俺だけステータスが見える件～ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした～

平山和人

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ある日のこと、俺たちは依頼で港町ブルーチップにやってきた。この街には大きな貿易港があり、多くの商人や船員が暮らしているという。

「あなた方が冒険者の皆さんですね？お待ちしておりました」

街の入口で待っていると、初老の男性が俺たちに声をかけてきた。どうやら彼が依頼主のようだ。

「私はこの港を仕切っているオーリンと申します。最近、海に巨大な魔物が現れて貿易船を襲い始めたのです。どうか退治して頂けないでしょうか？」

「分かりました！任せてください！」

俺たちは港に向かって歩き出す。港に着くと、そこには巨大なイカが暴れていた。触手を振り回し、周囲の船を次々と沈めている様子だ。

「よし、行くぞ！」

俺は剣を抜き放ち駆け出した！フィーナも魔法を発動し、リザも戦闘態勢に入る。

「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！！！！」

巨大イカは雄叫びを上げながら襲いかかってくる。俺はその触手をかわし、剣で斬り裂く。

フィーナも魔法を放ち、リザは鋭い爪でイカの体を切り裂く！

「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！！！！」

巨大イカは大きく怯み後退した。しかしすぐに反撃してくる。今度は触手を振り回してきた！俺はそれをかわしつつ剣で斬りつける。フィーナとリリィさんも魔法で援護してくれた。

「よし！このまま一気に行くぞ！」

俺たちは勢いに乗り、更に攻撃を仕掛ける。そしてついにその時が訪れた！

「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！！！！」

巨大イカが悲鳴を上げる。その体は徐々に光り輝き始めた！

「これでトドメだ！」

俺は最後の一撃を放つため、剣に魔力を込める。そして一気に振り下ろした！

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！！」

激しい断末魔の叫びと共に巨大イカは海へと沈んでいく。

「やったな！」

俺は仲間たちに声をかける。二人は笑顔で答えてくれた。こうして、俺たちは巨大イカを退治することができたのだ！

「本当にありがとうございます！これで安心して貿易が出来ます！」

「こちらこそ、皆さんのお役に立てて良かったです！」

その日の晩はオーリンさんの屋敷に招待された。豪勢な食事が振る舞われ、俺たちは楽しいひと時を過ごした。

「今日は泊まっていかれませんか？部屋ならたくさんありますから」

オーリンさんの言葉に甘えて俺たちは泊まることにした。用意された客間に入り、それぞれくつろいでいると、突然部屋のドアが開き誰かが入ってきた。フィーナだ。彼女は頬を赤く染め、もじもじしている様子だった。

「ねぇ……ちょっとだけお願いがあるんだけど……」

「なんだ？」

「その……一緒に寝てくれないかな……？」

突然の申し出に俺は驚いたが、同時に嬉しくもあった。彼女も同じ気持ちだったのだと思うと胸が熱くなるのを感じたからだ。

「ああ、もちろんいいぞ」

俺の言葉にフィーナは嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとう！じゃあ早速……」

フィーナは俺の手を引いてベッドへと誘う。そして二人で横になった瞬間、彼女は俺に抱きついてきた。柔らかな感触と温もりを感じると同時に心臓の鼓動が激しくなるのを感じた。

「えへへ……あったかいね……」

フィーナは幸せそうな表情を浮かべている。そんな彼女を見ていると愛おしさが込み上げてきた。俺は彼女の頭を優しく撫でてやった。

「ねぇナオト……キスしたいな……」

フィーナの甘えたような声音に俺はドキッとした。彼女はゆっくりと顔を近づけてくると、そのまま唇を重ねてきた。舌を絡ませるような濃厚なキスだ。唾液を交換し合い、お互いの口内を犯していく感覚に頭がボーっとしてくる。やがて唇を離すと銀色の橋がかかった。

「もっと欲しい……」

フィーナは物欲しそうな目で見つめてくる。俺は再び彼女に口づけをした。今度は軽く触れるだけのキスだったが、それだけでも十分すぎるほどの快感だった。

「ねえ……もっとしてよ……」

フィーナはさらに強く抱きつき、身体を密着させてきた。彼女の豊満な胸が押し付けられる形になり、柔らかな感触が伝わってくる。俺は理性を保つのが難しくなってきたが、なんとか我慢し続けた。

「ねえ……今日はこのまま寝よう？」

「ああ、そうだな」

こうして俺たちは一つのベッドで眠りについたのだった。お互いの体温を感じながら眠りにつく幸せを噛みしめながら……。

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