30 / 30
30
しおりを挟む
ある日のこと、俺とリザは東京に来ていた。目的は特にないのだが、なんとなくぶらぶらとしている感じだ。
「主よ、どこに向かっているのだ?」
俺の隣を歩くリザが聞いてくるので俺は答えることにした。
「とりあえず適当に歩いてるだけだよ」
するとリザは少し呆れた顔をすると言った。
「全く主は……たまには目的を持って行動したらどうかね?」
「まあいいじゃないか。こうやってのんびりするのも悪くないぞ?」
俺が笑いながら言うと、リザも釣られて笑顔になる。そして俺たちは再び歩き出した。しばらく歩いていると大きな建物が見えてきた。どうやらショッピングモールのようだ。
「せっかくだし寄っていくか?」
俺が提案するとリザは目を輝かせて賛成した。俺たちは中に入ると色々な店を見て回った。洋服屋やアクセサリーショップ、本屋など様々なものがあるが、特に目を引くのはやはりゲームセンターだろう。
「今日はあれをやってみたいぞ! 主よ」
リザが指差したのはダンスゲームだった。俺は苦笑しながらも了承する。
「よし、じゃあやってみるか!」
俺とリザは早速挑戦してみることにした。結果は惨敗だった。俺は運動神経が悪いわけではないのだが、リザの方は格が違ったのだ。
「むぅ……なかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。その表情はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「次はあれをやってみたいぞ!」
次にリザが指差したのはメダルゲームだった。俺は苦笑しながらも付き合うことにする。
「やったー! 勝ったぞ!」
リザはガッツポーズをしながら喜んでいる。その姿はとても愛らしかったので思わずドキッとしてしまった。
「主よ、どうした?」
俺がぼーっとしているとリザが不思議そうに聞いてくる。俺は慌てて誤魔化した。
「いや……なんでもないよ」
その後も俺たちは色々なゲームをして遊んだ。そして最後にクレーンゲームでぬいぐるみを取ることにしたのだが……。
「むぅ……なかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。しかし、それでも諦めずに何度も挑戦した結果ようやく取れたのだった。
「やったな、リザ」
「うむ、これも全て主のおかげだ」
そう言ってぬいぐるみを抱きしめている姿はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「主よ、最後にあれをやってみたい」
リザが指差したのはプリクラ機だった。俺は苦笑しながらも付き合うことにする。
「わかったよ」
俺とリザは隣同士で座り、お金を投入して撮影を始めたのだが……。
「むぅ……これもなかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。それでも何度も挑戦した結果ようやく撮れた写真を見て喜んでいるようだった。
「主よ、どうだろうか?」
そう言って見せてきた写真には満面の笑みでピースをしているリザの姿があった。その写真はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「うん、よく撮れてるじゃないか」
俺は動揺を隠すように答えると、リザは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか、それは良かったぞ!」
その後、俺たちはプリクラを撮り終わるとゲームセンターを後にした。
「腹が減ったぞ、主よ」
リザがお腹を抑えながら訴えてくる。時計を見るとちょうど12時だった。確かにそろそろ昼時である。
「よし、じゃあ何か食べるか」
俺たちはフードコートに向かうことにした。様々な店が並んでいる中で、リザが選んだのはラーメン屋だった。
「主よ、これが食べてみたいぞ!」
そう言って指差したのは味噌ラーメンだった。どうやら異世界にはないらしい。俺は苦笑しながらも了承する。
「わかったわかった」
早速注文をして出来上がるのを待っている間、リザはずっとそわそわしていた。よほど楽しみなのだろう。その様子を見て微笑ましく思っているうちに料理が出てきたので食べ始めることにする。
「うむ、なかなか美味だな」
リザは幸せそうな表情を浮かべながらラーメンを啜っている。その様子はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとした。
「ごちそうさまでした」
食事を終えた後、俺はリザと一緒にショッピングモール内を散策することにした。色々と見て回っていると、ある店の前で立ち止まる。そこはアクセサリーショップだった。
「主よ、これは何だ?」
リザが興味深そうに聞いてきたので俺は答えることにする。
「それは指輪だな」
「ほう、これが指輪か……」
リザは目を輝かせながら見ている。どうやら興味津々のようだ。
「欲しいのか? 買ってやるぞ?」
「いいのか!?」
俺が言うと、リザはとても嬉しそうな顔になった。どうやら相当気に入ったらしい。
「どれがいい? 好きなのを選んでいいぞ」
「ではこれを……」
リザが選んだのはシンプルなデザインの指輪だった。値段もそれほど高くはないようだ。俺は店員に代金を支払って商品を受け取ると、そのままリザに渡した。
「ほら、付けてやるよ」
そう言って左手を差し出すと、彼女は嬉しそうに薬指に指輪をはめてくれた。その仕草はとても愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまう。
「どうだ? 似合うか?」
リザは満面の笑みを浮かべながら聞いてくる。俺は照れ臭くなりながらも答えた。
「ああ、すごく可愛いよ」
すると彼女は更に嬉しそうな顔になったのだった。その後、俺たちはショッピングモールを出て帰路につくことにした。
「今日は楽しかったな!」
隣を歩くリザが満足そうな表情を浮かべて言う。そんな彼女を見ていると俺も自然と笑みが溢れてきた。
「そうだな、また来ような」
俺が言うと彼女は大きく頷いて答えた。その表情はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまう。
「うむ! 楽しみにしているぞ!」
こうして、俺とリザは楽しい休日を過ごしたのだった。
「主よ、どこに向かっているのだ?」
俺の隣を歩くリザが聞いてくるので俺は答えることにした。
「とりあえず適当に歩いてるだけだよ」
するとリザは少し呆れた顔をすると言った。
「全く主は……たまには目的を持って行動したらどうかね?」
「まあいいじゃないか。こうやってのんびりするのも悪くないぞ?」
俺が笑いながら言うと、リザも釣られて笑顔になる。そして俺たちは再び歩き出した。しばらく歩いていると大きな建物が見えてきた。どうやらショッピングモールのようだ。
「せっかくだし寄っていくか?」
俺が提案するとリザは目を輝かせて賛成した。俺たちは中に入ると色々な店を見て回った。洋服屋やアクセサリーショップ、本屋など様々なものがあるが、特に目を引くのはやはりゲームセンターだろう。
「今日はあれをやってみたいぞ! 主よ」
リザが指差したのはダンスゲームだった。俺は苦笑しながらも了承する。
「よし、じゃあやってみるか!」
俺とリザは早速挑戦してみることにした。結果は惨敗だった。俺は運動神経が悪いわけではないのだが、リザの方は格が違ったのだ。
「むぅ……なかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。その表情はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「次はあれをやってみたいぞ!」
次にリザが指差したのはメダルゲームだった。俺は苦笑しながらも付き合うことにする。
「やったー! 勝ったぞ!」
リザはガッツポーズをしながら喜んでいる。その姿はとても愛らしかったので思わずドキッとしてしまった。
「主よ、どうした?」
俺がぼーっとしているとリザが不思議そうに聞いてくる。俺は慌てて誤魔化した。
「いや……なんでもないよ」
その後も俺たちは色々なゲームをして遊んだ。そして最後にクレーンゲームでぬいぐるみを取ることにしたのだが……。
「むぅ……なかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。しかし、それでも諦めずに何度も挑戦した結果ようやく取れたのだった。
「やったな、リザ」
「うむ、これも全て主のおかげだ」
そう言ってぬいぐるみを抱きしめている姿はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「主よ、最後にあれをやってみたい」
リザが指差したのはプリクラ機だった。俺は苦笑しながらも付き合うことにする。
「わかったよ」
俺とリザは隣同士で座り、お金を投入して撮影を始めたのだが……。
「むぅ……これもなかなか難しいものだな」
リザは悔しそうな顔をしながら言う。それでも何度も挑戦した結果ようやく撮れた写真を見て喜んでいるようだった。
「主よ、どうだろうか?」
そう言って見せてきた写真には満面の笑みでピースをしているリザの姿があった。その写真はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまった。
「うん、よく撮れてるじゃないか」
俺は動揺を隠すように答えると、リザは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか、それは良かったぞ!」
その後、俺たちはプリクラを撮り終わるとゲームセンターを後にした。
「腹が減ったぞ、主よ」
リザがお腹を抑えながら訴えてくる。時計を見るとちょうど12時だった。確かにそろそろ昼時である。
「よし、じゃあ何か食べるか」
俺たちはフードコートに向かうことにした。様々な店が並んでいる中で、リザが選んだのはラーメン屋だった。
「主よ、これが食べてみたいぞ!」
そう言って指差したのは味噌ラーメンだった。どうやら異世界にはないらしい。俺は苦笑しながらも了承する。
「わかったわかった」
早速注文をして出来上がるのを待っている間、リザはずっとそわそわしていた。よほど楽しみなのだろう。その様子を見て微笑ましく思っているうちに料理が出てきたので食べ始めることにする。
「うむ、なかなか美味だな」
リザは幸せそうな表情を浮かべながらラーメンを啜っている。その様子はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとした。
「ごちそうさまでした」
食事を終えた後、俺はリザと一緒にショッピングモール内を散策することにした。色々と見て回っていると、ある店の前で立ち止まる。そこはアクセサリーショップだった。
「主よ、これは何だ?」
リザが興味深そうに聞いてきたので俺は答えることにする。
「それは指輪だな」
「ほう、これが指輪か……」
リザは目を輝かせながら見ている。どうやら興味津々のようだ。
「欲しいのか? 買ってやるぞ?」
「いいのか!?」
俺が言うと、リザはとても嬉しそうな顔になった。どうやら相当気に入ったらしい。
「どれがいい? 好きなのを選んでいいぞ」
「ではこれを……」
リザが選んだのはシンプルなデザインの指輪だった。値段もそれほど高くはないようだ。俺は店員に代金を支払って商品を受け取ると、そのままリザに渡した。
「ほら、付けてやるよ」
そう言って左手を差し出すと、彼女は嬉しそうに薬指に指輪をはめてくれた。その仕草はとても愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまう。
「どうだ? 似合うか?」
リザは満面の笑みを浮かべながら聞いてくる。俺は照れ臭くなりながらも答えた。
「ああ、すごく可愛いよ」
すると彼女は更に嬉しそうな顔になったのだった。その後、俺たちはショッピングモールを出て帰路につくことにした。
「今日は楽しかったな!」
隣を歩くリザが満足そうな表情を浮かべて言う。そんな彼女を見ていると俺も自然と笑みが溢れてきた。
「そうだな、また来ような」
俺が言うと彼女は大きく頷いて答えた。その表情はとても可愛らしく見えたので思わずドキッとしてしまう。
「うむ! 楽しみにしているぞ!」
こうして、俺とリザは楽しい休日を過ごしたのだった。
186
お気に入りに追加
980
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
「おっさんはいらない」とパーティーを追放された魔導師は若返り、最強の大賢者となる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
かつては伝説の魔法使いと謳われたアークは中年となり、衰えた存在になった。
ある日、所属していたパーティーのリーダーから「老いさらばえたおっさんは必要ない」とパーティーを追い出される。
身も心も疲弊したアークは、辺境の地と拠点を移し、自給自足のスローライフを送っていた。
そんなある日、森の中で呪いをかけられた瀕死のフェニックスを発見し、これを助ける。
フェニックスはお礼に、アークを若返らせてくれるのだった。若返ったおかげで、全盛期以上の力を手に入れたアークは、史上最強の大賢者となる。
一方アークを追放したパーティーはアークを失ったことで、没落の道を辿ることになる。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる