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本編
塔の晩餐会(前)
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もうすぐ奴らがやって来る時間だ。
王様も来るからとポワソン少年は俺を着飾らせたいようだけど、俺としては別段歓迎してる訳でもないのにそこまでする必要はないと断固拒否をしている。
それでもさすがに王様ファミリーを迎えるのだから、部屋着で出迎える訳にはいかない。
妥協点として、肌触りの良い襟付き白シャツに濃いグレーのカーディガンと黒いスラックスといった、いつもの適当な恰好よりは小奇麗にしている。
セインが訪問者の来訪を教えてくれたから確認すると、約束の時間より早めに来たのはルシアンだった。
少しルシアンの体調とか様子も見たかったから、先に入ってもらうことにした。
食事をする部屋とは別の、普段俺が寝ている部屋に案内する。
勿論セインにはすぐ側で見張ってもらっているから、万が一何かあった場合の対応は任せている。
まあ、最近のコイツの様子を見る限り、いきなり押し倒したりはされないとは思うけど、寝室ではあるから一応警戒してる。
――前科があるからな。
ポワソン少年の案内で俺の部屋に入ったルシアンは、俺の顔を見た途端に涙を流した……。
泣くというよりも、一筋の涙が頬を伝うような感じかな?
いきなりの涙にびっくりして、どうしたのか聞いたんだけど、肝心のルシアンは静かに首を振るだけで何も答えない。
困った俺は、とりあえず座るように促した。
小さなテーブルを挟んで対面になるように座らせる。
夕食前だから、ポワソン少年には紅茶だけを用意してもらった。
パッと見た感じは、少し元気はなさそうだったけど、前ほど衰弱はしていなさそうでホッと胸を撫でおろした。
「ルシアン、今日はちゃんとご飯食べたか?」
座っても黙りこくって俯いているだけでは埒が明かないから聞いてみた。
今日の朝食は俺特製のフレンチトーストで、昼食にはトマトとシーフードのパスタを届けてもらっているから、ちゃんと食べたかどうかを聞きたかったんだ。
届けてくれたポワソン少年からは、ルシアンが泣きながら受け取っていたとは聞いていたけど、やっぱり食べる本人の口から聞きたいじゃん?
俺も同じ物食べて美味しかったって思ったけど、味の感想も感想も聞きたいし。
「姫……」
「美味かったか?」
「はい。とても美しくて食べてしまうのが惜しいほどでした」
「ご飯は食べてなんぼなんだからな? まさか魔法で冷凍して保存とかしてないよな?」
「その手がありましたか!」
ハッとしたように顔を上げたルシアンが可笑しくて思わず声を出して笑ってしまった。
急に笑い出した俺が、何に対して笑ったのか分かってないルシアンは、キョトンとした顔で首を傾げていた。
――コイツはそうだよなとしみじみ思う。
まだ付き合いこそ短いけど、コイツがどんな奴だかは少しだけ分かった気がする。
最初こそ強引な変態野郎だったけど、塔に籠ってちゃんと話をしてみれば、真面目で不器用な奴だってことが良く分かった。
誰にも隙を見せずに第一王子としてずっと頑張ってきたんだ。
コイツはマリオンみたいに適度に遊んで息抜きなんて出来ないほど真面目過ぎる性格なんだ。
そんなコイツの唯一の息抜きが、精霊姫の絵本を読むことだったっていうんだから、いざ目の前にした精霊姫に執着しちゃう気持ちも、今ならほんの少しは分かるかもしれない。
だからと言ってコイツのやったことは、誘拐監禁強姦未遂であって簡単に許せる物ではないんだけど……。
「それで、美味かったか? ちゃんと全部食べられたのか?」
「ポワソンからも冷めないうちに食べるように言われましたので、ありがたく頂きました。姫の優しさで胸がいっぱいでしたが、私の健康を考えて作ってくださったと聞いておりましたから、一口一口大事に味わって食べさせていただきました。体に染みわたるような姫の優しさに包まれたようでとても幸福でした」
大袈裟だとは思ったけど、うっとりと感動したみたいな表情をしているコイツは、本心からそう思っているのだということは分かる。
「ちゃんと食べられたんなら良かったよ。ルシアンはいつもお城の豪華なご飯を食べてるから、俺の作った庶民料理が口に合うとは思えないけど、何も食べないよりはマシだろ?」
「とんでもない‼ 姫の作ってくださった物は、私が今まで生きてきて食べた物の中でも断トツで美味しい物でした。特に昨晩頂いたハンバーガーという物は美味しすぎて感動してしまいました‼」
「確かに昨日のハンバーガーは美味かったな。そんなに気に入ったならまた作ってやるよ。俺もたまにはああいうジャンクフード食べたくなるし」
「ジャンクフードというものがどういった物なのかは分かりませんが、姫が大変でなければ是非また食べたいです!」
食い気味にいうもんだから、よっぽど美味かったんだなと俺も満足した。
それから他の二人が来るまで、色の薄くなってきたルシアンの魔石に魔力を籠めてもらったり喋ったりして時間を過ごした。
控えめに手だけ握らせてもらえないかって言われたから「いいよ」って答えた。
手を握られることにはもう何の抵抗もないしな。
そろそろとゆっくり俺の顔を窺いながら手を伸ばしてくるのがもどかしくって、今日は俺から手を握ってやった。
そしたら、まさか俺から握ってくるとは思わなかったみたいで、びっくりして握った手が固まってたから、ちょっといたずら心っていうかからかってみたくなって、指を絡ませるように繋いでみた。
――いわゆる恋人繋ぎってやつね。
意識したのかルシアンの指がピンと伸びてたから、もう片方の手で指を折り曲げて覆ってやった。
まあ両方の手でルシアンの片手を握りしめるような構図だな。
そしたら顔を真っ赤にして、そっともう片方の手を添えてきた。
あれだけ変態なことをしてきてた癖に、俺から手を握るくらいでこんな初心な反応をするのは何かズルいな……。
認めたくはないけど、ちょっとだけ可愛いかもしれないって思っちゃうじゃんか。
ルシアンの方が、俺より4歳も年上なんだけどな。
添えた方の手がすりすりと俺の手の甲を撫でてきて擽ったかったけど、別に嫌ではなかったからそのままにしてた。
また少し話していたら、自分の欲求のまま精霊姫様を召喚してしまい、申し訳ありませんでしたって改めて謝られた。
それに関しては俺からは何も言うことはない。
ノーコメントだ。
小さな頃から、精霊姫は現れたら王家に嫁ぐものだって聞いて育ってきたんだから仕方ない部分もあるしな。
それでも今まで育った世界の全てをいきなり奪われた俺からすれば簡単には許すことは出来ないし、一生引きずるようなものではあるから、全てを許して受け入れることは出来ないことは分かって欲しいということは伝えた。
まあ一番悪いのは精霊王だと思うしな!
愛し子を作って精霊姫としてこの国の王族に嫁がせるっていうシステムは、精霊王が始めたことだからな!
セインがマリオンと王様が来たって教えてくれたから、俺たちは食事をする部屋に移ることにした。
ルシアンが名残惜しそうに俺の手を握っていたから、「ほら、行くぞ」と声を掛けた。
そしたら手を放す前に、そのまま俺の前に跪いくと手の甲に軽く口付けをした。
不意打ちのこの行動には少しドキリとしてしまって、少し顔が赤くなったかもしれない。
だって、こんなの絵本の中の王子様そのものだし……。
「姫、私の姫に対するこの気持ちは一生涯変わることがありません。受け入れて欲しいとは言いません。ただ知っていて頂きたいのです。私が姫のことを心から愛しお慕いしているということを」
ルシアンはそれだけ言うと、俺の手を離して先に部屋を出て行ってしまった。
残された俺は、ドキドキと高鳴ってしまった鼓動を落ち着かせるように深呼吸してから、食事をする部屋に向かった。
王様も来るからとポワソン少年は俺を着飾らせたいようだけど、俺としては別段歓迎してる訳でもないのにそこまでする必要はないと断固拒否をしている。
それでもさすがに王様ファミリーを迎えるのだから、部屋着で出迎える訳にはいかない。
妥協点として、肌触りの良い襟付き白シャツに濃いグレーのカーディガンと黒いスラックスといった、いつもの適当な恰好よりは小奇麗にしている。
セインが訪問者の来訪を教えてくれたから確認すると、約束の時間より早めに来たのはルシアンだった。
少しルシアンの体調とか様子も見たかったから、先に入ってもらうことにした。
食事をする部屋とは別の、普段俺が寝ている部屋に案内する。
勿論セインにはすぐ側で見張ってもらっているから、万が一何かあった場合の対応は任せている。
まあ、最近のコイツの様子を見る限り、いきなり押し倒したりはされないとは思うけど、寝室ではあるから一応警戒してる。
――前科があるからな。
ポワソン少年の案内で俺の部屋に入ったルシアンは、俺の顔を見た途端に涙を流した……。
泣くというよりも、一筋の涙が頬を伝うような感じかな?
いきなりの涙にびっくりして、どうしたのか聞いたんだけど、肝心のルシアンは静かに首を振るだけで何も答えない。
困った俺は、とりあえず座るように促した。
小さなテーブルを挟んで対面になるように座らせる。
夕食前だから、ポワソン少年には紅茶だけを用意してもらった。
パッと見た感じは、少し元気はなさそうだったけど、前ほど衰弱はしていなさそうでホッと胸を撫でおろした。
「ルシアン、今日はちゃんとご飯食べたか?」
座っても黙りこくって俯いているだけでは埒が明かないから聞いてみた。
今日の朝食は俺特製のフレンチトーストで、昼食にはトマトとシーフードのパスタを届けてもらっているから、ちゃんと食べたかどうかを聞きたかったんだ。
届けてくれたポワソン少年からは、ルシアンが泣きながら受け取っていたとは聞いていたけど、やっぱり食べる本人の口から聞きたいじゃん?
俺も同じ物食べて美味しかったって思ったけど、味の感想も感想も聞きたいし。
「姫……」
「美味かったか?」
「はい。とても美しくて食べてしまうのが惜しいほどでした」
「ご飯は食べてなんぼなんだからな? まさか魔法で冷凍して保存とかしてないよな?」
「その手がありましたか!」
ハッとしたように顔を上げたルシアンが可笑しくて思わず声を出して笑ってしまった。
急に笑い出した俺が、何に対して笑ったのか分かってないルシアンは、キョトンとした顔で首を傾げていた。
――コイツはそうだよなとしみじみ思う。
まだ付き合いこそ短いけど、コイツがどんな奴だかは少しだけ分かった気がする。
最初こそ強引な変態野郎だったけど、塔に籠ってちゃんと話をしてみれば、真面目で不器用な奴だってことが良く分かった。
誰にも隙を見せずに第一王子としてずっと頑張ってきたんだ。
コイツはマリオンみたいに適度に遊んで息抜きなんて出来ないほど真面目過ぎる性格なんだ。
そんなコイツの唯一の息抜きが、精霊姫の絵本を読むことだったっていうんだから、いざ目の前にした精霊姫に執着しちゃう気持ちも、今ならほんの少しは分かるかもしれない。
だからと言ってコイツのやったことは、誘拐監禁強姦未遂であって簡単に許せる物ではないんだけど……。
「それで、美味かったか? ちゃんと全部食べられたのか?」
「ポワソンからも冷めないうちに食べるように言われましたので、ありがたく頂きました。姫の優しさで胸がいっぱいでしたが、私の健康を考えて作ってくださったと聞いておりましたから、一口一口大事に味わって食べさせていただきました。体に染みわたるような姫の優しさに包まれたようでとても幸福でした」
大袈裟だとは思ったけど、うっとりと感動したみたいな表情をしているコイツは、本心からそう思っているのだということは分かる。
「ちゃんと食べられたんなら良かったよ。ルシアンはいつもお城の豪華なご飯を食べてるから、俺の作った庶民料理が口に合うとは思えないけど、何も食べないよりはマシだろ?」
「とんでもない‼ 姫の作ってくださった物は、私が今まで生きてきて食べた物の中でも断トツで美味しい物でした。特に昨晩頂いたハンバーガーという物は美味しすぎて感動してしまいました‼」
「確かに昨日のハンバーガーは美味かったな。そんなに気に入ったならまた作ってやるよ。俺もたまにはああいうジャンクフード食べたくなるし」
「ジャンクフードというものがどういった物なのかは分かりませんが、姫が大変でなければ是非また食べたいです!」
食い気味にいうもんだから、よっぽど美味かったんだなと俺も満足した。
それから他の二人が来るまで、色の薄くなってきたルシアンの魔石に魔力を籠めてもらったり喋ったりして時間を過ごした。
控えめに手だけ握らせてもらえないかって言われたから「いいよ」って答えた。
手を握られることにはもう何の抵抗もないしな。
そろそろとゆっくり俺の顔を窺いながら手を伸ばしてくるのがもどかしくって、今日は俺から手を握ってやった。
そしたら、まさか俺から握ってくるとは思わなかったみたいで、びっくりして握った手が固まってたから、ちょっといたずら心っていうかからかってみたくなって、指を絡ませるように繋いでみた。
――いわゆる恋人繋ぎってやつね。
意識したのかルシアンの指がピンと伸びてたから、もう片方の手で指を折り曲げて覆ってやった。
まあ両方の手でルシアンの片手を握りしめるような構図だな。
そしたら顔を真っ赤にして、そっともう片方の手を添えてきた。
あれだけ変態なことをしてきてた癖に、俺から手を握るくらいでこんな初心な反応をするのは何かズルいな……。
認めたくはないけど、ちょっとだけ可愛いかもしれないって思っちゃうじゃんか。
ルシアンの方が、俺より4歳も年上なんだけどな。
添えた方の手がすりすりと俺の手の甲を撫でてきて擽ったかったけど、別に嫌ではなかったからそのままにしてた。
また少し話していたら、自分の欲求のまま精霊姫様を召喚してしまい、申し訳ありませんでしたって改めて謝られた。
それに関しては俺からは何も言うことはない。
ノーコメントだ。
小さな頃から、精霊姫は現れたら王家に嫁ぐものだって聞いて育ってきたんだから仕方ない部分もあるしな。
それでも今まで育った世界の全てをいきなり奪われた俺からすれば簡単には許すことは出来ないし、一生引きずるようなものではあるから、全てを許して受け入れることは出来ないことは分かって欲しいということは伝えた。
まあ一番悪いのは精霊王だと思うしな!
愛し子を作って精霊姫としてこの国の王族に嫁がせるっていうシステムは、精霊王が始めたことだからな!
セインがマリオンと王様が来たって教えてくれたから、俺たちは食事をする部屋に移ることにした。
ルシアンが名残惜しそうに俺の手を握っていたから、「ほら、行くぞ」と声を掛けた。
そしたら手を放す前に、そのまま俺の前に跪いくと手の甲に軽く口付けをした。
不意打ちのこの行動には少しドキリとしてしまって、少し顔が赤くなったかもしれない。
だって、こんなの絵本の中の王子様そのものだし……。
「姫、私の姫に対するこの気持ちは一生涯変わることがありません。受け入れて欲しいとは言いません。ただ知っていて頂きたいのです。私が姫のことを心から愛しお慕いしているということを」
ルシアンはそれだけ言うと、俺の手を離して先に部屋を出て行ってしまった。
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