
「全然ダメかも……昨日遅くまで勉強してたのに……」と言ってため息をつく彼女に私は苦笑しつつ励ましの言葉を送った。
そんなやり取りをしている内に学校に着いた。下駄箱で上履きに履き替えていると、ラインハルト様が抱き着いてくる。
「おはようクロエ。今日も可愛いな」
「ちょ、ちょっとラインハルト様! 離れて下さい!」と私は抗議するが彼は全く聞く耳を持たない。それどころか更に強く抱きしめられてしまう始末だ。
「いいじゃないか。減るもんじゃないだろう?」と言って彼は私の頬に軽く口づけをした。
その瞬間、周囲から黄色い歓声が上がる。恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。しかし同時に胸が高鳴るのを抑えられなかった。
「全く……朝から騒々しいですね」とエミリーがため息をつく。彼女は私とラインハルト様を引き剥がすと、そのまま手を引いて教室まで連れて行ってくれた。
授業が始まるまでの間、私は教科書を読み返すことにした。すると隣の席に座るエミリーが話しかけてきた。
「クロエって本当に勉強熱心だよねー」と言うと、彼女は感心した様子で私を見つめた。
「そんなことないよ。ただ苦手な教科を無くしたいだけ」と答える私にエミリーは微笑みながら言う。
「でも偉いと思うよ? 私なんて全然やる気出ないもん」と言って肩をすくめる彼女を見ていると思わず笑みがこぼれてしまった。
エミリーと一緒に過ごす時間は私にとって何よりも大切なものだった。彼女の優しさに触れ、彼女との友情を深める度に、私はますます彼女に惹かれていったのだ。
「ねえクロエ、今度一緒にショッピング行かない?」とエミリーが言うので、私は喜んで了承した。
そして当日、私たちは街へ出かけた。まずは洋服を見に行くことにした。二人で色々なお店を見て回るうちにあっという間に時間が過ぎていく。そして最後に立ち寄ったカフェで休憩することにした。
「ふぅ……結構歩いたねー」と言いながらエミリーが椅子に腰掛ける。私も隣に座りながら答えた。
「そうだね。でも楽しかったよ!」と言って微笑む私を見て、彼女も嬉しそうな表情を浮かべた。
そうやってお喋りしていると、数人の男たちがこちらに近づいてくる。
「よう姉ちゃんたち! 俺たちと一緒に遊ばない?」と言って一人の男が話しかけてきた。スキンヘッドの大柄な男だ。その周りには取り巻きらしき男たちもいる。
「いえ結構です!」とエミリーが即答すると同時に、男たちは大声で笑い出した。そしてそのまま私たちの前に立って立ち塞がる。
「そんなこと言わずにさぁ……ちょっとくらい付き合えよ」と言う男の口調には有無を言わせぬ迫力があった。
「やめろ!」
その時、後ろから強い声が響いた。振り返ると、そこにはラインハルト様が立っていた。彼の目は鋭く、まるで獲物を狙う猛禽のようだった。
「彼女たちに迷惑をかけるな。さっさと消え失せろ」
ラインハルト様の冷たい声に男たちは一瞬ひるんだが、スキンヘッドの男が不敵に笑う。
「お前が何者だか知らねぇが、俺たちに指図すんじゃねぇよ」
その瞬間、ラインハルト様が一歩前に出た。その動きは驚くほど素早く、力強かった。男たちの一人が何かを言おうとしたが、次の瞬間にはラインハルト様の拳が彼の顔面に炸裂していた。スキンヘッドの男が倒れると、残りの男たちは慌てて逃げ出した。
「大丈夫か?」ラインハルト様は私たちに優しく問いかけた。
「う、うん。ありがとう、ラインハルト様」と私は震えながら答えた。
「本当に助かったよ。ありがとう、ラインハルト様」とエミリーも感謝の言葉を述べた。
「気にするな。君たちが無事で良かった」と言ってラインハルト様は微笑んだ。その笑顔に、私の胸の高鳴りは一層強くなった。
その後、カフェでの緊張が解けた私たちは、気まずさを感じることなく再び談笑を始めた。
「ねえクロエ、びっくりしたね。でも本当にラインハルト様が来てくれて良かった」とエミリーが言った。
「うん、あの人って本当に頼りになるよね」と答えながら、私の心は少しずつ落ち着きを取り戻していた。
「それにしても、クロエは人気者だね。ラインハルト様もあんなに真剣に君のことを守ってくれるなんて」とエミリーがからかうように言うと、私は顔を赤らめてしまった。
「そんなことないよ……ラインハルト様はただの親切な友達だよ」と言い訳する私に、エミリーはにやりと笑った。
「本当に? それなら良いけど。でも、もし彼に特別な感情を持っているなら、ちゃんと伝えた方がいいんじゃない?」
エミリーの言葉に、私は少し驚いた。彼女の言うことは正しいかもしれない。自分の気持ちに正直になるべきだろう。でも、それがどれだけ怖いことかも知っていた。
「エミリー、ありがとう。少し考えてみる」と答えた私に、彼女は優しく微笑んだ。
その日の夕方、家に帰ってからも、ラインハルト様のことが頭から離れなかった。彼の笑顔や優しい声、そして今日の勇敢な姿が何度も思い出された。
「どうしよう……やっぱり私はラインハルト様のことが好きなんだ」と自分に正直になる決意をした。
翌日、学校に行くと、ラインハルト様がいつもの場所で私を待っていた。彼の姿を見て、私の心は一層早く鼓動を打った。
「おはよう、クロエ。昨日は大丈夫だった?」と彼が心配そうに聞いてきた。
「うん、ありがとう。ラインハルト様のおかげで無事だったよ」と私は微笑んで答えた。
「それなら良かった」と彼は安堵の表情を浮かべた。
その時、私は意を決して彼に話しかけた。
「ラインハルト様、少し話したいことがあるんだけど……放課後、時間あるかな?」
彼は少し驚いた表情を見せたが、すぐに笑顔に戻った。
「もちろん、何でも話してくれ」と答える彼の言葉に、私は胸の中に溢れる感情を抑えきれなくなった。
放課後、学校の裏庭で待ち合わせた私たちは、静かな場所で向かい合った。私は深呼吸をして、自分の気持ちを素直に伝える準備をした。
「ラインハルト様、実は……」と話し始めると、彼は真剣な表情で私を見つめた。
「私は……ラインハルト様のことが好きです。ずっと前から……あなたに恋をしていました」と告白した瞬間、彼の目が驚きと喜びで輝いた。
「クロエ……君の気持ちを聞けて本当に嬉しいよ。実は、私も君のことがずっと好きだった」と彼は優しく微笑んだ。
その言葉を聞いた瞬間、私の心は喜びで満たされた。私たちはお互いの気持ちを確かめ合い、手を取り合って新しい未来に向かって歩み始めた。
「うーん……もう朝か……」
朝食を食べて身支度を整え、家を出る。いつも通りの日常の始まりだ。通学路を歩いていると後ろから声をかけられる。
「おはよう! クロエ」
振り返るとそこにはエミリーがいた。彼女は私の親友で、いつも一緒にいることが多い。今日もこうして一緒に学校に向かっているところだ。
「おはよー! 今日のテスト自信ある?」と私が聞くと、彼女は笑顔で答えた。
「全然ダメかも……昨日遅くまで勉強してたのに……」と言ってため息をつく彼女に私は苦笑しつつ励ましの言葉を送った。
そんなやり取りをしている内に学校に着いた。下駄箱で上履きに履き替えていると、ラインハルト様が抱き着いてくる。
「おはようクロエ。今日も可愛いな」
「ちょ、ちょっとラインハルト様! 離れて下さい!」と私は抗議するが彼は全く聞く耳を持たない。それどころか更に強く抱きしめられてしまう始末だ。
「いいじゃないか。減るもんじゃないだろう?」と言って彼は私の頬に軽く口づけをした。
その瞬間、周囲から黄色い歓声が上がる。恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。しかし同時に胸が高鳴るのを抑えられなかった。
「全く……朝から騒々しいですね」とエミリーがため息をつく。彼女は私とラインハルト様を引き剥がすと、そのまま手を引いて教室まで連れて行ってくれた。
授業が始まるまでの間、私は教科書を読み返すことにした。すると隣の席に座るエミリーが話しかけてきた。
「クロエって本当に勉強熱心だよねー」と言うと、彼女は感心した様子で私を見つめた。
「そんなことないよ。ただ苦手な教科を無くしたいだけ」と答える私にエミリーは微笑みながら言う。
「でも偉いと思うよ? 私なんて全然やる気出ないもん」と言って肩をすくめる彼女を見ていると思わず笑みがこぼれてしまった。
エミリーと一緒に過ごす時間は私にとって何よりも大切なものだった。彼女の優しさに触れ、彼女との友情を深める度に、私はますます彼女に惹かれていったのだ。
「ねえクロエ、今度一緒にショッピング行かない?」とエミリーが言うので、私は喜んで了承した。
そして当日、私たちは街へ出かけた。まずは洋服を見に行くことにした。二人で色々なお店を見て回るうちにあっという間に時間が過ぎていく。そして最後に立ち寄ったカフェで休憩することにした。
「ふぅ……結構歩いたねー」と言いながらエミリーが椅子に腰掛ける。私も隣に座りながら答えた。
「そうだね。でも楽しかったよ!」と言って微笑む私を見て、彼女も嬉しそうな表情を浮かべた。
そうやってお喋りしていると、数人の男たちがこちらに近づいてくる。
「よう姉ちゃんたち! 俺たちと一緒に遊ばない?」と言って一人の男が話しかけてきた。スキンヘッドの大柄な男だ。その周りには取り巻きらしき男たちもいる。
「いえ結構です!」とエミリーが即答すると同時に、男たちは大声で笑い出した。そしてそのまま私たちの前に立って立ち塞がる。
「そんなこと言わずにさぁ……ちょっとくらい付き合えよ」と言う男の口調には有無を言わせぬ迫力があった。
「やめろ!」
その時、後ろから強い声が響いた。振り返ると、そこにはラインハルト様が立っていた。彼の目は鋭く、まるで獲物を狙う猛禽のようだった。
「彼女たちに迷惑をかけるな。さっさと消え失せろ」
ラインハルト様の冷たい声に男たちは一瞬ひるんだが、スキンヘッドの男が不敵に笑う。
「お前が何者だか知らねぇが、俺たちに指図すんじゃねぇよ」
その瞬間、ラインハルト様が一歩前に出た。その動きは驚くほど素早く、力強かった。男たちの一人が何かを言おうとしたが、次の瞬間にはラインハルト様の拳が彼の顔面に炸裂していた。スキンヘッドの男が倒れると、残りの男たちは慌てて逃げ出した。
「大丈夫か?」ラインハルト様は私たちに優しく問いかけた。
「う、うん。ありがとう、ラインハルト様」と私は震えながら答えた。
「本当に助かったよ。ありがとう、ラインハルト様」とエミリーも感謝の言葉を述べた。
「気にするな。君たちが無事で良かった」と言ってラインハルト様は微笑んだ。その笑顔に、私の胸の高鳴りは一層強くなった。
その後、カフェでの緊張が解けた私たちは、気まずさを感じることなく再び談笑を始めた。
「ねえクロエ、びっくりしたね。でも本当にラインハルト様が来てくれて良かった」とエミリーが言った。
「うん、あの人って本当に頼りになるよね」と答えながら、私の心は少しずつ落ち着きを取り戻していた。
「それにしても、クロエは人気者だね。ラインハルト様もあんなに真剣に君のことを守ってくれるなんて」とエミリーがからかうように言うと、私は顔を赤らめてしまった。
「そんなことないよ……ラインハルト様はただの親切な友達だよ」と言い訳する私に、エミリーはにやりと笑った。
「本当に? それなら良いけど。でも、もし彼に特別な感情を持っているなら、ちゃんと伝えた方がいいんじゃない?」
エミリーの言葉に、私は少し驚いた。彼女の言うことは正しいかもしれない。自分の気持ちに正直になるべきだろう。でも、それがどれだけ怖いことかも知っていた。
「エミリー、ありがとう。少し考えてみる」と答えた私に、彼女は優しく微笑んだ。
その日の夕方、家に帰ってからも、ラインハルト様のことが頭から離れなかった。彼の笑顔や優しい声、そして今日の勇敢な姿が何度も思い出された。
「どうしよう……やっぱり私はラインハルト様のことが好きなんだ」と自分に正直になる決意をした。
翌日、学校に行くと、ラインハルト様がいつもの場所で私を待っていた。彼の姿を見て、私の心は一層早く鼓動を打った。
「おはよう、クロエ。昨日は大丈夫だった?」と彼が心配そうに聞いてきた。
「うん、ありがとう。ラインハルト様のおかげで無事だったよ」と私は微笑んで答えた。
「それなら良かった」と彼は安堵の表情を浮かべた。
その時、私は意を決して彼に話しかけた。
「ラインハルト様、少し話したいことがあるんだけど……放課後、時間あるかな?」
彼は少し驚いた表情を見せたが、すぐに笑顔に戻った。
「もちろん、何でも話してくれ」と答える彼の言葉に、私は胸の中に溢れる感情を抑えきれなくなった。
放課後、学校の裏庭で待ち合わせた私たちは、静かな場所で向かい合った。私は深呼吸をして、自分の気持ちを素直に伝える準備をした。
「ラインハルト様、実は……」と話し始めると、彼は真剣な表情で私を見つめた。
「私は……ラインハルト様のことが好きです。ずっと前から……あなたに恋をしていました」と告白した瞬間、彼の目が驚きと喜びで輝いた。
「クロエ……君の気持ちを聞けて本当に嬉しいよ。実は、私も君のことがずっと好きだった」と彼は優しく微笑んだ。
その言葉を聞いた瞬間、私の心は喜びで満たされた。私たちはお互いの気持ちを確かめ合い、手を取り合って新しい未来に向かって歩み始めた。
23
お気に入りに追加
452
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
愛を知らない「頭巾被り」の令嬢は最強の騎士、「氷の辺境伯」に溺愛される
守次 奏
恋愛
「わたしは、このお方に出会えて、初めてこの世に産まれることができた」
貴族の間では忌み子の象徴である赤銅色の髪を持って生まれてきた少女、リリアーヌは常に家族から、妹であるマリアンヌからすらも蔑まれ、その髪を隠すように頭巾を被って生きてきた。
そんなリリアーヌは十五歳を迎えた折に、辺境領を収める「氷の辺境伯」「血まみれ辺境伯」の二つ名で呼ばれる、スターク・フォン・ピースレイヤーの元に嫁がされてしまう。
厄介払いのような結婚だったが、それは幸せという言葉を知らない、「頭巾被り」のリリアーヌの運命を変える、そして世界の運命をも揺るがしていく出会いの始まりに過ぎなかった。
これは、一人の少女が生まれた意味を探すために駆け抜けた日々の記録であり、とある幸せな夫婦の物語である。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」様にも短編という形で掲載しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
異世界召喚されたけどヤバい国だったので逃げ出したら、イケメン騎士様に溺愛されました
平山和人
恋愛
平凡なOLの清水恭子は異世界に集団召喚されたが、見るからに怪しい匂いがプンプンしていた。
騎士団長のカイトの出引きで国を脱出することになったが、追っ手に追われる逃亡生活が始まった。
そうした生活を続けていくうちに二人は相思相愛の関係となり、やがて結婚を誓い合うのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる