黒猫

城山 千代

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ルールのある猫

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久しぶりの休み。

Skypeを繋げオンラインゲームをする。

にゃんころは足元に丸まっている。










コイツが来て3日になった。

相変わらずよくわからない奴だ。

ただ、物分りはいいようで部屋を荒らしたり爪を研いだりはしないようだ。
ウチから出ていかないって所を除けば。





ゲームというものは不思議なもので、始めるとその内容しか頭に入ってこなくなる。
ニャっと小さく声が聞こえた。
ゲームを始めたのは明け方。
気がつくともう昼過ぎになっていた。



「はらへったのか?」

猫缶を開け餌入れに入れてやったが食べる様子もなく、ただじっとこっちを見ている。

「はいはい、わかったわかった」

俺も食べなきゃお前も食べないんだろ?
昨日の仕事帰りに買ってきたコンビニのパンを冷蔵庫の上から持ってきて袋を開けた。

にゃんころは満足気にエサを食べ始めた。



へんな猫。
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