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85.~ルイズ&ハリーside~
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ルイズ「あのアレス王子がっ!(バンッ!)」
ハリー「落ち着いてください。そんなに強く机を叩いたら壊れてしまいますよ。」
ルイズ「はぁ…ガキ共にしてやられたな。そもそもあの時ハリーが止めたからこうなったんじゃないのか?サーラから緊急事態信号が出た時に俺が先にポールを処罰していれば…」
ハリー「いやいや、ルイズ様が行ったら殺してしまうでしょう。それに、転移魔法の方が早かったので、どちらにしても先を越されてましたよ。」
ルイズ「ふん、まぁ済んだ事は仕方ない。ポールの件、わかってるな?」
ハリー「はい、魔術団長と騎士団長にはポールの情報を渡しました。でも、良いのですか?」
ルイズ「何がだ?」
ハリー「ルイズ様が下した処罰以上になるかもしれませんよ?」
ルイズ「それで良いのだよ。自ら手を下すのは難しくなってしまったからな。あとは王家の犬共が速やかに消してくれるだろう。」
ハリー「怖いお人だ。」
ルイズ「だからお前もポールに手を出すなよ?」
ハリー「…勿論、承知しております。」
ルイズ「ハリー、瞳の色変わってるぞ」
ハリー「おや、わたくしとした事が…いけませんねぇ、年でしょうか?わたくしももう33歳ですからねぇ。」
ルイズ「半獣のお前にとってはまだ10代だろ。馬鹿を言うな。」
ハリー「半獣ですから…ちょっと寿命が長いだけで人間と変わりありませんよ。」
ルイズ「はぁ、いやだいやだ。お前の隣に並ぶと俺が老けてるみたいに見えるだろう。ちょっとは配慮しないか。」
ハリー「無茶を言いますねぇ。ルイズ様は十分お若いですよ。」
ルイズ「ふん、お世辞など嬉しくないわ。…なぁ、ハリー。」
ハリー「はい、何でしょう。」
ルイズ「お前の気持ちは解っているつもりだ。」
ハリー「はい?告白ですか?ルイズ様の事は我が主として尊敬はしておりますが、男性はちょっと…。」
ルイズ「茶化さなくていい、真剣な話だ。ミュラの事、大切なんだろう?」
ハリー「…勿論、大切ですよ。大切なお嬢様です。それ以上でも以下でもございません。第一、わたくしとは27歳も年の差があるのですよ?」
ルイズ「半獣といっても、お前は人の2倍程寿命があるだろう?その内気にならなくなる。」
ハリー「はは…ルイズ様何を仰りたいのか…。お嬢様をわたくしにくださるんですか?」
ルイズ「やらん!」
ハリー「ですよねぇ。では何故そんな事を?」
ルイズ「必死に誤魔化そうとしているお前にムカついただけだ。」
ハリー「…」
ルイズ「これは友人としての助言だ、ライバルは手強いぞ。モタモタしてると…」
ハリー「なぁ~に言ってるんですか!わたくしがミュラお嬢様を?…ぷくく…ははっ、そんな訳ないじゃないですか。」
ルイズ「お前なぁ、俺がせっかく…」
ハリー「そういう勘繰りは迷惑です。わたくしから見れば、寄って集って6歳の女の子に狂気的な愛情をそそいでおられる皆様の方が不思議ですよ。お嬢様はまだ幼い。確かに整った容姿をしているとは思いますが、それが恋愛対象にはなりませんねぇ。…それに、ルイズ様もご存知でしょう?わたくしが夜な夜な女遊びをしている事を。わたくしは恋だとか愛だとかは解りません。そういう感情が欠落してるのかもしれませんねぇ…。半獣ですから仕方ないのかもしれませんが。ははは。」
ルイズ「そんな悲しい顔で笑うな。」
ハリー「わたくしは悲しくなど…」
ルイズ「まぁ、いいさ。お前もいつか解るだろう。」
ハリー「…そうだといいのですがねぇ。」
ルイズ「ま、ミュラは誰にもやらんがな!」
ハリー「はいはい。親バカもここまでくると清々しいですね。」
ハリー「落ち着いてください。そんなに強く机を叩いたら壊れてしまいますよ。」
ルイズ「はぁ…ガキ共にしてやられたな。そもそもあの時ハリーが止めたからこうなったんじゃないのか?サーラから緊急事態信号が出た時に俺が先にポールを処罰していれば…」
ハリー「いやいや、ルイズ様が行ったら殺してしまうでしょう。それに、転移魔法の方が早かったので、どちらにしても先を越されてましたよ。」
ルイズ「ふん、まぁ済んだ事は仕方ない。ポールの件、わかってるな?」
ハリー「はい、魔術団長と騎士団長にはポールの情報を渡しました。でも、良いのですか?」
ルイズ「何がだ?」
ハリー「ルイズ様が下した処罰以上になるかもしれませんよ?」
ルイズ「それで良いのだよ。自ら手を下すのは難しくなってしまったからな。あとは王家の犬共が速やかに消してくれるだろう。」
ハリー「怖いお人だ。」
ルイズ「だからお前もポールに手を出すなよ?」
ハリー「…勿論、承知しております。」
ルイズ「ハリー、瞳の色変わってるぞ」
ハリー「おや、わたくしとした事が…いけませんねぇ、年でしょうか?わたくしももう33歳ですからねぇ。」
ルイズ「半獣のお前にとってはまだ10代だろ。馬鹿を言うな。」
ハリー「半獣ですから…ちょっと寿命が長いだけで人間と変わりありませんよ。」
ルイズ「はぁ、いやだいやだ。お前の隣に並ぶと俺が老けてるみたいに見えるだろう。ちょっとは配慮しないか。」
ハリー「無茶を言いますねぇ。ルイズ様は十分お若いですよ。」
ルイズ「ふん、お世辞など嬉しくないわ。…なぁ、ハリー。」
ハリー「はい、何でしょう。」
ルイズ「お前の気持ちは解っているつもりだ。」
ハリー「はい?告白ですか?ルイズ様の事は我が主として尊敬はしておりますが、男性はちょっと…。」
ルイズ「茶化さなくていい、真剣な話だ。ミュラの事、大切なんだろう?」
ハリー「…勿論、大切ですよ。大切なお嬢様です。それ以上でも以下でもございません。第一、わたくしとは27歳も年の差があるのですよ?」
ルイズ「半獣といっても、お前は人の2倍程寿命があるだろう?その内気にならなくなる。」
ハリー「はは…ルイズ様何を仰りたいのか…。お嬢様をわたくしにくださるんですか?」
ルイズ「やらん!」
ハリー「ですよねぇ。では何故そんな事を?」
ルイズ「必死に誤魔化そうとしているお前にムカついただけだ。」
ハリー「…」
ルイズ「これは友人としての助言だ、ライバルは手強いぞ。モタモタしてると…」
ハリー「なぁ~に言ってるんですか!わたくしがミュラお嬢様を?…ぷくく…ははっ、そんな訳ないじゃないですか。」
ルイズ「お前なぁ、俺がせっかく…」
ハリー「そういう勘繰りは迷惑です。わたくしから見れば、寄って集って6歳の女の子に狂気的な愛情をそそいでおられる皆様の方が不思議ですよ。お嬢様はまだ幼い。確かに整った容姿をしているとは思いますが、それが恋愛対象にはなりませんねぇ。…それに、ルイズ様もご存知でしょう?わたくしが夜な夜な女遊びをしている事を。わたくしは恋だとか愛だとかは解りません。そういう感情が欠落してるのかもしれませんねぇ…。半獣ですから仕方ないのかもしれませんが。ははは。」
ルイズ「そんな悲しい顔で笑うな。」
ハリー「わたくしは悲しくなど…」
ルイズ「まぁ、いいさ。お前もいつか解るだろう。」
ハリー「…そうだといいのですがねぇ。」
ルイズ「ま、ミュラは誰にもやらんがな!」
ハリー「はいはい。親バカもここまでくると清々しいですね。」
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