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第三幕 転生歌姫の新たなる旅立ち
第三幕 2 『幼女無双』
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気分を切り替えて、依頼を遂行するために街の外に出た。
今回は北門から出て小一時間くらい歩いたところにある小さな森へとやって来た。
スオージの大森林のように鬱蒼としたものではなく、木漏れ日が心地よい、ピクニックにはうってつけの森だ。
街を出る前にお弁当を買ってきたので、ここで食べてもいいかな。
「ママ~、たくさんおはながさいてるよ」
「うん、そうだね~。そうそう、青いお花を見つけたら教えてね?」
「わかった!」
今回の依頼の品は『藍玉草』という、美しい青い花を咲かせる植物だ。
日当たりが良すぎても悪すぎても生育できないので、このようにある程度の木漏れ日が差すような森で見つけることができる。
根は胃腸の薬、葉は虫除け、未熟果は香水の原料になるらしい。
今回必要なのは根との事だが、丸ごと確保すれば良いだろう。
「あ、ママ!あったよ、あおいおはな!」
「どれどれ?うん、これだね!よく見つけたね~」
ナデナデ。
にへら~。
「えへへ」
「もう少し必要だから、この調子でもっと探そうね!」
「うん!」
その後、森の中を30分ほど歩き回って必要な分だけ採取する事が出来た。
ほとんどミーティアが見つけてくれたのだが、他の草花に混じっていても即座に判別するあたり相当目が良いのだろう。
これもスペックの高さの現れか。
「よし、必要な分だけ集まったし、ここでお昼ごはんにしようか?」
「わ~い!ごはんっ!」
ミーティアは食いしん坊だ。
隙あらば誰かしらに餌付けされてる。
誰か知らない人に連れてかれやしないかと、ママは心配だよ…
鞄からレジャーシートを取り出して準備しようとしたその時…
「!…何かいるね」
木々の向こう側に何らかの気配を感じた。
それも複数。
「まもの?」
「この辺りは魔物の生息域からは結構距離が離れてるはずなんだけど…」
だが、その情報とて完全とは限らない。
例の事件のときも大きく生息分布図が変わったのだから、今回も何らかの要因によって…と言う事もあり得る。
気配のする方を警戒していると、それはだんだんと近づいてきて…やがてそいつは姿を現した。
人型で身長は成人男性くらい。
でっぷりと肥え太った体躯は、腰蓑を身に着けただけで殆ど裸だ。
潰れた鼻、赤く濁った目、垂れた耳…その顔は豚によく似ていた。
「オークね。いち、にぃ、さん…全部で6体か」
脅威度はD。
人型で、ある程度の知能があり独自の文化を持ってたりするが、人語は解さず意思の疎通は取れない。
雌が存在せず、他種族を孕ませることで繁殖するという。
…どうやら私をその相手と見定めたらしい。
腰蓑の一部が盛り上がっているのが見えてしまった。
ゾゾゾッ!と、鳥肌が立った。
おのれ!
女の敵め!
焼豚にしてくれる!!
しかし、一匹一匹は大したことはないが、6体ともなると少し厄介だ。
私一人ならどうにでもなるけど、今回はミーティアを護りながら戦わなければならない。
魔法でまとめて殲滅しても良いけど、ソロでは詠唱時間が取りにくい。
しょうがない、囲まれないようにミーティアを護りつつ近づいてきたところを一匹ずつ仕留めるか。
そう方針を固めて私が身構えたその時…
「[ひょうそ~う]!」
少し間延びした可愛らしい声が響くと、オークの群れの中心に氷塊が出現し、鋭い槍となってオーク達を襲った!
ザシュッ!!
「「「ギャッ!!」」」
あっという間に3体を貫いて仕留める。
「へっ!?」
突然の出来事に思わず間抜けな声を漏らしてしまう。
「み、ミーティア?」
「ママをへんなめでみるまものは、やっつけるの![らいじゃ~]!」
バチバチバチッ!!!
残った3体のうち、2体に雷の蛇が這い回り、悲鳴を上げる間もなく倒してしまう。
「えいっ!」
ざんっ!
残る一体も、いつの間にか敵に接近したミーティアが振るった剣の一撃で簡単に首が飛んだ。
瞬く間の出来事だった。
えっ?
この子強すぎじゃない?
皆どんだけ教えてるの?
と言うか、魔法を教えたのは…姉さん、あんたもか!?
それに、その剣…
「み、ミーティア…その剣どうしたの…?」
「うにゅ?おじいちゃんにもらったよ?」
父さんんっ!?
幼気な女の子になんてものを渡すのっ!?
いや、そもそもどこから出したの!?
ママ、ツッコミが追いつかないよ!
「ママ!まものぜんぶやっつけたよ!」
「え、ええ…ありがとう…で、でも、あんまり危ないことはしないでね?」
い、いけない。
こんな小さなうちから命のやりとりをさせるなんて…
これは早急に情操教育が必要だわ!!
と、とにかく。
魔物の死体は早々に処理してここから離れよう…
オークに遭遇した場所から引き返して森の入り口まで戻ってきた。
取り敢えずここにレジャーシートを敷いてお昼ごはんにしよう。
しかし、あのオークたち…なんでこんなところに現れたんだろ?
また何か良くないことが起きなければいいけど…
「うわ~、おいしそうっ!」
「いっぱいあるから、たくさん食べてね」
「うんっ!いただきま~す!」
お食事の挨拶をしてミーティアは早速お弁当を食べ始める。
とっても幸せそうに食べるので、こっちも幸せな気持ちになる。
それにしても、本当に食べるのが好きだよねぇ…
夢中になって食べる姿は、まるで生の喜びを精一杯表現しているかのようだ。
本来であればこうやって普通に食事する事もできないはずだったんだものね…その反動なのかも。
あっ!?
ぼんやり見てたら私の分が無くなっちゃう!
もう、本当に食いしん坊なんだから…
「ごちそうさまでした!おなかいっぱい!」
「ふふ、よく食べたね。大きくなってね」
ナデナデ。
にぱ~。
「少し食休みしたら帰りましょうか」
「うんっ!」
あれだけたくさん食べたら、もう寝ちゃうかもしれないな。
帰りはおんぶかな?
そして、しばらく休んでいると、予想通りミーティアは寝息を立て始めた。
「やっぱり、どんなに強くてもまだまだ小さな子供だからね。…父さんたちにはよくオハナシしておかないとね?」
街に帰ったら皆説教だ、と思いながらミーティアを起こさないように抱き上げて、街へ帰るべくその場を後にした。
今回は北門から出て小一時間くらい歩いたところにある小さな森へとやって来た。
スオージの大森林のように鬱蒼としたものではなく、木漏れ日が心地よい、ピクニックにはうってつけの森だ。
街を出る前にお弁当を買ってきたので、ここで食べてもいいかな。
「ママ~、たくさんおはながさいてるよ」
「うん、そうだね~。そうそう、青いお花を見つけたら教えてね?」
「わかった!」
今回の依頼の品は『藍玉草』という、美しい青い花を咲かせる植物だ。
日当たりが良すぎても悪すぎても生育できないので、このようにある程度の木漏れ日が差すような森で見つけることができる。
根は胃腸の薬、葉は虫除け、未熟果は香水の原料になるらしい。
今回必要なのは根との事だが、丸ごと確保すれば良いだろう。
「あ、ママ!あったよ、あおいおはな!」
「どれどれ?うん、これだね!よく見つけたね~」
ナデナデ。
にへら~。
「えへへ」
「もう少し必要だから、この調子でもっと探そうね!」
「うん!」
その後、森の中を30分ほど歩き回って必要な分だけ採取する事が出来た。
ほとんどミーティアが見つけてくれたのだが、他の草花に混じっていても即座に判別するあたり相当目が良いのだろう。
これもスペックの高さの現れか。
「よし、必要な分だけ集まったし、ここでお昼ごはんにしようか?」
「わ~い!ごはんっ!」
ミーティアは食いしん坊だ。
隙あらば誰かしらに餌付けされてる。
誰か知らない人に連れてかれやしないかと、ママは心配だよ…
鞄からレジャーシートを取り出して準備しようとしたその時…
「!…何かいるね」
木々の向こう側に何らかの気配を感じた。
それも複数。
「まもの?」
「この辺りは魔物の生息域からは結構距離が離れてるはずなんだけど…」
だが、その情報とて完全とは限らない。
例の事件のときも大きく生息分布図が変わったのだから、今回も何らかの要因によって…と言う事もあり得る。
気配のする方を警戒していると、それはだんだんと近づいてきて…やがてそいつは姿を現した。
人型で身長は成人男性くらい。
でっぷりと肥え太った体躯は、腰蓑を身に着けただけで殆ど裸だ。
潰れた鼻、赤く濁った目、垂れた耳…その顔は豚によく似ていた。
「オークね。いち、にぃ、さん…全部で6体か」
脅威度はD。
人型で、ある程度の知能があり独自の文化を持ってたりするが、人語は解さず意思の疎通は取れない。
雌が存在せず、他種族を孕ませることで繁殖するという。
…どうやら私をその相手と見定めたらしい。
腰蓑の一部が盛り上がっているのが見えてしまった。
ゾゾゾッ!と、鳥肌が立った。
おのれ!
女の敵め!
焼豚にしてくれる!!
しかし、一匹一匹は大したことはないが、6体ともなると少し厄介だ。
私一人ならどうにでもなるけど、今回はミーティアを護りながら戦わなければならない。
魔法でまとめて殲滅しても良いけど、ソロでは詠唱時間が取りにくい。
しょうがない、囲まれないようにミーティアを護りつつ近づいてきたところを一匹ずつ仕留めるか。
そう方針を固めて私が身構えたその時…
「[ひょうそ~う]!」
少し間延びした可愛らしい声が響くと、オークの群れの中心に氷塊が出現し、鋭い槍となってオーク達を襲った!
ザシュッ!!
「「「ギャッ!!」」」
あっという間に3体を貫いて仕留める。
「へっ!?」
突然の出来事に思わず間抜けな声を漏らしてしまう。
「み、ミーティア?」
「ママをへんなめでみるまものは、やっつけるの![らいじゃ~]!」
バチバチバチッ!!!
残った3体のうち、2体に雷の蛇が這い回り、悲鳴を上げる間もなく倒してしまう。
「えいっ!」
ざんっ!
残る一体も、いつの間にか敵に接近したミーティアが振るった剣の一撃で簡単に首が飛んだ。
瞬く間の出来事だった。
えっ?
この子強すぎじゃない?
皆どんだけ教えてるの?
と言うか、魔法を教えたのは…姉さん、あんたもか!?
それに、その剣…
「み、ミーティア…その剣どうしたの…?」
「うにゅ?おじいちゃんにもらったよ?」
父さんんっ!?
幼気な女の子になんてものを渡すのっ!?
いや、そもそもどこから出したの!?
ママ、ツッコミが追いつかないよ!
「ママ!まものぜんぶやっつけたよ!」
「え、ええ…ありがとう…で、でも、あんまり危ないことはしないでね?」
い、いけない。
こんな小さなうちから命のやりとりをさせるなんて…
これは早急に情操教育が必要だわ!!
と、とにかく。
魔物の死体は早々に処理してここから離れよう…
オークに遭遇した場所から引き返して森の入り口まで戻ってきた。
取り敢えずここにレジャーシートを敷いてお昼ごはんにしよう。
しかし、あのオークたち…なんでこんなところに現れたんだろ?
また何か良くないことが起きなければいいけど…
「うわ~、おいしそうっ!」
「いっぱいあるから、たくさん食べてね」
「うんっ!いただきま~す!」
お食事の挨拶をしてミーティアは早速お弁当を食べ始める。
とっても幸せそうに食べるので、こっちも幸せな気持ちになる。
それにしても、本当に食べるのが好きだよねぇ…
夢中になって食べる姿は、まるで生の喜びを精一杯表現しているかのようだ。
本来であればこうやって普通に食事する事もできないはずだったんだものね…その反動なのかも。
あっ!?
ぼんやり見てたら私の分が無くなっちゃう!
もう、本当に食いしん坊なんだから…
「ごちそうさまでした!おなかいっぱい!」
「ふふ、よく食べたね。大きくなってね」
ナデナデ。
にぱ~。
「少し食休みしたら帰りましょうか」
「うんっ!」
あれだけたくさん食べたら、もう寝ちゃうかもしれないな。
帰りはおんぶかな?
そして、しばらく休んでいると、予想通りミーティアは寝息を立て始めた。
「やっぱり、どんなに強くてもまだまだ小さな子供だからね。…父さんたちにはよくオハナシしておかないとね?」
街に帰ったら皆説教だ、と思いながらミーティアを起こさないように抱き上げて、街へ帰るべくその場を後にした。
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