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それから俺は書斎中の本を読み漁っていた。
【初級火属性魔法:ファイアーボールを習得しました】
【剣術スキル:乱れ斬りを習得しました】
本を適当に読むだけで魔法やスキルを覚えてしまうのだ。いくらなんでもチートすぎるだろ。
「これはすごいな……」
さらに武器庫には剣や槍が無造作に置いてあった。
【星屑の剣:ランクSSS。空を斬り裂くほどの切れ味を持つ剣。装備すると攻撃力が+10000】
【イージスの盾:ランクSSS。あらゆる攻撃を防ぐことのできる盾。装備すると防御力が+10000】
【賢者の杖:ランクSSS。古の賢者が使ったとされる杖。装備すると魔法力が+10000】
どれも強力な武器の上に装備するととてつもないチート性能だ。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
突然、外から獣の鳴き声が聞こえた。
「なんだ今のは?」
恐る恐る外を覗くと、巨大なドラゴンがいた。
「嘘だろ……」
それはあまりにも非現実的な光景だった。全長3メートルはあろうかという巨体に、鋭い爪と牙、そして赤く光る不気味な瞳。
「こんなの勝てるわけないだろ!」
俺は慌てて家の中に戻り、書斎に立てこもった。ドラゴンは俺が居る家に向かって灼熱のブレスを放つ。しかし屋敷は傷一つ付かない。
「どうしてだ……?」
【鑑定】で調べてみるとこの屋敷の周りには強力な結界が張ってあり、あらゆる攻撃から身を守ることができるらしい。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドラゴンが屋敷に体当たりするも、結界に阻まれてビクともしない。この中にいる限りは安全だろう。
「しかし、これからどうする……?」
せっかく異世界に来たというのに家に籠るままでは意味がない。商売をするにしても、魔物を倒して金を稼ぐにしても、人里へいかないと始まらない。
「倒すか……?」
しかし平凡でレベル1の俺にそんな力はあるはずない。
「ん? 待てよ……」
この杖とさっき覚えた最上級魔法があれば倒せるんじゃないか?
「行くぞ!」
俺は杖をドラゴンに向けて、魔法を発動する。魔法なんて使ったことないから発動できるか不安だった。けれど、杖に触れた時、なぜか使い方が分かったのだ。
「【フレアブレイズ・インフェルノ!!!!】」
ドラゴンの頭上に、巨大な魔法陣が出現する。そこから現れたのは、太陽のようなとてつもない大きさの火球がドラゴン目掛けて落ちてくる。
ドッガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい爆発音と共に、ドラゴンは消滅した。結界のおかげで屋敷は無事だったが、辺り一面は焼け野原だ。
『100万の経験値を取得しました。レベルアップします』
頭の中に響く声。どうやら俺はドラゴンを倒したらしい。
「やったぞ……!」
まるで夢みたいだ。平凡な毎日を送っていた俺が、いきなりドラゴンを倒すなんて……。
「ステータスオープン!」
名前:新城直人
種族:人族
年齢:25
職業:無職
レベル:10000
体力:10000/10000
魔力:10000/10000
攻撃:10000
防御:10000
敏捷:10000
ユニークスキル
【万物換金】
所持スキル
【鑑定】
【アイテムボックス】
称号
【まれびと】
【ドラゴンスレイヤー】
「い……10000だと!?」
さっきまでレベル1だった俺がとんでもない強さになっている。
『ドロップアイテム獲得。【竜王の宝玉】を手に入れました。アイテムを鑑定しますか?』
頭の中に声が響く。どうやらさっき倒したドラゴンからドロップしたアイテムが手に入ったらしい。
「ああ、頼む」
【竜王の宝玉:ランクSSS。竜王の力を宿した宝玉。売れば500万ゴールド】
「ご……500万!?」
とんでもない額だ。それが本当なら一財産になる。
「取りあえず売るか」
万物換金スキルを発動。すると空中に魔法陣が現れる。
「おお、すごい!」
まるでゲームみたいだ。魔法陣に竜王の宝玉を放り込むと、札束がドサドサと落ちてくる。
「全部で500万円……!!」
信じられない。たった一瞬で宝くじが当たったような額だ。
「なんて遺産を残してくれたんだ……!?」
会社を首になって地獄に叩き落された俺は、天国にいるような気分だ。異世界に行ける鏡に、読むだけで魔法が使える本、装備するだけで最強になれる武器、そして異世界のアイテムを現実の金に換えるスキル。
「はは……まるでラノベみたいだ……」
こうして俺は、新しい人生をスタートすることになったのであった。
翌日、俺は近所のスーパーで食料を買い込んでいた。
「合計で3万5980円です……」
ちょっと買いすぎちゃったかな? だけど問題なく使えてるようだ。食料をアイテムボックスに収納すると、次元鏡で異世界へジャンプする。
この鏡には異世界へ行ける他に、自分が行ったことのある場所なら、どこでも転移することができる機能がある。次元城をアイテムボックスに持ち運ぶことで、いつでも、どこへでも好きなタイミングで好きな場所に行けるというわけだ。
「いい匂いだ」
屋敷の庭で俺はバーベキューをしていた。スーパーで買ってきた高めの肉を焼いて食べる。アイテムボックスのおかげで、食材を入れておいても腐ることはない。冷蔵庫要らずだ。
「美味い……」
平日の昼間から誰にも邪魔されずに一人バーベキューができるなんて贅沢の極みだ。
これからは、朝早く起きて、あくせく働く必要はない。異世界でモンスターを倒し、手に入れたアイテムを金に換えればいい。
「俺、このまま異世界で暮らそうかな?」
そんな風に思った瞬間だった。
『旨そうな匂いだな』
厳つい声がしたので振り返ると、見上げるほどの体躯を持った真っ白な狼がいた。
『我はフェンリルと申す』
「喋った!?」
モンスターって喋るの!?
『我は神獣である。人間の言葉くらい喋れて当然であろう』
「そうですか……」
『お前は何者だ?』
「新城直人と言います」
『ふむ……聞いたことのない名だ。異世界人か?』
「はい……」
『なぜ、このような場所にいる?』
「この屋敷は祖父が遺してくれたもので、今日から俺が住むことになったんです」
『そうか……』
フェンリルは肉を見つめている。どうやら食べたいらしい。
「食べますか?」
『よいのか?』
「はい、どうぞ」
俺は焼けた肉をフェンリルにあげた。
『ほう……これは美味いな。悠久に近い時を生きてきたが、これほど美味な肉は初めてだ』
どうやらお気に召したようだ。その後もフェンリルは嬉しそうに肉を食べ続けた。
『人の子よ、我と取引をしないか?』
「取引ですか?」
『そうだ。我の願いを聞いてくれるなら、其方に力を貸そう』
「内容によりますが……」
『なぁに、簡単なことだ。この肉を毎日食わせてくれたらそなたの従魔となろう』
「従魔?」
『従魔とは主人に忠誠を誓い、共に戦う仲間のことだ』
「でも、そんなんでいいなら……」
『決まりだな』
フェンリルは俺に向かって頭を垂れる。
『我に名を与えよ』
「名前?」
『そうだ。我に名前を与えることで契約は成される』
「じゃあ……リザはどうですか?」
『気に入ったぞ!』
フェンリル改め、リザは尻尾を振る。
『フェンリルを従魔しました』
『最上級氷魔法:アブソリュート・ゼロを習得しました』
【称号:ゴッドテイマーを獲得しました】
『これからよろしく頼むぞ。我が主よ』
こうして俺は異世界でフェンリルを仲間にしたのであった。
【初級火属性魔法:ファイアーボールを習得しました】
【剣術スキル:乱れ斬りを習得しました】
本を適当に読むだけで魔法やスキルを覚えてしまうのだ。いくらなんでもチートすぎるだろ。
「これはすごいな……」
さらに武器庫には剣や槍が無造作に置いてあった。
【星屑の剣:ランクSSS。空を斬り裂くほどの切れ味を持つ剣。装備すると攻撃力が+10000】
【イージスの盾:ランクSSS。あらゆる攻撃を防ぐことのできる盾。装備すると防御力が+10000】
【賢者の杖:ランクSSS。古の賢者が使ったとされる杖。装備すると魔法力が+10000】
どれも強力な武器の上に装備するととてつもないチート性能だ。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
突然、外から獣の鳴き声が聞こえた。
「なんだ今のは?」
恐る恐る外を覗くと、巨大なドラゴンがいた。
「嘘だろ……」
それはあまりにも非現実的な光景だった。全長3メートルはあろうかという巨体に、鋭い爪と牙、そして赤く光る不気味な瞳。
「こんなの勝てるわけないだろ!」
俺は慌てて家の中に戻り、書斎に立てこもった。ドラゴンは俺が居る家に向かって灼熱のブレスを放つ。しかし屋敷は傷一つ付かない。
「どうしてだ……?」
【鑑定】で調べてみるとこの屋敷の周りには強力な結界が張ってあり、あらゆる攻撃から身を守ることができるらしい。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドラゴンが屋敷に体当たりするも、結界に阻まれてビクともしない。この中にいる限りは安全だろう。
「しかし、これからどうする……?」
せっかく異世界に来たというのに家に籠るままでは意味がない。商売をするにしても、魔物を倒して金を稼ぐにしても、人里へいかないと始まらない。
「倒すか……?」
しかし平凡でレベル1の俺にそんな力はあるはずない。
「ん? 待てよ……」
この杖とさっき覚えた最上級魔法があれば倒せるんじゃないか?
「行くぞ!」
俺は杖をドラゴンに向けて、魔法を発動する。魔法なんて使ったことないから発動できるか不安だった。けれど、杖に触れた時、なぜか使い方が分かったのだ。
「【フレアブレイズ・インフェルノ!!!!】」
ドラゴンの頭上に、巨大な魔法陣が出現する。そこから現れたのは、太陽のようなとてつもない大きさの火球がドラゴン目掛けて落ちてくる。
ドッガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい爆発音と共に、ドラゴンは消滅した。結界のおかげで屋敷は無事だったが、辺り一面は焼け野原だ。
『100万の経験値を取得しました。レベルアップします』
頭の中に響く声。どうやら俺はドラゴンを倒したらしい。
「やったぞ……!」
まるで夢みたいだ。平凡な毎日を送っていた俺が、いきなりドラゴンを倒すなんて……。
「ステータスオープン!」
名前:新城直人
種族:人族
年齢:25
職業:無職
レベル:10000
体力:10000/10000
魔力:10000/10000
攻撃:10000
防御:10000
敏捷:10000
ユニークスキル
【万物換金】
所持スキル
【鑑定】
【アイテムボックス】
称号
【まれびと】
【ドラゴンスレイヤー】
「い……10000だと!?」
さっきまでレベル1だった俺がとんでもない強さになっている。
『ドロップアイテム獲得。【竜王の宝玉】を手に入れました。アイテムを鑑定しますか?』
頭の中に声が響く。どうやらさっき倒したドラゴンからドロップしたアイテムが手に入ったらしい。
「ああ、頼む」
【竜王の宝玉:ランクSSS。竜王の力を宿した宝玉。売れば500万ゴールド】
「ご……500万!?」
とんでもない額だ。それが本当なら一財産になる。
「取りあえず売るか」
万物換金スキルを発動。すると空中に魔法陣が現れる。
「おお、すごい!」
まるでゲームみたいだ。魔法陣に竜王の宝玉を放り込むと、札束がドサドサと落ちてくる。
「全部で500万円……!!」
信じられない。たった一瞬で宝くじが当たったような額だ。
「なんて遺産を残してくれたんだ……!?」
会社を首になって地獄に叩き落された俺は、天国にいるような気分だ。異世界に行ける鏡に、読むだけで魔法が使える本、装備するだけで最強になれる武器、そして異世界のアイテムを現実の金に換えるスキル。
「はは……まるでラノベみたいだ……」
こうして俺は、新しい人生をスタートすることになったのであった。
翌日、俺は近所のスーパーで食料を買い込んでいた。
「合計で3万5980円です……」
ちょっと買いすぎちゃったかな? だけど問題なく使えてるようだ。食料をアイテムボックスに収納すると、次元鏡で異世界へジャンプする。
この鏡には異世界へ行ける他に、自分が行ったことのある場所なら、どこでも転移することができる機能がある。次元城をアイテムボックスに持ち運ぶことで、いつでも、どこへでも好きなタイミングで好きな場所に行けるというわけだ。
「いい匂いだ」
屋敷の庭で俺はバーベキューをしていた。スーパーで買ってきた高めの肉を焼いて食べる。アイテムボックスのおかげで、食材を入れておいても腐ることはない。冷蔵庫要らずだ。
「美味い……」
平日の昼間から誰にも邪魔されずに一人バーベキューができるなんて贅沢の極みだ。
これからは、朝早く起きて、あくせく働く必要はない。異世界でモンスターを倒し、手に入れたアイテムを金に換えればいい。
「俺、このまま異世界で暮らそうかな?」
そんな風に思った瞬間だった。
『旨そうな匂いだな』
厳つい声がしたので振り返ると、見上げるほどの体躯を持った真っ白な狼がいた。
『我はフェンリルと申す』
「喋った!?」
モンスターって喋るの!?
『我は神獣である。人間の言葉くらい喋れて当然であろう』
「そうですか……」
『お前は何者だ?』
「新城直人と言います」
『ふむ……聞いたことのない名だ。異世界人か?』
「はい……」
『なぜ、このような場所にいる?』
「この屋敷は祖父が遺してくれたもので、今日から俺が住むことになったんです」
『そうか……』
フェンリルは肉を見つめている。どうやら食べたいらしい。
「食べますか?」
『よいのか?』
「はい、どうぞ」
俺は焼けた肉をフェンリルにあげた。
『ほう……これは美味いな。悠久に近い時を生きてきたが、これほど美味な肉は初めてだ』
どうやらお気に召したようだ。その後もフェンリルは嬉しそうに肉を食べ続けた。
『人の子よ、我と取引をしないか?』
「取引ですか?」
『そうだ。我の願いを聞いてくれるなら、其方に力を貸そう』
「内容によりますが……」
『なぁに、簡単なことだ。この肉を毎日食わせてくれたらそなたの従魔となろう』
「従魔?」
『従魔とは主人に忠誠を誓い、共に戦う仲間のことだ』
「でも、そんなんでいいなら……」
『決まりだな』
フェンリルは俺に向かって頭を垂れる。
『我に名を与えよ』
「名前?」
『そうだ。我に名前を与えることで契約は成される』
「じゃあ……リザはどうですか?」
『気に入ったぞ!』
フェンリル改め、リザは尻尾を振る。
『フェンリルを従魔しました』
『最上級氷魔法:アブソリュート・ゼロを習得しました』
【称号:ゴッドテイマーを獲得しました】
『これからよろしく頼むぞ。我が主よ』
こうして俺は異世界でフェンリルを仲間にしたのであった。
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