【R18】101回目の転生～天然無自覚少女は溺愛に気付かない～

87.～ミュラを守る会～⭐

ﾒﾘｰ「ねぇエレクトラ、ミュラちゃんの件聞いたわよ。あの変態野郎はどうなったの？」

ﾃﾞｨｵｽ「メリー、変態野郎じゃない。クソ野郎だ。」

ｴﾚｸﾄﾗ「変態クソ野郎のポールは、ロレイル公爵家で働いていた期間の記憶を消したわよ。」

ﾉｷｼｰ「モチロンそれだけじゃないんでしょ？」

ｸﾛﾉｽ「消した記憶を補うように別の記憶を入れた。」

ｾﾞﾉﾝ「別の記憶って？」

ｸﾛﾉｽ「恋愛対象を変えたんだよ。魔獣にね。」

ﾛｷ「ﾋｭ～。相変わらず魔術団はぶっ飛んでるね～。」

ｴﾚｸﾄﾗ「あら、当然の報いよ。騎士団が家宅捜索をした報告書を見たら…ねぇ？」

ﾒﾘｰ「何が書いてあったの？」

ﾊｲﾄﾞ「姫があげたハンカチや、街で買った姫の姿絵に精液がべったりついていた。」

ｼｬﾙｶ「せっ…セイエキ…っ！？」

ﾒﾘｰ「うわぁ、気持ち悪い！！」

ﾊﾟﾘｽ「ちなみにハンカチや姿絵は騎士団が焼却処分済みよ。」

ﾊｲﾄﾞ「あとは姫を誘拐した後に使おうと思っていたのか、手錠や足枷、大人の玩具も見つかっている。」

ｼｬﾙｶ「お…大人のオモチャ…。」

ﾃﾞｨｵｽ「ポール、マジで変態クソ野郎だったな。」

ﾛｷ「ってか、ハイドがミュラの事を『姫』って呼んでるのもキモイ。」

ﾊｲﾄﾞ「姫は姫だ。」

ｾﾞﾉﾝ「で？恋愛対象が魔獣になるとどうなるんだ？」

ｸﾛﾉｽ「そりゃぁ、魔獣とシタくなるだろ。」

ﾉｷｼｰ「はぁ？」

ｴﾚｸﾄﾗ「だから、魔獣とエッチしたくなっちゃうようにしたのよ。」

ｼｬﾙｶ「魔獣とエッチ…」

ﾉｷｼｰ「ちょっとシャルカ！さっきから下ネタばかり拾って呟かないでよね。」

ｼｬﾙｶ「だってぇ～。」

ｾﾞﾉﾝ「魔獣と…できるのか？」

ｸﾛﾉｽ「できる訳ないだろ。でも、できるできないは問題じゃない。盛りのついた男の性的対象が魔獣になったらどうする？」

ﾒﾘｰ「う～ん、…会いに行く？」

ｸﾛﾉｽ「そう、魔獣に会いに行き襲いかかる。」

ｼｬﾙｶ「襲いかかる…」

ﾉｷｼｰ「だから、あんたって子は…(ｷﾞｭｳｩ)」

ｼｬﾙｶ「いひゃい～そんにゃにほっへたひっはらないれ～(痛い～そんなにほっぺた引っ張らないで～)」

ﾒﾘｰ「もぅ、うるさいわよシャルカ！」

ｼｬﾙｶ「(何で私だけ怒られるの…涙。)」

ﾃﾞｨｵｽ「丸腰の平民が魔獣に襲いかかったら危ないだろ。」

ｸﾛﾉｽ「ｸｸ。それが狙いに決まってるだろ。」

ﾊﾟﾘｽ「昨夜、王都の外れの森でポールが倒れているのを騎士団が発見したわ。」

ﾊｲﾄﾞ「恐らくズボンを下げて下半身丸出しの状態で魔獣に近づいたんだろう、かろうじて生きてはいたが片足とアレは食いちぎられていた。」

ｼｬﾙｶ「きゃぁ～(アレって…アレよね！？)」

ﾒﾘｰ「グロい…」

ﾃﾞｨｵｽ「でも、同じ事をミュラにしようとしてたと思うと同情できないな。」

ｸﾛﾉｽ「生きていたのは誤算だったな。しぶとい野郎だ。」

ｴﾚｸﾄﾗ「やっぱりもう少し強い魔法を使って、多少の怪我じゃ逃げないように麻痺させれば良かったのよ。」

ｸﾛﾉｽ「うん、調整の余地があるな。」

ﾉｷｼｰ「魔術団こわっ…」

ﾊｲﾄﾞ「これで姫の安全は守られたな。」

ﾛｷ「ミュラはお前の姫じゃない。」

ﾊｲﾄﾞ「姫は姫だ。」

ﾛｷ「あーはいはい。勝手にして。」