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第一章 こどものくにへの招待状
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そうしてオレたちは、それぞれのやりたいことに向かって解散した。
歩きながら、みんなで遊園地に行ってみようとか、映画を見ようとか、いろんな話が出たけど、一か月もあるんだからそんなのいつでもできるよなって話になった。
それよりもみんなそわそわしてて。
もっともっと、普段からやってみたいことが頭にちらついてたんだと思う。
オレも同じだ。
自由になったら一番にやりたいこと。
もちろん、ゲームだ!
そんなのいつもやってることじゃん! て実莉衣なら言うかもしれない。
だけどそうじゃない。
遊園地とか、映画のほうが、ここじゃなくてもできる。
ここには大人がいない。親がいない。
そんな今しか絶対にできないことがあるから、みんな遊園地にも映画にも興味を示さなかったんだろう?
普段の生活の中でできないこと。
これが一番の憧れで、それができないことが何よりのストレスでもあり。
だからこそ、真っ先に思い浮かぶんだ。
『ゲームのやりすぎよ! 目が悪くなるわ!』
『勉強は? 手伝いは? やることをやってからでしょ!』
そんなことを言って邪魔するお母さんは、今はいないんだから。
好きなだけ、好きなようにできる。こんな天国はない!
ダッシュで帰るとオレは、すぐにテレビをつけて、ゲームのスイッチを入れた。
それからゲームが起動するまでに、あっ! と思いついて台所に行く。
冷蔵庫からジュースを大きなペットボトルごと出して、それからそれから――よし、これにしよう! スナック菓子を一袋と、小さいチョコのお菓子を手に持てるだけ掴んで、だだだだっと走ってリビングに持って行く。
『ジュースはコップについで飲みなさい!』
『スナック菓子を一人で一袋食べるなんてダメよ、健康に悪いわ!』
『家の中で走らない!』
なーんてことも言われない。
今この家では、テレビがゲームのスタート画面を映して待っているだけだ。
「待たせたな。今日こそクリアしてやるぜ!」
だって、今日は何時間でもできる!
いいところで、いい加減にしなさいって怒られて電源を消されることもない。
早く風呂に入れってせっつかれなくても済む。
ご飯の時間だって、家族に合わせなくていい。お腹が空いたら食べればいい。
ぜーんぶ、ぜーんぶ自由!
わくわくとコントローラーを手に持って、スタートボタンを押す。
だけどオレは、「あれ?」って首を傾げた。
セーブデータが、ない。消えている。
そしてはっと思い出した。
そうだよ、昨日お母さんにゲームの途中で消されたから、きっとそれでおかしくなったんだ。
いつもなら、「お母さんのバカヤロウ!」って怒るところだったけど、今日のオレは心が広い。
だって、一か月もあるんだからな。しかも、一日中やり放題!
最初からやり直したって、余裕でクリアできる。
よーし。今日は絶対に小ボスの城まで攻略してやるぜ!
そうしてオレはお腹が空けばお菓子を食べて、喉が渇けばジュースを飲んだ。
立ち上がるのはトイレに行くときだけ。
あっという間に外が薄暗くなったけど、電気もつけないままオレはゲームに夢中になった。
やっと画面から目を離したのは、チャイムが鳴った時。
一瞬ドキッとしたけど、そうだった、この世界にはお父さんもお母さんもいないんだった。
あいつらが遊びにきたのかなと思ってドアを開ければ、穂乃果と実莉衣が立っていた。
「おお、どうしたんだ?」
「これ、実莉衣と、作ったの。ずっとゲームしてて、まともに食べて、ないんでしょ?」
穂乃果が渡してきたのはお皿に盛られたカレーライスだった。ラップをした上にスプーンまでつけてくれている。
「作ったのか? ラッキー、ありがとな」
「ラッキー、って……。スバルってほっといたら飢え死にしそうよね。穂乃果が心配するのもわかるわー」
「腹が減ったらお菓子とかジュースがあるし、カップラーメンだってあるし。平気だって」
「うっわ、不健康~」
「ここは仮想の世界なんだから、何食べたって関係ないだろ?」
実莉衣とオレの会話に、穂乃果はふふふ、と笑った。
「でも私は、お喋りしながら、二人でお料理するの、楽しかったから。いつもは、自由に台所も使わせてもらえないし。お泊り会も、初めて」
「そうだよな。オレも夜になるのも気にしないでいつまででも遊んでられるなんて、サイコーだぜ!」
穂乃果が楽しそうに笑っているのを見ると、やっぱりみんなを誘ってここに来てよかったなって思う。
「じゃあカレー冷めちゃうから、あたしたちは行くね!」
「あ、わたし、スバルにちょっと、その、聞きたいことが……」
穂乃果がもごもごと口ごもれば、実莉衣は何かピーンときたように「はっは~ん」と笑って、にやりとした。
「オーケーオーケー! あたしは先に穂乃果んちにもどってるから。ごゆっくり~」
ひらひらと手を振って隣の穂乃果の家に入って行く実莉衣に、穂乃果は「もう……」とため息を吐いて見送った。
だけどオレを振り向いた顔は、ちょっとくもっていた。
「なんだ? 聞きたいことって」
「あ、うん。気になることがあって……。実莉衣ちゃんの前では話しにくかったから」
え? なんだよ、それって。
いやいや、穂乃果に限ってそんなことあるわけない。
オレたちは幼馴染で仲も良かったけど、だからって別に、そんな――
とか思ってちょっと慌てかけたオレに、穂乃果はちょんちょん、とオレが手に持ったカレーの皿を指さした。
「ね、これ、匂い、嗅いでみて」
「え?」
どういうことだ?
とまどっているうちに穂乃果がラップをめくれば、知っている匂いが漂った。
「うん、カレーだな。普通にカレーの匂いがするな。匂いだけでも既にうまそうだぞ」
「じゃあ、ちょっと食べてみて?」
「ええ? ここで?」
「うん」
おいしいかどうか、感想が聞きたかったのか?
それで実莉衣の前じゃ本音を言いにくいと思ったのか。
納得して、スプーンで一口すくって口に入れると、うん、食べたことがあるカレーの味だ。
「うん、うまいよ」
「そう? 変な味しない?」
「え。なんだよ、それ」
「実はそれ、隠し味に、チョコレート入れてるんだ」
「はああ? うげっ、あまっ! あとから甘さがきた! なんでそんな変なもの入れるんだよ?!」
「ふふふ! 隠し味だもん、甘い味なんて、するわけないよ。チョコレートをひとかけ入れると、コクが出るって聞いたことがあって、試してみたかったんだ。味は、普通のはずだよ」
「でもさっきは確かに甘い味がしたんだけどな……」
「うん。ってことは、やっぱりここは、仮想の世界、なんだね」
にこっと笑った穂乃果に、オレは戸惑った。
「え? え? どういうことだ?」
「きっと、スバルの中の、記憶から、味を再現してるんだよ。甘いって思ったら甘い。カレーだって思って食べたら、カレー」
なるほど。作った穂乃果は味を知っている。だからオレで実験したかったのか。
「さっき晴樹くんの家で、もしもここが本当は現実の世界だったら、って考えちゃって、実莉衣ちゃんもちょっと不安そうだったから、確かめておきたかったの」
そっか。
オレはさっき、勢いとノリでごまかすみたいにしちゃったけど、やっぱり穂乃果は不安だったんだ。
「ごめん、穂乃果。さっき、適当なこと言っちゃって」
オレが黙っていれば、きっと裕太が『ここが仮想世界である証拠』なんて簡単にいくつも示してくれただろうに。
連れてきた責任がある、とか、そんなのオレの言い訳だ。
責められたくなかっただけなんだって気が付いた。
だけど穂乃果は、ううん、って笑って首を振った。
「連れてきてくれてありがとう、スバル。仮想の世界なら、とことん楽しもうね」
「そうだな。いくら夏休みみたいに時間があったって、子どものうちは完全な自由にはなれない。こんなの二度とないもんな」
穂乃果が笑って家へと戻って行くのを見届けたオレは、カレーを持ってリビングに戻った。
そうだ、ゲームが途中だったんだ!
オレはカレーを口いっぱいに詰め込んで、もぐもぐと噛んでいる間にコントローラーを持つ。
ゲームをしながらご飯を食べるなんて、お母さんがいたら絶対できないことだ。
だけどいつの間にかゲームに夢中になっていて、カレーは冷めてしまっていた。
それだけじゃない。おいしかったのか、チョコの味がしたのかどうかも、オレは覚えていなかった。
歩きながら、みんなで遊園地に行ってみようとか、映画を見ようとか、いろんな話が出たけど、一か月もあるんだからそんなのいつでもできるよなって話になった。
それよりもみんなそわそわしてて。
もっともっと、普段からやってみたいことが頭にちらついてたんだと思う。
オレも同じだ。
自由になったら一番にやりたいこと。
もちろん、ゲームだ!
そんなのいつもやってることじゃん! て実莉衣なら言うかもしれない。
だけどそうじゃない。
遊園地とか、映画のほうが、ここじゃなくてもできる。
ここには大人がいない。親がいない。
そんな今しか絶対にできないことがあるから、みんな遊園地にも映画にも興味を示さなかったんだろう?
普段の生活の中でできないこと。
これが一番の憧れで、それができないことが何よりのストレスでもあり。
だからこそ、真っ先に思い浮かぶんだ。
『ゲームのやりすぎよ! 目が悪くなるわ!』
『勉強は? 手伝いは? やることをやってからでしょ!』
そんなことを言って邪魔するお母さんは、今はいないんだから。
好きなだけ、好きなようにできる。こんな天国はない!
ダッシュで帰るとオレは、すぐにテレビをつけて、ゲームのスイッチを入れた。
それからゲームが起動するまでに、あっ! と思いついて台所に行く。
冷蔵庫からジュースを大きなペットボトルごと出して、それからそれから――よし、これにしよう! スナック菓子を一袋と、小さいチョコのお菓子を手に持てるだけ掴んで、だだだだっと走ってリビングに持って行く。
『ジュースはコップについで飲みなさい!』
『スナック菓子を一人で一袋食べるなんてダメよ、健康に悪いわ!』
『家の中で走らない!』
なーんてことも言われない。
今この家では、テレビがゲームのスタート画面を映して待っているだけだ。
「待たせたな。今日こそクリアしてやるぜ!」
だって、今日は何時間でもできる!
いいところで、いい加減にしなさいって怒られて電源を消されることもない。
早く風呂に入れってせっつかれなくても済む。
ご飯の時間だって、家族に合わせなくていい。お腹が空いたら食べればいい。
ぜーんぶ、ぜーんぶ自由!
わくわくとコントローラーを手に持って、スタートボタンを押す。
だけどオレは、「あれ?」って首を傾げた。
セーブデータが、ない。消えている。
そしてはっと思い出した。
そうだよ、昨日お母さんにゲームの途中で消されたから、きっとそれでおかしくなったんだ。
いつもなら、「お母さんのバカヤロウ!」って怒るところだったけど、今日のオレは心が広い。
だって、一か月もあるんだからな。しかも、一日中やり放題!
最初からやり直したって、余裕でクリアできる。
よーし。今日は絶対に小ボスの城まで攻略してやるぜ!
そうしてオレはお腹が空けばお菓子を食べて、喉が渇けばジュースを飲んだ。
立ち上がるのはトイレに行くときだけ。
あっという間に外が薄暗くなったけど、電気もつけないままオレはゲームに夢中になった。
やっと画面から目を離したのは、チャイムが鳴った時。
一瞬ドキッとしたけど、そうだった、この世界にはお父さんもお母さんもいないんだった。
あいつらが遊びにきたのかなと思ってドアを開ければ、穂乃果と実莉衣が立っていた。
「おお、どうしたんだ?」
「これ、実莉衣と、作ったの。ずっとゲームしてて、まともに食べて、ないんでしょ?」
穂乃果が渡してきたのはお皿に盛られたカレーライスだった。ラップをした上にスプーンまでつけてくれている。
「作ったのか? ラッキー、ありがとな」
「ラッキー、って……。スバルってほっといたら飢え死にしそうよね。穂乃果が心配するのもわかるわー」
「腹が減ったらお菓子とかジュースがあるし、カップラーメンだってあるし。平気だって」
「うっわ、不健康~」
「ここは仮想の世界なんだから、何食べたって関係ないだろ?」
実莉衣とオレの会話に、穂乃果はふふふ、と笑った。
「でも私は、お喋りしながら、二人でお料理するの、楽しかったから。いつもは、自由に台所も使わせてもらえないし。お泊り会も、初めて」
「そうだよな。オレも夜になるのも気にしないでいつまででも遊んでられるなんて、サイコーだぜ!」
穂乃果が楽しそうに笑っているのを見ると、やっぱりみんなを誘ってここに来てよかったなって思う。
「じゃあカレー冷めちゃうから、あたしたちは行くね!」
「あ、わたし、スバルにちょっと、その、聞きたいことが……」
穂乃果がもごもごと口ごもれば、実莉衣は何かピーンときたように「はっは~ん」と笑って、にやりとした。
「オーケーオーケー! あたしは先に穂乃果んちにもどってるから。ごゆっくり~」
ひらひらと手を振って隣の穂乃果の家に入って行く実莉衣に、穂乃果は「もう……」とため息を吐いて見送った。
だけどオレを振り向いた顔は、ちょっとくもっていた。
「なんだ? 聞きたいことって」
「あ、うん。気になることがあって……。実莉衣ちゃんの前では話しにくかったから」
え? なんだよ、それって。
いやいや、穂乃果に限ってそんなことあるわけない。
オレたちは幼馴染で仲も良かったけど、だからって別に、そんな――
とか思ってちょっと慌てかけたオレに、穂乃果はちょんちょん、とオレが手に持ったカレーの皿を指さした。
「ね、これ、匂い、嗅いでみて」
「え?」
どういうことだ?
とまどっているうちに穂乃果がラップをめくれば、知っている匂いが漂った。
「うん、カレーだな。普通にカレーの匂いがするな。匂いだけでも既にうまそうだぞ」
「じゃあ、ちょっと食べてみて?」
「ええ? ここで?」
「うん」
おいしいかどうか、感想が聞きたかったのか?
それで実莉衣の前じゃ本音を言いにくいと思ったのか。
納得して、スプーンで一口すくって口に入れると、うん、食べたことがあるカレーの味だ。
「うん、うまいよ」
「そう? 変な味しない?」
「え。なんだよ、それ」
「実はそれ、隠し味に、チョコレート入れてるんだ」
「はああ? うげっ、あまっ! あとから甘さがきた! なんでそんな変なもの入れるんだよ?!」
「ふふふ! 隠し味だもん、甘い味なんて、するわけないよ。チョコレートをひとかけ入れると、コクが出るって聞いたことがあって、試してみたかったんだ。味は、普通のはずだよ」
「でもさっきは確かに甘い味がしたんだけどな……」
「うん。ってことは、やっぱりここは、仮想の世界、なんだね」
にこっと笑った穂乃果に、オレは戸惑った。
「え? え? どういうことだ?」
「きっと、スバルの中の、記憶から、味を再現してるんだよ。甘いって思ったら甘い。カレーだって思って食べたら、カレー」
なるほど。作った穂乃果は味を知っている。だからオレで実験したかったのか。
「さっき晴樹くんの家で、もしもここが本当は現実の世界だったら、って考えちゃって、実莉衣ちゃんもちょっと不安そうだったから、確かめておきたかったの」
そっか。
オレはさっき、勢いとノリでごまかすみたいにしちゃったけど、やっぱり穂乃果は不安だったんだ。
「ごめん、穂乃果。さっき、適当なこと言っちゃって」
オレが黙っていれば、きっと裕太が『ここが仮想世界である証拠』なんて簡単にいくつも示してくれただろうに。
連れてきた責任がある、とか、そんなのオレの言い訳だ。
責められたくなかっただけなんだって気が付いた。
だけど穂乃果は、ううん、って笑って首を振った。
「連れてきてくれてありがとう、スバル。仮想の世界なら、とことん楽しもうね」
「そうだな。いくら夏休みみたいに時間があったって、子どものうちは完全な自由にはなれない。こんなの二度とないもんな」
穂乃果が笑って家へと戻って行くのを見届けたオレは、カレーを持ってリビングに戻った。
そうだ、ゲームが途中だったんだ!
オレはカレーを口いっぱいに詰め込んで、もぐもぐと噛んでいる間にコントローラーを持つ。
ゲームをしながらご飯を食べるなんて、お母さんがいたら絶対できないことだ。
だけどいつの間にかゲームに夢中になっていて、カレーは冷めてしまっていた。
それだけじゃない。おいしかったのか、チョコの味がしたのかどうかも、オレは覚えていなかった。
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