2 / 21
第一章 こどものくにへの招待状
2
しおりを挟む
六年二組の教室で、仲のいいメンバーに『こどもだけのくに』って知ってる? って聞いたら、まず実莉衣がはしゃいだ声を上げた。
「知ってる! 『こどものくに』って、職業体験とかができるテーマパークでしょ?」
実莉衣はいつも頭のてっぺんでおだんごにしていて、服もおしゃれで、明るい女の子だ。さっぱりしていて付き合いやすいから、女子にも男子にも人気がある。
「って言っても、どうせ子どもだましだろ? 衣装着て、オモチャでそれっぽいことさせて、親が喜んで写真撮るだけで、小学六年生の俺たちが行って楽しめるような所とも思えないけどな」
ちょっと眉毛を寄せてクールに言ったのは唯人。女子たちは唯人をカッコイイときゃあきゃあ言うけど、本人はそんなのはわずらわしいと思ってるみたいだ。
ただマンガが好きなだけの普通の男子なんだけど、確かに慌てたりすることもあんまりなくて、いつもクールなところはオレもカッコイイと思ってる。
裕太はいつもずり落ちそうになってる眼鏡を押し上げながら、わくわくとした顔で言った。
「確かに本物とは違うだろうけどさ、ニュースで見た限りではけっこうリアルに作ってあったよ。幼児向けじゃなくて、小学生から中学生向けなんだって」
裕太は好奇心おうせいで、気になることは何でも調べる。だからいろんなことを知っていて、勉強もできるし、人がいいからいつもみんなに何かと頼られている。
「あ、私も見た。本当にお料理とか、できるみたいで……、本格的なのが、売りだって、言ってた」
穂乃果も興味があったらしい。話し方は相変わらずぽつぽつとしていたけど、伏せがちなその目はめずらしくきらきらしていた。
穂乃果とオレとは家が隣同士で、幼稚園も一緒だったから小さい頃から知っている。
よくオレの母親に『ほんと~に同い年だとは思えない! しっかりめんどう見てもらいなさい!』って言われるくらい落ち着いてる。だけど、ちょっとおどおどしたところがあって、オレとしては心配なのは穂乃果のほうだと思ってるんだけどな。
前は仲のいい友達もなかなかできなくてオレと一緒に登下校もしてたけど、今はタイプが全然違う実莉衣と何故か仲良くなって、いつも一緒にいる。
実莉衣はいつも楽しそうなことにつっこんでいってしまうから、それを止めてくれる穂乃果がそばにいるのがちょうどいいのかもしれない。
そんな二人とは小学生になってから今年初めて同じクラスになった。
唯人、裕太、それから今トイレに行ってる晴樹は去年も同じクラスで仲がよかったから、いつのまにか自然とこの六人で遊ぶようになったんだ。
チケットがちょうど六枚あって、すごくラッキーだった。
「それがさ、その招待券をもらったと思ったんだけど。よく読んだら、『こどものくに』の中に『こどもだけのくに』っていう――」
オレが話し始めようとしたところに、ちょうど別の声がかかった。
「お? なんだお前らも『こどものくに』に行くのか?」
横から声をかけてきたのは、シュウだ。
「俺もヒロトと一緒に今度の土曜日に行くぜ。お前たちもポストにチラシが入ってたんだろ?」
言いながら、シュウがそのチラシを見せてくれた。
下の方には枠で囲まれたクーポンみたいなものに『こどものくに招待券』と書かれていた。中央にはでかでかと写真があって、テーマパーク内の様子がわかる。
女の子がパティシエの格好でお菓子を作っていたり、パソコンルームみたいなところで男の子がマウスを握っていたり。
そう。それがオレも知ってる『こどものくに』だ。
だけどオレがもらったのは違う。『こどものくに』の中に『こどもだけのくに』を作ったって書いてあったんだ。
とは言っても、もしかしたら『こどものくに』のことをこどもだけのためのくに、っていう意味で書いてただけかもしれない。
キャッチコピーとか?
CMとかポスターとかって、なんかそういう『うまいこという』っていう感じに言葉遊びとかするし。
みんなにも聞いてみたかったけど、シュウに聞かれたら仲間に入れろって言われるのは目に見えている。
だけどオレがもらった招待状に入ってた招待券は六枚しかないから、無理だ。
この話は学校ではできない。みんなには、その日集合した時に話そう。
「まあ、向こうで会ったら昼ごはんくらいは一緒に食べようぜ!」
シュウはおしゃれで明るい実莉衣が好きらしく、今日もその目はさりげなくちらっと実莉衣を見ていた。
「オーケーオーケー! お昼はみんなで食べよっ」
オーケーを二回繰り返して言うのがクセの実莉衣が明るく言えば、唯人も軽くうなずく。
「よし、じゃあ整理しよう。おれたちはいつもの六人で駅前の時計台に集合。時間は九時。お昼は現地で食べる予定で、もしも会えたらシュウたちも合流する。それから持ち物は――」
なんでもまとめて話すのが習慣で『じゃあ、整理しよう』が口ぐせな裕太がつらつらと続けていると、教室のドアがガラガラと開いた。
「あ~~、地獄だったああ~」
お腹を押さえるようにしてよろよろと入ってきたのは、晴樹。
「遅いよ。トイレだけで中休み終わっちゃったじゃんか」
「スバルうう、聞いてくれよ。朝冷たい牛乳をきゅきゅきゅっと一気飲みしたもんだからさあ。ずっとお腹がぐるぐるいってて大変だったんだよおお」
「げ! ちょっと、ハルキ! いちいちそんなこと報告しなくていいからっ」
「あー、ごめんごめん、女子がいることうっかりしてたわー」
まったくもう! と口をとがらせた実莉衣に、晴樹は「たはは」と笑った。全然悪いと思ってなさそうだ。
晴樹は明るくていい奴なんだけど、たまに空気が読めないところがある。男子だけでいるときは楽しくていいんだけど、こうして女子には時々ひかれてる、損な奴。
とは言っても、実莉衣も慣れてるからか、本気で怒ってるわけでもなさそうだ。
みんな集まったところで予定を聞いたら、なんとか全員集まれそうだった。
実莉衣はピアノがあったけど他の日にふりかえてくれることになったし、もともと晴樹は裕太と遊ぶことにしてたらしい。
こどもだけのくにっていうからどんなところだろうってワクワクしてたけど、やっぱりみんなが言ってるただの『こどものくに』のことなんだろう。
だって、だれも『こどもだけのくに』だなんて知らないみたいだし。
オレが『こどもだけのくに』って言っても、みんな『こどものくに』だと思って喋ってる。
ってことは、やっぱりただの職業体験かあ。
それでも六人で遊べるのは久しぶりのことだから、土曜日が楽しみだ。
明日は金曜日。
今日のうちにみんな家の人の許可をもらってくることになった。
オレも今日こそはお母さんの許しをもらわないとな。
昨日ケンカしたことも忘れたオレは、帰るなりお母さんに封筒ごと渡して見せた。
最初は「何これ?」って封筒を裏返したりして見てたけど、中をあけたらだんだん眉毛と眉毛の間に皺がよって厳しい顔になって、それからなんだかスマホで調べ始めた。
「行き方とか、入場料とか調べておくから、スバルは今日はもう寝なさい」
そう言うのはいつものこと。
場所をよく知らずに行って迷うのは無駄、クーポンがあるのに知らずに使わないのは無駄。
そう言ってお母さんは何でもすぐにスマホやパソコンで調べる。
それも仕事のクセらしい。
見ているだけで疲れそうで、オレはそんな仕事ならしたくないなっていつも思う。
だけどオレがもらったのは招待状だ。地図も書いてあるし、入場料だってタダのはず。それならお母さんの気が済むまで調べさえすれば、後はオーケーが出るだろう。
そう思って帰ったら、渡してあった招待状が封筒ごとと、それと千円札が二枚、リビングのテーブルの上に置かれていた。
つまりは、オーケーだってことだ。
いつも出掛ける時はお昼ご飯や何かを買うために、おこづかいとして二千円くれるから。
三年生の時に作った貯金箱の中に入れてある千円も念のためあわせて持って行こう。
土曜日が楽しみでしかたない。
そう思っていたけど。
オレはそこから始まった日々が楽しかったかと聞かれたら、言葉に迷うかもしれない。
あの日々は、そんな一言で表せるようなものじゃなかったから。
「知ってる! 『こどものくに』って、職業体験とかができるテーマパークでしょ?」
実莉衣はいつも頭のてっぺんでおだんごにしていて、服もおしゃれで、明るい女の子だ。さっぱりしていて付き合いやすいから、女子にも男子にも人気がある。
「って言っても、どうせ子どもだましだろ? 衣装着て、オモチャでそれっぽいことさせて、親が喜んで写真撮るだけで、小学六年生の俺たちが行って楽しめるような所とも思えないけどな」
ちょっと眉毛を寄せてクールに言ったのは唯人。女子たちは唯人をカッコイイときゃあきゃあ言うけど、本人はそんなのはわずらわしいと思ってるみたいだ。
ただマンガが好きなだけの普通の男子なんだけど、確かに慌てたりすることもあんまりなくて、いつもクールなところはオレもカッコイイと思ってる。
裕太はいつもずり落ちそうになってる眼鏡を押し上げながら、わくわくとした顔で言った。
「確かに本物とは違うだろうけどさ、ニュースで見た限りではけっこうリアルに作ってあったよ。幼児向けじゃなくて、小学生から中学生向けなんだって」
裕太は好奇心おうせいで、気になることは何でも調べる。だからいろんなことを知っていて、勉強もできるし、人がいいからいつもみんなに何かと頼られている。
「あ、私も見た。本当にお料理とか、できるみたいで……、本格的なのが、売りだって、言ってた」
穂乃果も興味があったらしい。話し方は相変わらずぽつぽつとしていたけど、伏せがちなその目はめずらしくきらきらしていた。
穂乃果とオレとは家が隣同士で、幼稚園も一緒だったから小さい頃から知っている。
よくオレの母親に『ほんと~に同い年だとは思えない! しっかりめんどう見てもらいなさい!』って言われるくらい落ち着いてる。だけど、ちょっとおどおどしたところがあって、オレとしては心配なのは穂乃果のほうだと思ってるんだけどな。
前は仲のいい友達もなかなかできなくてオレと一緒に登下校もしてたけど、今はタイプが全然違う実莉衣と何故か仲良くなって、いつも一緒にいる。
実莉衣はいつも楽しそうなことにつっこんでいってしまうから、それを止めてくれる穂乃果がそばにいるのがちょうどいいのかもしれない。
そんな二人とは小学生になってから今年初めて同じクラスになった。
唯人、裕太、それから今トイレに行ってる晴樹は去年も同じクラスで仲がよかったから、いつのまにか自然とこの六人で遊ぶようになったんだ。
チケットがちょうど六枚あって、すごくラッキーだった。
「それがさ、その招待券をもらったと思ったんだけど。よく読んだら、『こどものくに』の中に『こどもだけのくに』っていう――」
オレが話し始めようとしたところに、ちょうど別の声がかかった。
「お? なんだお前らも『こどものくに』に行くのか?」
横から声をかけてきたのは、シュウだ。
「俺もヒロトと一緒に今度の土曜日に行くぜ。お前たちもポストにチラシが入ってたんだろ?」
言いながら、シュウがそのチラシを見せてくれた。
下の方には枠で囲まれたクーポンみたいなものに『こどものくに招待券』と書かれていた。中央にはでかでかと写真があって、テーマパーク内の様子がわかる。
女の子がパティシエの格好でお菓子を作っていたり、パソコンルームみたいなところで男の子がマウスを握っていたり。
そう。それがオレも知ってる『こどものくに』だ。
だけどオレがもらったのは違う。『こどものくに』の中に『こどもだけのくに』を作ったって書いてあったんだ。
とは言っても、もしかしたら『こどものくに』のことをこどもだけのためのくに、っていう意味で書いてただけかもしれない。
キャッチコピーとか?
CMとかポスターとかって、なんかそういう『うまいこという』っていう感じに言葉遊びとかするし。
みんなにも聞いてみたかったけど、シュウに聞かれたら仲間に入れろって言われるのは目に見えている。
だけどオレがもらった招待状に入ってた招待券は六枚しかないから、無理だ。
この話は学校ではできない。みんなには、その日集合した時に話そう。
「まあ、向こうで会ったら昼ごはんくらいは一緒に食べようぜ!」
シュウはおしゃれで明るい実莉衣が好きらしく、今日もその目はさりげなくちらっと実莉衣を見ていた。
「オーケーオーケー! お昼はみんなで食べよっ」
オーケーを二回繰り返して言うのがクセの実莉衣が明るく言えば、唯人も軽くうなずく。
「よし、じゃあ整理しよう。おれたちはいつもの六人で駅前の時計台に集合。時間は九時。お昼は現地で食べる予定で、もしも会えたらシュウたちも合流する。それから持ち物は――」
なんでもまとめて話すのが習慣で『じゃあ、整理しよう』が口ぐせな裕太がつらつらと続けていると、教室のドアがガラガラと開いた。
「あ~~、地獄だったああ~」
お腹を押さえるようにしてよろよろと入ってきたのは、晴樹。
「遅いよ。トイレだけで中休み終わっちゃったじゃんか」
「スバルうう、聞いてくれよ。朝冷たい牛乳をきゅきゅきゅっと一気飲みしたもんだからさあ。ずっとお腹がぐるぐるいってて大変だったんだよおお」
「げ! ちょっと、ハルキ! いちいちそんなこと報告しなくていいからっ」
「あー、ごめんごめん、女子がいることうっかりしてたわー」
まったくもう! と口をとがらせた実莉衣に、晴樹は「たはは」と笑った。全然悪いと思ってなさそうだ。
晴樹は明るくていい奴なんだけど、たまに空気が読めないところがある。男子だけでいるときは楽しくていいんだけど、こうして女子には時々ひかれてる、損な奴。
とは言っても、実莉衣も慣れてるからか、本気で怒ってるわけでもなさそうだ。
みんな集まったところで予定を聞いたら、なんとか全員集まれそうだった。
実莉衣はピアノがあったけど他の日にふりかえてくれることになったし、もともと晴樹は裕太と遊ぶことにしてたらしい。
こどもだけのくにっていうからどんなところだろうってワクワクしてたけど、やっぱりみんなが言ってるただの『こどものくに』のことなんだろう。
だって、だれも『こどもだけのくに』だなんて知らないみたいだし。
オレが『こどもだけのくに』って言っても、みんな『こどものくに』だと思って喋ってる。
ってことは、やっぱりただの職業体験かあ。
それでも六人で遊べるのは久しぶりのことだから、土曜日が楽しみだ。
明日は金曜日。
今日のうちにみんな家の人の許可をもらってくることになった。
オレも今日こそはお母さんの許しをもらわないとな。
昨日ケンカしたことも忘れたオレは、帰るなりお母さんに封筒ごと渡して見せた。
最初は「何これ?」って封筒を裏返したりして見てたけど、中をあけたらだんだん眉毛と眉毛の間に皺がよって厳しい顔になって、それからなんだかスマホで調べ始めた。
「行き方とか、入場料とか調べておくから、スバルは今日はもう寝なさい」
そう言うのはいつものこと。
場所をよく知らずに行って迷うのは無駄、クーポンがあるのに知らずに使わないのは無駄。
そう言ってお母さんは何でもすぐにスマホやパソコンで調べる。
それも仕事のクセらしい。
見ているだけで疲れそうで、オレはそんな仕事ならしたくないなっていつも思う。
だけどオレがもらったのは招待状だ。地図も書いてあるし、入場料だってタダのはず。それならお母さんの気が済むまで調べさえすれば、後はオーケーが出るだろう。
そう思って帰ったら、渡してあった招待状が封筒ごとと、それと千円札が二枚、リビングのテーブルの上に置かれていた。
つまりは、オーケーだってことだ。
いつも出掛ける時はお昼ご飯や何かを買うために、おこづかいとして二千円くれるから。
三年生の時に作った貯金箱の中に入れてある千円も念のためあわせて持って行こう。
土曜日が楽しみでしかたない。
そう思っていたけど。
オレはそこから始まった日々が楽しかったかと聞かれたら、言葉に迷うかもしれない。
あの日々は、そんな一言で表せるようなものじゃなかったから。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる