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翌日、いつものように登校するとエリザベータが駆け寄ってきた。
「おはようございます! ゲルドフ様!」
彼女は満面の笑みで挨拶をしてくる。俺は軽く会釈をして挨拶を返すとそのまま教室へと向かった。
「おはよう」
セレナが声をかけてくる。俺は軽く返事をして自分の席に着いた。
「本日は、従魔召喚の授業を行う」
今日の授業は、グラウンドで執り行われることになった。
「従魔召喚ってどんなことをするの?」
エリザベータが俺に聞いてきた。俺は適当に答えることにする。
「自分の使い魔となるモンスターを呼び寄せる儀式のことだよ」
俺がそう言うとエリザベータは目を輝かせた。
「可愛い従魔を召喚できたらいいですね!」
「そうだな」
そんなやり取りをしていると、教師が地面に魔法陣を描く。
「では儀式を行う。呼ばれたものは魔法陣の前までくるように」
生徒の一人が、魔法陣の前に立ち、両手を前に出す。
「魔力を魔法陣に流すことで、己の素質や将来性に見合った魔物が呼び出される」
生徒が魔力を流すと、魔法陣が発光する。光が収まると、そこに黒い狼が出現した。
「ブラックウルフか。中々だな」
教師はそう言いながらブラックウルフを褒めた。生徒は嬉しそうな表情を浮かべている。
「次は俺にやらせてもらうぜ」
名乗り出たのは名門貴族のエドワードだ。エドワードは魔法陣の前に立つ。
「俺の魔力に耐えられるか見ものだな」
そう言って魔力を流し始めると、魔法陣が光り出した。そして現れたのは翼の生えたトカゲだった。
「ほう、ワイバーンを召喚するとは」
教師は感心したように言った。ワイバーンは、ドラゴンの一種で強力なモンスターだ。
「どうだ? 俺の従魔は?」
エドワードが自慢げに言う。周りからは拍手が巻き起こった。その後も次々と生徒が召喚を行っていく中、ついに俺の番が来た。俺は魔法陣の前に立つと、魔力を流し始める。すると、突然魔法陣が激しく光り出した!
「な、 なんだこの膨大な魔力は……!」
グラウンド全体を覆い隠すほどの、強烈な光が放たれる。そして、その光の中から姿を現したのは……
「こ、これは……!」
教師が驚きの声を上げる。それも無理のないことだろう。そこに立っていたものは、巨大なドラゴンだったのだから!
「な、なんだあれは!?」
周りからも驚きの声と悲鳴が上がる。無理もないことだ。目の前に現れたものが何なのかすらわからないのだ。
「あ、あんなドラゴン見たことないぞ!?」
『無理もない。我が現世に姿を現すことは2000年ぶりなのだからな』
「ド、ドラゴンが言葉を話した!?」
「一体なんなんだ! あのドラゴンは!」
「それを呼び出したゲルドフは……いったい何者なんだ!?」
大げさに騒ぐ生徒達を見て、ドラゴンは笑う。
『我は至高竜【ジャガーノート】、天界より顕現せし真なる竜の王だ』
「し、真なる竜の王だと……!?」
「お、おい! これヤバくないか!?」
「逃げようぜ! 俺達じゃ絶対勝てない!」
『そう身構えるな。我に敵意はない』
ドラゴンの言葉を聞いて、生徒達は落ち着きを取り戻したようだ。しかし、それでも不安なようで遠巻きに眺めているだけだった。
「敵意がないなら、魔力量を少し抑えてくれ。お前が喋るだけでこの学校が崩れそうだ」
『わかった』
ジャガーノートはみるみる縮んでいき、やがて一人の女性へと姿を変えた。
「これでどうだ?」
「ああ。大丈夫だ」
「お主が我を召喚したのか?」
「ああ。そうだ」
俺がそう答えると、彼女は興味深そうに俺の顔を覗き込んだ。そしてニヤリと笑みを浮かべると言った。
「ならば我と戦え。みごと勝つことができたならお主の従魔になってやろう」
「わかった」
俺は即答する。そして彼女に向かっていった。
「では行くぞ!」
そう言ってジャガーノートは飛び上がると、空から俺に向かって突っ込んできた。俺はそれを受け止める。
「ほう、なかなかやるではないか」
「まあな」
俺はそう言って笑うと、ジャガーノートに蹴りを入れた。彼女はそれを腕でガードしたが、そのまま吹き飛ばされてしまった。
「くっ!」
ジャガーノートは立ち上がると再び俺に向かってくる。そして今度は爪による攻撃を繰り出してきた。しかし、俺はそれを避けると彼女の腕を掴み取り投げ飛ばした。地面に叩きつけられた彼女だったが、すぐに起き上がると再び飛び上がる。
「面白い! もっと楽しませてくれ!」
ジャガーノートは笑いながらそう言うと再び攻撃を仕掛けてきた。俺はそれをかわし、逆に殴りかかる。彼女はそれを腕でガードしたが、衝撃で後退させられた。
「やるじゃないか! だがまだまだこれからだ!」
そう言ってさらに激しく攻撃を仕掛けてきた。俺はそれを全て受け流していく。そして隙を見て反撃に出た。彼女の腹に蹴りを入れるとそのまま地面に叩きつける。しかし、すぐに起き上がってきたため追撃を仕掛けた。拳を振りかぶると彼女の顔面に叩き込む。
「どうやら全力を出す必要があるな!」
ジャガーノートはドラゴンへと姿を変える。
『我の力を受けるがよい!』
ジャガーノートは大きな翼を羽ばたかせ、荒れ狂う暴風を巻き起こす。俺はそれに吹き飛ばされそうになったがなんとか耐え抜いた。そして、ジャガーノートに向けて走り出す。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
『ふんっ!』
俺たちは互いに掴みかかった。力が拮抗し合う中、俺が力を加えると徐々にだが押し込んでいくことができた。
『それでこそ、我の主にふさわしい! 最後に最大出力の【竜の息吹】を受けてみよ!』
ジャガーノートの口に空間が震えるほどの魔力が集約されていく。
『これに耐えられるか!』
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
竜の息吹は、学校のグラウンドはおろか、敷地内にあった広大な森を一瞬で更地へと変えた。そんな状態でも俺たちは無傷であった。
『まさか我の竜の息吹を切り裂くとはな……』
俺の振るった剣が竜の息吹を二つに裂いた。斬撃はその先にいた、ジャガーノートに直撃する。
『よくぞ我を打ち破った! 約束通りお主の従魔となって全身全霊で尽くそうぞ!』
こうして真なる竜の王である至高竜【ジャガーノート】が俺の従魔になったのであった。
「おはようございます! ゲルドフ様!」
彼女は満面の笑みで挨拶をしてくる。俺は軽く会釈をして挨拶を返すとそのまま教室へと向かった。
「おはよう」
セレナが声をかけてくる。俺は軽く返事をして自分の席に着いた。
「本日は、従魔召喚の授業を行う」
今日の授業は、グラウンドで執り行われることになった。
「従魔召喚ってどんなことをするの?」
エリザベータが俺に聞いてきた。俺は適当に答えることにする。
「自分の使い魔となるモンスターを呼び寄せる儀式のことだよ」
俺がそう言うとエリザベータは目を輝かせた。
「可愛い従魔を召喚できたらいいですね!」
「そうだな」
そんなやり取りをしていると、教師が地面に魔法陣を描く。
「では儀式を行う。呼ばれたものは魔法陣の前までくるように」
生徒の一人が、魔法陣の前に立ち、両手を前に出す。
「魔力を魔法陣に流すことで、己の素質や将来性に見合った魔物が呼び出される」
生徒が魔力を流すと、魔法陣が発光する。光が収まると、そこに黒い狼が出現した。
「ブラックウルフか。中々だな」
教師はそう言いながらブラックウルフを褒めた。生徒は嬉しそうな表情を浮かべている。
「次は俺にやらせてもらうぜ」
名乗り出たのは名門貴族のエドワードだ。エドワードは魔法陣の前に立つ。
「俺の魔力に耐えられるか見ものだな」
そう言って魔力を流し始めると、魔法陣が光り出した。そして現れたのは翼の生えたトカゲだった。
「ほう、ワイバーンを召喚するとは」
教師は感心したように言った。ワイバーンは、ドラゴンの一種で強力なモンスターだ。
「どうだ? 俺の従魔は?」
エドワードが自慢げに言う。周りからは拍手が巻き起こった。その後も次々と生徒が召喚を行っていく中、ついに俺の番が来た。俺は魔法陣の前に立つと、魔力を流し始める。すると、突然魔法陣が激しく光り出した!
「な、 なんだこの膨大な魔力は……!」
グラウンド全体を覆い隠すほどの、強烈な光が放たれる。そして、その光の中から姿を現したのは……
「こ、これは……!」
教師が驚きの声を上げる。それも無理のないことだろう。そこに立っていたものは、巨大なドラゴンだったのだから!
「な、なんだあれは!?」
周りからも驚きの声と悲鳴が上がる。無理もないことだ。目の前に現れたものが何なのかすらわからないのだ。
「あ、あんなドラゴン見たことないぞ!?」
『無理もない。我が現世に姿を現すことは2000年ぶりなのだからな』
「ド、ドラゴンが言葉を話した!?」
「一体なんなんだ! あのドラゴンは!」
「それを呼び出したゲルドフは……いったい何者なんだ!?」
大げさに騒ぐ生徒達を見て、ドラゴンは笑う。
『我は至高竜【ジャガーノート】、天界より顕現せし真なる竜の王だ』
「し、真なる竜の王だと……!?」
「お、おい! これヤバくないか!?」
「逃げようぜ! 俺達じゃ絶対勝てない!」
『そう身構えるな。我に敵意はない』
ドラゴンの言葉を聞いて、生徒達は落ち着きを取り戻したようだ。しかし、それでも不安なようで遠巻きに眺めているだけだった。
「敵意がないなら、魔力量を少し抑えてくれ。お前が喋るだけでこの学校が崩れそうだ」
『わかった』
ジャガーノートはみるみる縮んでいき、やがて一人の女性へと姿を変えた。
「これでどうだ?」
「ああ。大丈夫だ」
「お主が我を召喚したのか?」
「ああ。そうだ」
俺がそう答えると、彼女は興味深そうに俺の顔を覗き込んだ。そしてニヤリと笑みを浮かべると言った。
「ならば我と戦え。みごと勝つことができたならお主の従魔になってやろう」
「わかった」
俺は即答する。そして彼女に向かっていった。
「では行くぞ!」
そう言ってジャガーノートは飛び上がると、空から俺に向かって突っ込んできた。俺はそれを受け止める。
「ほう、なかなかやるではないか」
「まあな」
俺はそう言って笑うと、ジャガーノートに蹴りを入れた。彼女はそれを腕でガードしたが、そのまま吹き飛ばされてしまった。
「くっ!」
ジャガーノートは立ち上がると再び俺に向かってくる。そして今度は爪による攻撃を繰り出してきた。しかし、俺はそれを避けると彼女の腕を掴み取り投げ飛ばした。地面に叩きつけられた彼女だったが、すぐに起き上がると再び飛び上がる。
「面白い! もっと楽しませてくれ!」
ジャガーノートは笑いながらそう言うと再び攻撃を仕掛けてきた。俺はそれをかわし、逆に殴りかかる。彼女はそれを腕でガードしたが、衝撃で後退させられた。
「やるじゃないか! だがまだまだこれからだ!」
そう言ってさらに激しく攻撃を仕掛けてきた。俺はそれを全て受け流していく。そして隙を見て反撃に出た。彼女の腹に蹴りを入れるとそのまま地面に叩きつける。しかし、すぐに起き上がってきたため追撃を仕掛けた。拳を振りかぶると彼女の顔面に叩き込む。
「どうやら全力を出す必要があるな!」
ジャガーノートはドラゴンへと姿を変える。
『我の力を受けるがよい!』
ジャガーノートは大きな翼を羽ばたかせ、荒れ狂う暴風を巻き起こす。俺はそれに吹き飛ばされそうになったがなんとか耐え抜いた。そして、ジャガーノートに向けて走り出す。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
『ふんっ!』
俺たちは互いに掴みかかった。力が拮抗し合う中、俺が力を加えると徐々にだが押し込んでいくことができた。
『それでこそ、我の主にふさわしい! 最後に最大出力の【竜の息吹】を受けてみよ!』
ジャガーノートの口に空間が震えるほどの魔力が集約されていく。
『これに耐えられるか!』
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
竜の息吹は、学校のグラウンドはおろか、敷地内にあった広大な森を一瞬で更地へと変えた。そんな状態でも俺たちは無傷であった。
『まさか我の竜の息吹を切り裂くとはな……』
俺の振るった剣が竜の息吹を二つに裂いた。斬撃はその先にいた、ジャガーノートに直撃する。
『よくぞ我を打ち破った! 約束通りお主の従魔となって全身全霊で尽くそうぞ!』
こうして真なる竜の王である至高竜【ジャガーノート】が俺の従魔になったのであった。
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