【R18】25歳のチビでポッチャリな私は転移した異世界で子供扱いされて困ってます！

25歳のチビでポッチャリな私は転移した異世界で子供扱いされて困ってます！

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また抱っこされたままぼんやりしていると一つの箱を取り出して私に渡してきた。



「これは？」



「開けてごらん？」



そう言われて蓋を開けると中には大きなエメラルドがあしらわれた品のいいネックレスが入っていた。



「綺麗だね」



思わず呟くと笑顔のジョナサンが明日はこれを付けけてお城に行こうねって言う。

でも私には少し大きすぎると言うかチェーン部分が長いから部屋に戻って調整しようということになった。

元の持ち主はジョナサンのお祖母さんで、なんと隣国の王女様だったんだって。

すごい。

ジョナサンもアッパークラスじゃん。

益々私なんか場違いだと思う。



その日も昼食と夕飯はテーブルマナーに気を付けながら食べた。

明日の謁見が終わった後にお城で王様とランチをご一緒するらしくって、きっとマナーばっかり気になって味なんか感じられないんだろうなって不安でいっぱい。



明日に備えてさっさと寝ることにした。

朝目覚めるとやっぱりジョナサンはベッド脇の椅子に座っていてこちらを見ていた。

気にしたら負けだと無視して洗面台に向かう。

すると後ろから抱き締められて抱えあげられてしまう。

普通に抱き締めただけだと私はジョナサンのお腹辺りまでしか身長がないからかなり前屈みにならないといけないとは思うけど、だからっていちいち持ち上げなくても……。

持ち上げられれば歩いていたのも必然的に止められるし、本当起きてる間は床に足が着いている時間より抱き上げられてる時間の方が長いんじゃないの？って思いたくなる。



そのまま私の髪に顔を埋めて深く息を吸い込んだ。



「はぁ……ミクは何て甘い香りがするんだ。今すぐにでもこの柔肌にむしゃぶりつきたい……」



しかも何か言ってる！

このままじゃ私の貞操の危機かも！



「ジョナサン！　何してるの？　やめて！」



声を張り上げて降りようと暴れるけどがっちりと抱き込まれてしまって身動きが取れない。



「ネネさ～ん！」



思わずネネさんに助けを求めて大きな声を出すとジョナサンは



「ミクが城に行ってたくさんの人に見られたら、他の誰かに盗られるんじゃないかって不安なんだ。俺にはミクしかいないけど、ミクにはたくさんの求婚者が現れると思うと……」



すごく思い詰めた表情で私のことを更に優しく抱き締めた。

ジョナサンはモテると思うし、私だけってことはないと思うんだけどなぁ。

前に疑問に思ったことを訊ねる。



「あのさ、ジョナサンは私が小さいから好きになったんでしょ？　もし目の前に私より小さくて可愛い女の人が現れたらそっちを好きになるんじゃない？　だって小さくて可愛い女の人に庇護欲が掻き立てられるんだよね？」



ジョナサンは一瞬傷付いた様な表情を見せたが、真剣な表情で謝ってきた。