133 / 177
127.◆~カインEND~3
しおりを挟む
《カインside》
繰り返される抽挿にミューは気を失っては覚醒し、快感に果てたらまた気を失って…こうして今もまだ俺の手の中にいる。
「カイ…にぃ…あっん…。もう、本当にダメ。サーラも来ちゃう…。」
ダメと言いながらも、子宮はキュウキュウと俺のモノを締め付ける。繋がっている場所からは、じゅぷ、じゅぷとミューの愛液と俺の精液が混ざり泡になって溢れ出していた。
「ミューが俺の気持ちを疑わなくなるまで…んっ、離せないよ。」
「んんっ…も、もぉ疑わないっ…から…」
「はぁ…ミュー…愛してる。一緒にイッて?」
「ひゃあん、あっあっあん!あぁーっ!…」
奥まで思いっきり打ちつける。何度も往復し、指で蕾をキュッと摘まみ、ミューは何度目かの絶頂を迎え深く眠るように意識を途切れさせた。
「俺のミュー…。愛してる。」
ミューの目頭に溜まった涙を舐めとり、唇へ触れるだけのキスをした。
朝日に照らされたミューの身体には、数えきれない程のキスマークが薔薇の花びらのように散っていた。我ながらミューへの執着心に苦笑してしまう。首筋や鎖骨、腕にも無数に散らばる赤はドレスから見えてしまうだろう。ふふ、これは…サーラに怒られそうだな。
ガウンを羽織り身支度を簡単に整えた所でドアがノックされる。
「やぁ、ハリー。一晩中覗いていたのかい?酷い顔だ。」
ドアの前で怒りの表情を隠そうともしないこいつもまた、ミューを産まれた時から見つめている者の一人だ。
「カイン様…やりすぎです。あんなに乱暴に…っ!!」
「ふふ、羨ましい?ミューは俺を沢山求めてくれたよ。ずっと見ていたならわかるだろ?ミューが求めたのはお前じゃない、俺だ。」
「っ……。サーラを寄越します。カイン様は自室で入浴をなさいませ。」
「わかったよ。…あぁそうだ、ハリー。サーラに謝っておいてくれ。少々跡をつけ過ぎた。ふふふ、ミューが余りにも可愛く鳴くから、止められなくてね。」
「……。失礼致します。」
足早に立ち去るハリーの後ろ姿を一瞥し、俺も自室へと足を進める。
ミューは誰にも渡さない。
誰にも…例え神様が相手だろうが、俺はミューを一生離さない。
ー・・・カインEND。
繰り返される抽挿にミューは気を失っては覚醒し、快感に果てたらまた気を失って…こうして今もまだ俺の手の中にいる。
「カイ…にぃ…あっん…。もう、本当にダメ。サーラも来ちゃう…。」
ダメと言いながらも、子宮はキュウキュウと俺のモノを締め付ける。繋がっている場所からは、じゅぷ、じゅぷとミューの愛液と俺の精液が混ざり泡になって溢れ出していた。
「ミューが俺の気持ちを疑わなくなるまで…んっ、離せないよ。」
「んんっ…も、もぉ疑わないっ…から…」
「はぁ…ミュー…愛してる。一緒にイッて?」
「ひゃあん、あっあっあん!あぁーっ!…」
奥まで思いっきり打ちつける。何度も往復し、指で蕾をキュッと摘まみ、ミューは何度目かの絶頂を迎え深く眠るように意識を途切れさせた。
「俺のミュー…。愛してる。」
ミューの目頭に溜まった涙を舐めとり、唇へ触れるだけのキスをした。
朝日に照らされたミューの身体には、数えきれない程のキスマークが薔薇の花びらのように散っていた。我ながらミューへの執着心に苦笑してしまう。首筋や鎖骨、腕にも無数に散らばる赤はドレスから見えてしまうだろう。ふふ、これは…サーラに怒られそうだな。
ガウンを羽織り身支度を簡単に整えた所でドアがノックされる。
「やぁ、ハリー。一晩中覗いていたのかい?酷い顔だ。」
ドアの前で怒りの表情を隠そうともしないこいつもまた、ミューを産まれた時から見つめている者の一人だ。
「カイン様…やりすぎです。あんなに乱暴に…っ!!」
「ふふ、羨ましい?ミューは俺を沢山求めてくれたよ。ずっと見ていたならわかるだろ?ミューが求めたのはお前じゃない、俺だ。」
「っ……。サーラを寄越します。カイン様は自室で入浴をなさいませ。」
「わかったよ。…あぁそうだ、ハリー。サーラに謝っておいてくれ。少々跡をつけ過ぎた。ふふふ、ミューが余りにも可愛く鳴くから、止められなくてね。」
「……。失礼致します。」
足早に立ち去るハリーの後ろ姿を一瞥し、俺も自室へと足を進める。
ミューは誰にも渡さない。
誰にも…例え神様が相手だろうが、俺はミューを一生離さない。
ー・・・カインEND。
0
お気に入りに追加
586
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。
aika
恋愛
人類のほとんどが死滅し、女が数人しか生き残っていない世界。
生き残った繭(まゆ)は政府が運営する特別施設に迎えられ、たくさんの男性たちとひとつ屋根の下で暮らすことになる。
優秀な男性たちを集めて集団生活をさせているその施設では、一妻多夫制が取られ子孫を残すための営みが日々繰り広げられていた。
男性と比較して女性の数が圧倒的に少ないこの世界では、男性が妊娠できるように特殊な研究がなされ、彼らとの交わりで繭は多くの子を成すことになるらしい。
自分が担当する屋敷に案内された繭は、遺伝子的に優秀だと選ばれたイケメンたち数十人と共同生活を送ることになる。
【閲覧注意】※男性妊娠、悪阻などによる体調不良、治療シーン、出産シーン、複数プレイ、などマニアックな(あまりグロくはないと思いますが)描写が出てくる可能性があります。
たくさんのイケメン夫に囲まれて、逆ハーレムな生活を送りたいという女性の願望を描いています。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
異世界転移した心細さで買ったワンコインの奴隷が信じられない程好みドストライクって、恵まれすぎじゃないですか?
sorato
恋愛
休日出勤に向かう途中であった筈の高橋 菫は、気付けば草原のど真ん中に放置されていた。
わけも分からないまま、偶々出会った奴隷商人から一人の男を購入する。
※タイトル通りのお話。ご都合主義で細かいことはあまり考えていません。
あっさり日本人顔が最も美しいとされる美醜逆転っぽい世界観です。
ストーリー上、人を安値で売り買いする場面等がありますのでご不快に感じる方は読まないことをお勧めします。
小説家になろうさんでも投稿しています。ゆっくり更新です。
異世界転生先で溺愛されてます!
目玉焼きはソース
恋愛
異世界転生した18歳のエマが転生先で色々なタイプのイケメンたちから溺愛される話。
・男性のみ美醜逆転した世界
・一妻多夫制
・一応R指定にしてます
⚠️一部、差別的表現・暴力的表現が入るかもしれません
タグは追加していきます。
5人の旦那様と365日の蜜日【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
気が付いたら、前と後に入ってる!
そんな夢を見た日、それが現実になってしまった、メリッサ。
ゲーデル国の田舎町の商人の娘として育てられたメリッサは12歳になった。しかし、ゲーデル国の軍人により、メリッサは夢を見た日連れ去られてしまった。連れて来られて入った部屋には、自分そっくりな少女の肖像画。そして、その肖像画の大人になった女性は、ゲーデル国の女王、メリベルその人だった。
対面して初めて気付くメリッサ。「この人は母だ」と………。
※♡が付く話はHシーンです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる