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171.◆~キュアネEND~3
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《キュアネside》
何時間経っただろうか…
ギシギシと軋むベッドの上、ミュラは息も絶え絶えで大きな瞳は閉じられ、頬には涙の跡がついている。
「ハァ…ハァ…っあ…、ミュラ…」
抽挿を繰り返す度に愛液と精液がぐちゅぐちゅと音をたてる。
流石…と言うべきか、エレクトラの作った魔法薬によって陰茎へと形を変えた生殖器は、持続力も射精も衰える事を知らない。
「ぁ……んっあ…、もう…だめ……」
だめ。を繰り返すミュラだったが、愛する者の願いでも聞いてあげられなかった。
ミュラに我の子を産んで欲しい。
ミュラを側に置く為とはいえ、子を駆け引きの道具にするなど…最低だと解っている。だが、王族の血が流れる子を身籠れば家臣もろとも王家はミュラを徹底的に囲い込むだろう。例え隣国からミュラを渡すように求められても、断固拒否する姿勢が必要なのだ。
また、ミュラも子の為に我の側に居てくれるだろうという打算があった。
もちろん宿った命は大切にするし、愛しい。ただ、タイミングの問題なのだ。
「んっあっ…っイク……!!…っあ、はぁ…ミュラ…」
何度目かの射精を終えたが、抜かずにぐちゅぐちゅと奥へと押し込む。抜いてしまえばこぼれ出てしまう故、ずっとミュラの中にいる。
「ミュラ…もう一回じゃ…」
ミュラはクタリと力なく組しかれたまま動かない。
そんなミュラを気遣う余裕もなく、またユサユサと抽挿を繰り返す。
もっと、もっとじゃ…
ミュラの中を我でいっぱいにしたい。
ーーバチンッ!!
「………っ!」
頬に熱が集まり、遅れて痛みを感じる。
そこでようやく殴られた事に気づいた。
ゆっくり顔を上げると、顔を歪ませ軽蔑の色を瞳に宿した兄のアレスが立っていた。
「キュアネ…お前、なんてことをっ…!」
「はっ…ははは。なんじゃ…兄上は、我がミュラと愛し合っているのが羨ましいのだろう?」
「愛し合う?馬鹿な事を…。気絶するまで抱き潰して…それがお前の愛か?」
「き…ぜつ?……ミュラッ!!」
横たわるミュラはピクリともしない。
慌ててミュラの頬に手を添え顔を覗き込むように前屈みに体勢を変えると、弾みで陰茎が抜けミュラの膣からコポコポと精液が溢れだす。
白濁に濡れた身体を見て、無理をさせていた事に漸く気付いた。
「今回の事はミュラ嬢が回復した後に事情を聞こう。キュアネは暫く頭を冷やせ」
「事情?我らは愛し合って…」
「本当に、合意の上なのか?」
「え…?」
「ミュラ嬢は優しい。皆に対して一定以上の感情はあるだろう。だが、それを勘違いしては駄目だ。お前はミュラ嬢に、愛していると言われたのか?」
「……っ」
愛しているとは…言われていない。
スキンシップやキスを拒まれる事はないが、ミュラはいつも受け身だ。
「ミュラ嬢の子宮には魔法がかけられている事はクロノスから聞いているだろう?」
少し前にクロノスから報告を受けた。
ミュラの子宮の入口に何者かが魔法をかけたと。
ミュラが望まない者からの精液は子宮に入らないようになっているようだ…。
「ミュラ嬢がキュアネを受け入れているかどうかは…その内わかるだろう。それまで謹慎だ。わかったな?」
「……わかったのじゃ……」
我だけを選んで欲しい
我の愛する者はミュラだけなのだから…
ー・・・キュアネEND
何時間経っただろうか…
ギシギシと軋むベッドの上、ミュラは息も絶え絶えで大きな瞳は閉じられ、頬には涙の跡がついている。
「ハァ…ハァ…っあ…、ミュラ…」
抽挿を繰り返す度に愛液と精液がぐちゅぐちゅと音をたてる。
流石…と言うべきか、エレクトラの作った魔法薬によって陰茎へと形を変えた生殖器は、持続力も射精も衰える事を知らない。
「ぁ……んっあ…、もう…だめ……」
だめ。を繰り返すミュラだったが、愛する者の願いでも聞いてあげられなかった。
ミュラに我の子を産んで欲しい。
ミュラを側に置く為とはいえ、子を駆け引きの道具にするなど…最低だと解っている。だが、王族の血が流れる子を身籠れば家臣もろとも王家はミュラを徹底的に囲い込むだろう。例え隣国からミュラを渡すように求められても、断固拒否する姿勢が必要なのだ。
また、ミュラも子の為に我の側に居てくれるだろうという打算があった。
もちろん宿った命は大切にするし、愛しい。ただ、タイミングの問題なのだ。
「んっあっ…っイク……!!…っあ、はぁ…ミュラ…」
何度目かの射精を終えたが、抜かずにぐちゅぐちゅと奥へと押し込む。抜いてしまえばこぼれ出てしまう故、ずっとミュラの中にいる。
「ミュラ…もう一回じゃ…」
ミュラはクタリと力なく組しかれたまま動かない。
そんなミュラを気遣う余裕もなく、またユサユサと抽挿を繰り返す。
もっと、もっとじゃ…
ミュラの中を我でいっぱいにしたい。
ーーバチンッ!!
「………っ!」
頬に熱が集まり、遅れて痛みを感じる。
そこでようやく殴られた事に気づいた。
ゆっくり顔を上げると、顔を歪ませ軽蔑の色を瞳に宿した兄のアレスが立っていた。
「キュアネ…お前、なんてことをっ…!」
「はっ…ははは。なんじゃ…兄上は、我がミュラと愛し合っているのが羨ましいのだろう?」
「愛し合う?馬鹿な事を…。気絶するまで抱き潰して…それがお前の愛か?」
「き…ぜつ?……ミュラッ!!」
横たわるミュラはピクリともしない。
慌ててミュラの頬に手を添え顔を覗き込むように前屈みに体勢を変えると、弾みで陰茎が抜けミュラの膣からコポコポと精液が溢れだす。
白濁に濡れた身体を見て、無理をさせていた事に漸く気付いた。
「今回の事はミュラ嬢が回復した後に事情を聞こう。キュアネは暫く頭を冷やせ」
「事情?我らは愛し合って…」
「本当に、合意の上なのか?」
「え…?」
「ミュラ嬢は優しい。皆に対して一定以上の感情はあるだろう。だが、それを勘違いしては駄目だ。お前はミュラ嬢に、愛していると言われたのか?」
「……っ」
愛しているとは…言われていない。
スキンシップやキスを拒まれる事はないが、ミュラはいつも受け身だ。
「ミュラ嬢の子宮には魔法がかけられている事はクロノスから聞いているだろう?」
少し前にクロノスから報告を受けた。
ミュラの子宮の入口に何者かが魔法をかけたと。
ミュラが望まない者からの精液は子宮に入らないようになっているようだ…。
「ミュラ嬢がキュアネを受け入れているかどうかは…その内わかるだろう。それまで謹慎だ。わかったな?」
「……わかったのじゃ……」
我だけを選んで欲しい
我の愛する者はミュラだけなのだから…
ー・・・キュアネEND
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